
最近、音楽の話しが多くなっていますが、クラシック音楽を愛好する方でワーグナーをお好きな方はいらっしゃるでしょうか? マーラー、ワーグナー、ブルックナー、三人は大編成なオーケストラを必要としますので、結構好き嫌いの分かれる作曲家だと思います。私はマーラーは苦手なんですが、ワーグナー、ブルックナーは大好きな作曲家なのです。
先日購入した写真のCDボックス、英デッカから発売されたバイロイト音楽祭でのライヴ録音を集めたもので、なんと「CD 33枚組」のセット。普通CD 33枚ともなるとそれなりの価格だと思うのですが、このセットの売価は僅か8,990円(外資系CDショップ)でした。一枚あたり274円。輸入盤ですが、ご覧の通り決して海賊盤の類いではなく、英デッカのマークの入った正規盤です。嘗てLPレコードで発売されたいたものばかりですが、一部はすでに持っています。収録されている内容は以下の通り。
さまよえるオランダ人(1961年)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
タンホイザー(1962年)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
ローエングリン(1962年)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
トリスタンとイゾルデ(1966年)
カール・ベーム指揮
ニュルンベルクのマイスタージンガー(1974年)
シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ指揮
ニーベルンクの指輪(1967、1971年)
カール・ベーム指揮
パルシファル(1985年)
ジェイムズ・レヴァイン指揮
以上、バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団によるバイロイト祝祭劇場での上演をライヴ収録。
これだけでワーグナーの主要な歌劇、楽劇が網羅されている。歌手陣はもちろん当時を代表するワーグナー歌手が勢揃いしており、まったく文句のないもの。サヴァリッシュはNHK交響楽団の客演指揮者として何度も来日しており、日本のクラシックファンにもお馴染みの指揮者。風貌通りの学者肌と言いましょうか、実に生真面目な音楽をやる人で、そこが私には少々物足りない指揮者でした。
カール・ベームの「トリスタンとイゾルデ」は名盤中の名盤として長年ワーグナーファンに愛されて来た録音。クラシックファンならどなたもご存知ですね。音源そのものは独グラモンフォンから発売されていたものです。バイロイト音楽祭と言えば欠かせない演目が「ニーベルンクの指輪」。上演に四夜を必要とする大作ですが、1960年代後半から1970年代にかけてベームの指揮で上演された「指輪」はキャストの素晴らしさも相まって、これまた人気を呼んだ上演です。ベームのワーグナーは割と淡白な指揮ぶりで、クナッパーツブッシュのような濃厚なワーグナーとは相対する解釈で、クナッパーツブッシュに心酔するワーグナーファンには少々物足りなさが残るかもしれない。
ヴァルヴィーゾは私にはイタリア・オペラの指揮者、というイメージを持っているのですが、「マイスタージンガー」の指揮ぶりには少々興味津々という感じです。レヴァインは日本ではオペラ指揮者というイメージが強く、管弦楽曲のレコードについてはセールスがイマイチだったようですが、メトロポリタンで人気があったようにワーグナーはなかなか良いですよ。
二十代の頃はワーグナーの楽劇をレコードで聴く場合、全曲を一気に聴き通してしまったものですが、さすがに最近はそこまで出来ないですねぇ・・・。しかし安いから購入したものの、33枚を聴き通すにはどれだけの日数を必要とするのかなぁ・・・。(笑)