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2008年3月31日 (月)

モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第3、5番

Mutter

アンネ=ゾフィー・ムター(Vn)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

ユニヴァーサル ミュージック UCCG-5006

アンネ=ゾフィー・ムターというヴァイオリニストをご存知でしょうか? このCDはそのムターの初アルバム。1978年2月の録音で、ムターのデビューアルバムとなったもの。カラヤンに見出され、録音当時15歳。15歳でセンセーショナルなデビューをした彼女もすでに45歳なんですね。自分も歳を取るわけだ。(笑)

このCDも一枚1,000円という廉価盤シリーズで再発売されたもので、行きつけの外資系量販店でカラヤン生誕100年コーナーで眼にし、購入したもの。私は独奏楽器ではピアノよりヴァイオリンの方が好きで、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲ではグリュミオーが演奏した全曲盤を長年愛聴している。

実は晩年の頃の録音を除いてカラヤンのモーツァルト演奏はあまり好きではないのですね。カラヤンのモーツァルト解釈は少々クセが有り、それが時々鼻につく。ところがこのモーツァルトはムターの伴奏に徹したというか、ムターの引き立て役に回って、実に素直な演奏解釈です。

最初の第3番、オーケストラの主題提示が終わるとムターの力強い独奏が入って来ますが、これが彼女のレコード録音による最初の一音。有名な第5番とともに、とにかく15歳とは思えない力強さの中にも流麗なヴァイオリンが聴けます。とかく天才少年、天才少女のキャッチコピーでデビューしたソロアーティストは案外長続きしない人たちが多いのですが、ムターは今でも第一線で活躍しております。

しかし最近の音楽CDの価格は・・・。

2008年3月29日 (土)

朝比奈生誕100年

Asahina_11

今年は故朝比奈隆さん(1908-2001)の生誕100年にあたる年。以前も本ブログで書いているように、私は朝比奈さんの熱烈信奉者です。したがって発売されるレコード、CDはすべて購入して来た・・・つもり。(笑)

お恥ずかしいですが上の写真は朝比奈さんのCD専用キャビネットを写したものです。このガラス扉付きキャビネットには例外の二枚を除いて、朝比奈さん以外のCDは入っていません。例外の二枚とは朝比奈さんを高く評価している音楽評論家(兼合唱指揮者)、宇野功芳氏がオーケストラを指揮したライブCDが手前のスライド棚最下段に入っています。スライド棚の奥にも当然CDが隙間無く入っており、レコードについては隣室に保管しています。朝比奈さんの音源については自分の音楽ライブラリーの中で、唯一のコレクションと言ってもいいかもしれません。

私が16歳でクラシック音楽に興味を持ってから間もなく、朝比奈さんが指揮した(オケは失念しました)ベートーヴェン「運命」の超絶的名演をNHK-FMで聴いてからは、すっかり朝比奈信奉者となってしまい、以後都内で開かれるコンサートには出来得る限り聴きに行き、レコード、CDについては発売されるものは前述のようにすべて購入するようにしていた。お元気だった頃、購入したレコード、CDにはすべて朝比奈さんのサインをジャケットに頂いていた。更にはコンサートで演奏された曲目のスコア(総譜)にもサインを頂いていた。ほとんどミーハーですね。(笑)

今年はカラヤンも生誕100年。各レコード会社が100年を記念して旧録音を再発売している。朝比奈さんと言えばブルックナーとベートーヴェン。日本にブルックナーの交響曲を広めた第一人者と言って良いでしょう。したがってブルックナーのレコード、CDは私でもわけが分からなくなるくらい発売されており、再発売と気が付かずにうっかり購入してしまった事もある。ブルックナーの最高作、交響曲第8番については、渋谷ジアンジアンの経営者が私的に楽しむ為に録音した全集中の一枚が、未だに自分にとってのお気に入りです。コンサートでは勿論圧倒的名演を聴いているのですが、音源では未だにジアンジアン盤を凌ぐものはないと思っている。

今の時代、「テクニックは最高」のアーティストは無数に居ますが、「味」のあるアーティストは極端に少なくなっているのが残念。「味」を「個性的」と言い換えてもいいですが、音楽界のこういう現象はもしかしたら「音楽大学、音楽院」の弊害なのかな・・・とか思っています。

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