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2008年7月26日 (土)

ねずみ

Ai50mm_14

「ねずみ」という古典落語をご存知でしょうか? 日光東照宮の「眠り猫」で有名な左甚五郎が仙台へ旅をして小さな旅籠「ねずみ屋」に泊まります。ねずみ屋の主人はもともと道を挟んだ正面にある大きな旅籠「とら屋」の主人でしたが、後妻共々とら屋を手代にまんまと取られてしまっていて、思わぬ事故から今では腰も立たない日陰の身分。小さな一人息子と共に貧乏な生活を営んでいます。

事情を知った甚五郎は板の端切れを使って見事なねずみを彫り、たらいにそのねずみを入れ、「このねずみを見たる者は必ずねずみ屋に泊まるべし、左甚五郎」と書き置きして宿を去るのです。この甚五郎作のねずみが庶民に話題になり、ねずみ屋に次々と泊まり客が増えて大繁盛。なんとこのねずみは泊まり客の見る前で動く事から話題になったのである。地団駄踏んだのが正面のとら屋の主人。元はねずみ屋の主人に使われていた身。にも拘らず自分も彫物師に大きな「虎」を彫ってもらい旅籠の正面に飾ると、それまで大繁盛していたねずみ屋の客足がパタッと止まってしまう。

困ったねずみ屋の主人が江戸に居る甚五郎に助けを求めると、早速甚五郎が再びねずみ屋を訪れる。とら屋の「虎」を見て甚五郎は大した彫り物でもないのに、それを見て震えている自作のねずみに理由を訊いてみる事に。

甚五郎「おい、ねずみ。何故あんな出来の悪い虎ごときを怖がるのだ!」

すると、たらいの中のねずみがびっくりした表情で答える。

ねずみ「え? あれは虎なんですか? 私はてっきり猫だと思った!」

というオチの落語です。この「ねずみ」のお話し、病気のため現役をすでに引退している三遊亭円楽師匠が上手くて、好きでしたねぇ。落語に凝った時期があって良く聞きました。落語ってお年寄りの聞くものかと思っていたのですが。(笑)

さて今日の写真、向こう側の子供が手にしているのはねずみの屍骸。手前の子がしきりに「おい、帰ったら手を洗えよ!」と繰り返していました。いや〜、参りましたね。私はねずみの屍骸なんて持つ事は出来ません。ミッキーマウスは可愛いですが、ホントのねずみはパスです。(笑)

DATA : NIKON F5 + Ai Nikkor 50mm/f1.2s, Kodak EBX

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コメント

50mm・f1.2での絞り気味のシーンは初めて見ます。開放とは異なる表情を見せますね。
ネズミは以前の飼いネコがよく狩りで捕まえてきました(いまのネコは完全室内飼いです)。彼らは獲物を自慢げに見せるので必ず家の中にくわえてきます。リビングに屍体が横たわって・・・しょっちゅうでした。埋葬するのは飼い主です(-_-;)

クッチさん、お早う御座います。
この写真は絞り f4 か f5.6 だったと思います。このくらい絞ると普通に良く写るレンズです。今度、開放でも撮ってみます。
最近の猫はねずみを捕まえなくなっているらしいですね。猫は空腹になると何とかという成分が猫の体から不足して来るそうで、その成分をねずみが持っているのでねずみを襲うらしいです。自然の摂理でしょうか。ところが今は猫君も人間から充分な栄養を与えられているので、面倒くさいねずみ狩りをしなくなったと、何かで読みました。
子供の頃、トムとジェリーのアニメが面白かったです。

こんばんは、
何時も記事をありがとうございます。
読んでてそのまま引き込まれています。
またまた、香川の話に(笑
私が子供の頃には、蛇のしっぽを捕まえてグルグル回しながら遊んでる人もいましたよ(笑
もっとも蜂に刺されると薬は「おしっこ」
それで当たり前の時代ですから(笑
そうそう、カブトムシが道に落ちているのはここ最近の話です。
昔は、道路に街頭なんか有りませんでしたから
普通に山の中に入って取っていました。

50mmF1.2ですか。楽しそうですね。試したいレンズですが、D700に連鎖しそうで怖い。

konekoさん、こんばんは。
こちらこそ読んで頂いて有り難う御座います。
蛇のしっぽを捕まえてグルグルですかぁ? そういえば私の近所の遊び友達で、同じく蛇を平気で捕まえて手で弄ぶ子がいました。「ほれほれ〜!」って私らの顔に蛇を押し付けようとするのでぎゃ〜ぎゃ〜言ってみんなで逃げていた事がありました。(笑) 私、トカゲを見ただけで逃げていましたから。お恥ずかしい。
子供の頃見ていた蛇は、大体シマヘビだったと思うのですが、たまにアオダイショウを見る事もありました。蜂に刺されるとおしっこ。これは私も聞いた事があります。要するにアンモニアをかけるという事ですね。(笑)
しかしカブトムシが道路に落ちている。う〜ん、昆虫少年だった私としては羨ましい地域ですねぇ。

yymoonさん、こんばんは。
明るい単焦点レンズフェチなものですから、50mmの f1.2 なんて真っ先に欲しがるレンズなんです。近い将来ディスコンになってしまうのでしょうから、是非D700とセットでどうぞ。(笑)

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