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2009年10月29日 (木)

空気の港〜羽田空港

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羽田空港

羽田空港の第1、第2ターミナルで現在「空気の港」というイベント(?)が11月3日まで続けられています。私は京浜急行のホーム宣伝ポスターで知り、一昨日の飛行機撮影の際に空港に寄ってみました。

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少々おふざけで言いますと透明人間現る・・・という感じでしょうか。(笑)

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「テクノロジーX空気で感じる新しい世界」というサブタイトルが付いており、『「空港=空気の港」であり、飛行機は人や物と一緒に空気も運んでいます。空席は空いている席であり、空気の席でもあります。』と、説明文の中にこう記されています。

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ターミナル内で行き交う人を見ていると、あまり上を見る人はいないですね。空港へ来ると忙しく動き回るせいでしょうか。

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それとも気が付かない人もいるのでしょうか? トークショーも開催されたりしているようですが、それこそ空港内でトークショーをゆっくり聞いている人などいるのかなぁ・・・という感じです。

しかしいつもの事なのですが、出発ロビーに来ると空席のある飛行機なら何でも良いからチケットを買って乗り込みたい・・・と、いつも思ってしまうのですよねぇ・・・。(笑)

Panasonic DMC-GF1 + G 20mm/f1.7 ASPH.

2009年10月27日 (火)

村治佳織/Portraits

Muraji

村治佳織/Portraits ポートレイツ

村治佳織(ギター)
2009年6月 イギリス、ポットン・ホールでの録音
デッカ UCCD-9763(ユニバーサル ミュージック)

以前にもご紹介した事のあるギタリスト、村治佳織さんの新譜です。今回はソロアルバム。録音は今年6月ですから出来立てのホヤホヤ。テープによるアナログ録音時代のクラシック音楽のレコード発売、テープ編集のため録音から1年、2年しないと発売されないものでしたが、デジタルになって・・・特に近年は発売が早くなりました。デジタル録音の恩恵でしょうか。

さて私自身、村治さんのアルバムを購入するのはこれが3枚目。CDのタスキには以下のような宣伝文句が書いてあります。

デッカ・デビューの時、録音場所として使用したイギリス、ポットン・ホールでの収録。考えられるあらゆるテクニックを駆使して挑んだ会心作。英国に敬意を表し、エリック・クラプトンとレノン&マッカートニーの各作品、日本を代表する作曲家、坂本龍一の代表作、武満徹の編曲による作品、ギターで聴きたい名曲など、聞きどころ満載のCDです。

とあります。以上の通り、クラシック音楽の枠に捕らわれない自由な選曲で、必ずしもクラシック音楽ファンだけでなくともギター音楽がお好きな方なら楽しめると思います。最近私の紹介するCDは美形のアーティストが多いようですが、内容が良いのでご容赦。(笑)

全19曲収録されている中で一番楽しめたのが最近ビートルズを集中して聴いていたせいか、最後19曲目のビートルズ作品「イン・マイ・ライフ」です。本家ビートルズの歌と演奏が気に入っていたので、CDショップで本CDを手に取った時、この曲が入っていたので購入意欲が更に増したようなものです。良いですねぇ、味わい深くしっとりとした演奏で繰り返し聴いてしまいました。こういう時CDは便利ですね。

ガーシュウィンの「サマータイム」も大好きな曲なのですが、この曲のやるせない雰囲気が良く出た演奏です。その他映画「戦場のメリー・クリスマス」や「ウエストサイド・ストーリー」からの音楽、エリック・クラプトンの「ティアーズ・イン・ヘヴン」等々、どちらかというと純然たるクラシック音楽の曲の方が少ない選曲です。

その少ないクラシック音楽の中ではショパンの「ノクターン第2番」、シューマンの「トロイメライ」というピアノ曲をギターに編曲したものを弾いていますが、日頃ピアノで聴き知っている有名曲をギターで聴くのもなかなか良いですね。

オーケストラと共演した演奏も良いですが、こうしてソロで村治さんの演奏をじっくり聴くと、美形だけで売っているアーティストではない、という事を感じます。

ギターがお好きな方には是非お聴きになってみて頂きたいです。尚、CDは通常盤と高音質CDとメーカーが申しているSHM-CDとの二種類で発売されていますが、SHM-CDには初回限定盤としてノクターン第2番のビデオ・クリップのDVDがおまけとして付いております。私が購入したのはこのSHM-CDの方です。

2009年10月23日 (金)

映画「サウンド・オブ・ミュージック」

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サウンド・オブ・ミュージック
アメリカ映画 1965年公開 20世紀フォックス配給

