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2009年2月22日 (日)

松竹映画「遥かなる山の呼び声」 山田洋次監督作品

Yobigoe

松竹映画「遥かなる山の呼び声」 1980年作品

監督 : 山田洋次
原作 : 山田洋次
脚本 : 山田洋次、朝間義隆
音楽 : 佐藤勝

出演 : 高倉健、倍賞千恵子、吉岡秀隆、ハナ肇、武田鉄矢、渥美清 他

え・・・、またまた山田洋次監督作品のご紹介。

先月、WOWOWで山田洋次さんの旧作品数本がハイビジョン放送されまして、私は狂喜してブルーレイ・レコーダーに録画しました。山田作品はまだ一本もブルーレイソフトで発売されておりませんので、今回の放送は大変嬉しかったです。

山田作品、初期の作品はリアルタイムで劇場鑑賞出来ませんでしたので、テレビ放送で観てDVDを買う、というパターンも何回かあります。この作品は日本アカデミー賞の各部門を総なめにした「幸せの黄色いハンカチ」に続く、高倉健さん、倍賞千恵子さん主演による作品。タイトルからお分かりのように西部劇映画の傑作「シェーン」を下敷きにした作品です。

ストーリーは北海道・中標津で亡き夫の残した酪農を風見民子(倍賞千恵子)と長男 武志(吉岡秀隆)は細々と営んでいた。風雨の激しい春の或る夜、一人の男が風雨をしのぐため、軒下で良いから一夜泊めて頂きたいと来る。丁度牛のお産にぶつかり、男はお産を手伝った翌朝、去って行く。

そして北海道の短い夏が来ると、民子のもとへ春のあの男が再び訪れる。男は田島耕作といい、給料は要らないから自分を此処で雇って欲しいというのである。民子には思いもよらない事を言われ、耕作に警戒しながらも人手が欲しいので渋々雇う事に。耕作は馬小屋で寝泊りしながら民子にちょっかいを出す虻田(ハナ肇)をあしらったりしながら、徐々に民子、武志と打ち解けて行く。

息子武志は民子が入院している間にすっかり耕作に懐いてしまうのですが、民子自身も実直な耕作に少しずつ惹かれてしまっている事に気が付く。しかし、草競馬大会に民子の馬で出場した或る日、ふたりの刑事が耕作のもとへ・・・。

多くの名作を撮っている山田さんの作品、私にとってのベストワンはこの作品です。「家族」も良いし、もちろん「幸せの黄色いハンカチ」も素晴らしい。学校シリーズも好きだし、最近の時代劇三部作も良かった。「なつかしい風来坊」も大好き。何より寅さんシリーズにも素晴らしい作品がありますが、多くの山田作品から一本を選びなさい、と言われたら迷う事なく私はこの「遥かなる山の呼び声」を挙げます。

「暗い過去のある男」を演じさせたら高倉健さんの右に出る役者さんはいないでしょうね。何か曰くのありそうな寡黙な男、こういうキャラクターは高倉健さんにピッタリ! 今回の作品は狂言回し的役を演じているハナ肇さんも上手いですね。そして武田鉄矢さん、役者としての素質を見出してくれたのが山田洋次監督ですが、前作「幸せの黄色いハンカチ」に引き続いての出演。民子の従弟役でチョイ出演していますが、明るいキャラクターが民子の心を和ませてくれるのです。

そうそう、寅さんシリーズの渥美清さんも本当にチョイ役で特別出演しております。

その寅さんシリーズで寅さんの甥っ子 満男役や、人気テレビドラマ「北の国から」の純君役ですっかり有名になってしまった吉岡秀隆さんも、民子の息子 武志を好演しています。倍賞千恵子さんは私の好きな女優さんで、今回の民子役も素敵ですね。この作品も何回となく観ていますが、何回観ても良い作品は飽きないです。

この映画のラストシーンは大変印象的ですが、後にテレビ放送で観た「なつかしい風来坊(ハナ肇主演)」のラストシーンが、「遥かなる山の呼び声」の原型だったんだぁ・・・と知る事になりました。

是非、多くの人に「遥かなる山の呼び声」をご覧頂きたいと思います。DVDでも発売されておりますので、レンタルでも観る事が出来ますよ。
来月9日にWOWOWで再放送されますが、今度は残念ながらハイビジョン放送ではありません。

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コメント

この映画、私も見ています。確かに最初タイトルを見た時「シェーン」?でも、見た後でも違和感全くなし。いいものはいいです。
倍賞千恵子さん、大好きです。「下町の太陽」を聞くと背中がぞくっとします。

ダンさん、こんにちは。
携帯からのお返事です。ダンさんもご覧になっていらっしゃいましたですか。名作ですよね。山田監督らしい作品だと思います。
倍賞千恵子さんは歌が上手いですね。透き通るような高音域は素晴らしいです。唱歌、童謡を歌ったCDを持っていますが、愛聴盤です。

本当に映画が好きなんですね♪
そう言えば、昨日、スターウォーズをしてましたけど
何となく面白く無くて、少し疲れ気味だったので、途中で寝てしまいました・・・

konekoさん、こんばんは。
映画、大好きなんですが、私の観方は幅が狭く、好きな監督、俳優さん、これで観る、観ないを決めてしまうので、本当の映画好きかどうか自分でも分かりません。(笑)
ただ二十歳くらいの時、映画なら何でもいい、という時期がありまして、手当たり次第観ていた時もありましたので、この時が本当の映画好きだったのかもしれません。

こんにちは。
アメリカ西部と北海道はどちらも開拓地で似ているところがあるのでしょうね。
黄色いハンカチは見たことがあります。なので、キャスティングとストーリーだけでも何となくイメージが湧きます。こういう映画は好きですね。

ビワさん、こんばんは。
そうですね、アメリカ西部と北海道は似ていますね。
「黄色いハンカチ」以上にこの映画は抒情的な映画ではないかと思います。そういう意味で如何にも山田監督らしい作品だと思います。

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