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2007年11月26日 (月)

フルサイズは必要か・・・

昨日はニコンさん初のフルサイズ、デジ一眼 D3 の事を書かせて頂きました。撮像素子フルサイズはご存知のようにキヤノンさんが早くから 1Ds シリーズとして発売しています。しかしその価格は 90万円近いもので、普通に考えれば一般ユーザーがおいそれと手を出せる価格ではなかった。それが二年ほど前、5D というフルサイズ機が 30万円台で発売され、未だに人気を呼んでいる。

私は発表とほとんど同時に 5D を量販店に予約し、発売日に手に入れた。その高画質に私は驚嘆し、やはりデジタルもフルサイズが使い勝手と画質の面で優れている事を実感しました。5D を手に入れるまで私が使っていたデジ一眼はニコンさんの D2H であった。D2H は 400万画素であるから画質面で差が有るのは当然としても、何よりファインダーの大きさの違いにフルサイズのメリットを私は一番感じてしまった。それまで慣れていた銀塩一眼レフのファインダーに戻る事が出来たのである。小さいファインダーほどストレスの溜まるものはない、と私は感じている。

当時、或るカメラマンから私が 5D を購入した事に関し、かなり揶揄された。フルサイズで従来の銀塩用レンズなど使ったら高画質は望めないと。驚く事にフォーサーズこそデジタルカメラとして最高のものであり、フォーサーズ用レンズの性能こそ世界一であるとも言われた。何を根拠にそのカメラマンは言っていたのか分かりませんが、まったく笑止千万である。高画質か高画質でないかは購入したユーザーが判断すれば良いのであって、自分で使いもしないで勝手な憶測を押し付けるのは如何なものかと思う。ちなみに私はアダプターを介してライカ R レンズやコンタックスのレンズを装着して撮影を楽しんでいましたが、不満を感じるどころか、各レンズの素晴らしさをデジタルでも享受する事が出来た。

さて、現在デジ一眼レフの撮像素子は一番小さいものからフォーサーズ、APS-C、APS-H、フルサイズ、と四種類有る(中判は除く)。しかし、これらの撮像素子はいずれは淘汰されて行くのではないかと私は考えている。販売シェアの事を考えると、フルサイズが少しずつ延びて行くと思う。35ミリ一眼レフが長い年月写真撮影の中心機として使われ、その交換レンズの膨大な数がユーザーの手元にあるわけで、恐らくユーザーの多くはデジタルでもフルサイズで使いたいと思っているはずである。それらのレンズを APS-C に装着して、「さて、このレンズはデジタルでは何ミリ相当の画角になるんだっけ?」などと考える必要がフルサイズでは無くなるのである。当たり前ですが。

各社のレンズカタログを見ると、従来のレンズをデジタルで使った場合何ミリ相当になるか記述してあったりする。これはメーカー自身がフルサイズに拘っているからではないかと私は思ってしまう。そして、多少知識の乏しいユーザーの中には 50mm レンズを APS-C デジ一眼で使ったら、焦点距離が一気に 75mm になると勘違いしてしまう方も居るのではないかとも思ってしまうのですが、どうなんでしょう。APS-C に限らず、極小の CCD を使っているコンパクトデジカメでさえ搭載しているレンズの焦点距離を 35ミリ換算している。如何に 35ミリレンズが基準となっているかが伺える。最終的にはデジ一眼もフルサイズに落ち着くのではないかと私は思う。もっともそこに到達するまでにはまだまだ年月は掛かると思いますが・・・。

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コメント

フルサイズは必要か・・・といえば、やっぱりフルサイズの方が良いですよね!
わたしも旧型のフルサイズ機KodakDCSpro14nを使っていますが、難しい機ですが条件が合えばやっぱり画像は良いです。たとえレンズの解像度をボディーの画素数が越えたとしてもそれはそれでレンズの味をすべて出してくれるものと思います。フォーサーズこそこれ以上の高画素化に対応できるのだろうか・・・?

私は、CCDセンサーの製造側の都合=コスト、技術=が、現在のAPSサイズ主流の原因だと考えていたので、ニコンD3の出現で今後はセンサーのフルサイズ化が進み、それぞれのメリットを生かした方向で共存するのであろうと予想しています。
ペンタックスもお蔵入りのMZ-D(MZ-Sベース)を出してくれないかな〜^^;
だめでしょうね。

harasawaさん、こんばんは。
まったくおっしゃる通りの事を私も感じているのです。もちろん私はフォーサーズを否定しているわけではありません。ただオリンパスさんがフォーサーズを発表した頃は CCD の製造原価はかなりのもののようでしたから、仕入れコストと販売価格を考えた上で出た結論が現在のサイズの CCD だったのでは・・・と考えています。
しかし E-410 が発売されるまでは銀塩と同等かそれ以上とも言えるサイズのボディ、レンズを出し続けていました。あの小さい撮像素子で何考えてんだろう・・・オリンパスさんは・・・と、ずっと思っておりました。同じようなサイズ、重さのボディ、レンズなら、敢えてファインダーの小さいフォーサーズを選ぶメリットは何もないし(価格的にも)、それなら APS-C を選んだ方が懸命なのでは・・・と。ただ OM 時代からのオリンパスファンの方は沢山いらっしゃいますので、そういう方がフォーサーズを使われるのは至極当然の事とも思っております。
繰り返しますが、決してフォーサーズを否定しているわけではありません。昨年私は E-500 とレンズ(僅か)二本ですが実際に使っております。発色は素晴らしいし、マクロレンズは OM 時代から引き続いて素晴らしい性能のレンズだと感心しました。でも、マクロレンズこそ MF で使うものなのに、せっかくのレンズもあのファインダーサイズでは私は使いこなす事が出来ずに断念致しました。

