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2007年11月30日 (金)

Noctilux-M 50mm/f1

Nocti_2

ライカ M型レンズとして究極の明るさを持つのが Noctilux-M 50mm/f1 だという事はライカファンなら良くご存知。明るいレンズ大好き人間の私としては、欲しいレンズの最右翼に挙げられる。最近、あちらこちらのブログを拝見していると、やたらとこのレンズを使った写真を見る機会が多い。私に対する当て付けか・・・と、思うくらいである。あ、勿論ジョークですが。(笑)

数年前、同じ明るさのキヤノン EF 50mm/f1.0L USM の新同品が、16万円で五、六本並んでいるのを某ショップで見掛け、欲しいなぁ・・・と思いながらも持ち合わせがないので諦めた事がある。また今度見掛けた時にでも・・・と思ったものの、その後見掛ける機会がなかなかなかったのですが昨年また同店で出会いました。しかしそのプライスタグにはビックリ仰天の 45万円というプライスが・・・。何かの間違いか・・・と思ったのですが、その数ヶ月後、別のショップでまたまた数本並んでいたのですが、今度は 46万円のプライス。私が 16万円で見た時にはどうやらディスコンになる前だったらしく、ディスコンになってから一気に中古市場で急騰したようである。

で、今日の Noctilux-M 50mm/f1 ですが、このレンズも昨年くらいまでは中古ショップで時々見掛けており、少し無理すれば手に入れられる価格帯でしたが、私はどちらかというと R 型がメインなので、その価格なら R レンズを買いたい口でいつも見送っていた。しかし昨年末 M8 を入手してからは M型レンズを使う機会が増え、急に Noctilux-M 50mm/f1 が欲しくなったのです。ところが昨今の M型レンズ急騰の煽りを受け、私が手を出せる価格帯とは程遠いものになってしまった。したがって以前 EF 50mm/f1.0L USM を入手し損なった時と同じような地団太を踏んでいる最近の私なのです。あぁ・・・。

2007年11月29日 (木)

今日の一枚(21)

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毎年暮れになると、或いはクリスマスが近づくと・・・と言った方が良いでしょうか、山下達郎さんのクリスマスソングが聞こえてくると、「あぁ・・・、今年も終わりに近づいているんだなぁ・・・」と思ってしまうのですね。年々、一年が早く感じるようになって来ている今日この頃。

街もイルミネーションに飾られて賑やかになって来ました。毎年、そういう街並みを撮ろう・・・撮ろう・・・と思いながら、寒さに負けて夜の撮影が億劫になって結局撮影する事なく年を越してしまうのですね。情けないですねぇ・・・。今年こそは頑張って何処か撮影してみるつもりです。あ・・・、つもりです。(笑)

DATA : LEICA M2 + NOKTON 35mm/f1.2 Aspherical、Kodak PKR

2007年11月28日 (水)

オリンパス E-3

E3

オリンパス E-3 をようやく手にしてみた。E-1 に続くオリンパス・フォーサーズのフラッグシップ機。先ず手にした第一印象が、「う、重い!」でした。装着してあったレンズは今回同時発売で、オリンパスさん初の超音波モーター内蔵レンズ 12-60mm/f2.8-4.0 SWD でした。しかしファインダーに関しては良くぞここまでやってくれました・・・と、拍手を送りたいと思います。E-3 のファインダーならフォーサーズ撮像素子のサイズを考えると充分だと思います。これならマクロレンズを使用する際のピント合わせも大分楽だと思う。

次は苦言。幾らフラッグシップ機とは言ってもボディの大きさは何とかならなかったのでしょうか。キヤノンさんの 40D より重いんですよ。そしてレンズも大きい。これでは小さい撮像素子のメリットは何も生かされていない事になるのでは・・・。私の希望としては E-510 のサイズに E-3 のファインダーが搭載されれば即買いですね。余談ですが E-510 レンズセットの新同品(元箱、付属品完備)が 6万円を切る価格に落ちていました。デジタル製品の価格下落は最近激しいですね。ニコン D200 も新同品は 10万円を切っています。

話しが外れましたが、今度の E-3 はオートフォーカスの進歩が著しいですね。SWD レンズでのオートフォーカスはホント速いです。ようやくオリンパスさんのオートフォーカスもニコンさん、キヤノンさんの域に近づいたのではないでしょうか。動体予測の性能まではチェック出来ませんのでその点については分かりませんが、静止している被写体については文句ないですね。フォーサーズは被写界深度が深いので、マクロレンズ専用機として一台持っていてもいいなぁ・・・と思うのですが、E-3 並みのファインダーを載せたもっと軽く小さいモデルを出してくれるといいのですが、出ますかねぇ・・・?

最後に E-3 とレンズ&アクセサリーのカタログを見ていたら、レンズの焦点距離表記が何と 35mm 判換算が先に表記されているのですね。例えば E-3 に装着されていたレンズを例に挙げると、「24-120mm 相当(35mm 判換算) ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD」となっています。う~ん・・・と思っちゃいますねぇ・・・。それと「24-120mm 相当」という部分は「24-120mm の画角に相当」とすべきではないかと思うのですが、如何なものでしょうか?