出演 : ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー、エリノア・パーカー、リチャード・ヘイドン、他
脚本 : アーネスト・レーマン
音楽 : リチャード・ロジャース、オスカー・ハマースタイン二世、アーウィン・コスタル
監督 : ロバート・ワイズ

この有名な映画、実は私、劇場で見た事がないのです。 恥ずかしながら十数年前、テレビ放送で初めて見まして、大いなる感動を受けました。早速ビデオソフトを買いまして、益々この映画が好きになり、もう何度となく見ております。

最近、と申しましても何ヶ月も経ちましたがWOWOWでハイビジョン放送がありまして、当然の事ながらブルーレイ・レコーダーに録画し、より高画質でこの映画を楽しめる事となり、感激しております。

ストーリ自体は実話を元にしたもので、映画の主役となるマリア・フォン・トラップが書いた自叙伝を映画化しております。

第二次大戦が勃発した頃のオーストリア、ザルツブルグ、尼僧として修行中の身だったマリア(ジュリー・アンドリュース)は、妻を亡くしながらも男手ひとつで7人の子供を育てているフォン・トラップ大佐(クリストファー・プラマー)の家へ家庭教師として派遣される。非常に厳格な父トラップと子供たちの教育に関して意見が食い違いながらも、子供たちとは心の結び付きが強くなる。

しかしトラップ家に忘れられていた音楽をマリアが子供たちに教えて行く姿を見て、トラップ大佐も子供たちへの自分の教育が間違いだった事に気づき、マリアとトラップ大佐はいつしかお互いに心惹かれるようになるのですが、或る日トラップ大佐の元へ召集令状が。オーストリアを併合したナチスを嫌うトラップ大佐はさて・・・。

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誰でも知っている「ドレミの歌」が歌われるアルプスのシーンです。子供たちに音楽はドレミファソラシドから始まる事を教えるマリア。ジュリー・アンドリュース、美人で声が綺麗で歌も上手い、天はジュリーに二物も三物も与えましたね。(笑)

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私の好きな曲、「ひとりぽっちの羊飼い/Lonely Goatherd」が歌われる操り人形劇のシーンです。この映画の挿入歌はどれもみな楽しい曲ばかりで嫌いな曲などありませんが、「私のお気に入り/My Favorite Things」はジャズ界の巨人、テナーのジョン・コルトレーンがコンサートで良く採り上げた曲で、録音も幾つか残っています。

映画の冒頭、マリアがタイトルソングをアルプスの雄大な景色をバックに歌うところが良いですね。上空からカメラがずっとアルプスを流して行くと、遠くにいたマリアがどんどん近付いて来てアップになった瞬間「The Sound of Music」を歌うのですが、素晴らしいイントロダクションだと思います。

その他「もうすぐ17歳/Sixteen Going on Seventeen」を歌うリーズル(シャーメイン・カー)、子供と大人の端境期を繊細な気持ちで表現する歌が見事ですし、トラップ家のパーティで子供たちが歌う「さようなら、ごきげんよう/So Long, Farewell」も楽しいです。

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そしてなんと言っても私が一番好きな曲が「エーデルワイス/Edelweiss」です。ナチスの憲兵たちに見張られながらザルツブルグ音楽祭でエーデルワイスを歌うトラップ・ファミリー合唱団。

トラップ大佐がソロで歌い始めるのですが、自分の祖国オーストリアを捨てて脱出する計画を立てているため、途中で胸がいっぱいになり声が出なくなると、舞台袖からマリアが歌いながらトラップ大佐に寄り添い、子供たちも廻りを囲みます。観客席の人たちも思わずエーデルワイスを一緒に合唱するこのシーン、何度見ても胸が熱くなっちゃいます。

私はこの夏、立山で初めてエーデルワイスを見たわけですが、白く小さな可憐な花で、思わずこの映画を思い出してしまいました。
ホントに何度見ても感動するミュージカル映画の大傑作だと思います。

2009年10月21日 (水)

東京スカイツリー

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現在の高さ174メートル(東京都墨田区)

現在の東京タワーに代わり、2012年春開業予定の電波塔「東京スカイツリー」の工事現場に行って来ました。

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先日テレビのニュースの中でこの東京スカイツリーの事が採り上げられており、当初目論んでいた高さは約610メートルの予定だったそうです。ところが中国でも同じような高さの電波塔の計画があるそうで、開業時には世界一の高さでいたいという事で急遽世界最高の634メートルにしたとの事。

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東京スカイツリーが完成すると現在東京タワーから飛ばしている放送電波がここから発信するわけです。東京タワーが完成した頃は今のように高層ビルもない時代でしたでしょうから、テレビ電波も何の障害もなく関東圏に飛んでいたのでしょうね。

