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2007年11月18日 (日)

今日のCD (4)

Bud

THE SCENE CHANGES/BUD POWELL

バド・パウエル(p)
ポール・チェンバース(b)
アート・テイラー(ds)
1958年12月29日録音

東芝EMI TOCJ-9004(CD)

モダンジャズのレコードの中でも有名であり名盤でもあるバド・パウエルのブルーノート盤。一曲目の「クレオパトラの夢」があまりにもポピュラーになって、逆にガリガリのお堅いモダンジャズファンから「今更何を・・・」と揶揄されてしまうかもしれませんね。

私がモダンジャズを聴くようになったきっかけを作ったピアニストがこのバド・パウエルなのです。二十数年くらい前になるでしょうか、FM放送を漠然と流していた或る晩、耳に心地よいピアノ音楽が流れて来たのです。当時ほとんどクラシック音楽ばかり聴いていた頃で、なんともリズミカルなピアノ、ベース、ドラムスという小編成で、聴衆の拍手が聞こえて来る音楽に興味を惹かれ、番組の終わりまで真剣に聴いてしまった。放送を聴きながら早速 FM番組誌で流れている音楽を調べたら、「ア・ポートレート・イン・セロニアス」というレコードで、演奏者は「バド・パウエル・トリオ」となっていた。

もう翌日にはレコード店でそのレコードを購入していた。CBSソニーから発売されていたもので、パウエルが晩年にパリのクラブで演奏していたものをライヴ録音したレコードでした。セロニアス・モンクの曲を中心にしたプログラムであったので、上記タイトルが付けられたようである。このレコードは随分と聴き返した。当然パウエルのレコードに興味が行き、ジャズに知識の無い私はスイング・ジャーナル社が発行していたジャズ名盤紹介の雑誌を購入し、それに沿ってパウエルのレコードを買い増しして行った。

しかし名盤紹介の雑誌に掲載されているものは歴史的名盤とも言うべきレコードでしたが、そういったものは案外と自分の耳には合わない演奏で、やはり音楽は自分の耳で確かめないといけないのだと思った。これはクラシック音楽でも一緒で、推薦する批評家と自分とは感受性が違うのだから当たり前の事ですね。

結局パウエルの演奏はテクニックのしっかりしていた頃の演奏より、晩年の演奏の方が私にはしっくり来た。晩年のライヴ録音は実にリラックスして聴ける。ブルーノート盤ではアメイジングシリーズの初期録音がプロの批評家には絶賛されているものの、私には聴いていて面白くないし楽しめない。やはりジャズは聴いていて自然と体がスイングしてしまうような楽しい音楽が好きである。

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コメント

初めて投稿します。カメラの話しは面白いですね。毎日読ませて頂いてます。
パウエルのCD写真横にビル・エヴァンスのCDが並んでますね。私はエヴァンスファンなんです。CDよりアナログディスクで聴くのがやはりジャズを聴いているという気持ちになれます。とは言ってもCDも買っていますが。

ADファンさん、こんばんは。
アナログディスクで聴くジャズはいいですよね。私もジャケット写真を見ながら聴いておりました。しかし最近はついつい CD で聴く事が多いです。
エヴァンスも大好きなピアニストです。若い時は良さが分からなかったのですが、最近は良く聴きます。これからもよろしくお願い致します。

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