2007年11月27日 (火)

今日の一枚(20)

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最後に釣りをしたのはいつだろう・・・。十数年前、静岡県の観光地、伊豆の何処だったかの釣堀で真似事をして以来やっていないと思う。伊豆の釣堀・・・といっても海に作られているので、海釣りをしているような心持になった事を覚えている。

小学生の頃、近所の遊び友達と一緒に当時流行っていた六角竿を持って横浜港へ何度も釣りに行っていた事がある。新山下から渡し舟に乗って赤灯台まで送ってもらい、そこで一日釣りに行事ていた。夕方になると迎えの船が来るので、それに乗ってまた新山下の釣り船屋さんまで帰って来るわけです。上の写真は都内某所の釣堀ですが、此処はいつもそこそこ釣り客で埋まっています。時々やってみようか・・・と思うのですが、未だ一度も此処ではやっていません。

2007年11月26日 (月)

フルサイズは必要か・・・

昨日はニコンさん初のフルサイズ、デジ一眼 D3 の事を書かせて頂きました。撮像素子フルサイズはご存知のようにキヤノンさんが早くから 1Ds シリーズとして発売しています。しかしその価格は 90万円近いもので、普通に考えれば一般ユーザーがおいそれと手を出せる価格ではなかった。それが二年ほど前、5D というフルサイズ機が 30万円台で発売され、未だに人気を呼んでいる。

私は発表とほとんど同時に 5D を量販店に予約し、発売日に手に入れた。その高画質に私は驚嘆し、やはりデジタルもフルサイズが使い勝手と画質の面で優れている事を実感しました。5D を手に入れるまで私が使っていたデジ一眼はニコンさんの D2H であった。D2H は 400万画素であるから画質面で差が有るのは当然としても、何よりファインダーの大きさの違いにフルサイズのメリットを私は一番感じてしまった。それまで慣れていた銀塩一眼レフのファインダーに戻る事が出来たのである。小さいファインダーほどストレスの溜まるものはない、と私は感じている。

当時、或るカメラマンから私が 5D を購入した事に関し、かなり揶揄された。フルサイズで従来の銀塩用レンズなど使ったら高画質は望めないと。驚く事にフォーサーズこそデジタルカメラとして最高のものであり、フォーサーズ用レンズの性能こそ世界一であるとも言われた。何を根拠にそのカメラマンは言っていたのか分かりませんが、まったく笑止千万である。高画質か高画質でないかは購入したユーザーが判断すれば良いのであって、自分で使いもしないで勝手な憶測を押し付けるのは如何なものかと思う。ちなみに私はアダプターを介してライカ R レンズやコンタックスのレンズを装着して撮影を楽しんでいましたが、不満を感じるどころか、各レンズの素晴らしさをデジタルでも享受する事が出来た。

さて、現在デジ一眼レフの撮像素子は一番小さいものからフォーサーズ、APS-C、APS-H、フルサイズ、と四種類有る(中判は除く)。しかし、これらの撮像素子はいずれは淘汰されて行くのではないかと私は考えている。販売シェアの事を考えると、フルサイズが少しずつ延びて行くと思う。35ミリ一眼レフが長い年月写真撮影の中心機として使われ、その交換レンズの膨大な数がユーザーの手元にあるわけで、恐らくユーザーの多くはデジタルでもフルサイズで使いたいと思っているはずである。それらのレンズを APS-C に装着して、「さて、このレンズはデジタルでは何ミリ相当の画角になるんだっけ?」などと考える必要がフルサイズでは無くなるのである。当たり前ですが。

各社のレンズカタログを見ると、従来のレンズをデジタルで使った場合何ミリ相当になるか記述してあったりする。これはメーカー自身がフルサイズに拘っているからではないかと私は思ってしまう。そして、多少知識の乏しいユーザーの中には 50mm レンズを APS-C デジ一眼で使ったら、焦点距離が一気に 75mm になると勘違いしてしまう方も居るのではないかとも思ってしまうのですが、どうなんでしょう。APS-C に限らず、極小の CCD を使っているコンパクトデジカメでさえ搭載しているレンズの焦点距離を 35ミリ換算している。如何に 35ミリレンズが基準となっているかが伺える。最終的にはデジ一眼もフルサイズに落ち着くのではないかと私は思う。もっともそこに到達するまでにはまだまだ年月は掛かると思いますが・・・。

2007年11月25日 (日)

ニコン D3

D3

ニコンさんのデジタル一眼レフ・フラッグシップのうち、DX フォーマットの D300 が予定通り発売されました。ニコンさんの場合は発売予告したものの発売延期になる事が今迄しばしばありましたが、今回は発売予告日通りでした。市場人気はかなりのもののようですね。

さて、今週 30日にはいよいよニコンさん初のフルサイズ FX フォーマットの D3 が発売予定となっています。現在のところ発売延期のアナウンスが出ておりませんので、これまた発売予告日に発売されるものと思います。この D3 も私は何度か弄り回しておりますが、さすがニコンさんのフラッグシップ機という作りです。シャッターの切れ、タイムラグ、オートフォーカス、まったく文句の付けようがないですね。

そしてキヤノンさんのフラッグシップに無い機能の一つとして、DX フォーマット(キヤノンさんの場合は EF-S)のレンズを装着するとファインダースクリーンが DX フォーマット用に自動でマスクが入る事。DX フォーマットの部分を残して周辺が薄暗くなり、フレーミングがしやすくなるのですね。しかしキヤノンさんの EF-S レンズは APS-C フォーマットのデジ一眼以外には使えませんので、フォーマットに対する考え方が両社で違うという事になります。

ユーザーそれぞれ考え方が違うでしょうが、私はニコンさんのやり方に賛同します。所謂上位互換ともいうべき方式はとても良いと思う。将来、撮像素子の製造原価が下がり、フルサイズが入手しやすい価格帯に落ちて来たと想定した場合、それまで APS-C サイズのデジ一眼ユーザーが使っていた EF-S レンズが無駄になる事も考えられるわけです。まぁ、これだけ APS-C サイズのデジ一眼が普及しているわけですからキヤノンさんもこのフォーマットを止める事はないと思いますが・・・。ただキヤノンさんは過去に MF から AF に移行する際、あっさりマウント変更をしていますので何とも言えませんが・・・。

