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2009年5月18日 (月)

映画「アース」

Earth

映画「アース」2007年 ドイツ/イギリス

監督 : アラステア・フォザーギル

地球が主人公のドキュメンタリー映画。イギリスBBC提供で、素晴らしい作品です。「ディープ・ブルー」も同系統の作品ですが、同じく大変素晴らしい作品です。

この「アース」の冒頭、次のようなナレーションが・・・、

生命を育める星は1つだけ、太陽から程よい距離に位置し、気候は理想的。その星は”幸運な惑星”と呼ばれる。約50億年前、巨大な小惑星が地球に衝突し、地球の地軸は太陽に対し23.5度傾いてしまう。この天文学的事故はまさに奇跡だった。これがなければすべては変わっていただろう。地球の傾きは季節を、暑さ寒さという気候変化を生み、壮大な景観の美を作り出した。

このナレーションと共に素晴らしい映像が・・・。そして北極圏へと映像は続き、ホッキョクグマの母子の物語が始まります。と言いますとホッキョクグマの可愛らしいドキュメンタリー映画と捉えられてしまいそうですが、現在の地球温暖化現象がこういった動物たちにまで大きな影響を与えている事をこの映画は教えてくれます。

年々、気候は温暖になり、北極の氷は減る一方だそうです。それがホッキョクグマには死活問題。氷の溶けるのが早くなったため、ホッキョクグマの足場がなくなり、餌となるアザラシを狩るのもままならなくなってしまうのです。薄くなった氷は体重の重いホッキョクグマを支えきれずに割れてしまう。

映像はもちろんホッキョクグマだけではなく、様々な動物、植物を通して美しい地球環境から変化していく地球に警鐘を鳴らして行きます。飢えたライオンたちが夜、普通は狙わない小ゾウを追い駆けるシーンは圧巻でした。

他では何千羽ものアネハヅルがモンゴルの厳しい冬を避け、暖かいインドへと旅立って行く際、世界最高峰のヒマラヤ山脈を越えて行くシーンはこれまた感動モノです。そして地球を潤す水。水が生き物にとって必要な事は改めて言うまでもない事ですが、水と動物との関係も素晴らしい映像で見せてくれます。ゾウが水を求めて何百キロも旅するとの事ですが、正直ホントかなぁ・・・なんて思うシーンも出て来ます。

このドキュメンタリーは北から南へ、美しい映像と共に地球環境を考えさせてくれる素晴らしい作品です。ラストで体重が半分まで減ってしまったホッキョクグマが普段は襲う事のない大きなセイウチの子供を狙います。しかしセイウチの大人たちは子供を囲って防御。飢えに焦るホッキョクグマはやむなく自分より大きい母親のセイウチに噛み付く。セイウチたちは結局海に逃げてしまい、餓死寸前のホッキョクグマは最後の危険な挑戦にも破れ、歩くのもおぼつかなくなり、最後を迎える。餌にありつけなければ死ぬしかないわけです。

繰り返しますが、地球温暖化で北極の氷は年々溶けるのが早くなり、多くのホッキョクグマが同じ運命をたどっているそうで、暗澹たる気持ちになりました。

映画の最後に、「現在の割合で気温が上昇し続ければ、ホッキョクグマは2030年までに絶滅する」とありました。私は見ていて「え~・・・、たった21年先の事じゃないか・・・」と愕然としました。

また海水温の上昇により、ザトウクジラなどの海洋生物を支えるプランクトンも減少しているそうです。いろいろと考えさせられるドキュメンタリー映画でした。ハイビジョン映像は大変綺麗です。バックの音楽を演奏しているのはベルリン・フィル。

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コメント

おはようございます。
この映画、知りませんでした。是非みたいと思います。
あと21年なんて、もうすぐですね。(最近1年がだんだん短く感じられるので、なおさらです^^;)
自分でできることを、もっと真剣に考えなければいけないですね。
それにしても、いつも面白そうな映画を紹介していただき、
感謝です^^

koukoさん、おはようございます。
「ディープ・ブルー」という映画も素敵な映像と共に優れた作品ですが、見終わった後の感動は「アース」の方が強かったです。しかし、いろいろ考えさせられます。
ホント一年は早いですね。今年だってもうひと月足らずで半分まで来ちゃいますから。(笑)
「アース」、DVDでも出ておりますので、レンタルででも是非ご覧になって下さいませ。

この映画なのか、紹介番組なのかわかりませんが、似た内容のを見たことがあります。
 自然環境の破壊は、加速度的ですね。何だか、前途多難です。

 全く違う話ですが、本日T2で撮った36枚撮り3本を現像所に発送しました。例のごとく、撮れているかどうかの根本的なことから、写り具合など予測がつかないのですが、到着を楽しみに待つ楽しみが増えました。

pyosidaさん、こんばんは。
こういうドキュメンタリーは結構多いですね。NHKからもホッキョクグマの生態(岩合さん撮影)が放送されましたし。
T2で3本撮影されましたか。上がりが来るまでのドキドキ感がフィルムの良いところです。(^^)

とうと手に入れました。しかし、中々大変ですiphone!

ramble-leicaさん、こんばんは。
おお、iPhoneを購入されましたか!
単なる携帯電話で終わらないiPhone、いろいろと活用出来ると思います。
私は毎日auと一緒に持ち歩いています。
ホントはもうauは要らないんですが、事情がありまして手放せないんです。

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