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2007年10月31日 (水)

大判撮影 その三

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フィルムホルダーの扱い方ミスでしょうか?光線引きを起こしています。早々失敗をしちゃいました。今回は作品撮りというより、大判の撮影手順に慣れるのが目的だったので救われますが、原因を考えて次回からの撮影では無いようにしないといけないですね。

150mm_03

こちらの写真も同じような現象が起きています。左側という事はホルダーの挿入口側という事ですね。次回はクイックロードの扱いに充分注意が必要。

DATA : タチハラフィルスタンド 45 + SUPER ANGULON 90mm/f8(一枚目) + FUJINON W 150mm/f5.6(二枚目)、Fuji PRO160NC

2007年10月30日 (火)

蕁麻疹

昨日から突然、体中蕁麻疹が出て参っている。ハッキリした原因が分からないのですが、お医者さんで静脈注射をされて、ステロイド系の飲み薬を与えられた。しかし一向に蕁麻疹は引く気配がない。

子供の頃、鯖にあたって蕁麻疹を二度出した事があり、それ以来の蕁麻疹。鯖に関しては未だに食しないようになってしまった。昨日のお医者さんによると、胃腸が弱っていると普段何でもない食事にあたる事もある・・・と、おっしゃっていましたが・・・。いや~・・・、参ってます。

2007年10月29日 (月)

今日の一枚(15)

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昨日は台風一過。すっきりと晴れ上がり、気温もかなり上昇した。この写真は昨日の朝の写真である。ご覧のように空気中のチリや埃が洗い流され、富士山も綺麗に見る事が出来た。

さて、これを写したライカ M8 ですが、もしかしたら距離計の調整に出す必要があるかもしれない。使用したレンズのピントリング無限遠の位置では富士山が若干ずれている。試しに M6 に同じレンズを装着してみると、無限遠でピントがずれる事はない。レンズとの相性があるのかなぁ・・・?

DATA : LEICA M8 + NOKTON 35mm/f1.2 Aspherical、SILKYPIX 3.0

2007年10月28日 (日)

山田洋次の世界 「隠し剣 鬼の爪」

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私が最も尊敬する映画監督が「男はつらいよ」シリーズで有名な山田洋次さんである。山田さんの作品はほとんどすべて観ている。山田さんは最初の作品からジャンルに関係なく、一貫して庶民の生活を描いている。そこに家族愛、兄弟愛、男女の愛とはどういうものか、またそれらを描きながらその時代時代の世相を巧みに風刺した作品・・・、名作を作っているのです。今日はその山田さんの傑作の数々の中から「隠し剣 鬼の爪」を、ストーリーを簡単に追いながら紹介させて頂きます。

2004年製作のこの「隠し剣 鬼の爪」は山田さんには珍しい時代劇で、藤沢周平さんの原作を映画化した時代劇三部作の第2弾である。日本アカデミー賞最優秀賞を総なめにした「たそがれ清兵衛」に続く作品。「たそがれ清兵衛」の真田広之さんに代わって今回の主役には永瀬正敏さん。実直で思いやりのある下級武士を非常に上手く演じている。また、松たか子さんも、けなげに主人に仕える心優しい女中、「きえ」を好演しています。

ストーリーは日本が揺れ動いている幕末の東北地方・海坂藩が舞台。下級武士、片桐宗蔵の家族と、急変する藩の様子を描いた作品である。前述したように主人公の宗蔵に永瀬正敏さん、女中のきえに松たか子さん、山田組の倍賞千恵子さん、吉岡秀隆さんの他に、ベテラン緒形拳さん、小林稔侍さんなど、そうそうたる面々が出演している。

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毎日笑みが絶えない主人公、宗蔵の家も時代の波と共に少しずつ変化が起こり、母(倍賞千恵子さん)が亡くなり、女中のきえも商家に嫁いで行き、宗蔵の家は下僕とばあやの三人となり、寂しい毎日が続くようになる。時代は刻々と動いていく中、或る日宗蔵は偶然きえと出会う。嫁いだ先で幸せな日々を送っているものと思っていた宗蔵だが、やつれて寂しそうなきえに対し、自分が何も出来なかった事を悔やむ。

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その後妹からきえが嫁ぎ先で酷い仕打ちを受けて病に伏せている事を知った宗蔵は、商家に押し入り、病の床に伏せているきえを強引に連れて来てしまう。大騒ぎする商家の母に対し、「役人に届けたければそうせばええ! きえはこの俺が刀さ掛けても守る!」と自分の家に置いて、妹の助けを借りて養生させる。

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宗蔵はきえを商家と正式に離縁させ、自分のところで養生させる。きえも次第に元気を取り戻し、宗蔵宅は再び笑みが聞こえる毎日となる。しかしその間に海坂藩・江戸屋敷で謀反が発覚し、幕府に知られるのを恐れ、関係者を隠密裏に処分するという出来事が起きる。その内の重罪人は切腹を認めず「郷入り」という極刑に処し、国元に護送されて来る。ところが処刑人は脱走してしまった。

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楽しい日々が続く或る日、宗蔵はきえに幸せを掴んでもらいたい為、心を鬼にして実家に帰るよう命令する。
宗蔵「もう、体もすっかり元気になった事だし、そろそろ実家さ帰った方がええ・・・」
きえ「わたし・・・、旦那はんのおそばさえ居てお世話する事は、ちっとも嫌ではあるますねぇ。このままではだめなのでがんすか?」
宗蔵「だめだ!」
きえ「どうしてだめでがんすか?」
宗蔵「おめえにはおめえの人生があるではねえか! 俺の女中で一生終わるなんてとんでもねぇ! 実家さけえれ!」
きえ「・・・旦那はんの・・・お言いつけでがんすか・・・それは・・・?」
宗蔵「んだ・・・、俺の命令だ!」
きえ「・・・分かりました。ご命令だば、仕方ありますねぇ・・・」と、寂しく涙を流すきえ。

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脱走した処刑人の親友であった宗蔵に謀反人を抹殺するよう藩命が下る。果し合いで親友を斬った宗蔵はご家老(緒形拳さん)の元に報告に行くが、罪を減じるよう願いに来た親友の妻を騙して手篭めにした家老を許せず、「隠し剣 鬼の爪」で家老を斬る。緒形拳さんがさすがベテランの味で、憎たらしい事この上ないくらいの家老を演じている。さぁ・・・、この鬼の爪とは・・・なんでしょう? これは是非映画を観て確認して下さい。(笑)

つくづく武士の生活が嫌になった宗蔵は藩を捨て、蝦夷に行く事を決める。そして妹夫婦とも生涯の別れを告げる。当時としては蝦夷(北海道)に行く事は事実上、生涯の別れだったのでしょうね。その蝦夷に向かう前に、実家に帰っているきえを尋ねるのである。そこで宗蔵は初めて本心を吐露する。

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宗蔵「きえは・・・もう・・・、嫁入り先は決まったのか?」
きえ「父親がなんぼか話は持って来ましたども・・・」
宗蔵「んだか・・・、まだ決まってはいねえだか。俺は侍が嫌になったので侍を捨てて、蝦夷の地で商売でも始めようかと思っての・・・」
きえ「せば・・・、もう・・・一生お会い出来ないのでがんすか?」
宗蔵「きえ・・、俺と一緒に行ってはくれねえか? どんだ・・・俺と夫婦なってくれねえが?」
きえ「あたす・・・、そげな事急に訊かれても・・・」
宗蔵「俺はお前を好きだ! 初めて会った時から・・・ずっと好きだ! きえ・・・、お前はどんだ・・・?」
きえ「そげな事・・・、わたす考えた事もありますねぇ・・・」
宗蔵「だば・・・、今考えてくれねえが・・・? ・・・どんだ・・・考えてぐれだか・・・?」
きえ「それは・・・、旦那はんのご命令でがんすか・・・?」
宗蔵「・・・んだ・・・、俺の命令だ!」
はにかみながら・・・、きえ「・・・ご命令だば、仕方ありますねぇ・・・」

2007年10月27日 (土)

Mac OS X Leopard

Leopardavailable_20071026
昨日の午後6時から、Macファン待望の Mac OS X Leopard が発売された。各地でイベントなども開催されたようですが、Windows の新版が出る度のお祭り騒ぎほどではないようですね。私はまだ購入していないのですが、手持ちの MacBook用にいずれは購入する予定です。

しかし現在の Mac OS X 10.4 も非常に安定した OS ですね。或る意味 Windows より安定していると言って良いと思う。1月に MacBook を購入して以来、一度もフリーズした事がない。OS 9 の時はフリーズするのが当たり前、という当時から考えると大変な進歩ですね。Leopard は更に進化しているらしいので、楽しみにしたいと思う。出来れば Leopard を搭載した iMac を購入したいと思っているのですが、予算がなくなっちゃったし・・・。(笑)

2007年10月26日 (金)

NOKTON 35mm/f1.2 ASPH.