その点、MF から AF に移行してもマウント変更をしていないニコンさんの場合は過去の膨大なレンズ資産をフルサイズのデジ一眼 D3 で使う事が出来るわけです。恐らく・・・まったく私の勝手な想像ですが、過去の MF レンズを沢山所有しているニコンユーザーの多くの方が今回のフルサイズ D3 の発売を鶴首していたというか・・・喜んでいるユーザーが多いのではないでしょうか。また、そういう方の多くが予約を入れていたのでは・・・と思っております。発売が楽しみですね。

2007年11月24日 (土)

NOKTON 35mm/f1.2 Aspherical その二

最近お気に入りのレンズ NOKTON 35mm/f1.2 Aspherical ですが、先日の休みにコダック PKR で撮影したものは只今現像に出してあります。開放値 f1.2 という M マウントレンズの焦点距離 35mm としては他にない明るさ。このレンズを手にした時、「M マウントって、こんなに口径が小さかったかなぁ・・・」と思ったくらい鏡胴が太い。フィルター径は 52mm です。

このレンズをライカ M8 に装着して夜半に開放付近で撮影してみた。レンズ名が NOKTON と付いているくらいですからやはり夜に撮影しないと・・・。(笑)

Nokton_01

これは開放で撮影しています。最近ニュースで賑わせた英会話教室、ネオンサインだけは未だに点いていますねぇ・・・。さて、NOKTON 35m ですが、開放でも先ず先ずの描写ではないかと思います。

Nokton_02

こちらはちょい絞って f2 で撮影しています。もう、シャープネスは充分ではないかと思います。Summilux-M 35mm/f1.4 ASPH. も素晴らしいレンズなので以前から欲しいと思っているのですが、NOKTON 35mm/f1.2 Aspherical も負けず劣らずの良いレンズではないかと思う次第です。

DATA : LEICA M8 + NOKTON 35mm/f1.2 Aspherical  ISO 320

2007年11月23日 (金)

お散歩写真

写真好き、カメラ好きの皆さんは多分、散歩程度でもカメラを持参する方は多いと思う。私も余程の事がない限りカメラを持参している。コンパクトタイプのデジカメの時もあれば、フィルムカメラの時もある。また必ずしもコンパクトタイプばかりではなく、一眼レフやハッセルブラッドなどの中判を持って行く場合もある。もっとも中判持参では散歩がメインなのか、写真撮影がメインなのか分からなくなってしまいますが。(笑)

私の場合は近場に買い物に行くのもお散歩と称してカメラを持参したりする。当然そんな時に撮影の対象にするものは大したものはなかったりします。あ、いつも大した写真は撮っていませんですね。(笑)

Af50mm_01

この写真はご近所のお宅の道路端に咲いていた花を、レンズの開放で撮影したもの。半分お遊びで撮りながら目的地に向かっているので、目に付いたものを結構いい加減に撮影しています。

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陽だまりのこういうところも好きで、ついレンズを向けてしまいます。まぁ、或る意味シャッターを押す事を楽しんでいるのかもしれません。

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何度か書いていますが、路地裏のごちゃごちゃしたところを見るとつい撮影したくなる癖がありまして、こういった食堂・・・というかラーメン屋さんは昔ながらのお店という感じで、懐かしさを感じてしまいますねぇ・・・。この日は持参したカメラがニコン F5 でしたから、お散歩写真には普通に考えれば最も相応しくないカメラと思われるかもしれませんが、結構私は F5 や F4、ライカ R9 DMR などという巨艦カメラを平気で持って出てしまう。つくづく自分はカメラが好きなんだなぁ・・・と思ってしまうのですね。(笑)

DATA : NIKON F5 + AF 50mm/f1.8D、Kodak PKR

2007年11月22日 (木)

Super Wide-Heliar 15mm/f4.5 Aspherical その二

コシナさんから発売されている超広角レンズ Super Wide-Heliar 15mm/f4.5 Aspherical の事については本ブログを始めた頃(3月29日付け)に一度紹介しています。ライカ L マウントの超広角レンズで、値段を考えると大変良く写るレンズです。

開放値が f4.5 という事もあって大変コンパクトで可愛いレンズで、ライカに装着するとアンバランスさがまた見た目に面白い。入手以来それほど使い込んでいるとは言い難いレンズで、デジタルの M8 でしか今迄使った事がなかった。で、先日の鎌倉で初めてフィルム撮影を試みたので、今日はその一部を掲載してみます。

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わざと太陽を画角に入れて撮影したものです。二枚目は若干ゴーストとフレアが目立ちますが、まぁ・・・それでもなかなか逆光に強いのではないかと思います。

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このレンズ、まるでツァイスのビオゴンのようにディストーションが無いのに驚かされます。私はレンズ性能で何が一番気になるかと言いますと、真っ先にディストーション(歪曲)が気になります。ズームレンズを私が嫌うのは何よりディストーションが目立つからなのです。やはり直線は直線に描写して頂きたいと願うのであります、はい。四隅は若干流れますが、15mm という画角と売価を考慮すると大変優秀なレンズだと思います。最近のコシナさんは元気ですねぇ・・・。

DATA : Konica HEXAR RF + Super Wide-Heliar 15mm/f4.5 Aspherical、Fuji PRESTO 400

2007年11月21日 (水)

Sonnar T* 100mm/f3.5 その二

コダクロームの国内現像処理受付もいよいよ後一ヶ月。デジタルが主流の写真業界を考えると仕方ないのかなぁ・・・とも思います。一時現像機の故障で国内処理が危ぶまれましたが、修理完了して残り少ない期間ですが現像処理が出来るようになった。

そういえばヤシコンでコダクロームを使った事ってあまり無かったなぁ・・・と思い出し、先日こちらでご紹介した Sonnar T* 100mm/f3.5 で撮影したものをアップしてみます。

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昔、ブライトリングを欲しかった事があるのです。でも、未だ購入には至っていないのですが・・・。

DATA : CONTAX RX + Sonnar T* 100mm/f3.5 AEJ、Kodak PKR

2007年11月20日 (火)

