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2008年6月10日 (火)

SACD

Kleiber

スーパー・オーディオCD、音楽好き、オーディオ好きの方ならご存知でしょう。フィリップスとソニーの共同開発で、従来のCDよりも高音質という鳴り物入りで発売されたもののイマイチ普及しないようである。一応私も何枚かのスーパー・オーディオCD(以下SACD)を購入しています。上の写真はカルロス・クライバー指揮、バイエルン国立管弦楽団によるライヴ収録で、ベートーヴェン/交響曲第7番のSACDです。ジャケット写真、右下のくねくねした丸いマークがSACDを表しています。

今更私が説明するまでもなくSACDは従来のCDプレイヤーでは聴く事が出来ません。再生する為にはSACDプレイヤーが必要になります。ただ現在発売されているものはハイブリッド盤と言って、従来のノーマルなCD層とSACD層との二層で出来ており、従来のCDプレイヤーでもノーマルなCD層を読み取る事によって普通のCDとして音楽を聴く事が出来ます。

Gergiev

こちらはワレリー・ゲルギエフ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるチャイコフスキー/交響曲第4番のSACDです。このハイブリッド盤をプレイヤーのスイッチでCDとSACDを切り替えて試聴してみると、確かにSACDに切り替えた方が周波数レンジが広くなり、音質はSACD層の方が良いのが分かります。ただ私のオーディオ装置では劇的変化というほどではない。恐らく拙宅より高級な大型装置で聴き比べればもっと違いが出るものでしょう。

音質がアップしているのに何故SACDは普及しないのでしょうか? 確かに数年前よりタイトル数は増えましたが、まだまだCDショップの一角にコーナーが設けられているに過ぎない。やはりオーディオそのものが衰退してしまった事と、携帯ミュージックプレイヤーの普及で家庭で音楽CDを聴く層が減って来た事も関係しているように思う。恐らくこういった層の人たちはSACDすら知らない人が相当数居るのではないかと思う。

多分SACDは高級な装置で音楽を楽しんでいる層の方たちが大部分のユーザー層ではないかと思っています。しかしSACDプレイヤーも登場当時から比べれば価格も普通のCDプレイヤーと変わらない価格帯までに落ちて来ていますので、是非一度お聴きになって頂きたいです。SACDのソフト価格もこれまた随分と安くなって来ております。米RCAのステレオ初期のLIVING STEREOシリーズなどは1000円台前半で購入出来ます。録音としては1960年代前半くらいまでですが、SACDで聴くと不満の無い音質で聴けますのでお薦めです。

私としてはもっともっと普及して、更なるタイトルの増加を願っております。尚、SACDよりもっと普及していないのがDVD-Audioです。こちらはSACDより更にタイトル数が少ないです。私は一枚だけ、朝比奈隆指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団によるブルックナー/交響曲第8番を2001年2月12日、愛知県芸術劇場でライヴ収録されたものを持っています。参考までに収録されている音声はPPCM(96kHz/24bit)5chサラウンドとPPCM(96kHz/24bit)2chステレオの二種類が入っています。尚、このパックはノーマルのCDも含まれた二枚組。そういえば私はDVD-Audioの方は聴いていますが、CDの方は聴いていませんでした。

最近、朝比奈隆生誕100年を記念して過去に発売されたベートーヴェン/交響曲全集やブルックナー/交響曲全集がSACDで再発売されまして、これも買わなければいけないなぁと思っています。以前、フォンテックから発売されていたベートーヴェン/交響曲全集が安価なSACDで再発売されたものを購入して聴いたら、明らかなる音質向上がありましたので、やはりSACDをもっと音楽ファンに聴いて頂きたいと思う次第です。

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コメント

KONDOHさん、私はアナログを全て保管場所に置いているのと、CDもPCとAVアンプ経由+外ではiPodで聴きますから音質はあまり求めなくなりました。
それよりも手近で聴けることを重視しています。逆に言えばじっくり聴くということがなくなったのですね。

cucchi3141さん、こんにちは。
結局手軽に音楽が聴ければ充分、という時代になってしまったのですね。ましてSACDなんて車載のステレオでは聴けません。専用のプレイヤーが無ければどうにもなりませんから。従来のCDですら年々売り上げ枚数が減って来ている時に、SACDが普及するわけが無い。(笑)
ソニーさんはプレステ3にブルーレイだけでなく、SACDまで再生出来るドライヴを積んだのですが、今年マイナーチェンジしたプレステ3ではSACDの再生機能は省かれました。ゲームを楽しむユーザーがSACDで音楽を楽しむとは思えませんしね・・・。
いずれにしてもSACDは一部の音楽ファンだけが楽しむもので終わるでしょう。

SACDはオーディオマニアだけでなく多くの音楽好きに聴いてほしいですよね
私はSACD普及にはソフトの売り上げが伸びてソフトを多く発売してもらう事!と現在では100%SACDでの購入です

隆文さん、はじめまして。
SACDを100%購入ですか。素晴らしいです!
おっしゃるようにもっともっと売り上げが伸びて、潤沢にいろいろと発売されると良いですね。

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