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2009年4月 4日 (土)

007/ゴールドフィンガー

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「007/ゴールドフィンガー」 1964年、イオン・プロ製作

原作 : イアン・フレミング
監督 : ガイ・ハミルトン
音楽 : ジョン・バリー
主題歌 : シャーリー・バッシー
出演 : ショーン・コネリー、ゲルト・フレーベ、オナー・ブラックマン、ハロルド坂田、シャーリー・イートン、バーナード・リー 他

007シリーズ旧作品がフルハイビジョン収録によるブルーレイ・ディスクで順次発売されており、先月末に発売された3作を加えるとこれで計9作になった。「カジノロワイヤル」も含めると10作品をブルーレイで観る事が出来ます。

今回発売された3作の中に表題の「ゴールドフィンガー」が入っているのですが、ブルーレイで観るこの作品、およそ1964年製作とは思えないほどの高画質。いや~・・・驚きました。特に明るいシーンなどでは最近撮影された作品、といっても通用するような映像で、5.1ch DTS-HDにリミックス仕直された音声(公開時はモノラル)も良く、まったく弛緩する事なく全編を一気に観てしまいました。

私はシリーズ全作を観ていますが、この「ゴールドフィンガー」は全シリーズ中、三本指に入る傑作だと思っています。「野生のエルザ」でアカデミー作曲賞を受賞しているジョン・バリーによる音楽もまた最高に素晴らしい。主題歌を歌っている黒人歌手、シャーリー・バッシーのダイナミックな歌唱もこれまた作品にピッタリで、お馴染みモーリス・バインダーによる素敵なクレジット・タイトルシーンと合わせて文句ナシ。100点満点。(笑)

テレビでも何度か放送されていますので簡単にストーリーを紹介しますと、金の密輸をしていると思われるオーリック・ゴールドフィンガー氏を調査するよう命じられたボンドは、ゴールドフィンガーを追ってスイスへ。しかしゴールドフィンガーの冶金工場に潜入したものの捕らえられてしまう。その後、ゴールドフィンガーの牧場で知った情報とは、アメリカ政府が所有する金塊の保有庫「フォート・ノックス」を襲い、そこで核爆弾を爆発させ、アメリカ政府の金塊を核汚染させる事だった。それによって自分が所有する金の市場価格を上げる事が狙い。さてボンドは・・・。

この作品、ボンドガール役のオナー・ブラックマンもとても魅力的ですし、ゴールドフィンガーのボディガード役、ハロルド坂田のキャラクターも傑作です。そうそう、オナー・ブラックマンは映画出演時、調べたらなんと37歳! 「え~・・・!」という思いです。30歳くらいかな、と思っていたので。ですからショーン・コネリーより数歳も年上だったのですね。いやビックリ!

何よりゴールドフィンガー役のドイツの名優、ゲルト・フレーベも原作のキャラクターにピッタリです。ちなみにゲルト・フレーべはまったく英語を話せないそうで、セリフはすべて吹き替えだったそうです。これにはさすがに驚きました。映画を観ていてまったく違和感がないですから。この事を知ったのは数年前に入手したDVD版の特典映像の中で語られていたからです。教えられなければ吹き替えだった事は先ず分からないと思います。

そしてボンドカーとして初登場したアストンマーチン DB5が最高にカッコいいです。余談ですが今回解像度の高いブルーレイ・ディスクを観て初めて気が付いた事があります。それはこのDB5、スイス山中で駐車し、眼下にゴールドフィンガーを観察するシーンで気が付いたのですが、DB5の左ドアに車を擦った事による長い線傷がありました。更にゴールドフィンガーの冶金工場近くに車を止めたシーン、右フェンダーにこれまたぶつけたと思われる凹みが見えちゃいました。(笑)

今までLDやDVDで観ていた時にはこういった粗はまったく気が付きませんでしたので、改めてブルーレイ・ディスクの高解像度に驚かされます。狭い部屋で80インチのスクリーンにフルハイビジョン・プロジェクターを投射して観ていますが、もう大満足です。残りの作品も早く発売されないかなぁ・・・と鶴首して待っている状況です。でも、ロジャー・ムーアの作品はあまり観たいとは思わないです。(笑)

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コメント

こんばんは。
主題歌が忘れられませんね。中身はよく思い出せませんが代表作の一つですね。
私も、とりあえずブルーレイ・レコーダーを導入して、フルではないハイビジョンのプロジェクターで見ています。AVアンプも久しぶりに買い換えましたが、デジタルアンプとして格段に進化しているのには驚きました。私の装置でDB5の小擦り傷が発見できるかどうか試してみたくなりました。

yymoonさん、こんばんは。
やはりシリーズの代表作でしょうね。
DB5ボディの傷、ハイビジョンプロジェクターならお分かりになります。しかし自宅で観る映画がどんどん高画質になるにしたがって、粗も見えてしまいますね。(笑)