昨日はこれで・・・

M2

昨日は北風が冷たかったですが天気自体は良かったので、上記組み合わせを持って出掛けた。フィルムはコダクロームを三本。そしてサブに M8 + Summicron-M 28mm/f2 ASPH. をバッグに合わせて入れておいた。私の持っている M 型ライカは M8 以外は皆クロームモデルなので、NOKTON 35mm/f1.2 ASPH. もクロームタイプを選んでおいた。クロームのライカ M 型にぴったりである。

久しぶりに M2 を持ち出したのですが、シャッター音の「チッ!」という感じの音を聞くとやはり M 型を使っているんだぁ・・・という感慨が湧く。ライカ好きには堪らない音ですね。(笑) 同じライカでも M8 だと如何にも電子フォーカルプレーンシャッターの音がするので、M2 と同時に使うとやや違和感がある。NOKTON 35mm/f1.2 ASPH. はデザインもいいし、ピントリングの感触も最高です。本家のノチクが買えないので、私は NOKTON でライカを楽しみます。

2007年11月19日 (月)

今日の一枚(19)

P1000239

少し気が早いかもしれませんが、今年も残す事後一ヶ月少々。暮れに近づくと街は電飾で賑やかになりますね。街の電飾、商店のクリスマスセール等々・・・、こういうのを見ると「あぁ・・・、もう今年も終わりに近づいているんだなぁ・・・」という感慨に捉われます。そして・・・、考えたくないですが・・・またひとつ歳を取るんだな・・・と。一年一年がどんどん早く感じるようになりました。

2007年11月18日 (日)

今日のCD (4)

Bud

THE SCENE CHANGES/BUD POWELL

バド・パウエル(p)
ポール・チェンバース(b)
アート・テイラー(ds)
1958年12月29日録音

東芝EMI TOCJ-9004(CD)

モダンジャズのレコードの中でも有名であり名盤でもあるバド・パウエルのブルーノート盤。一曲目の「クレオパトラの夢」があまりにもポピュラーになって、逆にガリガリのお堅いモダンジャズファンから「今更何を・・・」と揶揄されてしまうかもしれませんね。

私がモダンジャズを聴くようになったきっかけを作ったピアニストがこのバド・パウエルなのです。二十数年くらい前になるでしょうか、FM放送を漠然と流していた或る晩、耳に心地よいピアノ音楽が流れて来たのです。当時ほとんどクラシック音楽ばかり聴いていた頃で、なんともリズミカルなピアノ、ベース、ドラムスという小編成で、聴衆の拍手が聞こえて来る音楽に興味を惹かれ、番組の終わりまで真剣に聴いてしまった。放送を聴きながら早速 FM番組誌で流れている音楽を調べたら、「ア・ポートレート・イン・セロニアス」というレコードで、演奏者は「バド・パウエル・トリオ」となっていた。

もう翌日にはレコード店でそのレコードを購入していた。CBSソニーから発売されていたもので、パウエルが晩年にパリのクラブで演奏していたものをライヴ録音したレコードでした。セロニアス・モンクの曲を中心にしたプログラムであったので、上記タイトルが付けられたようである。このレコードは随分と聴き返した。当然パウエルのレコードに興味が行き、ジャズに知識の無い私はスイング・ジャーナル社が発行していたジャズ名盤紹介の雑誌を購入し、それに沿ってパウエルのレコードを買い増しして行った。

しかし名盤紹介の雑誌に掲載されているものは歴史的名盤とも言うべきレコードでしたが、そういったものは案外と自分の耳には合わない演奏で、やはり音楽は自分の耳で確かめないといけないのだと思った。これはクラシック音楽でも一緒で、推薦する批評家と自分とは感受性が違うのだから当たり前の事ですね。

結局パウエルの演奏はテクニックのしっかりしていた頃の演奏より、晩年の演奏の方が私にはしっくり来た。晩年のライヴ録音は実にリラックスして聴ける。ブルーノート盤ではアメイジングシリーズの初期録音がプロの批評家には絶賛されているものの、私には聴いていて面白くないし楽しめない。やはりジャズは聴いていて自然と体がスイングしてしまうような楽しい音楽が好きである。

2007年11月17日 (土)

CONTAX RX

Rx

ヤシコンが続きます。今日はボディのお話で、CONTAX RX です。京セラのボディとしては中級クラスに属すのでしょうか。しかし、それでも発売時の価格は 16万円もしていたのである。ヤシコンのボディほど新品と中古価格の差が激しいメーカーはなかったのではないかと思う。十数年前、私が初めてヤシコンに手を出した時に新品購入したボディがこの RX である。

もちろんその当時に入手したボディはずっと前に手放しておりますので、今持っている RX はヤシコンに回帰した際買い直した中古ボディです。しかしその入手中古価格は新品時の定価を考えると可哀想なくらいの価格。もっともマイナーチェンジした RX II の中古価格は新品割引価格とそう大きな違いがないので、RX は逆にリーズナブルな価格で購入出来ますね。

今回いろいろなレンズで撮影して来て感じた事は、シャッター音は静かでいいものの、やはりブラックアウトがやや長いですねぇ・・・。それでもペンタックスのボディに比べれば数段良いのですが、つい私はニコンのボディと比べてしまうので・・・。それとカタログにはファインダー倍率 0.8 倍となっていますが、間違いなく 0.8 倍は無いと思います。もっとも各社のファインダー倍率って、大体がサバを読んでいますので京セラコンタックスだけを責める訳には行きませんね。

なんか不満ばかり申してしまいましたが、RX のデザインは好きであります。昔選んだ時もデザインが自分好みだったので最初のボディとして購入していました。ヤシコン回帰でまたまた RX から入ったのは偶然とは言え、自分でも驚いております。

2007年11月16日 (金)