Nocton

何度か書いていますが、私は明るい単焦点が大好きです。明るいレンズの良さを知っちゃうとズームレンズの f2.8 でも暗く感じてしまう。もちろんズームレンズの良さ、メリットは知っているつもりですが、どうしても単焦点に拘ってしまうのですね。したがって一眼レフの交換レンズは 35mm/f1.4、50mm/f1.4、85mm/f1.4 と揃えたくなる習性があります。

レンジファインダー用レンズでは f1 というレンズがありますね。明るさの究極と言っても良いレンズだと思う。ライカの Noctilux 50mm/f1 なんてもっとも欲しいレンズですが、とても手が出る価格ではない。で、それに近い明るさのレンズがコシナさんのフォクトレンダーブランドで発売されている。NOKTON 35mm/f1.2 Aspherical がそれで、自分の好きな焦点距離 35mm で f1.2 である。当然私としては欲しがるわけで、大分前に発売された時からそのうち、そのうち・・・と思っていた。

当初はブラックのみの発売であったが、ご存知のように最近クロームのものが限定発売された。たまたま某所に買い物に出掛けた折、偶然そのクロームレンズの展示品と眼が合ってしまった。限定 10本だったか 20本だったか忘れてしまったが、特価との事。一応ブラックタイプの価格を訊いてみたら、限定本数という事でクロームの方が一万円も安いのである。即決でした。(笑)

もう・・・このデザイン、大好きですね。金属鏡胴のローレットの刻みなんか見事な作りである。本家ライカに負けない作りだと思う。M8 に付ければ丁度標準レンズの画角に近くなるし、クロームの M型に付ければ 35mm フルサイズの画角、そして色的にもピッタリと、偉く気に入っている。ただ M8 で使う場合、UV/IR フィルターの調達と 6bit コードの問題があるが、今のところ M8 ではレンズ検出オフで使っている。いずれ 52mm径の UV/IR フィルターを入手(52mmってあるのかな?)しないといけないとは思っていますが・・・。ご参考までに素のままの状態で撮影したものを二枚掲載してみます。

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DATA : LEICA M8 + NOKTON 35mm/f1.2 Aspherical、SILKYPIX 3.0

2007年10月25日 (木)

大判撮影 その二

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初めての大判撮影。これは先週、雨が降ったり止んだりの中で撮影したものです。言わば本格的に撮影した初めてのカットになります。この時は大判初めてのピント合わせに戸惑い、結構時間が掛かってしまった。ようやくこれでいいかな・・・と思ったら雨が降って来る始末。

一度片付けたものの諦め切れずに車で時間を潰し、しばらくして雨が上がった時にもう一度セットしてようやく撮影。二枚撮影したところでまたまた雨が・・・・。結局先週はこれでお終いになった。改めて三日前の月曜日に再挑戦した次第。そちらのフィルムは只今現像に出してあります。

取り敢えず先週の一枚ですが、天候には恵まれなかった中での撮影。発色がイマイチですねぇ・・・。もともと派手な色のない景観なので、まぁ・・・こんなものかな・・・という感じです。曇り空の白い部分が多いので、なにか散漫とした写真になってしまいました。それと厳密に見ると、水平出しに失敗していますね。ごく僅かですが左下がりのようです。お恥ずかしい・・・。一先ず第一テストの結果です。

DATA : タチハラフィルスタンド 45 + Fuji FUJINON W 150mm/f5.6、Fuji PRO160NC

2007年10月24日 (水)

LEICA DMR

Dmr

今秋は各社からデジタル一眼レフの新製品が続いて発売される。フルサイズ撮像素子ではキヤノン、ニコンから新製品が発売される。特にニコンについては同社初のフルサイズという事で、かなり注目されている。私自身も先日 D300 と共にフルサイズの D3 を弄らせてもらっている。やはりさすがニコン・・・・という感じの出来上がりに感じた。同じく D300 も APS-C 撮像素子のフラッグシップだけあって、文句のない出来上がり。敢えて、いや・・・ほんの少しだけ苦言を言わせて頂くと、格子線を表示するための液晶を挟んだファインダースクリーンだけがイマイチである。方眼スクリーンを別途用意して、液晶を挟むのを止めて頂ければもっとクリアなファインダーになったと思う。

ソニー、オリンパスからも新製品が登場しますが、愛用のライカについては・・・、何もありませんね。来年のフォトキナで R10 が発表される事を期待しています。国内各社のデジタル一眼レフは世代を経る毎に性能アップがなされていますが、我が愛機のデジタル一眼レフはライカ DMR である。国産のデジタル一眼レフと比較したら、恐らく二、三世代は前に属するかもしれない。背面の液晶も今時 1.8 インチである。しかしそういう我が道を行くライカに惚れてしまったのだからどうしようもない。

DMR は 1000万画素でサイズは国産に当て嵌めると APS-H(1.37倍)サイズで、コダックの CCD を採用している。国産デジタルがローパスフィルターを必須のものとして使っているにも拘わらず、ライカ DMR は使っていない。これは M8 も同様である。ローパスフィルターはモアレを軽減する代わりにシャープネスを損なう原因になるそうですが、そのせいかどうか分かりませんが、DMR も M8 も画質については文句のない出来だと思っている。一昨日は究極の銀塩、大判の撮影をしましたが、昨日はこの DMR を使ってバラの撮影をして来た。ライカ R9 と DMR、手振れ補正どころかオートフォーカスもないカメラです。でもやはり、手放せないシステムなんですね・・・ライカ R は・・・。

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DATA : LEICA R9 + Apo-Macro-Elmarit-R 100mm/f2.8 + DMR、SILKYPIX 3.0

2007年10月23日 (火)

コダクロームの危機

今日、撮影済みのコダクロームを現像に出そうと某量販店に行ったら、なんとなんと現像先(堀内カラー)の機械故障のため、受付を中止しているとの事。ビックリしました。

12月からコダクロームの現像は米国送りの予定でしたが、場合によっては米国送りが早まる事も予想されるとの返事をもらいました。もし米国送りになると一本アタリの現像料金は幾らになるのでしょうねぇ・・・。まだ冷蔵庫には未使用のフィルムが溜まっているし、参ったなぁ・・・。

大判撮影

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昨日は天気も良かったので、タチハラを持ち出してテスト撮影をしてみました。いろいろとアドバイスを頂いたり、或いは本を読んで独学したりと、事前学習はしていたものの、まったく初めての経験を一人で行うのでそうそうスムーズには行かなかった。当たり前ですね。ピント合わせにはやはり少々時間が掛かりました。

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一応カメラは遠景にピントを大まかに合わせて蛇腹の位置は決定。で、ピントグラスを見ながら先ず遠景を合わせ、次は手前と・・・。冠布を被ってルーペで微妙なピント合わせ。夢中になってやっていたのですが、これで良いだろうと落ち着いてからフィルムホルダーをセットしようとしたら、なんとなんと周りに人だかりが出来ているではありませんか!

