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2008年7月 1日 (火)

日本の工業製品

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写真は私愛用の腕時計で、つい最近オーバーホールをしたばかり。シチズン製で15年くらい前、時計雑誌のメーカー広告写真を見て気に入り、購入したもの。購入金額はハッキリ覚えておりませんが4万円前後くらいの特に高級と言えるほどの時計ではない。チタン製のクロノグラフという自分好みのデザインだったので、一目惚れで購入しました。

この春、時計左下のリセットボタンが押したまま戻らなくなり、修理するかどうか迷っていた。何しろ15年も使っていたので修理するくらいならその費用で新しい時計が買えるのではないかと思い、保留にしていた。時計はもうひとつある事だし。しかし考えた末、オーバーホールをお願いする事にし、量販店に持ち込んだ。

数日後、見積り料金の電話連絡が入ったのですが、耳を疑う知らせが・・・。防水用のパッキンがすでに部品払い底となっているため、防水パッキンの交換は無しでのオーバーホールとの事。発売後15年くらいしか経っていないのに、もう修理部品をメーカーは在庫していないのですね。電気製品の修理部品は製造終了後、8年くらいで払い底になる事は知っていましたが、時計も同じだとは知りませんでした。いや、私が単に無知だったのかもしれませんが。

もっともカメラもちょっと古くなると部品交換を伴わない修理しか出来なくなりますので、どうやら日本製の工業製品は皆同じという事なんですね。日本のメーカーに言わせれば、修理するくらいなら新しい製品を買って下さい、という事なのかもしれない。これだから日本の工業製品になかなか愛着が湧かないのですね。

私がカメラではライカやハッセルブラッドといった、日本製に比較したら高額な製品を無理してでも購入、愛用するのは、作りの良さはもちろんですが、何より「永く使えるという信頼」が大きい。例えば中古購入とはいえ、私が愛用しているライカ M2は1960年製、M3が1961年製ですが、未だに修理、オーバーホールが出来るのである。これらは機械式カメラで電気部品を伴わないから、というのであれば、電気部品を使っているR型などは多少古くてもまだまだ修理を受け付けているはず。

購入時、多少高くても寿命の長い製品の方を私は愛用する。日本製はあまりにも寿命が短過ぎないだろうか? 修理部品を在庫しておくのにも税金が掛かるので年数を切っている、と聞いていますが、何とかならないものでしょうかねぇ。極端な言い方をすれば、現在の日本製高級カメラなんて「高級撮り切りカメラ」と言わざるを得ないですね。(笑)

さて私のこの時計、電池交換を年明けにしたばかりなのに、オーバーホール完了して手元に来た伝票を見たら、なんと電池まで交換されていた。翌日、預けた量販店にこの事を告げたら、オーバーホールは電池交換込みの料金です、と答えられました。う〜ん・・・。おまけに水に気を付けてお使い下さいと言われてしまった。(笑)

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コメント

そういえばF4の補修部品保有期間がまもなく終了するようです。あれはプレヴュー泣きの持病があって、やがては絞り羽根の動作不良になります。どうしますかね・・・
ブロニカS2やSQ、ETR系は将来とも使用しますので予備のボディやフォルダその他アクセサリーをいくつか確保してあります。場合によっては部品取りになるボディもあるでしょうね。
時計は身につけません。もう何年にもなります。高級腕時計のコレクションはカメラ以上みたいですね。関心を持たなくてよかったです(^^;)

クッチさん、こんばんは。
F4のプレヴュー泣きは有名ですね。結局補修部品が払い底したボディは予備を持つ必要があるという事。日本製はこれだから・・・。
高級腕時計のコレクションはしたくても財力がないので私は安心です。(笑)