Sonnar T* 100mm/f3.5

Sonnar100mm

取り立てて話題に上がるレンズでもないのですが、京セラコンタックス時代の中望遠レンズ Sonnar T* 100mm/f3.5 です。明るさが f3.5 という開放値の為、中望遠ながらとてもコンパクトなレンズなんです。しかし京セラコンタックス時代の 100mm と言えば誰もが知っている Planar T* 100mm/f2 という、とても評判の良いレンズがありますので、今日取り上げた 100mm/f3.5 というレンズは案外忘れられているレンズなのではないかと思う。

発売期間が短かったのと、実際に売れた本数もそれほど多くはなかったらしいので、中古市場でもあまり出回らないと聞いている。レンズ構成自体は同じゾナータイプの  85mm/f2.8 と同じで、両者とも明るさを欲張っていない分開放からシャープな像を結ぶようである。以前、京セラコンタックスを使っていた際 Sonnar T* 85mm/f2.8 も所有していましたが、絞っても極端に描写が変わる性格のレンズではなかった。描写に於いては 85mm/f2.8 よりも 100mm/f3.5 の方を評価する人もいらっしゃるらしい。まぁ、好みの問題程度の差だと思いますが・・・。

2007年11月15日 (木)

M-HEXANON 28mm/f2.8

28mm

M-HEXANON 28mm/f2.8 です。HEXAR RF と同時に発売されたレンズで、ご存知のように M-HEXANON 50mm/f2、M-HEXANON 90mm/f2.8 も一緒に発売され、後に M-HEXANON 35mm/f2 と M-HEXANON DUAL 21-35mm/f3.4-4 が発売されましたね。

本レンズはライカ Elmarit-M 28mm/f2.8(type IV)を模範としているようで、そのレンズ構成は大変本家に似ている。もっとも各社の一眼レフ用標準レンズの 50mm/f1.4 なんて皆ガウス型で、どれも似ている・・・と言われればまさにその通りである。しかしこのレンズはどう見ても Elmarit-M 28mm/f2.8 を模範としているでしょう。だからというわけではないのですが、このレンズも申し分なくいい写りを見せてくれます。かつてコニカさんから発売されたレンズはどれも良いものばかりだと思います。すべてディスコンになっているこれらのレンズ群、そのうち貴重なものとなるかもしれませんね・・・。

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DATA : Konica HEXAR RF + M-HEXANON 28mm/f2.8、Kodak PKR

2007年11月14日 (水)

鎌倉 その二

昨晩午後八時から本日午前十時まで、サーバーのメンテナンスの為コメントの読み書きと本日のブログをアップ出来ませんでした。

で、本日は休日ではないので簡単に・・・。一昨日鎌倉で撮影したフィルムですが、ritomoさんのところの掲示板で低温現像についてのコメントがあり、モノは試しと鎌倉で撮影したフィルムでやってみたのですが、見事に失敗です。

T-MAX 現像液の液温を測ってみたら 15℃ でした。本来なら 20℃ に上げて現像処理するところですが、そのまま処理してみたところ硬いネガが出来てしまいました。現像時間は 9分半です。まぁ、大した写真でもないし、勉強の意味で試したものですから仕方ないですね。参考までに載せてみます。

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DATA : Konica HEXAR RF + NOKTON 35mm/f1.2 ASPH.(1~3枚目) + M-HEXANON 28mm/f2.8(4枚目)、Kodak T-MAX400、15℃、9分半

2007年11月13日 (火)

鎌倉

昨日は逗子(神奈川県)にちょっと用事があり、用事を済ませた後、天気も良かったので鎌倉駅から小町通りをぶらぶらしながら鎌倉八幡宮に行ってみた。お供に修理完了したばかりの HEXAR RF に NOKTON 35mm/f1.2 ASPH. と M-HEXANON 28mm/f2.8 を持って行った。先日、ライカにレンズ一本、なんて言ってたのに・・・。(笑)
フィルムは T-MAX400。

しかし平日にも関わらず鎌倉は相変わらず人出が多いですね。鎌倉は正月、会社恒例の初詣に訪れた時以来。丁度七五三のお参りをしている家族を多く見る事が出来た。また八幡宮入り口で雑誌で時々見るカメラマンがモデルさんを撮影中だった。ポカポカ陽気で散歩がてらに最適の日でした。フィルムの現像は数時間前に行い、現在乾燥中です。よって今日は写真が無いです。ご容赦。

2007年11月12日 (月)

HEXAR RF

Hexar_rf

昨年夏、北九州へ行った際に落下させて底蓋に凹みを作ってしまった不運な HEXAR RF ですが、底蓋交換と距離計の調整の為メーカーに修理依頼したものが帰って来た。ライカ M 型と違ってモードラ内蔵という、ライカオンリーファンからしたら邪道と言われるかもしれませんが、使ってみると案外便利なんですね。

ディスコンになって久しいですが、ライカ M7 と同じく絞り優先 AE が使えるカメラなので、安直に撮影したい時は時々持ち出しています。ホンネは M7 が欲しいんですが、買えるほど余裕がないので・・・。

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DATA : HEXAR RF + Summicron-M 28mm/f2 ASPH.  Kodak PKR

2007年11月11日 (日)

最近買った本

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最近買った本です。本の袴に「ライカとローライフレックスで撮ってます」というのを見て、つい買ってしまいました。実は恥ずかしながら私は作者を存じ上げておりません。全く持って先入観無しに本を読ませて(見させて)頂きました。

私が好きな「街並みスナップ」が中心の、それも黄昏時の素敵なモノクローム写真を見る事が出来ます。やはりこういった写真にライカやローライ二眼レフはピッタリですね。こういう写真を見ると、「よし、次の休みはライカにレンズ一本のみで出掛けよう・・・」なんて単純な私は思ってしまうのですねぇ・・・。(笑)

2007年11月10日 (土)

GR DIGITAL II

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リコーから GR DIGITAL II が間もなく発売される。生産が完了した現行の GR DIGITAL もかなり人気のあったデジタルカメラだったようである。発売後二年間モデルチェンジがないコンパクトデジカメは珍しいですね。それだけユーザーは不満なく使われていたという事なんでしょうか・・・?