いや~・・・恥ずかしかったですねぇ・・・。絵を描きに来た人まで筆を休めて私の方を見入る始末。まぁ、今どきはデジカメでちょこちょこっと写して終わり、という時代に冠布を被って一生懸命ピントを合わせ、単体露出計で露出を測り、シャッターと絞りをセット。更にケーブルレリーズを差し込んでからレリーズ・・・と、こんなに手の掛かる撮影をしているわけですから、一般の人には奇妙に映るのでしょうね。

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昨日最初の一枚はこんな感じで撮影しました。此処で撮影した後は大さん橋へ移動。赤レンガ倉庫付近とランドマークタワーを入れて撮影準備。此処でも外人のご婦人たちに興味深く見られ、私がレリーズする瞬間をデジカメに撮られてしまいました。

その後またまた移動して撮影していたら、今度はご年配の男性から話し掛けられる事に。「凄いカメラですねぇ・・・。高いんじゃないですかぁ・・?」と問い掛けられ、「いえ、最近の一眼レフタイプのデジカメより安いです。」と私。タチハラを外国製と勘違いしたらしく、しばらく立ち話が続いてしまいました。街中で大判撮影はやはり目立ちますね。なんか気恥ずかしい思いをした昨日のテスト撮影でした。

2007年10月22日 (月)

ニッコール AF 50mm/f1.8D

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AF用ニッコールの標準レンズには f1.4 と f1.8 が用意されている。昨日、会社帰りに某量販店に寄ったら、「当店指定、一眼レフ用交換レンズが週末ポイント 5% アップ」との事で、つい・・・、上記ニッコールの標準レンズ f1.8 の方を購入してしまった。事故ですねぇ・・・。(笑)

とは言っても、実は前からこの f1.8 を購入予定でいたのです。私、AF ニッコールの標準レンズは f1.4 より f1.8 の方が好みなのです。と言うのは昔、AF f1.8 が現行の D タイプになる前、S タイプ時代にずっと愛用していたのです。ニッコールの AF 標準レンズは比較撮影したものを見て、f1.4 より f1.8 の方が写りもボケも良いように感じていたわけです。しかしその S タイプも大分前に一度手放しており、今回 D タイプで買い直した次第。そう言えば、キヤノンの EF レンズも私は f1.4 より f1.8 の方が好みでした。

売価一万円台で新品の標準レンズが買えるのですからねぇ・・・。ライカの Summicron はこのレンズより半絞り暗いのに価格は・・・・。(笑) made in china となっていますねぇ・・・。今話題の中国製、大丈夫かなぁ・・・? 取り敢えず現在私が所有する唯一の AF ニッコールレンズとなりました。これで来る D3 用レンズの準備が出来ました。・・・・・あははは・・・、勿論ジョークです。(笑)

最後に苦言。いい加減ジージーと音を立てながら回転するピントリングはもう止めましょう。ニコンは AF-S による単焦点を早急に出すべきである。

2007年10月21日 (日)

JBL

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或る意味、私の憧れのブランドのひとつ、JBL。それほどオーディオに関心のない方でも JBL はご存知なのではないかと思う。最近はカーオーディオの分野にも進出していますし。昔は JBL のスピーカー、イコール ジャズ・・・という方程式があったように、ジャズファンに人気のブランドですね。

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そういえばジャズ喫茶の多くが JBL を使っていましたねぇ・・・。私自身はクラシック音楽を中心に聴いていた時から白いコーンのスピーカーユニットに憧れを持っていて、いつか手に入れてみたいと思っていた。そしてクラシック音楽といえばタンノイですね。これまた私の憧れのブランド。

JBL、タンノイ、いずれも憧れのブランドとして長い間いつか手に入れてみたい・・・と思いながら、未だに自分で購入した事がないというお粗末。ただ JBL だけは LE-8T のユニットを、その昔サンスイ電気が代理店をしていた頃に自社製組格子のエンクロージャーに収めた SP LE-8T を、ジャズ仲間の大先輩から譲り受け、モダンジャズを楽しんで聴いていました。とても 20センチ一発のスピーカーとは思えない音でしたね。

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という事で自分の JBL 体験はそれだけ。タンノイも未だ購入した事がない。長い間、カメラ機材には大枚使って来たのに・・・。いえ、言うなればカメラにお金を使っていたので憧れのスピーカーまで資金が回らなかっただけなのですが・・・。

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まるで怪獣の名前のような「パラゴン」。一度も音を聴いた事がないですねぇ・・・。

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これも有名なスピーカーでしたね、オリンパス。

いつか・・・、いつか・・・、と思って、もう何年になるのだろう・・・。(笑)

2007年10月20日 (土)

黒澤明の世界 「用心棒」

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今やアカデミー監督として有名なクリント・イーストウッドをご存知だと思いますが、彼の出世作として挙げられるのは先ず第一にマカロニウエスタン(もう死語ですね)の「荒野の用心棒」だと思います。マカロニウエスタンをご存じない方の為に説明致しますと、西部劇映画は言うまでもなくアメリカで作られた映画であるわけですが、なんとその西部劇をイタリア映画が作って一時ブームになった事があるのです。イタリア製西部劇をマカロニウエスタンと日本では名付けられ、クリント・イーストウッドはこのマカロニウエスタンで大ブレークしたアメリカの俳優であったわけです。

さて、そのマカロニウエスタン「荒野の用心棒」は日本の名匠、黒澤明監督の「用心棒」をそっくりパクッた映画であることは私が今更言うまでもなく有名な話しですね。本家「用心棒」は 1961年製作で、黒澤作品の娯楽作として筆頭に挙げられる傑作映画だと思う。出演は三船敏郎、東野英治郎、山田五十鈴、仲代達矢、加東大介と、日本映画を代表する方たちによる時代劇としての大傑作。

たまたま通りすがりに入った宿場には二組のやくざ連中が派を競っていた。三船さん扮する浪人がこのやくざをけしかけて喧嘩させ、双方とも潰してしまおうと画策するわけですが、ストーリーがなかなか良く考えられている。

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このシーンはこの映画の中でも大変印象深い名セリフが聞けるところ。ジェリー藤尾さんら、宿場のやくざが三船さんを取り囲んで脅すと、三船浪人が「斬られりゃ痛ぇぞ! まったく馬鹿に付ける薬はねえな!」と捨てぜりふを言った途端、居合い切りで数人のやくざを切ってしまいます。左腕を切り落とされたジェリー藤尾さんが「痛ぇよ~! 痛ぇよ~!」とのた打ち回るシーンは本来なら残酷なシーンなんですが、何故か滑稽に見えてしまうんですよね。「斬られりゃ痛ぇぞ!」と言われた直後だけに可笑しいので、黒澤演出の上手さだと思う。

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「七人の侍」では農民を守る侍たちのリーダー、志村喬さんの右腕役を好演していた加東大介さん(左)がここでは少し頭の足りないやくざを演じていて、これがまた上手い演技なんですね。また、その「七人の侍」で重厚な演技を見せていた志村喬さん、「用心棒」では好色な商人の役で登場するのですが、皆さんキャラクターを上手く使い分けるものと感心してしまいます。さすが黒澤演出と、改めて感心してしまう。

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黒澤作品は良くこういったロングショットのカメラワークが見られる。シネマスコープの画角を考えたアングルだと思う。山田洋次監督の話題作、「武士の一分」での果し合いシーンが、この「用心棒」の影響を受けている事が分かってしまいますね。さて、ここからいよいよクライマックス。「天国と地獄」で警部役を好演した仲代達矢さんらのやくざ連中との果し合い。

