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2008年1月23日 (水)

大気光学現象

たまには飛行機撮影も楽しいですね。雪情報が出ていた日だったからでしょうか、滅多に見られない自然現象にも遭遇しました。この日は気温も低いし空は雲が多く、飛行機撮影にはあまり良い条件とは思えなかったのですが、そういう気象条件だったからこそ見られたのでしょう。

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B747-400D、所謂ジャンボと言われている機体を下からアップで捉えてみました。冬場、風向きの関係から羽田空港の対岸、城南島で撮影するとCコース(海側)から上がって来た機体を下から撮るようになります。そうするとこんな写真が撮れます。

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午前中の羽田はまさにラッシュアワー。次々と上がって来ます。

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幻日と言われる現象を見る事が出来ました。幻日とは、「太陽と同じ高さで、太陽と離れた位置で光が見える大気光学現象」だそうです。大気中の水滴や氷晶によって太陽の光が反射したり屈折したりするらしいのですが、私は初めて見ました。頭上には環天頂アーク(逆さの虹のようなもの)もあったり、面白い日でした。

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この写真はカメラと太陽の間をジャンボが突き抜けるシーンです。午前中は耳が痛くなるほどの気温の低さでしたが、そのお陰で普段見られない大気現象を見る事が出来たわけです。体の調子は崩しましたが・・・。(笑)

DATA : NIKON D3 + AF-S VR Zoom Nikkor 70-300mm/f4.5-5.6G(IF)、ISO 200、JPEG撮影

2008年1月17日 (木)

ハッセルでの富士山

180mm

会社の付き合いで先程、午前2時に帰宅した不良です。(笑) ブログの更新には少々気力が失せておりますので、元旦に撮影した写真を一枚掲載して今日のブログとさせて頂きます。この日は大判用のルーペは忘れるは、ハッセルレンズのフードは径違いを持参するはで、ミスの連発でした。フード無し、ハレ切りも忘れて撮影したせいか、画面左に影響が出ていますね。富士山も頂上が隠れています。

DATA : HASSELBLAD 203FE + Sonnar T* CF 180mm/f4、Fuji RVP100、二十曲峠で撮影

2008年1月12日 (土)

ヴィヴァルディ「四季」

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クラシック音楽ファンならベートーヴェンの「運命」と同じくらいポピュラーな曲なので、先ず知らない方はいらっしゃらないと思います。耳タコになっていて、もう聴きたくない・・・なんておっしゃる方もいらっしゃるでしょう。実は私もそうです。

ところが最近車の中で良く聴いているのがこの曲。演奏は写真のチョン・キョンファのヴァイオリンと指揮、セント・ルークス室内管弦楽団。女流ヴァイオリニストのチョン・キョンファは私にとって大のお気に入りのアーティスト。発売されるレコード、CDはすべて購入して来た。やや線の細い音色ですが、その美音と節回しに長年魅了されております。当然このCDも大分前に発売と同時に購入しており、購入時に一度聴いてラックの中に収まっている。

当時、車の中でも聴けるようにとCDを焼いてケースの中に入れて置いたものの、あまり聴く機会もなくそのままになっていたのですが、最近聴き直してみたらすっかり気に入ってしまい、ここ二週間くらい繰り返し聴いている。購入当時は「え、チョン・キョンファがヴィヴァルディの四季?」と思ったものですが、最近はさすがにチョン・キョンファらしい素晴らしい演奏だ、と聴き飽きている「四季」がとても新鮮に感じているのです。

私が初めて聴いたヴィヴァルディの「四季」はご多分に漏れずイ・ムジチ合奏団によるフィリップス盤。随分昔ですがフェリックス・アーヨが独奏ヴァイオリンを担当している超ベストセラー盤。見開きのジャケットには全曲のスコアが付録に付いているという豪華版。そのスコアで音符を追いながら何回もレコードを聴いたものでした。当時、室内管弦楽団で「四季」を録音しない団体は無い、と言っても良いくらいで、いい加減食傷してしまった。

しかしチョン・キョンファによるCDはまるで初めて聴くかのような演奏で、「春」の第一楽章の一音から水温む日を待ち兼ねたような爽やかな全合奏から始まる。艶やかなヴァイオリン・ソロは蠱惑的と形容したいほどの音色で、車を運転しながらも聴き惚れてしまう。で、カーオーディオで何度も聴いているのに自宅のオーディオ装置でも再び聴きたくなり、改めて全曲を自宅で聴きました。やはりチョン・キョンファの演奏は並外れたものと再認識。