実は私、この GR DIGITAL を昨年春に購入していたのですが、僅か一ヶ月で手放してしまった。今迄随分とカメラを売ったり買ったりして来ましたが、一ヶ月で手放したのは恐らくこのカメラだけであろうと思う。手放した理由というのが単純で、その時所有していた某家電メーカーのコンパクトデジカメと同一被写体を撮影し、それをエプソンの PX-5500 で A3 ノビにプリントして見比べた結果、手放す決心をしたのでした。

GR DIGITAL の画質に大きな不満があったから・・・というわけではなく(取り立てて素晴らしいとも思いませんでしたが)、GR DIGITAL の売価の半分の価格で購入していた家電メーカーのデジカメに対し、画質的に何らアドバンテージを感じなかったからなんです。逆に言うとその家電メーカーのデジカメが思った以上に優れていたという事になりますね。ただ思うに、1/1.8 インチや 1/2.5 インチサイズの小さな CCD では画質的にもう飽和状態にあるのではないかと・・・。果たしてコンパクトデジカメに A3 サイズの大きさに耐えられる画質が必要か、と問われると「う~ん・・・」となってしまいますが、銀塩 GR-1 は一眼レフに堂々対抗出来る画質を持っていましたからねぇ・・・。今以上の高画質を望む場合、私はフォーサーズの CCD がベストと思っているのですが・・・。

まぁ、画質評価については人それぞれなので、あくまで私の個人的私感に基づいて・・・という事であります。両者画質的に変わらないなら GR DIGITAL を使う必要もない、と判断し、査定額のいいうちに・・・と手放したわけです。ただ GR DIGITAL を気に入って使われている方々は、筐体の作りなども評価の内に入っているのでしょう。銀塩 GR-1 の延長上のデザインですしね。

以下の写真は GR DIGITAL で撮影したものを一切のレタッチをせず、リサイズのみ施したものです。デフォルトの設定では、かなり白飛びしやすい画質でした。

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DATA : RICOH GR DIGITAL

2007年11月 9日 (金)

今日の一枚(18)

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横浜・山下町界隈を歩いていると、絵を描いている方をあちらこちらで見掛ける。私がカメラを持って写真を撮るのと同じく、景色を絵で表現しようとしているわけですね。油絵の方も居れば、水彩画の方もいらっしゃる。どちらかというと水彩画の方が多いかな。

写真も絵画も構図を考えるという事では一緒なわけで、絵を描いてらっしゃる方が複数人並んでいるのを後から覗いてみると、同じ場所から描いているのに切り取り方は人それぞれなのが面白い。これは写真も一緒で、仲間同士同じ場所から撮っているのに、出来上がりを見ると全然違ったりする。この点が絵画と共通で、写真の面白いところかもしれない。

DATA : HASSELBLAD 203FE + Planar T* FE 110mm/f2、Kodak PORTORA 160VC

2007年11月 8日 (木)

オルトフォン

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昨日に引き続き、オーディオのお話し。今日は先月の「JBL のすべて」と同じくオーディオメーカーとしての老舗「オルトフォンのすべて」です。主にアナログ・ディスク用のカートリッジ・メーカーとして多くのファンを持つブランド「オルトフォン」。以前、私の持っている SPU を紹介しましたが、オルトフォン イコール SPU と言っても良いくらい SPU に絶大なるファンが多い。

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二昔くらい前でしょうか、日本製のカートリッジがハイコンプライアンス、軽針圧に人気が集中している時期もローコンプライアンス、重針圧の SPU の新製品を送り出していました。もっとも軽針圧の MC シリーズも並行して開発してはいました。しかし、やはりオルトフォンは SPU のイメージが強いですね。

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その SPU の能力を発揮する為のトーンアームも出していました。私はオルトフォンのアームを使った事はないのですが、オルトフォンのアームにも拘る方がやはりいらっしゃいますね。日本では一時期のオーディオブームは去ってしまい、現在は高級オーディオファンの方々でオーディオ界は持ち続けているようです。

いつだったか、某オーディオ季刊誌を本屋さんでパラパラめくっていたら、ヨーロッパ製アナログプレイヤーの価格が千五百万円でした。変換ミスではなく、ホントに 15,000,000円です。誰が買うのでしょうかねぇ・・・? 大分前ですが、某輸入オーディオ代理店に勤務し退職した方からお聞きしたのですが、輸入品については中途半端な価格設定では売れないそうです。思い切った高価格を付けた方が売れるのだそうです。これを聞いた時、「う~む・・・、ライカも一緒かな・・・」と思いました。(笑)

※ ライカ M8 のファームウェア・アップデートがあったので、早速アップデートをしました。時折アップデートをしてくれるライカ社に感謝。やはり私はライカが好きだ。(笑)

2007年11月 7日 (水)

管球アンプ

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オーディオ界は管球アンプのブームが続いているようである。価格の方はピンきりですが、写真に例えればデジタル時代にフィルムに拘るようなものであろうか・・・。トランジスタアンプの音質に何ら不足のない時代に真空管に拘る人が増えているそうで・・・。

写真のアンプ、会社の先輩が「聴いてみませんか?」と私に貸し出してくれたものである。真空管のアンプキットを購入して作るのが趣味の方で、すでに三セットをお持ちだそうである。と言っても高級機を購入しているわけではなく、お小遣いの範囲で購入出来る割と安価な製品を購入しているわけで、左がプリアンプで右がパワーアンプ。パワーアンプは購入価格、二万五千円ですって!