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仲代達矢さんの扮装が興味深い。首にはなんとマフラーが巻かれている。そして時代考証では有り得ないはずの連発銃を持っているのです。完全に西部劇の真似ですね。こういうところは黒澤監督、娯楽映画に徹したのでしょうね。しかしお陰で仲代達矢さんが初登場するシーンではとても印象が強く残るのである。

映画では大事な音楽も、佐藤勝さんが書いたスコアが映画にとてもマッチしており、ラストシーンで三船浪人が世話になった「めし屋」の親爺(東野英治郎さん)に、「これでこの宿場も静かになるだろう。」と言ってパッと背中を見せて、「あばよ!」と言いながら立ち去って行くところで流れてくるテーマ音楽が画面にマッチしていて、とても印象強く映画が終わる。全盛期の黒澤明監督の娯楽傑作映画である。

尚、この三船浪人のキャラクターは「椿三十郎」へと引き続き、「用心棒」の続編的意味合いで作られている。「用心棒」の中で名前を訊かれると、目の前に広がる桑畑を見て、「名前は・・・桑畑三十郎。まもなく四十郎だがな・・・」というシーンは笑えます。

※ 各写真は、最近ハイビジョン放送されたもので、拙宅のスクリーンをデジカメで撮影したものです。

2007年10月19日 (金)

ゲートウェイ GT5218j 修理顛末記

Gt5218j9月29日にゲートウェイ派遣の宅配業者が修理の為引き取って行った GT5218j ですが、昨日拙宅に帰って来ました。引き取り日から数えて 19日間掛かりました。長いですねぇ・・・。

不具合については以前に書いておりますが、使用中冷却ファンが急に高速回転したかと思うと windows が落ちてしまう事が度々起こるようになった。引き取り修理の為拙宅からパソコンを持って行ったのはいいけれど、一週間経っても音沙汰なし。

で、こちらから電話を入れたところ、工場で検証した結果申し出の不具合を確認したので、マザーボードの交換になるとの事。しかしその交換がいつ終わるのか分からないという信じられない返事。こういうメーカーは何言っても無駄と思い、その場は諦めてしまった。

もう一週間待ってみたものの、やはり音沙汰なし。今一度電話を入れてその後の状況を確認したら、工場が休みなので(土曜日でした)分からないとの返事。さすがの私も少々むかっ腹を立て、「私も実は販売会社に勤めている。お客様から修理の為に預かったものを何の連絡もしない事は有り得ない。預かった時点でおおよその修理完了日をお客様へお伝えするし、もし交換部品等に在庫がない場合は、入荷日を確認してから改めてお客様にご連絡するのが当たり前。しかし御社は商品を持って行ったまま二週間もの間、何の連絡もユーザーにしないという事はどういう事なんですか?」 と、少し語気を荒げて言ったところ、お待ち下さいと言われて少々待たされた後、「確認しました。お客様のマザーボードは確保出来ておりました。月曜日に交換の予定です。」との事。

それなら月曜日にそちらからご連絡を頂きたいとお願いしてその場は電話を切りました。そして月曜日夜、ゲートウェイから電話があり、「マザーボードの交換が完了しました。明日、不具合の再発生がないか検証し、異常がなければ翌日にも発送致します。」という事で、ようやく・・・拙宅に戻ってまいりました。疲れましたねぇ・・・。(笑)

昨日、帰宅後セットアップし、三時間以上経っても不具合は出ておりません。しばらく様子見ですが、多分大丈夫なのではないかと思います。今回修理完了して戻って来てから、先ず最初に気が付いたのは電源ボタン。購入当初から何故かこのパソコンは電源ボタンを一回押しただけでは起動しないのです。一度押すと電源ランプは点灯するものの、直ぐ消えてしまいます。で、もう一度押し直すと起動し始めます。おかしいですよねぇ・・・。この事を不具合が出てからサポートに電話した時に尋ねたところ、マザーボードの仕様だとの事。販売店にも発売後、掲示させて頂いたとの事。しかし今回、マザーボード交換されたものはこんな不思議な現象はなく、電源ボタン一回押しできちんと起動致します。

まぁ、これが普通だと思いますので、やはり不具合が出たマザーボードは何処かがおかしかったのでしょう。昔、ゲートウェイ 2000 と名乗っていた頃はサポートも良かったと聞いておりますが、今のゲートウェイは以前とは違う団体なのでしょうか。とにかくサポート体制は最悪だと思います。今後、ゲートウェイ社のサポート体制には早急な改善を望みたいです。いずれにしても、もうメーカー製の Win パソコンを購入する事はないでしょう。ノートは別ですが・・・。

2007年10月18日 (木)

Summicron-M 35mm/f2

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M8 に装着してあるレンズは球面最終の Summicron-M 35mm/f2 です。レンズに付けてある UV/IR フィルターを横から見るとこんな色になります。この後、ご存知のように非球面化された現行のタイプになる。実はこのレンズ、自身通算二本目の購入でした。今現在二本持っているという事ではなく、その昔初めてライカ M6(Leitz 初期型)を購入した時、同時に購入したのがこのレンズ。しかしその後、わけあってボディと一緒に手放してしまった。しかし四年半ほど前、新同品が驚くような格安で出ていたのを見つけ、再度購入した次第。

Summicron-M 35mm/f2 というとなんと言っても初代 8枚玉が人気ですが、私にとっては中古相場があまりにも高価でとても手が出ない。8枚玉の当たりレンズで写されたモノクロ写真を見た時は武者震いするほどの印象が残っている。Summicron-M 35mm/f2 については未だ私は球面 7枚玉しか使ったことがない。しかし写りには全く不満はなく、現行の非球面タイプの新同品に店頭で三回ほどぶつかっているが、7枚玉になんら不満がないので非球面には手を出していない。まぁ、実情は入手する資金がなかっただけなのですが・・・。(笑)

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この写真は昨年末 M8 を入手した際、最初のテスト撮影時のもの。当然 6bit コーディングなどは勿論、UV/IR フィルターもない状態での撮影。広角レンズを使用した際のマゼンタ被りがいろいろと指摘されていた頃である。しかし抜けの良い描写だと思うのですが、如何でしょうか?

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陰と陽。こういうシーンを見ると撮影したくなっちゃいます。

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何度か書いていますが、路地裏のゴチャゴチャしたところについカメラを向けてしまう癖があるので、こういう写真を随分と写していますねぇ・・・。いずれにしてもデジタルで撮っても不満のない写りをみせてくれる Summicron-M 35mm/f2(球面最終)だと思う。

DATA : LEICA M8 + Summicron-M 35mm/f2 (type III)、SILKYPIX 3.0

2007年10月17日 (水)

SUPER ANGULON 90mm/f8

Angulon

独シュナイダー社のスーパーアングロン 90mm/f8 です。実はこのレンズは私のものではなく、写友ボン村上さんのご好意でお借りしているのです。昨日、先週購入したタチハラフィルスタンド45 の初撮りをするべく出掛けてみたのですが・・・。

横浜みなとみらい 21地区のランドマークタワーを撮影する事でカメラをセット。ところがピント合わせをしていたら雨が降ってくる始末。慌てて冠布を被せてから屋根のある所へ移動し、カメラバッグに片付けて車へ。しばらく様子見すると雨が上がったので再度カメラをセット。雲行きは相変わらず良くないので急ぎながら先ずフジノン 150mm/f5.6 で一枚撮影。アオリはチルトとライズでパンフォーカス狙い。現像はこれからですが、果たして思い通り撮れているかは神のみぞ知る・・・という事であります。(笑)

で、フジノンで撮影後、今度はスーパーアングロンを使ってみようと思いフジノンをタチハラから外そうとしたところでまた雨が・・・。お借りしている大事なレンズなのでカメラバッグから出す事無く今日は終ってしまった。あぁ~残念・・・。

