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2007年3月27日 (火)

朝比奈隆

Asahinaドイツ人指揮者よりドイツ的解釈をする指揮者、と言ってもよい日本指揮者界の重鎮、朝比奈隆。しかし 2001年 12月に惜しくも他界してしまった。私が初めて氏の音楽に接したのは 1970年頃。NHK-FM で聴いたベートーヴェンの交響曲第5番「運命」が最初である。オーケストラは多分 NHK交響楽団だったと思う。ゆったりと堂々たる解釈で演奏された「運命」に少年の私はビックリし、日本人指揮者でこんな解釈を聴かせてくれる人がいるなんて・・・・と、ただただ驚いた記憶がある。以来、朝比奈氏の指揮したものが FM で放送されると必ず聴いていた。学習研究社にベートーヴェン交響曲全集を録音したとの記事が雑誌に載っていたのですが、当時は入手出来ずにいた(後年、CD で入手)。その後、日本ビクターが手兵大阪フィルとのライヴでベートーヴェン交響曲全集を録音し、順次発売してくれたレコードを驚喜して購入したものである 。
朝比奈氏の得意と言えばベートーヴェンもそうであるが、なんと言ってもブルックナー。日本でブルックナーの音楽を広めた指揮者の第一人者であろう。私にとって朝比奈氏のブルックナーの原点は写真のレコード。東京・渋谷の小さな劇場「ジアンジアン」の経営者が自ら楽しむために自費を投じて作られたのがブルックナー交響曲全集。全集としてまとまる前に単発でこの「交響曲第8番」が発売され、私は「ジアンジアン」まで買いに行った。その後、朝比奈氏は第8番を何度も録音していますが、私にはこれを凌ぐ演奏はないと思っている。ブルックナーの交響曲中で最高傑作のこの第8番は名演盤が多く、クナッパーツブッシュ、シューリヒトなどは昔から愛好家が名演として名を挙げますが、ジアンジアン盤の朝比奈氏も負けず劣らずの名演だと思う。生前私はコンサートが終わると必ず楽屋に行ってレコードや CD にサインを頂いており、このジアンジアン盤もご覧の通りジャケットにサインを頂いています(ジャケット下部のマジック書きが氏のサイン)。ちょっとミーハーみたいですが(笑)。

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