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2010年2月 6日 (土)

チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番

Poano

チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調

アリス=紗良・オット(ピアノ)
トーマス・ヘンゲルブロック指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
2009年11月、ミュンヘンで録音

グラモフォン UCCG-1488 (ユニバーサル ミュージック)

以前、ショパン/ワルツ集のCDをご紹介したアリス=紗良・オットの新譜が発売されました。ワルツ集からそれほど時間が経っていないのですが、今回は誰でも・・・クラシックに興味がない方も・・・耳にした事のある通俗名曲、チャイコフスキーのピアノ協奏曲です。

今回もCDショップで試聴してみたのですが、オケの後、ピアノを数小節聴いただけで購入を決定しました。遅めに取ったテンポ、間の取り方、更にはピアニッシモを多用したその解釈は大家の風格を思わせる演奏で、とても21歳の女性が弾いているようには思えないです。

チャイコフスキーのピアノ協奏曲ではアルゼンチン出身のピアニスト、マルタ・アルゲリッチの録音(ドイツグラモフォン/デュトワ指揮)を聴いた時に大変鮮烈な印象を受け、以来アルゲリッチのファンになってしまった経緯があるのですが、今回の紗良・オットの演奏も同じくらいの感銘を受けましたですね。

冒頭から聴き進めて行くうち、果たしてこのテンポは指揮者のリードによるものなのか、それとも紗良・オットのテンポなのか判然としません。第一楽章後半、オーケストラがクライマックスを作って行くところ、指揮者ヘンゲルブロックはアッチェレランドをかけて一気呵成に畳み込むようなテンポを取ります。ところがピアノが入って来ると、また徐々にテンポが落ちて来ますので、どうやら主導権は紗良・オットが握っているように感じます。

恐るべき新人ピアニストですね。デビュー盤、リストの超絶技巧練習曲集、二枚目がショパン/ワルツ集、そして今回のチャイコフスキーと、私は彼女のCDを三枚とも購入する羽目になりましたが、今後の活躍が大変楽しみなピアニストです。次はいったい、何を録音してくれるのでしょうねぇ・・・。

尚、このCDにはリストのピアノ協奏曲第1番も収録されており、これも良い演奏です。チャイコフスキーにリストの協奏曲。嘗てアルゲリッチを売り出していた頃と同じような曲目で勝負させているようにも感じます。考え過ぎかな。まぁしかし、同じドイツグラモフォンですからね。

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コメント

こんばんは。
オットとても良さそうですね。
CDショップで気になるピアニストの一人ですが、朝のワイドショー・キャスターO氏がオットのショパン盤をやたらに力を入れて紹介しているのを見てちょっと興ざめしたことがあり、今のところ手が出てません(笑)。

おはようございます。天は二物を与えてしまっていますね^^
21歳ですか。この頃、若い方の活躍が各界でめざましいですね。なんて、年寄りじみたことを行ってしまった^^;
KONDOHさんのお薦めは、いつも確かですから、こちらもよさそうですね♪

yymoonさん、おはようございます。
テレビのキャスターが紹介していたのですか。珍しい事もあるものですね。
しかしショパン、良いですよ。先入観を捨ててお聴きになってみて下さい。

koukoさん、おはようございます。
ホントですね・・・、天は二物を与えていますよね。
いろいろな世界で十代、二十代の人たちが大活躍していますが、音楽界も例外ではないようです。
お小遣いの使い道に困ったら購入してみて下さいませ。

KONDOHさん おはようございます~!

まぁ~~お美しい!
しかも、演奏も。。。。
KONDOHさんの文章を読んでいると なんだか、
音が聴こえてきそうで これはもう 『聴くっきゃない!』
と思えてしまいます。。。
KONDOHさんの文章力というか、表現力に、いつも
感心しています!!^^

またまた、何事に深いことを・・・
いつも勉強させられます。

KONDOH さん、こんにちは☆
美形がお好みだったのですね! 私はどちらかといえばブス専です。ピアノ曲はいいですね。私をピアノに導いたのは若き日のポリーニの演奏でした。シューマンのピアノ・ソナタ第1番、ポリーニの音はまるで銀盆に水銀の珠をころがしたように心地良いです。ゼルキンのショパン 24の前奏曲も最高です。いずれも学生時代にヤマハで購入したレコードですが、いまでもときどき聴いています。古典音楽をもっとも好んでいた時期にクラシック音楽環境の乏しい国に留学したので、趣味はそこで停滞してしまいました。それでもときどきカラヤンとかヴァイオリンのアイザック・スターン、フルートのランパルなどが公演にやってきたのは不幸中の幸いでした。私の頭の中で響き続けている音楽は、学生時代に夢中になった古い人たちの演奏ばかりなのです。

⇧ショパンは、エッシェンバッハでした。モーロクして、焼きがまわったようです。

マリアさん、こんばんは。
いえいえ、好き勝手言っているだけですから、読み流して下さい。(笑)
でも、正直な話、21歳の演奏ではないです。一聴をお勧め致します。

ramble-leicaさん、こんばんは。
自分の好きなものを文章にしているだけで・・・。
でも、聴いている範囲は結構狭いのです。

 ・・・。音楽のことは、よく分からないのですが・・・。

 写真の感想ですが、このアルバム。撮ったカメラマンの勝ちかと思います。

 女性を撮るポートレートとして、とても参考になります。

 妻は、写真を見て「わぁ、綺麗な人。そういえば、竹内結子に似ている。」と言っていました。
 私は妻のようには思いませんが、どこかに共通点があるかも知れません。(ふふふ笑)

一葉さん、こんばんは。
美形が好みかと問われれば嫌いではないですが、それだけで聴いているわけではないですよ、決して。ここでご紹介しているのは美形ばかりですが。CDコレクションにはおばちゃんもおじちゃんも沢山あります。(^^;
ポリーニはファンも多いですね。こちらに時々コメントを寄せて頂いているtamuraさんもポリーニがお好きのようです。
私も昔の演奏家を聴いたりしますが、ゼルキンは一枚しか購入した事がありませんです。それもベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番です。
今は分かりませんが、少し前の中国ではクラシック音楽の情報は少なかったのではないでしょうか。
エッシェンバッハ、モーツァルトのピアノソナタが好きでした。今は指揮者になってしまったのが残念です。

pyosidaさん、こんばんは。
竹内結子さん、贔屓の女優さんです。(^^;
最近、クラシックもジャズもアイドル写真のように撮ったジャケット写真が多いですね。
でも、CDショップでそれらが人目を惹くようになって来ましたから、売り上げに貢献しているのだと思います。
そうしたところから音楽ファンの底辺が広がれば良いのではないかと思ってます。ここ数年、CDの売り上げは右肩下がりだそうですから。

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