スーパーアングロン、前玉を見るだけで如何にも写りそうなレンズですねぇ・・・。結局昨日は使う事が出来ませんでしたが、楽しみがもう一週延びたという事で諦める事に。来週はこの広角レンズを生かした被写体を考えて使ってみたいと思う。

2007年10月16日 (火)

LEICA M8

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昨日はタチハラフィルスタンド45 のテスト撮影をする予定でしたが、朝からイマイチ天候がパッとしなかったので中止し、自宅から二駅分歩いて久々にライカ M8 で撮影しながら近くの量販店に小物の買い物に出掛けた。M8 も今月から値上げがあったそうで、その量販店で販売価格を確認したら確かに値上げされている。こんなに上げて、果たしてどのくらい買う人がいるのだろうか・・・と思わず考え込んでしまった。20% ほどの値上げになっている。

ユーロ高の影響でヨーロッパ製品の販売価格がこの二、三年でかなり高騰しており、ライカやハッセル好きのユーザーにとっては新品に手が出せないような価格になっている。いや、もしかして手が出せないのは自分だけなのかもしれませんが・・・。(笑)

さて、昨日 M8 に装着したレンズは Summicron-M 35mm/f2(type III) で、球面 7枚玉のタイプ。このレンズの後が非球面を採用した現行品。何度かお手頃価格の中古品に出会ったものの、未だに球面 7枚玉を愛用している。自分が初めて M 型ライカを入手した時、同時に購入したのがこのレンズ(正確には二度目の入手)。ライカジャパンで正規 6bit 改造をしている。

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DATA : LEICA M8 + Summicron-M 35mm/f2 (type III) 6bit、UV/IR filter

2007年10月15日 (月)

PENTAX FA 50mm/f1.4

Fa50mm_01

国産一眼レフ用標準レンズの中で、今迄自分が使ってみて一番良い印象が残っているのが PENTAX SMC A 50mm/f1.4 という、LX を所有していた時に使っていたマニュアルフォーカス用レンズでした。で、いつだったか・・・、光学系は同じ FA 50mm/f1.4 の中古が偉く安い値段で店頭に並んでいるのを見て、上記ボディと合わせて衝動買い。(笑)

レンズとボディで二万円少々。銀塩はホント人気がなくなっているのですねぇ・・・。これでレンズ、ボディ双方とも半年間の保証付きですから、う~ん・・・と唸ってしまいます。ただ、ハッキリ言って私はペンタックスの AF ボディについては大きな不満がありまして、Limited レンズを使ってみたくて量販店店頭で何度もデジ一眼 K10D を操作しましたが、やはりペンタックス AF ボディには気持ちが萎えてしまうのです。

ペンタックス使いのユーザーさんがこのブログをお読みになって不快なご気分をさせてしまうのは申し訳ありませんので詳しい事を書くのは控えますが、一万円なら文句も言えまい・・・と思い、上記 MZ-3 をレンズと一緒に購入した次第。しかしこのボディ、何処にピントが来ているか分からないオートフォーカスには驚かされます。この当時のペンタックスさんの AF 技術ではここまでだったのかもしれません。しかしピントをマニュアルで使う分にはスクリーンが結構良いので、案外ピン山は掴みやすいです。レンズのデザインも自分の好みには合っていませんが、描写を重視して我慢する事に。少々評価が手厳しかったでしょうか・・・。

Fa50mm_02

Fa50mm_03

しかしこの組み合わせは軽いですねぇ・・・。実用で使うのに最適な組み合わせだと感じています。それでいてレンズも高性能だし・・・。

DATA : PENTAX MZ-3 + FA 50mm/f1.4、Kodak T-MAX400

2007年10月14日 (日)

今日のCD (2)

Munch

ブラームス/交響曲第1番 ハ短調

シャルル・ミュンシュ指揮  パリ管弦楽団 (1968年録音)
東芝EMI  TOCE59012

典型的ドイツ音楽とも言えるブラームスのシンフォニーを、フランスの指揮者とオーケストラによって録音された CD。フランス人指揮者といってもミュンシュはドイツ系フランス人で、ドイツの血が流れているのでドイツ音楽と無縁の人ではない。パリ管弦楽団の前身はパリ音楽院管弦楽団で、レコード録音も多いオーケストラである。

私はブラームスの交響曲第1番が昔から好きで、FM 放送を良く聴いていた十代の頃は指揮者が誰であろうとブラ1が放送されると必ず聴いていた時期があった。発売されているレコード録音で一番好きな演奏はなんと言ってもフルトヴェングラーとベルリン・フィルによる 1952年、ベルリンのティタニア・パラストで演奏された時のライヴ録音(独グラモフォン)。これは超絶的名演だと思う。録音も 1952年のライヴとしては聴きやすい音で収録されているので、何ら不足は無い。ライヴで燃えるフルトヴェングラーならではの迫真的演奏で、私の好みとしてのベスト1である。

さて、このミュンシュ盤。長らくボストン交響楽団の常任指揮者を務めた後引退し、1967年にパリ管弦楽団が創設された時に音楽監督を引き受け、英EMI に録音されたのがこのブラームス。ボストン時代のミュンシュ指揮によるドイツ音楽はわりとテンポを速めに取った演奏が多かった。しかしこのパリ管を指揮したブラームスはゆったりとしたテンポで始まる第一楽章からも窺えるように、所謂正統的ドイツ音楽という感じを与える演奏となっている。ところどころパリ管らしい華やかな管楽器の音色が聴こえたり致しますが、堂々たるブラームスが聴ける。

わりと淡々と音楽は進んで行きますが、クライマックスは終楽章に来る。極めてゆったりとした序奏部に始まり、ベートーヴェンの第九の主題に良く似ていると言われる第一主題も淡々と流れる。昔レコードで初めてこの辺りまで聴いて来た時、「あれ? ミュンシュってこんなに冷静というかクールな指揮をする人ではなかったのになぁ・・・」と思ったものです。しかし・・・しかしですねぇ・・・、ミュンシュの本領はこれからなのです。

終楽章は展開部が省かれたシンプルなソナタ形式ですが、ミュンシュの指揮は提示部の後半から徐々に・・・徐々に・・・熱が上がって来ます。展開部が省かれたとは言っても再現部で展開部に相当する主題展開が行われるこのブラ1ですが、ミュンシュの指揮も次第にテンポが速くなり、熱を帯びて来る。そして度肝を抜かれるコーダへと突入する。ここでミュンシュは畳み掛けるようなテンポを取り、これでもか! というくらいオーケストラを鳴らし、ティンパニの強打と共に壮大なクライマックスを作ってこの有名なシンフォニーは終る。

ブラ1はレコードでも数々の名演が残されていますが、このミュンシュ盤は異色の名演と言って良いのではないでしょうか。私はこの他に意外と思われるかもしれませんが、カラヤンとベルリン・フィルによるレコードも好きなんです。取り敢えず、今日はミュンシュ盤の紹介。

2007年10月13日 (土)

北海道旅日記 (番外)

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先日購入した iPod touch に転送されていた写真を見ていたら、北海道で撮影したものがかなりの枚数あり、ついつい見てしまった。で、今日のブログは北海道旅日記の番外編という事で写真数枚を。この写真は初日、羽田の待合室から撮ったもの。AIR DO のテイクオフ。多分、旭川行きではないかと。私は手前のジャンボで新千歳へ。

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美瑛から富良野に向かう途中で撮影したもの。なんか傑作映画「スウィングガールズ」の一場面を彷彿とさせる。如何にもローカル線らしさを感じますね。

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初日の宿が在る阿寒湖畔に向かう途中のエリアで撮影。「帯広」かぁ・・・なんて考えながらシャッターを押しました。

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摩周湖から知床へ向かう途中の「リリーパーク」での撮影。肝心の「ゆり」の花は綺麗なものが少なかった。それでも雨上がりの園内をぶらぶらと。

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オシンコシンの滝へ向かう途中、車窓から見る羅臼岳。北海道の大地を走行してみると、とにかく信号が無い! 見通しは何処も良いし、道路は直線が多いし、今更言うまでもなく北海道は雄大。この一言に尽きる。

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オシンコシンの滝。G7 による手持ちの撮影。携帯電話で撮影している人が多かったですね。写真左側からオホーツク海に流れている。以前にも書きましたが、初めて見るオホーツクの海に感動してしまった。

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知床五湖でのツァー客行方不明については先の旅日記で書きましたが、一般駐車場はこのような物々しさ。そういえば行方不明の方はどうなったのかなぁ・・・?