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大きさも左右僅か 20cm というコンパクトなパワーアンプです。正直言って、この二万五千円の真空管パワーアンプでどれだけ鳴らせるのか疑問を感じていましたが、予想以上の鳴りっぷりに驚きを禁じ得なかった。最初、鳴き合わせにアキュフェーズのプリメインアンプを使ってみましたが、さすがに低域に差が出てしまった。しかし低域の量感を別にすれば、かなりの音質でアキュフェーズに肉薄していた。

次にホームシアター用に使っているパイオニアの AV アンプとの鳴き合わせ。これはもう・・・、遜色ないほど真空管アンプは鳴っているのです。出力は 5W と聞いていたので音量はあまり上げられないだろうなぁ・・・と思っていたのですが、いやいやかなり音量は上げられます。しかしピアノ曲の CD を掛けた時、フォルティッシモの部分で少々クリッピングしてしまった。音量を少し絞ればそういった事も起きないので、中音量で静かに音楽を聴くには充分な音質を持った真空管アンプでした。

最近のオーディオ誌を見ると、百万円台の価格が当たり前になっているようですが、たかだか二万五千円の真空管パワーアンプでもこれだけ鳴らせるのを知ってしまうと、オーディオ製品の価格差は一体何なんだろう・・・と考え込んでしまう。

電源ケーブルだけで数十万円のモノが発売されている昨今、この真空管アンプの電源ケーブルなんてちょっとした家電製品並みに細い、極普通のモノ。今回使用したスピーカーケーブルも応急措置的に繋げただけのビニール線に近い安物でした。S/N 比も自分が考えてた以上に良いので、真空管を見直してしまった。う~ん・・・、欲しくなると困るなぁ・・・。(笑)

2007年11月 6日 (火)

今日の一枚(17)

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最近、昔ほど靴磨きをご商売にされている方をあまり見掛けないような気がするのですが、実際のところはどうなんでしょうねぇ・・・。やられる方が減っているのかどうか・・・?私はどうも不精で、自分で靴を磨く事をほとんどしないので、ついつい街の靴磨き屋さんにお願いする事になる。自分で磨くより、プロの方に磨いて貰った方が綺麗ですし。でも、たまには自分でもやらないといけないかな・・・。

DATA : HASSELBLAD 203FE + Planar T* FE 110mm/f2

2007年11月 5日 (月)

Summicron-M 50mm/f2 (type IV)

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ライカ M 型の標準レンズとして永く人気を誇っている Summicron-M 50mm/f2 の現行品。レンズ構成は 1979年に第三世代として発売されたものと同じ 4群 6枚。第三世代まではフードは外付けでしたが、1994年に鏡胴が変更になり、フードは引き出し式の内蔵タイプになったのが現在まで続いている第四世代。第三世代のスリムなデザインから、人間で言えば脂肪が付き過ぎたようなズングリムックリのデザインに変わり、自分的にはあまり好きなデザインではない。

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ただ、そのズングリムックリのデザインはともかくとして、描写についてはさすがライカを代表する標準レンズとして、いつも裏切られる事はない。フィルムで写してもデジタル(M8)で写しても、まったく破綻なく写しとめるところにはいつも感心してしまう。世代毎の微妙な違いはあるにしても、ライカ使いには必須のレンズと思われるのは、やはり Summicron-M 50mm/f2 だと思う。

2007年11月 4日 (日)

ザ・ベンチャーズ

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ザ・ベンチャーズをご存知でしょうか? 或る程度のご年齢以上の方ならどなたもご存知だと思いますが、日本へのエレキ・ギター伝道師とも言われているアメリカのインストゥルメンタル・グループですね。「ダイアモンド・ヘッド」「パイプライン」「十番街の殺人」などなど・・・、ヒット曲を挙げたら切りがないほど出て来ます。そうそう、数年前ヒットした日本映画、男子高校生がシンクロをするという奇抜なアイデアの「ウォーターボーイズ」で、いよいよ観衆の前でシンクロの演技をするシーンで、ベンチャーズの「ダイアモンド・ヘッド」が効果的に使われていました。

同時代のヴォーカル・グループの代表がビートルズなら、インストゥルメンタル・グループの代表はベンチャーズだと思います。当時、日本の若者はテケテケテケテケ・・・の音に痺れて、一気にエレキ・ギター・ブームが訪れました。「勝ち抜きエレキ合戦」というテレビ番組まで登場し、アマチュア・エレキ・バンドの登竜門になったくらい、一億総エレキブームを迎えた。少々言い過ぎかな?(笑) まぁ、それくらいエレキ・ギターに夢中になったわけです。

私もご他聞に漏れずベンチャーズの大ファンになりました。しかし当時子供だった自分にはエレキ・ギターなど買えるはずもなく、私が最初にエレキ・ギターを購入したのはずっと後年、社会人になってからという・・・大分遅くなってからの事。もちろん購入したエレキ・ギターはモズライトのベンチャーズ・モデル。

最近は日本全国、昔を思い出して団塊の世代の方達によるベンチャーズのコピーバンドが沢山出来ているそうで、あちらこちらでコンサートが行われているらしい。また、そういう方達が使っているギターは、ほとんどがモズライトを使っている。モズライト・ギターとは、アメリカのギター製作者二人が興したモズライト社のエレキ・ギターで、1960年代にベンチャーズのメンバーが使用した「ベンチャーズ・モデル」で一躍有名になり、ベンチャーズ・ファン憧れのギターだった。

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このジャケット写真で彼らが持っているギターがモズライトのベンチャーズ・モデルです。1964年頃のベンチャーズ・モデルは現在でもビンテージものとして高値で取引されています。当然私はコンサートも何度か聴きに行っており、当時この四人からレコード・ジャケットにサインを貰っている。それが上の写真。私にとっては大事な宝物。このレコードは 1965年正月のライヴ盤で、今迄発売されたベンチャーズのレコード、CD の中でも最高の演奏が記録されたライヴ・レコードと私自身は思っている。この演奏を超えるものは、残念ながら無い。演奏、録音ともベンチャーズ絶頂期を窺い知る事が出来る最高のレコードである。尚、現在は CD として発売されている。