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写真正面には浅草・吾妻橋際、某ビール会社の個性的なビルが見えますね。そうです、浅草が近いんです。今回は錦糸町駅で下車し、ぶらぶらと歩きながらここまで来ました。

この間訪れた「見沼田んぼ」はテレビ放送を見て行ったわけですが、今回もテレビニュースで見るなり、「それでは行ってみるかぁ・・・」と出掛けた次第。(笑)
ちなみに東京タワー、私は未だに展望台に上がった事がありません。珍しい人間です。(爆)

Panasonic DMC-GF1 + G 20mm/f1.7 ASPH.

2009年10月20日 (火)

アリス=紗良・オット/ショパン:ワルツ集

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ショパン:ワルツ集(全曲)

アリス=紗良・オット(ピアノ)
2009年8月、ベルリン、テルデックス・スタジオで録音
グラモフォン UCCG-1473(ユニバーサル ミュージック)

このCDは昨日買ったばかりです。行きつけのCDショップで何気なく試聴してみたら1曲目の「華麗なる大円舞曲」から惹き付けられる演奏で、即購入しちゃいました。アリス=紗良・オットというピアニスト、このCDが2枚目となるようで、デビュー作はなんとリストの「超絶技巧練習曲」ですって。しかし当然の事ながら未聴です。

ですから何の予備知識もなく聴いたピアニストで、CDを聴いてから経歴を調べてみたら両親は日本人とドイツ人で、1988年の生まれ。今年21歳という実に若いピアニストなんですね。毎年世界各地のコンクールで優勝を勝ち得ているという凄い新人です。

私はワルツが大変好きでして、ヨハン・シュトラウス一家のウィンナワルツはもちろんの事、チャイコフスキーの三大バレエ音楽の中で聴けるワルツも好きですし、ピアノによるショパンのワルツ集もこれまた大好きなのです。

ですからショパンのワルツ集はいろいろなピアニストで聴いて来ました。古いモノラル盤ではディヌ・リパッティの演奏が素晴らしいです。ステレオになってからの演奏では今更ですが、ルービンシュタインの演奏も好きです。日本公演で弾いた演奏が気に入ってレコードを購入したクリスチャン・ティマーマン。ところがレコードはイマイチ面白くなく、結局手放してしまったり。

さて肝心のアリス=紗良・オットの演奏ですが、表現が適切かどうか分かりませんが、なかなか「枯れた」演奏解釈なのです。ショップで試聴する際、ジャケット写真を見ると若い女性ピアニストなので技巧に任せて一気に弾き切る演奏かと思いきや、やや遅いテンポで弱音重視の解釈に「え、え・・・?」と良い意味での期待外れで俄然興味が湧き、ワルツ集の中でも私が一番大好きな曲、嬰ハ短調 作品64の2(CDの7曲目)を聴いてから購入か見送りかを決めよう・・・と。

この曲は結構速めのテンポで進めるピアニストが多く、なかなか自分の思い描くテンポで弾いてくれるピアニストが少ないのです。ところがアリス=紗良・オットの解釈はまさに私が思い描くテンポ、ダイナミクスで、CDプレイヤーの時間表示で45秒目からの大好きなメロディが、まるで未だ見た事の無いような綺麗な宝石がコロコロと転がるような様子を見る思いで聴かせてくれるのです。

その音色に酔いしれていると、1分13秒からの鮮やかなフォルティッシモで夢の世界から一気に現実に呼び起こされるような心持ちにされます。しかしまぁ弱音の美しいピアニストですねぇ。いやホントに素晴らしい演奏です!

有名な「子犬のワルツ」なんてあまりにもポピュラー過ぎるためか、技巧を駆使してやたらと速いテンポであっさり弾き切るピアニストが多い中で、アリス=紗良・オットは気持ち抑えたテンポで味わい深く弾いています。

さて、実を言いますとこのCD最高の白眉は、日本盤のみのボーナス・トラックとして入れられている「ノクターン 嬰ハ短調 遺作」なんです。これまた有名曲ですから曲名を知らなくても聴けば誰しもどこかで聴いた事があるノクターンですが、聴いていて私は鳥肌が立って来ちゃいました。

今までいろいろなピアニストで聴いて来た曲ですが、アリス=紗良・オットの演奏が最高と評価したいです。前述したように弱音がとても美しいピアニストで、冒頭からアリスの解釈に魅せられてしまい、私は目頭が熱くなってしまいました。