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大雪山国立公園、銀河の滝。この時は結構雨が降っていて、傘を差しながらの撮影。この後層雲峡へ上がるも、バケツをひっくり返したような大雨に遭遇。天候は必ずしも恵まれませんでしたが、思い出深い北海道旅行でした。改めて美瑛と富良野を撮影しに行きたいと思ってはいるのですが・・・。

写真はすべてキヤノン PowerShot G7 で撮影。

2007年10月12日 (金)

ニコン D300

D300_01

先日、ニコンから今秋発売予定の D300 の実力を拝見して来た。今回は D3 というニコン初のフルサイズ撮像素子を採用したフラッグシップ機が話題ですが、対する従来からの DX サイズ撮像素子のニューモデル D300 は、DX サイズのフラッグシップ機になるらしい。

最初に D40(600万画素)、D200(1000万画素)、D300(1200万画素)で撮影した同一被写体を A1 サイズにプリントしたものを機種名ブラインドで見せられた。パッと見はなかなか難しかったですが、細かいところの解像度をじっくり見比べたら D40 らしきプリントは見分けられた(答えを聞くまでそれほど自信はなかったですが)。しかし D200 と D300 の違いは難しかった。コントラストの高い方が D300 かと思いきや、それは D200 で撮影したプリントでした。

コントラストは一見高いように見えたものの、実はハイライトが飛んでいるのです。対する D300 で撮影したものは D200 で飛んでいた白い部分に階調が残っているのです。アクティブ D-ライティング機能による白飛び、黒つぶれを補正する機能にまず驚いた。ダイナミックレンジがかなり広くなりますねぇ・・・。余談ですが 600万画素 D40 の実力を再認識した。黙って見せられたら 600万画素のデジタルカメラとは誰も思わないでしょう。A1 サイズのプリントであの高精細。う~ん・・・。

しかし一番驚いたのは 3D-トラッキング。最初に中央の AF ポイントでピントを合わせると、被写体の動きに応じて AF ポイントが追いかけて行くのである。これは戦闘機が標的をロックオンする機能と一緒で、ファインダーを見ていると AF ポイントがあちらこちらと動いて行く。レンズの前にニコンの人が掌を出してくれたのでそこにシャッター半押しでピントを合わせます。掌を上下左右に動かすと面白いように AF ポイントが追いかけて行く。何でも今迄の RGB 情報は F5 以来露出機能に使われていたわけですが、今回からはオートフォーカスにも RGB 情報が使われているとの事で、認識した色情報を追いかけて行くのである。いや~・・・、ビックリです。個人的感想ですが、オートフォーカス技術もいよいよニコンはキヤノンを超えたのかもしれない。F4 時代の技術とは月とスッポン。参りました。

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背面の液晶も大きくなっただけではなく、視野角も広いし精細度も更にアップしている。D300 で撮影したものも結構見せてもらいましたが、35ミリフィルムを超えたかもしれない。それほどの画質を持っているカメラだと感嘆しました。

そしてフルサイズの D3 も凄いカメラですねぇ・・・。予想した通りの出来映えで、相当な台数売れるのではないかと思います。今回一緒に発売される AF-S 14-24mm/f2.8G ED も驚嘆すべき性能。某プロによると、このレンズの 14mm による描写は、キヤノンの EF 14mm/f2.8L II 単焦点レンズを超える性能との事。この 14-24mm/f2.8G による写真も見せて頂きましたが、周辺がほとんど流れないですねぇ・・・。ズームレンズ嫌いの私も、さすがに脱帽もの。ニコンの実力を再認識する羽目になった。D3 と D300、両方購入する人っていらっしゃるのでしょうかねぇ・・・?

2007年10月11日 (木)

タチハラフィルスタンド45

Tachihara_02

昨晩、フィルムを一本現像したのですが、液温を測ってみたらジャスト 20℃ でした。今の時期がフィルム現像には一番いい季節かもしれませんね。暑くても寒くても液温管理に手間が掛かりますので。

さて、昨日の写真、タチハラフィルスタンド45 でした。レンズを装着した状態が上の写真です。タチハラの新品(思ったより安価)と Wista SP の程度の良い中古とどちらにするか迷い、結局暗箱の重量と代金、双方とも軽い方を選びました。(笑) しかしこれのためにまたまた処分した機材が出てしまったのですが・・・。

先々週、某量販店でタチハラを見せて頂いた時には金属部分がクロームメッキのものしか在庫がなかったのですが、今回行ってみたらゴールドメッキのものが入荷しており、結局それを選びました。当初、自分には金ピカは似合わないと思っていたのですが、自宅でレンズを付けてみたらデザイン的にいいじゃないかと感心してしまいました。赤茶色のローズウッドとゴールドメッキ、そして黒蛇腹のコントラストとデザインがすっかり気に入ってしまい、使わない時もガラスケースにでも入れて観賞用として部屋に飾っておきたい気分になった。

来週の休み、雨さえ降らなかったらテスト撮影をしてみようと思っている。それまでは自宅でアオリの勉強をしなければいけません。今回フィルムの装填を簡単にしたいため富士のクイックロード フィルムホルダー II というのを合わせて購入しましたが、分かっていたもののフィルム代が高いですねぇ・・・。これは一枚一枚、気合を入れて撮影せねば・・・と感じ入った次第。

タチハラを購入した後、某所で今秋発売予定のニコン D3 と D300 を弄って来ましたが、驚嘆する出来映えに驚きを禁じ得なかった。その話は明日にでも・・・。

2007年10月10日 (水)

とうとう・・・

Tachihara

とうとう逝ってしまいました。モノが何か、見る方が見れば分かりますね。昨日、このセットを購入後、デジタルの進化を目の当たりにして来ました。過去へ、過去へと戻っているような気がする最近の自分です。(笑)

2007年10月 9日 (火)

彼岸花、モノクロで・・・

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昨日、「モノクロ写真の D.P.E」なんて雑誌を紹介したついでに、真っ赤な彼岸花をモノクロで撮影したものを今日は二枚載せてみます。現在でこそ花の写真をカラーで撮るのが当たり前ですが、まだまだ写真はモノクロームだった時代は花もモノクロームで撮っていたわけですね。その頃の花の写真って、見る側がいろいろと想像して見ていた事になります。カラーだと見たものずばりで、想像という部分ではモノクロに比べると欠落しているのではないかと思う次第です。

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どぎついくらい真っ赤な彼岸花も、モノクロで見ると随分印象が変わって来ますね。写真の巧拙は別として・・・。(笑)

撮影地・・・埼玉県日高市巾着田

DATA : HASSELBLAD 503CW + Sonnar T* CF 180mm/f4、Fuji PRESTO 400

2007年10月 8日 (月)

最近買った雑誌

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比較的最近購入した雑誌二冊。方やカメラ雑誌、一方はオーディオ雑誌。全然関係ないように見えますが、どちらも言わば「アナログ」好きの方への雑誌と言えましょう。「モノクロ写真の D.P.E」はタイトル通りモノクロ写真を特集したムック本。

