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2008年10月24日 (金)

007/慰めの報酬

007_2

ソニー提供「007/慰めの報酬」(シリーズ第22作)

英イオン・プロ 2008年製作 2009年1月日本公開

出演 : ダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、マチュー・アマルリック、ジュディ・デンチ、ジェフリー・ライト 他
音楽 : デヴィッド・アーノルド
監督 : マーク・フォースター

007シリーズの最新作、「007/慰めの報酬」が完成し、本国イギリスでは今月31日、全米では11月7から公開される。肝心の日本では正月映画第2弾として、2009年1月に公開が予定されています。タイトルに日本語が使われるのは「007/消されたライセンス」以来、久しぶりで、今回は原題を直訳したようです。わけの分からないカタカナタイトルよりマシですね。

原作はイアン・フレミングの短編集「007/薔薇と拳銃」からの「ナッソーの夜」が使われていますが、いずれもタイトルは日本語訳の時のもの。長編モノの原作は「ムーンレイカー」ですべて映画化が終わっており、以後はいずれも短編集からタイトルだけを借りたり、或いはオリジナルタイトル、オリジナル脚本で映画化されている。

しかしその中で、ティモシー・ダルトンがボンドを演じた「リビング・デイライツ」は短編のストーリーをプロットにし、そこから話しを大きく展開して盛り上げて行った傑作の一本と私は思っています。原作の短編はまだまだ東西冷戦中の時代で、東側の重要機密を盗んだ英国情報員が東西ベルリンの壁を乗り越えて来るところを、ボンドが敵の狙撃手から守って仲間を無事西側に保護するというお話し。映画はこれをチェコに舞台を置き換えて、ロシアの高官が重要機密を持って英国に亡命するのをボンドが敵の狙撃手から守り、英国へと逃亡させるわけです。そこからストーリーは展開するわけですが、なかなか面白い作品でした。

イオン・プロダクションはハリー・サルツマンとアルバート・R・ブロッコリという二人のプロデューサーが、フレミングの小説を映画化する事だけを目的として作られたプロダクションだという事は有名な話し。フレミングの全作品の映画化権を獲得しようとしたものの、「カジノ・ロワイヤル」だけはすでに米コロンビア映画が権利を獲得していて、本家イオン・プロは「カジノ・ロワイヤル」だけ映画化する事が出来ないでいた。

ところが米コロンビア映画を買収していたソニーさんが、嘗てドタバタのパロディ映画としてコロンビア映画が製作していた「カジノ・ロワイヤル」を、正統的007映画としてリメイクすると発表。更にそれを機に本家イオン・プロとは別の007シリーズを製作して行くと言ったから大変、本家イオン・プロがソニーさん相手に訴訟を起こし、和解するまでに三、四年も掛かり、結局本家イオン・プロもその間は映画を製作出来ないでいた。

そこは世界に名だたるソニーさん、「カジノ・ロワイヤル」を再映画化する権利を本家イオン・プロに譲渡する事で手打ち。で、本家イオン・プロ製作による本格的007シリーズとして初お目見えしたのがシリーズ第21作の「007/カジノ・ロワイヤル」でした。その代わり、全世界への興行権はちゃっかりソニーさんが仕切る事に。(笑)

その「007/カジノ・ロワイヤル」は過去の20作品とは決別して、新シリーズとして製作。原作通り「ダブルオー・・・殺人許可証」を取得したばかりの新米エージェントとしてボンドを描いておりました。

今回の「007/慰めの報酬」はその「007/カジノ・ロワイヤル」の続編。前作で初めて愛した女性、ヴェスパー・リンドを失ったボンドは、その復讐の為、関係していたミスター・ホワイトを追って来たところで映画は終わっていました。あれあれ〜・・・此処で終わり? と、なんとも消化不良の映画でしたが、その後に次回作に続く事を知って納得。そうそう、今回はいつも通り「ジェイムズ・ボンドのテーマ」から映画が始まって欲しいですね。(笑)

公式サイトも少し前からオープンしており、例によって予告編が iPod用にダウンロード出来ます。私はご覧の通り、早速自分の iPod touchに入れております。(笑)

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12月には旧作品がブルーレイ化されて、先ずは6作品が発売されます。年が明けて、映画公開と同時に残り作品もブルーレイ化されるのでしょう。ファンとしてはとても楽しみです。予告編を見ると今回もアクションは派手ですね。ニュースによると、湖畔でのカーチェイスシーンの撮影中、ハンドル操作を誤ってアストンマーチン DBSが湖に落ちて大破してしまったそうです。運転していたスタントマンは重傷。アクションが派手になるのは時代の流れでしょうか・・・。ストーリーの面白さで見せて欲しいと思うのは私だけ?

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コメント

こんばんは。
007フリークとしては、公開が楽しみです。
スタントマンの重傷のニュースはショックです。007シリーズは現在数少ないCGでなく、スタントマンが主体のアクション映画。この事故が原因で方向転換ってことが無いように祈ります。

Kenclipさん、こんばんは。
Kenclipさんも007シリーズがお好きでしたか。最近の映画はCGで作られる部分が多いので、見ているとがっかりする事が多々あります。今のところ007は生身の体を使ってのアクションのようで、出来るだけCGの部分は少なくして欲しいですね。
ダイハード 4 はCG部分が多く、今更作らなければ良かったのに・・・と思いました。

007好きな映画です
映画の始まりの画面が目に浮かびますが
同じような画面でした?

今日のテレビはボンドのパロディの様な映画が有った様な
見ないと(笑

konekoさん、こんばんは。
あれ、konekoさんもお好きだったんですか。前作はいつもの・・・レンズの絞りのようなデザインからボンドがこちらに向けて銃を撃つ・・・このシーンからは始まりません。ガッカリでした。
今度はここからスタートして欲しいです。(笑)

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