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2008年9月14日 (日)

ヴェルディ/歌劇「椿姫」

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ヴェルディ/歌劇「椿姫」
ヴィオレッタ : アンナ・ネトレプコ (S)
アルフレード : ロランド・ビリャソン(T)
ジェルモン : トマス・ハンプソン(Br)
カルロ・リッツィ指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
演出 : ウィリー・デッカー
2005年8月7日
ザルツブルク祝祭大劇場での収録

カメラの話しが続いた後に突然オペラの話題で恐縮です。オペラが好きなんて早々いらっしゃらないと思いますので。ぺこり、ぺこり。m(_ _)m
今日採り上げたヴェルディの歌劇「椿姫」は、クラシック音楽ファンなら誰でも知っている(聴いたかどうかは別として)有名曲です。それこそ「運命」「未完成」と同じくらい。

今更申すまでもなく、「椿姫」はアレクサンドル・デュマ・フィスの有名小説をイタリアオペラの大作曲家ヴェルディがオペラ化したもので、ヴェルディのオペラの中でも「アイーダ」「リゴレット」などと共にもっとも有名な作品。今日紹介する演奏は2005年のザルツブルク音楽祭での上演を収録したもの。実はこの輸入盤DVDを行きつけのCDショップで見つけ、購入したのですが、なんとその少し後にNHKハイビジョンで放送されたのです。画質はハイビジョンですからDVDなんか比べものにならないくらいの高画質。あぁ、DVDを買わなければ良かった・・・。(笑)

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アルフレードの「乾杯の歌」を聴くヴィオレッタ(ネトレプコ)

この上演は当時大変話題になったそうで、先ず一番には現在もっとも人気の有るソプラノ、アンナ・ネトレプコが主役ヴィオレッタを歌っている事。天は彼女に歌唱力と容姿端麗の二物を与えたようで、なんたってNHKのナレーションも配役を紹介する際、「ヴィオレッタは『美貌』のソプラノ、アンナ・ネトレプコ」と言っているくらいですから。(笑)
第二はドイツの演出家、ウィリー・デッカーの従来の慣習に捕われない大胆且つモダンな演出と舞台装置。

原作は19世紀の貴族たちを描いているのに、この上演では時代を現代に置き変えており、舞台も大きな時計を右手に置いた実に簡素な舞台で全曲が上演される。最初私は見始めてからその舞台装置に随分と違和感を感じてしまった。しかし舞台狭しと激しく動き回りながら歌い、演技するネトレプコに魅了されてしまい、後はズルズルと最後まで観て(聴いて)しまった。(笑)

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この人がヴィオレッタと恋仲になるアルフレード・ジェルモンを演じるテノールのロランド・ビリャソン。最近のアーティストに少々疎くなっている私はまったく知らないテノールでした。さすがにプラシド・ドミンゴなどと比べてしまうと少々・・・。

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こちらはアルフレードの父、ジョルジョ・ジェルモンを演じるベテラン、トマス・ハンプソン。写真は有名なアリア「プロバンスの海と大地」を歌うシーン。娼婦ヴィオレッタに身を落としてしまった最愛の息子アルフレードを心配するあまり、ヴィオレッタとの仲を強引に裂いてしまう。モーツァルトのドン・ジョヴァンニなども歌っていた人で、さすがに安定した歌唱力だと思います。

イタリア人指揮者、カルロ・リッツィも私は初めて知る指揮者でしたが、なかなか上手い解釈をする人だなぁ、と感じました。特に強弱の取り方が適切というか感心する上手さ。聴き慣れた「乾杯の歌」の前奏なども「へぇ〜・・・」と聴き入ってしまいました。

オペラがお好きな方、ヴェルディがお好きな方、何より美貌のソプラノを観てみたいという方(笑)、お薦めの演奏です。ご参考までに放送があるのを知らないで購入してしまった輸入DVDの番号を記しておきます。音声は5.1chです。

独グラモフォン 00440 073 4189

尚、全曲盤のCDも大分前に発売されております。

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コメント

こんばんは!
この演奏は僕も見ました。
ネトレプコは、ヴィオレッタにぴったりですよね。容姿もそうですが、声も。
椿姫は、中学生のときに見て以来気に入っていていくつか見ましたが、そのなかでもこのザルツブルグ公演はバランスが取れていて好きです。

namaminandanaさん、お早う御座います。
この演奏、ご覧になっておりましたか。おっしゃるようにネトレプコはヴィオレッタにぴったりですね。オペラはCDなどで音楽だけ聴いている分には容姿は関係ありませんが、生のステージやこうした映像ソフトで観る場合はどうしても視覚に訴えかける部分が重要になってしまいますねぇ。
ただネトレプコは容姿だけでなく、声もヴィオレッタに向いていますので、大変楽しめた上演です。
私はレコードではクライバーが指揮した演奏、ヴィオレッタはイレアナ・コトルバスですが、これが好きなんです。

KONDOHさん、今晩は。
この椿姫は美しいですねぇ^^
私の持ってるDVDは、演奏は素晴らしいのですが…
フェルメール展に行ったついでに、ソニービルでα900を触って来ました。シャッター音が少し大きいかと思いますが、メチャいいです!納品が楽しみになって来ました。

スカルピアさん、こんばんは。
フェルメール展、上野の美術館ですよね。あれ、上京してたのですか!
ついでにα900も弄って来ましたか。納品、楽しみですね。
ネトレプコはトスカを演じたら映えるでしょうね。声質が合うかどうかはまた別ですが。

KONDOHさん、今晩は。例によってこぶ付きでバタバタ時間に余裕の無い旅でありました。豚児のJRの時間待ちで、少し余裕ができKONDOHさんの情報でソニービルに直行しましたよ。フェルメール他、300年前の絵を直に見て感激しました。他に同時代の作品が展示されてましたが、絵の持つ力が違うのはなぜか?と考えながら帰って来ました。良くわかりませんが、無駄の無い構図とコントラストの付け方かなぁ…と家内と話してます。後、絵の中の人物と目が合うとドキッとしました^^;

私もソニービルで触って来たいと思ってます。今日は最初の天気予報ではあまり良くなかったのですが、いい天気になりましたね。
絵画は写真と通じるものがありますから、素晴らしい作品と接すると感動しますね。

この演奏はCDのハイライト盤で楽しんでいました。ハイビジョン放送も録画し観ましたがネトレプはいいんですがコロランド・ビリャソンの顔が僕には耐えられなくて。なぜかこの二人いつも一緒なんですね。椿姫についていえば、昨年9月のチューリッヒ歌劇場公演で、エヴァ・メイのヴィオレッタ、レオ・ヌッチのジェルモン父を堪能しました。指揮は注目の次期ウィーン国立劇場音楽監督ウェルザー=メストでした。

yymoonさん、こんばんは。
実を言いますと私もこのテナーのマスクには「?」でした。(笑)
映像を伴うオペラのアキレス腱とも言うべきでしょうか、音だけのCDとは違い、否が応でも歌手の容姿を見なければいけないわけですから、そこがオペラ鑑賞の難しいところですね。。
レオ・ヌッチもベテランですし、ジェルモンには最適だったでしょうね。ウェルザー=メストも未だまともに聴いた演奏が無いのです、私。

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