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フィルム現像処理の仕方から引き伸ばし、更にはフィルムのスキャニングによるデジタル化、プリントといった内容で、作例写真もなかなか素晴らしい作品が掲載されている。

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こちらは「モノクロ写真の D.P.E」を開いたのではなく、「analog」の方の雑誌です。基本的にはアナログ・ディスクを楽しんでいるファンの為の雑誌ですが、アナログ・・・銀塩を楽しんでいるカメラファンの為にこういった特集も載せられているのです。

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しかしそこはアナログ・ディスクファンの為の雑誌、知る人ぞ知る・・・寺島靖国さんのジャズレコード紹介のページなども・・・。今回は 10インチ盤で赤いジャケット写真の特集。内容は相変わらず・・・という感じでしょうか。

しかし「モノクロ写真の D.P.E」みたいな雑誌を読むと、専用の暗室が欲しいなぁ・・・なんて夢のような事を考えてしまいますねぇ・・・。

2007年10月 7日 (日)

iPod touch

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昨日、アップルストアに注文していた iPod touch が届いた。2日にポチッったのですが、6日には到着ですから予想より大幅に早く届いたことになる。なにしろ一般の量販店はもちろん、アップルの直営店すらデモ機が置かれていない状況で、現品を見ずに購入してしまった。(5日からアップル銀座店で販売開始したそうです)

Ipod_01

これが iPod touch の元箱。洒落たデザインの元箱で、実物大の写真が箱表面に浮き出ている。凝った作りで、こういう気の効いたアイデアはアップルならではと思う。

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上蓋を開けると透明フィルムに包まれた iPod touch が出て来る。取り出しやすいようにフィルムを横に出しておくのも心憎い。

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本体は薄いし液晶は大きいし、アップルらしいデザインの良さ・・・、いっぺんに気に入ってしまいました。Wi-Fi 機能を内蔵しているので、無線 LAN でネットサーフィンも出来る。拙宅の無線 LAN にも問題なく接続出来た。

問題は裸のまま使うと指紋がべたべたと付いてなんとも痛ましい姿になってしまうので、ケースか保護シールが必要だ。現状は出荷時に付いているシールを剥がさずにおいてある(上記写真参照)。

早速 MacBook と同期させ、 iTunes から音楽と写真を取り込んだ。ちなみに私が購入したのは 8GB のモデル。8GB 有れば充分と見込んでいるのですが、さてどうでしょう・・・?

※ 一週間前にメーカー送りとなったゲートウェイ GT5218j ですが、音沙汰無しなので昨日電話を入れてみたところ、現在工場に有るとの事。マザーボードの不具合だそうです。修理完了次第送るとの事ですが、いつになるか分からないという返事。やはりサポートがイマイチですねぇ・・・。

2007年10月 6日 (土)

黒澤明の世界 「天国と地獄」

Kurosawa_01_2黒澤明監督、それほど映画を好きでない方もご存知だと思う、日本映画界の巨匠。実は私が初めて黒澤作品を観たのはもう大分前で、二十歳過ぎくらいだったと思う。モノクロの古い作品をリアルタイムで観たわけではなく、東宝が黒澤明監督の作品を集中的にリバイバル上映した時が初めてでした。当時リバイバル上映で観た映画は「七人の侍」「用心棒」「椿三十郎」「天国と地獄」「赤ひげ」「生きる」の六本だったと思う。

中でも衝撃だったというか、ラストシーンが未だに忘れられない作品として「天国と地獄」を挙げる。自分としては黒澤作品として第一に挙げられる「七人の侍」や、娯楽作品として大傑作の「用心棒」より、「天国と地獄」を黒澤作品一番の傑作として挙げたい。1963年製作、エド・マクベインの小説を映画化したもので、営利誘拐を扱ったストーリー。この映画を真似た誘拐事件が実際に起こり、以後営利誘拐は重罪として刑法が改正されたくらい影響の大きかった映画なのです。

とにかく全編緊張しっぱなしで眼が離せない映画であり、全盛期の黒澤明監督が如何に優れた映画監督であったかを如実に知る事になる。「用心棒」で非道な殺し屋役を演じていた仲代達矢さんが捜査本部の総指揮を執る警部役で好演しています。誘拐の標的にされ、会社トップを狙って画策している重役の権藤を演じているのが黒澤作品には欠かせない三船敏郎さんが演じている。子供が誘拐され、身代金を要求されるものの、犯人が誤って権藤の子供ではなく、権藤のお抱え運転手の子供を誘拐してしまった。しかし容赦なく犯人は身代金を権藤に要求するものの、権藤にとって今持っている大金は社長の椅子を狙って株買占めの為の大金。

運転手の子供の命を取るか、自分が狙っている社長の椅子を取るか・・・。子供は自分の子ではない・・・、だから社長の椅子を・・・、権藤の心の中で葛藤が続く。この辺の心理描写が見ものです。これから観てみようと思われる方の為にこれ以上の詳しいストーリーは言いませんが、ストーリーも面白いし演じている役者さんも素晴らしい人ばかりで、「天国と地獄」は大傑作だと思う。誘拐犯の役を演じているのが現在では貫禄のある俳優さんになっている、山崎努さん。この映画がデビュー作品だと思う。ネットで山崎努さんを検索してみたら、この映画の撮影当時 26歳であった。

この映画、時代的にはカラーで撮られていて不思議ないのですが、モノクロで撮影されています。実はこの映画、「或るワンシーン」だけカラーになるのです。そうか・・・、このシーンの為にモノクロで撮っているのか・・・と、改めて黒澤明監督の天才振りを知る事になる。劇場で観た時はショッキングでした。やられた~・・・と思いましたね。

身代金を犯人側に渡す時のシーンも「おお、なるほど・・・」と感心させられます。犯人がお金を入れるカバンの厚みを限定して来るのですが、これが大きな伏線となっているわけです。当時最速の国鉄「こだま号」が身代金受け渡しに大きな意味を持つのですねぇ。とにかくひとつひとつのカットが皆大きな意味を持っている映画で、カメラワークも素晴らしいです。

さて、ラスト。拘置所で三船敏郎さん演じる権藤と、誘拐犯役の山崎努さんとの面会のシーン。私は山崎努さんの演技にショック(素晴らしいという事)を受け、映画が終ってもしばし席を立てなかった事を今でも覚えている。

先月、この「天国と地獄」と「生きる」がテレビでリメイクされました。TV 版「天国と地獄」では捜査本部の警部役を阿部寛さんが演じていたが、なかなか良かったですね。ただオリジナルの映画版の方があまりにも素晴らし過ぎるので、リメイク版は頑張っていたもののオリジナルと比べると・・・。そうそう、暮れにはこれまたリメイクされた映画版「椿三十郎」が公開されるとの事。主役、椿三十郎には織田裕二さんだそうで・・・。う~ん・・・、ちょっとイメージが違うなぁ・・・。

「天国と地獄」、是非ご覧になって下さい。
素晴らしい映画ですよ~・・・。
ご覧になったら感想を是非聞かせて下さいね。

2007年10月 5日 (金)

ニコン F5

F5_01

誰でも知っているニコン F5 です。今更改めてご紹介するまでもない・・・というか、すでに旧モデルとなってしまったニコン銀塩一眼レフのフラッグシップ。現行は言うまでもなく F6。多分、F6 が F 一桁シリーズ最後のモデルとなるのでしょう。

今迄自分が使って来た一眼レフカメラで一番好きなカメラがこの F5 です。1996年発売時、その高性能ぶりは絶賛されながらもモードラ部分が外せない、重い、という意見も多く、F5 ジュニアと命名された F100 が後に発売されている。しかし両方使ってみれば F5 と F100 には明確な「格の差」が有る事を感じると思う。F5 のグリップは私の掌にピッタリというか実にしっくり来るので、それほど重くは感じないのである。