スカルピアさん、こんばんは。
CCD サイズについてのご意見、おっしゃる通りですね。今回の D3 はフルサイズのメリットを広める記念的カメラになるような気が致します。
MZ-D はフルサイズでの登場予定でしたが、残念ながら打ち切りとなってしまいましたね。645D も開発中止となりましたし、会社そのものが吸収されて会社名から「ペンタックス」が消えてしまいました。今後、びっくりするような発表は期待できないのかもしれません。

こんにちは。
僕にもお気に入りのフィルムカメラ用レンズがあって、デジタルでも使ってみたいと思うことがあり、フルサイズが欲しくなることがあります。
が、それだけですね。僕はフルサイズ用レンズはフィルムカメラで使うのが一番いいと思っているので。
フィルム時代からのユーザはフルサイズがいいでしょうが、初めからデジタルで入った人には関係ないですからね。それに、たいていキットに付いてくるズームレンズ1本か2本だけで満足してしまう人が多いですし。
いずれはデジタルしか使ったことのない人ばかりになるわけですから、APS-Cサイズやフォーサーズは残るように思います。そもそもL板サイズにしかプリントしないなら、ニコンD40で充分ですよ。

ビワさん、こんばんは。
ビワさんのような考え方を持っている方も大勢いらっしゃると思います。レコードと CD の関係と一緒で、音楽を CD から聴き始めた方が毎年毎年増え続けているわけです。いや、今はミュージックプレイヤーかな・・・?
極端な話を申しますが、仮にデジタルが登場する時、もし撮像素子一個の仕入れ値が数十円、数百円くらいだったと仮定した場合(有り得ない話しですが)、恐らくカメラメーカーはフルサイズで出していたでしょう。やはりサイズを小さくしたのは原価の問題だったと思います。

でも、これだけフルサイズに満たない撮像素子が広まっているわけですから、そうそうは無くならないでしょう。D40 ですが、A1 という大きなサイズにプリントしたものを見ていますが、信じられないほどの高画質です。画質だけを論じるならフォーサーズも APS-C も充分なくらいの画質ですね。私の場合はファインダーや使い勝手を重視してしまうので、フルサイズ待望論になってしまうのであります。

なるほど、ファインダーはやはりフルサイズの方が有利ですね。だからニコンもフルサイズを出したのでしょう。
倍率に関してはE-3のように等倍以上にすることは可能なのでしょうが、ユーザはファインダーの見え具合より、他の機能を重視しているのでしょう。だいたい、オートフォーカスオンリーの人も多いし。
EOS-1Dシリーズがフルサイズにならないのは、望遠を多用するユーザが多いからだという話しを何かで見ました。
これだけニーズが多様化したから、カメラの種類も増えたのでしょう。種類が増えることは大歓迎です。みんな好きなのを買えばいいのですから。逆に淘汰されてしまうと選択の余地がなく、悲しい状況になってしまいますね。

ビワさん、こんばんは。
日本のユーザーって、案外保守的なのではないかと思っています。フィルムの方の APS は使い勝手の面では 35ミリより数段良いと思うのですが、ニコンさん、キヤノンさんが出していたにも関わらず大分前にハードの方は生産が終ってしまいました。
ですから旧来の銀塩 35ミリフルサイズと同等の撮像素子を持ったデジ一眼が、もし 10万円台で出て来たら相当数売れるのではないかと思う次第です。

今日、E-3 を初めて弄ってみましたが、フォーサーズでもあのくらいのファインダーなら文句ないですね。でも、ボディは幾らなんでも大き過ぎます。

こんにちは。
日本人は保守的であるとは思いますが、写真に関しては、かならずしもそうではないと思います。少なくともハードを発売したのは日本のメーカだけですし。
APSは登場が遅すぎました。一眼レフがAF化する前に登場していれば、違った展開になったかもしれません。
熱心だったキヤノンはIXYを出して頑張っていましたが、自らデジタルのIXYを出してしまって、APSのIXYに引導を渡してしまいました。
もし保守的ならデジタルなんかに行かずにAPSを選んだことでしょう。
とか言いながら、フルサイズの一眼レフが10万円台で出れば僕も欲しいです。ただし、サイズはEOS40DやニコンD80くらいで。

APS の IXY を私は使っていましたが、結局手放してしまいました。コンパクトで使い勝手も良かったのですが、何故か短命で終ってしまいましたね。一眼レフタイプも出ましたが、普及する事無く終りました。
E-3 も含めて大きさの事をいろいろ言いましたが、APS-C のボディだって大きいと言えば大きいですね。いろいろ機能を詰め込むと大きくなるのは仕方ないのでしょうかねぇ・・・。
昨日、ニコン New FM2 を使ったのですが、シンプルで大きさも手頃でいいカメラです。機能を欲張らなければカメラは手頃な大きさに作れるものですね。

おはようございます。
気になって朝から書き込みです。
フルサイズでも小さく作ることはいずれ可能になるでしょうが、センサーサイズにこだわらなければ、もっと簡単にシンプル一眼が作れると思います。そういうカメラがあってもいいなあ、と思っています。

ビワさん、お早う御座います。
シンプル一眼から言えば E-410 なんか該当すると思います。なのに今更 3点測距・・・? とか私みたいに言う人間がいるからごちゃごちゃと機能を詰め込んで大きくなってしまうのでしょうね。

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