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2009年3月 3日 (火)

朝比奈のブラ1

Bra1
ブラームス/交響曲第1番 ハ短調

朝比奈隆指揮 東京都交響楽団
1996年4月6日 サントリーホールでのライヴ録音

フォンテック FOCD9399

昨年はカラヤンとともに、朝比奈さんの生誕100年であった事は以前に書いておりますが、その記念として数々のCD、DVDが発売されております。今日ご紹介するCDは生誕イヤーも終わりに近づいた昨年11月に発売された、朝比奈さん晩年の未発表録音です。

熱烈なる朝比奈ファンの私ですが、正直申しましてベートーヴェン、ブルックナーほど朝比奈さんのブラームスには燃えないのです。発売されるCDはすべて購入していますし、コンサートホールで聴いた生演奏でも、大きな感動を受ける事がほとんどありませんでした。

ところが今回の未発表録音、素晴らしい演奏にただただ感動です。失礼ながら、ようやく朝比奈さんのブラームスに感動を覚えたという感じです。相変わらず遅めのテンポでゆったりとした足取りですが、この演奏はその遅めのテンポがより遅くなっているようで、演奏時間「53分」と書いてあります。

ただ朝比奈さんの場合は他の指揮者が通常は省いてしまう第一楽章提示部の繰り返しを、スコア通りに繰り返していますので、演奏時間が長い事は長いのですが・・・。しかしこのCDは朝比奈さん自身が過去の演奏より一段と遅めのテンポを取っているのですが、聴いていてまったく弛緩する事がないですね。

このCDを購入する時、同じく新譜として発売されたカラヤンの1988年ロンドン・ラストコンサートでのライヴ録音も一緒に購入していたのですが、演目に同じブラームスの交響曲第1番が入っていまして、聴いてみるとカラヤンの演奏がとてもテンポの速い演奏に感じます。カラヤンのブラームスは、ベートーヴェンほど速いテンポを取っていないのですが、それでも速く聴こえるくらいですから、如何に朝比奈さんのテンポが遅いかが分かります。

東京都交響楽団も大変上手いオケですが、朝比奈さんの遅いテンポに良く付いて行ってますね。オケにも賛辞を送りたいと思います。こういうスケール雄大な音楽を聴かせてくれる指揮者はもういなくなっておりますので、残された音源で楽しむほかありませんですね。

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コメント

おはようございます。
私も新譜発売時に朝比奈とカラヤンのブラ1を買ってます。
共に名演ですね。朝比奈はたっぷりブラームスの音楽に浸れました。カラヤンは最晩年のスタジオ録音も名演でしたが、このロンドン録音も良いですね。カラヤン晩年の名演は、彼が長年かけて醸成したベルリンフィルが最後に自発性を発揮した結果と勝手に解釈しています。

yymoonさん、こんにちは。
同じCDを購入されておりましたか。カラヤンのCDも名演ですね。おっしゃるようにベルリン・フィルの自発性によるところも大きいと思います。指揮棒を見なくてもカラヤンの意図しているところは楽員が分かっているでしょうね。

こういう話題になると、ついて行けない
konekoです・・・
全く、映画を見ても、音楽を来ても
それを演奏してる人、出てくる俳優の名前を覚えない
見て、聞いて、楽しむだけ(汗

konekoさん、こんばんは。
あははは、気にしない・・・気にしない。
誰だって得手不得手があるのですから。どんな事にも関心を持っていれば自然と覚えますけど、特に関心がなければ記憶が薄れるのは誰も皆同じです。
私もブログに書いている記事は得意分野(?)だけですから。(笑)

KONDOUHさん こんにちは~!

わぁ~~このブラームスは 是非 聴いてみたいですね。。。
ブラームスは 子供の頃から好きでした。
朝比奈先生 素晴らしいコンダクターでしたね。。。

マリアさん、こんばんは。
このブラームスはホントに遅いテンポなので、ブラームスファン、朝比奈ファン以外の方にはあまりお薦め出来ないです。
でも、マリアさんはブラームスをお好きという事ですから、よろしかったらお聴きになってみて下さい。

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