私のご贔屓ピアニスト、現役ではもうずっと以前からマルタ・アルゲリッチなのですが、アリス=紗良・オットにはアルゲリッチを初めて聴いた時以上の衝撃を受けました。まだ21歳でこんな演奏を繰り広げるなんて、凄いです。今後が楽しみです。そういえばヴァイオリンのチョン・キョンファを初めて聴いた時も同様の感動がありましたねぇ・・・。

Amazonに「リスト/超絶技巧練習曲」を発注しちゃいました。(笑)
このブログをお読みになった方、黙ってこのCDを買ってみて下さい。最後のノクターンには泣かせられますよ。

2009年10月18日 (日)

祝・ベンチャーズ 50周年

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COLORFUL BENTURES

日本へのエレキギター伝道師などと言われるインストゥルメンタルグループ、ベンチャーズがなんと今年50周年を迎えたそうです。半世紀ですねぇ・・・、驚き以外の何ものでもないです。写真右下のCDは今年1月19日、ビルボードライブ東京で行われた「50周年記念ライブ!」を収録し、発売された記念CD(ポニーキャニオン MYCV 30545)です。

元々のメンバーは仕事仲間だったボブ・ボーグルとドン・ウィルソンの二人で結成したグループ(ジャケット写真の二人)で、自費で発売したレコードが大当たりして本格的な活動を開始したわけですが、その後ノーキー・エドワーズとドラムのメル・テイラーが参加してから世界的爆発ブームを呼んだようです。

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私が初めてベンチャーズのコンサートを生で聴いたのは1980年代になってからだと思います。思い起こせば中学生の時、クラスメートの家のステレオでベンチャーズを聴かされたのが彼等の音楽との最初の出会い。ダイアモンド・ヘッド、パイプライン、十番街の殺人といったお馴染みの曲でノックアウト。(笑)

上のジャケット写真はレーザーディスクで発売された1966年日本公演を収めた貴重なモノクロ映像で、モズライトギターを駆使した演奏を聴く事が出来ます。ベンチャーズファンは皆このモズライトに憧れたものと思います。私も社会人になってからようやく購入しました。(笑)
尚、映像は今となってはやや古さを感じますが、音源の方はライブ盤として発売された二枚組レコードの音源をシンクロしていますので、音はステレオの良い音で聴く事が出来ます。

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KNOCK ME OUT!

ベンチャーズがスタジオで録音したアルバムで一番好きなのがこの「KNOCK ME OUT!」です。ジャケットも素晴らしいですね。モズライトギターのネックが三本見えているところが憎いです。モズライトのベンチャーズモデル。このモデルは日本のギタリスト、寺内タケシさんも未だ使っているように、独特な太いトーンが素晴らしいです。ロックファンが好むフェンダーの音色とは大分違うと思います。

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VENTURES IN JAPAN Vol.1

そして数え切れないほど沢山有るベンチャーズの全アルバムの中のベストワンがこのレコード。1965年正月の日本公演を収録したライブ盤で、演奏録音とも最高峰に位置するレコードでしょう。これを聴いて頂ければお分かりになりますが、ベンチャーズのピークを記録した貴重な録音です。

リード・ギター、ノーキー・エドワーズ全盛期の素晴らしい演奏が聴けるのですが、中でも「ドライヴィング・ギター」「ブルドッグ」「バンブル・ビー・ツイスト」にはホトホト感心してしまいます。そしてドラムのメル・テイラー。三人のギタリストを煽るようにこれまた素晴らしく正確なリズムを刻み、その後のコンサートで定番となったアンコール曲、「キャラヴァン」でのドラム・ソロが凄いです! 機関銃と言っても良いようなスティックさばき。とにかくこのアルバムに収録された演奏に凡演はただの一曲もないです。

ご覧のようにメンバー4人から直筆でサインを頂いているので、私にとっては宝物のレコードです。(笑)

私の持っているレコードは版権が東芝EMIからキングレコードに移った時に発売された盤で、東芝盤より音は素晴らしいです。その後また版権が東芝に戻り、現在は東芝からCDで発売されていますが、残念ながらキングレコードのアナログ盤を上回るものではなく、買ってみてガックリしました。

CDはマスタリング時に高域を持ち上げていますので、ややキンキンと耳障りな音質になっています。同世代、ビートルズの音源が新たにマスタリングされて発売されたように、ベンチャーズの音源も演奏、録音に明るいエンジニアにリマスタリングをお願いしたいです。

オリジナルメンバー4人のうち2人(メル・テイラー、ボブ・ボーグル)が故人となってしまいましたが、半世紀も続けていれば仕方ない事ですね。ビートルズも偉大でしたが、ベンチャーズも変わらず偉大です。

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