そうそう、もう大分前の事ですが、ジャズしか聴かないというゴリゴリのジャズ・ファンの友人に拙宅でチョン・キョンファのヴァイオリンを聴かせた事があるのですが、友人はその後チョン・キョンファのレコードを買い漁るようになり、しきりに私に「いいよ〜、いいよ〜、しっとりした美音は何とも言えないね〜・・・」とすっかり彼女のファンになってしまった経緯があります。そういえば最近、彼女の新録音が出て来ないなぁ・・・。

2008年1月 7日 (月)

朝比奈の「運命」

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昨年大晦日に購入した朝比奈隆/NHK交響楽団によるDVD六枚組みのうち、ベートーヴェン/交響曲第5番「運命」を視聴しました。収録は1994年6月4日 第1235回定期演奏会、会場は当然NHKホール。

一言で言って大変な名演奏である。晩年、朝比奈さんは繰り返し繰り返しベートーヴェンとブルックナーを指揮していましたが、何回振っても毎回新しい発見がある・・・とご自身でおっしゃっていましたが、これほど堂々たるベートーヴェンは早々聴けるものではない。私が初めて朝比奈さんのベートーヴェンを聴いたのは十代の時で、FM放送から流れた「運命」を聴くにおよび、こんな重厚なベートーヴェンを指揮する人が日本に居るなんて・・・と、大変な感銘を受けた事が朝比奈さんを注目するきっかけとなった。

ベートーヴェンの交響曲全集を史上最多回数録音しているのが朝比奈さん。一般的には1970年代にビクターに録音(全曲ライヴ)した全集で広く注目されたようですが、その前に学研に録音したものが最初の全集。この学研盤での「運命」は大変遅いテンポで演奏されており、非常に朝比奈さんらしい個性的な解釈です。私の大好きな演奏なんですねぇ・・・。

さて、このDVDでの朝比奈さんは時折力が入った時に唸り声が聴こえるほど。終楽章へ向かって朝比奈さんの指揮振りも熱が入っているのが映像からハッキリ分かります。N響のホルン奏者が素晴らしい音を出しており、まったくもって安心して聴ける。壮大なる最後の一音が鳴り終わるとブラボーの声と共に大喝采を浴びる。感動と感謝の拍手は鳴り止まず、何度も何度も朝比奈さんはステージへと呼び出される。楽員が去った後も盛大な拍手は止まらず、今一度ステージに朝比奈さんだけ呼び戻され、聴衆の歓呼に答える事に。もっとも朝比奈さんのコンサートはいつもこうで、それだけ聴衆の感動が大きいという事ですね。

朝比奈さんのベートーヴェン・コンサートは何回聴いているか自分でも分かりませんが、大分昔、大阪へ第九交響曲を年末聴きに行った事がある。大阪での第九は二晩続けて演奏されており、その年は二晩とも聴いたのですが、初日と二日目とはテンポが全然違い、二日目の第三楽章はフルトヴェングラー並みに遅いテンポであった。終演後、私は楽屋で朝比奈さんに「先生、今日は昨日とは違って大変遅いテンポを取られておりましたね」という質問に対し朝比奈さんは、「弦が今日みたいなテンポでも持てるようになったので、敢えて遅いテンポを取ってみたんだ」とのお言葉を頂いた。毎回、朝比奈さんのベートーヴェンは新鮮なのです。ちなみに私の部屋にはお元気な頃に朝比奈さんから頂いた指揮棒があり、今となってはまさに遺品となってしまった。少なくとも日本では朝比奈さんのような指揮者はもう出てこないでしょうねぇ・・・。

この映像は16:9で収録されていますので、おそらくオリジナルはハイビジョンで収録されているのでしょう。是非、ブルーレイディスクで発売して欲しいものである。今日、ご紹介したDVDはNHKエンタープライズから発売された「朝比奈隆 + NHK交響楽団」というDVD六枚組みと特典CDが二枚付いたものですが、DVDはそれぞれ単売もされています。クラシック音楽のお好きな方には是非ご視聴頂きたいディスクです。

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