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2007年12月21日 (金)

カラヤン生誕100年

Karajan

オーストリアが生んだ世界的大指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908-1989)が来年4月5日、生誕100年を迎える。これを記念してレコード会社各社が生誕100年を記念する特別企画のCDを発売し始めているようである。一番大掛かりなセットがドイツ・グラモフォン・コンプリート・レコーディングと銘を打ったCD 240枚組みで、価格は300,000円。こんなコンプリートものはこういう機会でなければ手に入りませんので、お金さえあったら欲しいですね。

カラヤンほど好き嫌いの分かれる指揮者はいないのではないかと思います。私は好きな指揮者の一人です。ただモーツァルトだけは癖のある解釈があまり好きではないのですが、晩年録音したモーツァルトには味わい深いものがあり、好きなものがあります。若き日から壮年時代に指揮したベートーヴェンは速いテンポによるスタイリッシュな演奏が特徴的でしたが、これも最晩年にベルリン・フィルと共に来日した時の演奏は、およそカラヤンとは思えないゆったりとしたテンポで、ビックリした事を忘れない。

カラヤンがフルトヴェングラー亡き後ベルリン・フィルの終身音楽監督に就いた際、否が応でもフルトヴェングラーと比較されるわけで、敢えてフルトヴェングラー的解釈を否定するところから始めたのではないかと私は勝手に解釈している。一番特徴的なのがベートーヴェンの交響曲で、フルトヴェングラーとは180度正反対の解釈。言わばトスカニーニの延長線上の解釈だと思います。それが最晩年、「演技」する事無く、ようやく本来持っている自分流のベートーヴェンを指揮する事が出来たのではないかと。最後の日本公演で指揮した交響曲第4番など、クラシック音楽好きの方にブラインドで聴かせたら、絶対カラヤンだと言い当てる人は皆無に近いのではないかと思う。

先日、行き付けの外資系CDショップに行った際、上記写真のCDとDVDを求めて来た。いずれも生誕100年を記念して発売されたもので、CDは壮年期にウィーン・フィルを指揮した一連の英デッカに録音したものの再発売CDで、一枚税込み1,000円である。レコードでも持っているものなんですが、記念の意味で(安いし)CDを購入しました。DVDの方は今回の生誕100年を記念した初リリースで、ベルリン・フィルを指揮したチャイコフスキーの後期三大交響曲の演奏会をライヴ収録した映像です。私はカラヤンのチャイコフスキーが大好きでして、特に4番は素晴らしい! その昔、NHKホールが完成した際の杮落とし公演で聴いたベルリン・フィルとの4番が、超絶的名演だった事を今でも忘れない。

しかし最近は好き嫌いを別にしても、大向こうを唸らせる指揮者が居なくなって来たのは愛好家として残念な気がします。指揮者もソリストも、テクニックはあるのだけど個性が・・・。

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コメント

カラヤンのようなカリスマ性のある指揮者は現在ではもう居ないですね。好きとか嫌いとかを或る意味超越していたと思います。
私は必ずしも好きな指揮者ではないですが、それでもオペラを指揮すると一味違う指揮ぶりは私も尊敬の念を感じていました。

okaさん、いつもご覧頂きまして有難う御座います。
カラヤンは若い時から録音メディアに興味を持っていた珍しい指揮者でしたね。後年は自身が設立(テレモンディアル)したビデオ制作会社を使って、一生懸命自分の映像作品を作っていました。それが一部の識者からは敬遠されていたようですが、今思えばカラヤンは先見の明があったという事ですね。現在は毎月のようにクラシックの映像作品が発売されておりますから。もし現在カラヤンが生きていたら、ハイビジョン撮影による映像を作っていた事でしょうね。

グラモフォンかぁ・・
ウチのおとんが好きでLPのセットいくつも持ってたな〜と思い出しました。お陰でカラヤンは一番最初に知った指揮者の名前でもあります

raotaさん、こんばんは。
実は私もその昔、最初に購入したクラシックレコードはカラヤンが指揮した「運命」「未完成」のLPレコードでした。当初はカラヤンくらいしか知らなかったのです。17歳くらいの時。(笑)

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