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2007年12月10日 (月)

撮像素子の価格

最近、大手量販店でデジタルカメラの価格を見ていると、所謂家庭用、或いは初心者用として一般的には考えられている一眼レフタイプが信じられないくらいの価格下落を見せている。ニコンさんで言えば D40、D40X の二機種、キヤノンさんは誰でも知っているベストセラーモデルの Kiss Digital X、その他ペンタックスさんでは K100D系、ソニーさんの α-100、オリンパスさんの E-410、E-510 などなど。

例えば最近モデルチェンジされたリコーさんのコンパクトデジカメ GR DIGITAL の方が下手すると一部上記一眼レフのレンズセットより高いくらいなのである。事実、此処へ来てボーナス商戦という事もあるのか、一眼レフタイプが通常より更に安くなっている。昨日たまたま小物の買い物に行きつけの量販店へ行ったら、今年発売されたニコンさんの D40X レンズセットは GR DIGITAL より売価で 15,000円も安いのです。どうなってんの・・・? と私は眼を白黒。(笑)

デジタルカメラは撮像素子の製造コストが高い為、永年親しまれて来た銀塩カメラより数段高い販売価格からスタートしている。フルサイズ撮像素子を持ち出さないまでも APS-C サイズやフォーサーズサイズが登場した時は銀塩ボディに比べるとかなりの高価格で、購入するにはそれなりに敷居の高いものでした。単純に考えると APS-C サイズの D40X が、コンパクトタイプのデジカメより製造単価が安いという事は考えられないわけですが、現実に販売価格に於いて逆転現象が起きてしまっている。

実際のところ、デジタルカメラの心臓部である撮像素子の製造単価・・・というか、自社で製造をしていないメーカーさんは各撮像素子を一体幾らくらいで仕入れているものなのでしょうかねぇ・・・。工業製品は価格だけで図れないものがあるのは充分承知しているつもりですが、撮像素子だけではなくペンタプリズム等、一眼レフタイプはコンパクトタイプより各パーツでもそれなりにコストが掛かっていると思うのですが、最近の逆転現象にデジタルカメラの売価に不信感を抱くようになっている私です。特に今回例に挙げた GR DIGITAL の売価には「・・・・?」となってしまう。

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コメント

こんにちは。
デジタルがフィルムより安く済むところと言えば、フィルムの巻き上げ巻き戻しあたりですかね。あんなに大きな空間を空ける必要もないので、強度を上げやすいと思います。あとモーターも不要ですね。
ペンタミラーにしてもプリズムにしても小さい方が安いとすると、APS-C専用は安いでしょうね。フィルムカメラのラインを転用することもできるし。
イメージセンサーやAFセンサーなどのセンサー類も結局半導体部品ですから、量産効果は大きいです。600万画素なら古い製造ラインで生産できるので、かなり安くできるはずです。だからD40だとフィルムカメラと遜色無い値段で売られていますよね。
AFセンサーは精度が非常に求められますが、チップ自体は小さいですから、イメージセンサーで鍛えられた製造技術を使えば51点でもそう高くないコストで作れるのだと思います。
GR DIGITALは安ければ売れるというものでもないし、数も出ないでしょうから、利幅を大きめにしているんじゃないですかね。

ビワさん、こんばんは。
APS-C のセンサーは結構コストが下がっているのでしょうね。いずれにしても我々消費者としては少しでも安くなるのは大歓迎です。また、選択肢が増えるのも有り難い事です。
GR DIGITAL は少々特殊なデジカメだと思います。銀塩 GR-1 シリーズと同じくファンも多いカメラなので、一般的コンパクトデジカメの範疇に入れてはいけないカメラなのでしょう。GR DIGITAL がフォーサーズのセンサーを使ってくれれば・・・、多少高くても購入するんですが・・・。

KONDOHさん、ビワさん、こんにちは!

もう...無くなってしまいましたが、以前は「高級コンパクト」ってカメラがありましたよね。
KONDOHさんが愛用のContax T2とか、私のMinolta TC-1とか。
それらも定価で言えば10万円を軽く超える価格...TC-1など14,5万円程していたんじゃないでしょうか。

小さく・強くするために特殊な素材を使ったり、加工方法を新たに考案したり、また、実装密度が小さいために製造時のコストがかかったりと、センサーやその他の材料コストだけでは図れない何かがあるのかなぁ。
マーケティングやコマーシャル戦略費用もしかり。
ビワさんも仰るように大量生産、大量販売といった性格の製品でもありませんので、かかったコストをペイするのに必要な利益はちゃんと乗せないといけませんしね。

ですから出来上がったモノをみれば、コンパクトデジカメかも知れませんが、そこに至る過程でも大変な苦労が...
そう思えば「それなり」の価格かなぁ...と感じています。

それに他に対抗馬も少なく、それを求める方もおられますから。

ボン村上さん、こんばんは。
量産が利けばコストも下がりますが、GR D はマニアックなデジカメなので価格もある程度は仕方ないのかもしれません。私はモデルチェンジ前の GR D を購入し、使いましたが、T2 や T3 のような感動がなかったのです。それで手放してしまったわけですが、おっしゃるように T2、T3、TC-1、皆普通に考えたら銀塩コンパクトカメラとして見たら高い(高級)ですよね。そういう意味で GR D の価格も納得です。
T2 や T3 だってなんの満足感を得られなかった方は手放しているでしょうしね。発展途上の高級コンパクトデジカメとして考えたいと思います。当然先代より画像も良くなっているでしょうし。

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