おはようございます。
初期の頃の007シリーズが好きですね。
というか、わたしの中ではジェームズ・ボンド=ショーン・コネリーというイメージが強すぎて(^^;)
特に「ロシアより愛をこめて」は何度見ても面白い^^
でもゴールドフィンガーの主題歌は印象的ですよね。
三本指にはいる傑作って、あとなんですか?
80インチのスクリーンなんて、うらやまし~。

koukoさん、お早う御座います。
おお、koukoさんも007シリーズをご覧になっておりましたか。ショーン・コネリーで大ヒットした映画ですから、koukoさんのおっしゃる通りではないかと思います。
「ロシアより愛をこめて」もブルーレイで発売されたので最近観直しました。一番スパイ映画らしい作品ですね。
私的三本指、残りはやはり「ロシアより愛をこめて」と「サンダーボール作戦」であります。五本指になると「女王陛下の007」と「リビング・デイライツ」かな・・・。五本目は結構入れ替わるかもしれません。(笑)
80インチのスクリーン、これも数年前、某評論家宅で120インチスクリーンで007を観せて頂き、「よ〜し・・・、いつか自分も・・・」という思いで実現させました。(笑)
かもめ三兄弟、タイミングが良かったですね。(^^)

懐かしいですね。007を始めてみた映画、高校生の時でした。この頃からヘアピースを着けていると言われたショーン・コネリ。カッコいかったなぁ。アストンマーチンに擦り傷があったとは驚き。強烈な刃の付いた帽子を投げつけたグレート東郷(の弟?)・・・DVDでカムバック、いい時代です。

こんにちは。
先ほどDB5の傷を確認しました。(笑)
しかし、ブルーレイの高解像度、諸刃の剣ですね。

映画、本当に好きなのですね♪
そういう、私も映画好きですけど(笑
以前も書いたかも知れませんが、洋画専門ですけどね。
シャーリー・バッシーの歌声何とも言えないですよね。
聞いていると鳥肌が立ちます。

ダンさん、こんばんは。
最初にご覧になったのがこの映画ですか。印象に残っていると思います。
ハロルド坂田が演じていたオッドジョッブのハットは面白い小道具でした。でも、あれも原作通りなんですよね。

Kenclipさん、こんばんは。
おお、DB5の傷を確認されましたか。(笑)
ブルーレイのようなソフトが登場すると、製作者側も安易な作りが出来ないですね。

konekoさん、こんばんは。
いつも指摘されてしまいますが、はい、好きです。(笑)
ところで何故konekoさんは邦画を嫌っているのでしょうか? ちょっと興味があります。
シャーリー・バッシー、ホントに歌唱力がありますよね。007シリーズの主題歌を三回担当していますが、プロデューサーに気に入られていたのかもしれませんね。

こんにちは。お久しぶりです。
やっとMacが手元に戻って参りました。
普通の生活にどっぷりと、Macが座を占めている事が実感・・・。
007 懐かしい主題歌が聞こえてきますね。

 KONDOHさん、こんばんわ。
 もしかすると、本日は京都に来られていたのでしょうか。

 そうでないとすると、何かあったのでしょうか。

ramble-leicaさん、こんばんは。
愛機のMacが治って良かったですね。私も昨春、メインパソコンをWinからMacに換えまして愛用しており、もうMacは手放せません。
007の主題歌は名曲が多いですね。

pyosidaさん、こんばんは。
ご心配をお掛けしました。仰せの通り、昨日と今日、関西に桜撮影の為出掛けておりました。
何処も満開で楽しんで来ました。明日以降、ご紹介致します。

傷の話の所を見て、思い出しました。
いきなり最期に飛んでご免なさい(笑
007シリーズで片輪走行をしてビルの谷間を抜けるシーンがあったと思うのですけど
入った時と出てきた時のタイヤが地面に付いている
側が違ってませんでした?
何となく記憶では違ったような気がします。
あとカーチェイスの後と途中・後、車の傷みようが
おかしな所も有ったような?

konekoさん、こんばんは。
なかなか鋭い目をお持ちですね。はい、おっしゃるとおりです。その作品は「ダイヤモンドは永遠に」です。で、フィルム編集の時点で気が付いた製作者は、急遽撮影を追加して谷間を抜ける間にタイヤの接地面が変わったよ、という意味で運転席の角度が変わるシーンを撮ってからフィルムを繋げております。(笑)
映画って繰り返し観ると一回では気が付かない事も、気が付いたり。山田洋次監督作品で私の好きな「息子」という作品、脇役のいかりや長介さんは足が悪いのですが、場面によって引きずっていた悪い足が左右逆だったりしているところがあります。(笑)

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