 車ですが、友人は20年乗っています。外見も綺麗だし、満足度も高いです。
 私は15年目で、手放しましたが(修理費不足のため)、満足度は高かったです。

 スピーカーは、35年ほど前のを使っていますが、この頃のはしっかりとした製品が多いですね。

 デジタルカメラも長く使えるように、パソコンのようにCPUにあたるCCDやCMOS、画像処理の箇所などが交換できるタイプが欲しいです。

 ちょっと脱線ですが、1台の1眼で風景なのでフルサイズ、電車・鳥はAPS-Cと用途で使い分けられたらいいですね。

pyosidaさん、こんにちは。
身近にも30年以上前の車を所有している人が居るのですが、数台有りますのでコレクションの意味もあると思います。普段乗っていませんし。
デジタルカメラ、おっしゃるような形で長く使えるといいですね。しかしメーカーは儲からないでしょうね。(笑)
フルサイズとAPS-Cの切り替えですが、D3にはこの機能が搭載されております。フルサイズ1200万画素、APS-Cですと500万画素になりますが、D2Hは400万画素でしたから、500万画素でも充分使えます。

昭和20年代に製造された油圧式手術台を使ってます。師匠から譲りうけたのですが、今でもバリバリの現役!KONDOHさんのブログを読んで改めて見直してみたら、見事にすべてマイナス螺子でしたよ。最近カメラ艦隊に加えたZeiss IkonもM3みたいにマイナス螺子です。プラス螺子でも変わりませんが、やっぱり古き良き時代の工業製品が好きです。scissors

スカルピアさん、こんにちは。
昔の工業製品って、コスト度外視とも思われるいい製品が多かったですよね。しかし裕福な時代になってからは大量生産が進み、プラスティックが多く使われた味気ない工業製品が増えてしまいました。その分、価格は安くなっているのでしょうけど、味わいみたいなものがなくなりました。大量生産、大量消費の時代なのでやむを得ないのでしょうね。

 フルサイズとAPS-Cの切り替えは、D3ではもう実現していたのですね。いいですね。
 Panasonicなどのコンパクトデジタルカメラで、画素数を落として光学20倍以上などは知っていたのですが・・・。

 D700、噂通り、外見・性能・発売日ともそのまま発表でしたね。
 結構重い。ファインダー95パーセントなど色々ありますが、私には、LeicaRレンズが付かないことが、大きいです。

 Leicanonとすれば、大歓迎です。Sonyとともに、フルサイズでの熾烈な戦いを通して、良い物が安くなるのを期待しております。
 とともに、価格だけでない、使っていて満足度の高いフルサイズも期待します。
 KONDOHさんも書かれていましたが、昔の銀塩やLeicaMシリーズの、ずしっとした手応え、金属感。
 使い込むほど、渋みが増す道具も登場して欲しいです。

KONDOHさん、おっしゃる通りですね。私のLeica Ⅲfなんて1953年製でも、まだ修理できますからね。
しかし、日本製品でもカメラに限って云っても、Nikon F、Canonのレンジファインダー、OLYMPUS PEN等、昔の職人魂の入っている製品はまだまだ修理可能。日本製品も捨てたもんじゃ無いですよ。

pyosidaさん、こんばんは。
デジ一眼、これからはフルサイズでの争いになる気配ですね。価格もどんどん落ちて来ていますから、この後予定されている5D Mk II やα-900の価格設定に興味が有ります。

Kenclipさん、こんばんは。
IIIfも良いカメラですね。昔使った事があります。日本製品も職人気質に作られた昔の製品ですと良いものがありますね。カメラも電気製品になってからは少々寂しいですが・・・。

こんにちは。
僕が仕事で使っている腕時計は25年になります。普通のクオーツ時計ですが、構造が単純なだけに壊れにくいのかもしれません。
ハッセルブラッドも最近はデジタルばかりですね。実際Vシリーズを新規購入する人は限られていて企業としては成り立たないのでしょう。ライカも企業として生き抜くためにはデジタルに注力しないといけないようですし。
コストをかけた良い製品は利益が出ないので、そういったモノを作り続けるためには、モノとしての価値は少々劣っていても儲かる製品をどんどん作らないといけない、ということではないでしょうか。

ビワさん、こんばんは。
おっしゃる通りです。企業は利益を出して行かなければ存続出来ないわけですから、売れるものを出さざるを得ないわけです。出さざるというより、その時代時代のニーズに合った製品を開発する事が大切ですね。一部人種の思考(私とか(^^;)に合わせるような製品を作っていたらコスト的にも合わないでしょう。これは企業側から見た意見だと思います。
しかし一消費者から見た私の意見としては、つまらない製品ばかりが多い時代になったものだと感じるわけです。(笑)

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