2007年11月 3日 (土)

今日の一枚(16)

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紅葉の便りも北の方からちらほら聞こえて来ています。私の住んでいる横浜周辺はもちろんまだまだですが、それでも桜の葉などは黄色く色付いているものも見られるようになりました。

昨秋は京都で初めての紅葉撮影をしましたが、今年もまた訪問するつもりです。昨年とは違うコースを歩いてみたいと思っているのですが、今から楽しみです。

DATA : Canon EOS 5D + EF 24-105mm/f4L IS USM

2007年11月 2日 (金)

ツァイス本

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何気なく書棚を見ていたら、すっかり忘れていた上記の本を見つけた。取り出した瞬間、「おお・・・、そういえばこんな本を買ってたなぁ・・・」と、しみじみ思い出してしまった。奥付を見ると「1996年11月発行」とある。京セラさんが出版したハードカバーの豪華な装丁で、上質紙を使い、各レンズの作例も当然ながら掲載されている。

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左ページに各レンズの紹介と MTF データ、エレメントの構成図、右ページが各写真家が撮影した作例写真といった構成。久しぶりにパラパラ見ていたら、京セラコンタックスに入れあげていた当時の自分を思い出してしまった。

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こちらはアマチュアの方が出版した本で、ご本人は昔、Nifty のパソコン通信で FPHOTO の会議室にコメントを書き込んでいた方である。今でこそインターネットの普及でいろいろな掲示板等で好きなカメラなどの話をしていますが、一昔前まではパソコン通信の電子会議室が賑わっていた。私も FPHOTO の会員で、各地での撮影オフや、都内でのスライドオフに時々顔を出していた。

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この本はツァイスに心酔していた著者の熱い思いが書かれている。少々持ち上げ過ぎじゃないの? という記事もありますが、上記京セラさんが出版した本と共に、未だに書棚に残っていた。京セラコンタックスをメインに使っていた頃に購入していたこれらの本、懐かしい思い出です。

2007年11月 1日 (木)

今日のCD (3)

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ウィンナ・ワルツ・コンサート
ヨハン・シュトラウス2世
1)喜歌劇「こうもり」序曲
2)ワルツ「ウィーンの森の物語」
ヨーゼフ・シュトラウス
3)ワルツ「天体の音楽」
スッペ
4)喜歌劇「ウィーンの朝・昼・晩」序曲
レハール
5)ワルツ「金と銀」
ヨハン・シュトラウス2世
6)ポルカ「浮気心」

ルドルフ・ケンペ指揮 ドレスデン・シュターツカペレ
1972年12月28~30日、1973年1月5日 ドレスデン、ルカ教会での録音

日コロムピア COCO-70420

私はヨハン・シュトラウス・ファミリーのウィンナ・ワルツが大好きなのです。ウィリー・ボスコフスキー指揮、ウィーン・フィルによる「ウィンナ・ワルツ大全集」なる CD を持っているくらい好きなんです。ですから正月元旦、ウィーンから衛星生中継(日本では NHK で放送)されるウィーン・フィルによる「ニューイヤー・コンサート」は毎年楽しみにしている。一番楽しめたのはカルロス・クライバーの二回と、ヘルベルト・フォン・カラヤンが登場した年が最高に良かった。

さて、このドイツの重鎮ルドルフ・ケンペ(すでに故人)によるウィンナ・ワルツ・コンサートの CD は、かつてドイツ・オイロディスク・レーベルからレコードとして発売されていたものの CD 化である。曲はどれもポピュラーなものばかり。演奏自体はウィーン情緒豊かに・・・という趣は全然なく、早めのテンポであっさりとした解釈です。ウィンナ・ワルツ・ファンとしては取り立ててお薦めするようなワルツ集ではないのですが、ただ一曲だけ・・・、飛び切りの名演が聴けるので取り上げてみました。

その名演奏とは、レハールのワルツ「金と銀」である。この優雅でギャラントなワルツが実に素晴らしい演奏で、この一曲の為にこの CD を買う価値がある。先ず愛らしい序奏が流れて来ます。そして第一のワルツが 1分23秒から流れて来るのですが、このワルツのテンポ、ダイナミクスの取り方が何とも言えない解釈で、私は絶賛して惜しまない。第二ワルツは 2分34秒からで、第一ワルツとは反対にやや楽しげになる。3分3秒からの優雅な調べは最高級の絹の肌触りとでも言ったら良いでしょうか。その後、まるで豪華な舞踏会を思わせる音楽の展開になって行きます。

そして 5分21秒からの優雅と言う言葉がぴったりのワルツの展開には、いつも鳥肌が立つ感動を覚える。大袈裟に言わせて頂くと、まるでこの曲を指揮するためにケンペは生まれて来たのではないか、と思わせるほど、他の指揮者では聴く事が出来ない演奏を聴けるのである。

CD 7分00秒からの第一ワルツが再現してくる部分での間の取り方がこれまた大変上手く、第一ワルツが非常に印象深く聴き手に迫って来るのである。その後第二ワルツが短く再現された後コーダを迎え、ギャラントなこの曲は終る。作曲家、レハールは喜歌劇「メリー・ウィドウ」で有名ですが、このワルツ「金と銀」も傑作のひとつに挙げられると思う。私は CD-R に焼いてカーオーディオでもう何十回ともなく聴いている。およそ何度聴いても飽きない曲目、演奏というものは早々ないと思いますが、私にとってはそういう曲であり演奏である。ワルツ「金と銀」、是非お聴きになってみて下さい。

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