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2009年12月19日 (土)

第九交響曲

No9_01
W.フルトヴェングラー指揮 バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団

暮れの名物のひとつとなっているベートーヴェン/第九交響曲のコンサート。それこそNHK交響楽団というトップオーケストラからアマチュアオーケストラまで、毎年今の時期になるとどこのコンサートホールも第九の演奏ばかり。欧米ではこういう風習はないらしく、日本独自のものらしいですね。

欧米でベートーヴェンの第九交響曲が演奏される時は、何かの記念式典といった大きなイベント時に演奏される事が多いと聞きました。もちろんベートーヴェンの交響曲チクルスといった一連のコンサートの際はもちろん第九交響曲もプログラムに入るわけですが、暮れのシーズンに集中してコンサートが開かれるのはやはり日本だけのようです。

上のジャケット写真はクラシックファンならどなたもご存知のフルトヴェングラーの超有名盤。第二次大戦の敗戦国ドイツが、戦後初めて開催されたバイロイト音楽祭を記念して演奏された、ベートーヴェン/第九交響曲のライヴ録音盤です。バイロイト音楽祭はワーグナーが自身のオペラ(楽劇)のみを演奏する目的で開いた音楽祭で、祝祭劇場もスポンサーを募ってこれまたワーグナー自身で建てた劇場なんです。

この演奏はベートーヴェンの第九交響曲を話題にする際はトップに挙げられるべき名演で、私も過去何回聴いているか分かりません。まさに超絶的名演とはこういう演奏を言うのでしょう。言わば神懸かり的演奏なのです。荒廃したドイツの街と絶望的境地のドイツ市民にとって、戦後初めてフルトヴェングラーの指揮でベートーヴェン第九が聴けるという歴史的イベント、恐らくチケットを運良く手に入れた人たちにとってこの上ない至福の時ではなかったかと想像致します。

No9_03
H.S=イッセルシュテット指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団

No9_02
H.V.カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン楽友協会合唱団

私が初めて聴いた(レコード、コンサートを問わず)第九交響曲は、カラヤンがドイツ・グラモフォンに初めて録音した全集の中のものか、若しくはハンス・シュミット=イッセルシュテットがウィーン・フィルを指揮したレコードなんですが、多分イッセルシュテットのレコードが先だったと思います。レコードジャケットは金箔の豪華な見開きジャケットで、全曲のスコアが付いていました。

ここ数年、コンサートで第九交響曲を聴いていないのですが、大晦日の晩、自宅でレコードなりCDで第九交響曲を聴くのが私の大晦日恒例行事となっています。(笑)
日頃、クラシック音楽にはあまりご興味のない方、一年に一度くらいベートーヴェンを聴いても罰は当りませんので、是非お聴きになってみて下さい。

さて、私は今年誰の指揮で聴く事にするかなぁ・・・?

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コメント

KONDOH さん、おはようございます☆
テレビで垂れ流されているキンキンしたCM音楽や、アイデンティティが彷徨した最近の(マーケティングされた)流行楽曲は、雑音、あるいは騒音と感じられることの方が多いです。流行楽曲は私たちの社会の精神世界の反映でもあると思います。私は早朝から夕方までFMかレコード、CDで古典音楽を流しっぱなしにしています。年齢を重ねてからでも安心して観賞できるのは、和製を含む古典楽曲しかないような気がしています。

おはようございます。
日頃、クラシック音楽に触れることがない私ですので(^^)、大晦日には第九を聞いてみようかしら^^
しかし、第九って大晦日にぴったりな気がしてしまうのは、長年の刷り込みでしょうか。この曲を聴くと、街の雑踏や夜のネオンなどを思い浮かべてしまうのです^^;

 おはようございます。
「のだめ カンタービレ」というテレビの影響で、交響曲7番が一般の人にも認知され売れるようになったと妻から聞きました。

 映画のBGMに使われるのを含めて、色々きっかけがあるようですね。

 妻は映画「敬愛なるベートーヴェン」を見た時、第九の演奏が15分ほどあり、隣の人が「ブラボー」と叫びたくありますね。」と言ったほどに迫力があったそうです。

KONDOUHさん こんにちは~!

やはり、年末と言えば 第九ですね。。。

私の父が ベートーベン 大好き人間でして。。。
フルトヴェングラーのベートーベンは 父の横で
よく聴きました。。。
懐かしい思い出です。。。

一葉さん、こんばんは。
クラシック音楽を愛好している私ですが、第九を聴く時だけはそれなりの心構えが必要のようです。演奏時間も1時間を有に超えるわけですから、やはり神経を集中したいですから。
したがって日頃しょっちゅう聴いている楽曲ではないです。自然と耳にしている音楽でもそれなりに良い曲もありますが、落ち着いて聴く時は自分の場合クラシック音楽になりますねぇ・・・。

koukoさん、こんばんは。
クラシック音楽をお聴きになっていらっしゃる方って、やはり少ないですね。私の仕事場でもいませんですし。
でも、一年に一回くらいお聴きになるのもよろしいかと思います。是非・・・。

pyosidaさん、こんばんは。
そうですか、テレビ番組の影響で第7番が認知されましたか。生憎私はそのテレビを一度も見た事がないのです。(^^;
クラシック・・・というだけで毛嫌いする方がいらっしゃいますが、ポピュラー音楽の原曲はクラシックだったという事が結構あるのですね。知らずに愛好している方もいらっしゃるかもしれません。
第九はやはり偉大な楽曲だと思います。

マリアさん、こんばんは。
お父様がお好きだったのですか。
しかしフルトヴェングラーをお父様の横でお聴きになっていた・・・、素晴らしい環境だったのですね。
是非また、お聴きになって下さいませ。

こんばんは!
第九。私が最初に聞いたのはブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団のレコードでした。確か同様に金ぴかの見開きジャケットで表側は少し盛り上がってというか膨らみがあったと思います。フルトベングラー・バイロイト祝祭管盤は別格として、KONDOHさんがお聞きになったイッセルシュテット盤も好きな1枚です。
ただ最近というかここ10年くらいは年末になるとJ.S.バッハのマタイ受難曲を良く聴きます。もともとバロックが好きだったのですが、色々聞いてきて、またバロックに戻ってきた感じですね。

tamuraさん、こんばんは。
ワルターが最初の第九ですか。私とワルターとの出会いはモーツァルトの40番です。オケはコロンビア交響楽団。未だに40番ではこれが一番好きです。
イッセルシュテットは地味でしたが、なかなか良いですよね。特に8番が名演だと思います。
tamuraさんの年末はマタイですか。マタイも暮れに演奏される事が多いですよね。恥ずかしながらマタイはリヒターしか知らないのです。在り来たりですが・・・。

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