F5_02

シャッターボタン周り。電源オンにする為には写真左のロックボタンを押しながらレバーを動かす必要が有り、これが不評で後継の F6 は省かれたようです。F4 にもこのロックボタンは有るので、引き継がれたもののユーザーには使い勝手の面で敬遠されたようで。

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モードラ内蔵にも関わらず巻き上げクランク付き。しかし万一バッテリー切れに遭遇しても手巻きでフィルムを巻き上げる事が出来る。ですが私は未だ一度も手動巻上げをした事はないです。(笑)

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背面の AE ロックボタンや AF ボタン、発売当初はもう少し小さかったのですが、初期ロットを購入したユーザーから押しづらいという意見が多く、途中からボタンをひと回り大きくしている。F4 でもそうでしたが、ニコンはユーザーの意見を真摯に聞いて発売してからも使い勝手を良くする為のマイナーチェンジをまめに行うメーカーで、そういうところはキヤノンとは姿勢が違うように感じている。また発売当初はバッテリーの持ちが悪く不評であったが、それも後に改良されている。

初めて F5 を手にした時、シャッターの切れの良さに驚愕した。D2H を入手するまでは F5 で旅客機撮影をしていたが、長らく F5 を超えるカメラが出てくるのかなぁ・・・と考えていた。しかし D2H を使うようになってから初めて F5 を超えたのではないか・・・と感じた。そして F6 を使った時、そのファインダーの優秀さに驚愕し、全世界の一眼レフカメラの中で最高のファインダーではないかと大袈裟ではなく感じてしまった。改めてニコンのカメラ作りの凄さを感じている。今秋発売が予定されている D3 は、またこれらを超えるカメラとして我々の前に登場するのではないかと思っている。恐るべしニコン。

でも私は F5 が好きだぁ~・・・(笑)

2007年10月 4日 (木)

今日の CD

Schuricht

ハイドン/交響曲第104番、シューマン/交響曲第2番
フランス国立放送管弦楽団(1955年、パリでのライヴ)
シューベルト/交響曲第8番「未完成」、シューマン/交響曲第2番、「マンフレッド」序曲
カール・シューリヒト指揮 北ドイツ放送交響楽団(1954年、57年、ハンブルグでのライヴと放送録音)

伊MEMORIES REVERENCE MR2020/21 (2CD) 輸入盤

カール・シューリヒトという指揮者をご存知でしょうか? 1960年代に逝去されているので、クラシック音楽ファンでも案外知らない方がいらっしゃるのではないでしょうか。勿論私もリアルタイムで活動を知ってたわけではなく、レコードで知った指揮者である。往年のドイツ出身の指揮者というと、大体がゆったりとしたテンポでじっくりと音楽を進めて行くタイプが多い中、シューリヒトはわりとあっさりしたテンポを取る事が多い。しかしその中に味わい深いものがあるのです。

二枚組みの CD ですが、いずれも 1950年代のライヴ録音。ここ数年、往年の名指揮者、名ソリストの著作権切れによるライヴ録音 CD が数多く発売されている。嘗て海賊盤まがいのライヴ盤が数多く発売されていたフルトヴェングラーも、最近は正規ルートによる CD が次々と発売され、ファンとしては嬉しい限りである。音質も嘗ての海賊盤より良い事が多い(当然)。

さて、この CD は北ドイツ放送交響楽団とフランス国立放送管弦楽団を指揮した二つのコンサートと放送録音が収められている。興味深いのは比較的地味なシューマンの交響曲第2番が両方のコンサートで演奏されている事である。レコードでもシューリヒトはパリ音楽院管弦楽団を指揮して英デッカに録音しているので、シューリヒト自身が好きな曲なのかもしれない。シューベルトの「未完成」もレコードではウィーン・フィルを指揮したものが同じく英デッカに残されているが、淡々としたテンポで濃厚という言葉とは正反対の演奏ですが、前述したように何故か味わい深いのですねぇ・・・。万人に薦められる CD ではないですが、シューリヒトファンの方には是非に・・・。

2007年10月 3日 (水)

Elmarit-R 28mm/f2.8(type I) その三

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8月にライカ銀座店でオーバーホールした Elmarit-R 28mm/f2.8(type I) をまだ使っていなかったので、昨日雨が上がってから久しぶりに持ち出してみた。このレンズは所有しているライカ R レンズの中でも特に気に入っているレンズで、ライカ一眼レフに本格的に手を出すきっかけを作ったレンズなのです。

後に、より高性能の type II が出てはいるのですが、未だ私は type I を愛用している。数年前に銀座の某ショップで委託品を購入したものの、当時黴が発生仕掛かっているのに気が付かずに購入したのかなぁ・・・? 同じ場所に保管している他の R レンズはどれも異常ないのですねぇ・・・。しかしオーバーホールで綺麗になったので、また続けて愛用出来るのは嬉しい。

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このステッキを悪戯で時々折るバカ者がいるそうで、その度に補修しているらしい。困ったものだ・・・。

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写真を撮る際、電線を嫌がる人がいらっしゃるそうですが、逆に私は電線を絡めて撮るのが好きだ。

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昨日は雨上がりのせいか厚い雲が流れた後、綺麗な青空が見えた。

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しかしまぁ・・・、ライカの一眼レフなんてニコン、キヤノンの一眼レフに比べたら数世代くらい前のシステムと言って、当たらずとも遠からずだと思う。手振れ補正なんていうハイテクもなければ、ピントもマニュアルフォーカスと来ている。でも惚れた弱み・・・。ですがカメラ、レンズの質感は国産では味わえない感動があるのです。う~ん・・・、負け惜しみかなぁ・・・。(笑)

DATA : LEICA R9 + Elmarit-R 28mm/f2.8(type I) + DMR

2007年10月 2日 (火)

今日の一枚(14)

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東京には空が無い・・・と、智惠子は言ったそうですが、東京の空が汚れ始めたのはいつ頃からなのでしょうね・・・。拙宅(横浜)から羽田空港方面に向かう際、首都高湾岸線を走っていると川崎から先の空がスモッグで汚れているのがハッキリ分かる。抜けるような青空は滅多に見られない。

こういう空にしたのは我々人間なんですが、地球温暖化を始め、地球環境はあらゆる面に変化を来たしている。台風の発生が多くなっているのは南の海の水温が上がっているからだそうですが、数百年後の地球はいったいどうなっているのでしょうねぇ・・・? 今日は珍しく真面目な事を書いておりますが(笑)、汚れた東京上空の空を見ると考えてしまいますねぇ・・・。

DATA : LEICA M8 + Summicron-M 28mm/f2 ASPH.  UV/IR filter  SILKYPIX 3.0

2007年10月 1日 (月)

Planar T* 50mm/f1.4

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ヤシコンの標準レンズ Planar T* 50mm/f1.4 です。このレンズの評価ほど人によってまちまちなのはコンタックスのレンズの中では珍しいのではないかと思う。絶賛する人もあれば、ボケ玉と評価を下す人も居る。私はこの 50mm/f1.4 を実は数本使っていますが、正直個体差によるアタリハズレの差が評価違いのひとつになっているのではないかと思っている。

過去、自分が使ってみたことのある 50mm/f1.4 の中では、ペンタックスの A 50mm/f1.4 が印象に残っています。単純に好きな 50mm/f1.4 は? と問われればライカ R 50mm/f1.4(type I)と答えるでしょう。後継の type II の方が遥かに高性能なんですが、癖のある type I が使っていて面白い。

問題のヤシコン Planar 50mm/f1.4 ですが、決してボケ玉ではないと思う。このレンズについては以前から諸説色々言われて来ていますが、もう・・・あまり気にせずに楽しむ事にしています。

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私はどうも路地裏のゴミゴミしたところを撮影するのが好きなんです。変人かなぁ・・・(笑)

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CONTAX  Planar T* 50mm/f1.4 MMJ、Fuji RVP100

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