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2008年6月23日 (月)

「写ルンです」で撮った平和

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この本は元 静岡トヨペット社員で、現在フォトジャーナリストとして活躍されている庄司博彦さんが、「ワールドチルドレン・フォトプロジェクト」という非営利活動を展開している中で発刊した写真集です。世界の子供たちにレンズ付きフィルム「写ルンです」を預けて、子供たちから見た「平和」を撮ってもらい、約1万カットの写真の中から選び、尚かつその内容を語りながら編集された感動的写真集です。

この本で掲載されている子供たちの国々は以下の通り。モンゴル、インドネシア、ベトナム、カンボジア、パキスタン、イラン、イスラエル、南アフリカの八カ国。子供たちに簡単な写真教室を開いた後、「写ルンです」を使って自由に撮影させているわけですが、やはり自分の家族を撮った写真が多いですね。当然と言えば当然ですが、これらの写真を見ていて思うのは、現代の日本の家族より遥かに強い家族愛で結ばれているのではないかという事です。

長い内戦が続いたカンボジアの子供たちは親兄弟を失った孤児が多く、家族をとても大切にしているそうです。未だに数百万個が残る地雷の為に手足を失った人たちは、リハビリや職業訓練に励んでいます。そういう中、子供たちは教育の大切さを自ら知り、学校の先生は憧れの対象であるのです。

しかし敗戦国でありながら勤勉だった昔の国民のお陰で経済大国にのし上がった何処かの国は、学校教育なんて現在は無いに等しく、社会常識を持たない多くの少年、青年を生み出している。情けないですねぇ。そのお陰で毎日のように殺人事件が起きており、命の大切さ、尊さを知らない(教育されていない)人間を多く作り出しているのですから。

この写真集を見ていると命の大切さ、尊さ、そして家族愛を如何に大事にしなければいけないかを知る事になると思う。

最後に作者の言葉を引用させて頂きます。
「写真は世界の共通語」、写真に国境はありません。美しいものを美しいと感じる気持ちは、人々の心をつなぎ、平和な世界を築いてくれると信じます。

「写ルンです」で撮った平和/庄司博彦 著(毎日新聞社 刊)

※ 蛇足ですが、「写ルンです」って、バカに出来ない描写ですね。私は未だに買った事がないのです。

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コメント

平和や命の尊さが写真を通して多くの方の胸に響くことを祈ります。
使い捨てカメラは私も自分で買ったのは一度だけです。プレゼント用でした。ところが私は知りませんでしたがコニカWaiWaiワイドのレンズ部を外してライカマウント用17mm超広角レンズに改造されたりしたようですね。一度、某中古カメラ店で見ました。値段失念しましたが1万以下ではなかったように思います。「なんでこんな値段なの?」と思いましたから。
その後、コニミノを引き継いだDNPからもこの17mmの使い捨てカメラは発売されたようですが現物はどちらも見たことがありません。

cucchi3141さん、お早う御座います。
作為の無い、子供たちが撮った写真、感動を覚えます。同様の写真を多くのプロの方が撮ったものを雑誌等で見て来ましたが、子供たちの写真に敵わないと感じました。
小さいブラスティックレンズ、優秀なんですねぇ・・・。

 使い捨てカメラ、愛用していました。
 子どもが小学生、中学生の時に旅行に行った時などは、ほとんどこのカメラでした。
 フィルム代に少しアルファーで、カメラが手に入り、ストロボまで付いていましたので。

 そして回収率は、ほぼ100パーセント。電池を含めて、部品までリサイクルされるので、「使い捨て」の皮をかぶった「エコ」でもあのます。だから、価格も安いです。
 最初に買ったデジタルカメラは、単三を6本使用でしたが、カメラ屋さんから使い捨てカメラの電池を貰っておりました。

pyosidaさん、こんにちは。
名前こそ使い捨てかもしれませんが、事実上はエコカメラであったわけですね。今でこそデジタルカメラは充電池を使うものがほとんどですが、汎用の電池を使っていた頃は随分と無駄を出していたわけですね。
しかし使い捨てカメラの電池を貰えるとは意外でした。

こんにちは。
「写ルンです」は偉大な発明品ですね。極たまに、カメラ雑誌のコンテストに「写ルンです」の作品が出ていたりします。これで十分と言われれば、十分なのかも。

ビワさん、こんばんは。
正直なところ、写真撮るのにこれで充分なのでは、と感じました。ライカだ、ハッセルだ・・・、これは単なる自己満足だな、と。(笑)

KONDOHさん、こんばんは。
私は時々、お仕事の記録で用いておりました。
今も、なつかしく、何個か保管しております。
素晴らしい写真集をここで知りました。
ありがたく思います。

私自身は未だ一個も購入した事がないのですが、写真集を見るとホント良く写るものですね。

「使い捨てカメラ」 禁止用語
「使い切りカメラ」 容認中間用語
「撮りきりカメラ」 容認用語

「写るんです」は富士写真フイルムの登録です。
用語の使い方は大切なんですね。
余談です。

有り難う御座います。以後、気を付けます。

すばらしい本を、紹介していただいてありがとうございます。平和の大切さは言葉だけではなく、映像で訴えることもできるんですね。発展途上国の子どもたちの瞳の輝きが、持続されることを祈らずには、いられません。写るんですを児童に持たせた時期もありましたが、今はデジカメやマビカを持たせて取材させております。学校教育の現場では・・・。

m.wadaさん、こんばんは。
本をご購入して頂いたのですね。有り難う御座います。ブログで紹介した甲斐がありました。m.wadaさんは教育の方のお仕事をされていらっしゃったのですか。ブログの中で現在の学校教育を批判するような事を書いてしまいましたが、ご容赦下さい。m.wadaさんから教えを請う子供たちは幸せだと思います。

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