« 京浜急行「神奈川駅」 | トップページ | 期限切れフィルム »

2010年3月20日 (土)

カラヤンの事

Ka_07
ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
独グラモフォン 138 922 (レコード)

つい最近、ヘルベルト・フォン・カラヤンの残したレコードに関する本を読み終えたのですが、その著者のクラシック音楽開眼が自分の場合と良く似ていたので親近感を感じてしまいました。上のレコードは数回録音しているカラヤンの「新世界より」の中でも、私が一番好きな録音です。

私が初めてクラシック音楽のレコードを購入したのが17歳の時。その時点で知っていた指揮者はカラヤンくらいで、最初に購入したのがカラヤン指揮、ベルリン・フィルによる「運命/未完成」というカップリングのレコードで、現在そのレコードは持っていませんが未だにレコード番号は覚えておりまして、MG2001という国内盤でした。

Ka_06
ベートーヴェン/交響曲全集
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
独グラモフォン 463 0822-2 (五枚組CD)

読んだ本の著者も初めて購入したカラヤンのレコードが同じ盤だったとの事。現在私が持っているのは上記写真のCDです。1961年12月から1962年11月までの一年間で全9曲を録音しているのですが、私が購入した「運命」は1962年3月の録音となっています。ファンの方ならご存知ですが、カラヤンが英EMIとの契約が切れ、独グラモフォンと契約後、ベルリン・フィルと初めて録音したベートーヴェンの交響曲全集のうちの一枚。

大変な感動を受けてしまい、当時何十回と聴いていました。お陰で運命全曲(約35分くらい)のメロディーを今でも譜面を見ずに口ずさむ事が出来ます。そのくらい聴き込んだのです。高校生の身分ではそうそうレコードを購入する事が出来ませんでしたから、購入したものはどれも聴き込んでいました。現在はそういう事がなくなりましたねぇ・・・。(笑)

Ka_03
1987年ニューイヤー・コンサート
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
独グラモフォン 419 616-1 (レコード)

このレコードはウィーン・フィル恒例の元旦行事、ニューイヤー・コンサートにカラヤンが1987年の一回だけ登場した時のライヴ録音です。どれも楽しい演奏で、当時人気のあった黒人のソプラノ、キャスリーン・バトルの大変チャーミングな歌声を「春の声/ヨハン・シュトラウス作曲」で聴く事が出来ます。赤いドレス姿がこれまたチャーミングでした。

Ka_04
ドイツ行進曲集
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
独グラモフォン 2721 077 (二枚組レコード)

このジャケットはなんか凄くありません? カラヤンがドイツ国家を高揚させるような行進曲だけを集めた録音で、ちょっと珍しいレコードです。カラヤンがナチスに協力していたのは有名な話で、戦後連合軍から少しの間演奏活動を禁止されたものの、特にお咎めなく活動を再開出来たのはやはり知名度があったからでしょうかねぇ?

Ka_05
ヴェルディ/歌劇「アイーダ」全曲
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
英デッカ 414 087-1 (レコード三枚組)

ヴェルディの歌劇の中でも特にポピュラーな「アイーダ」の全曲盤で、カラヤンがウィーン・フィルと録音する為に英デッカと契約していた時の録音。カラヤンはイタリア・オペラも得意としていましたから、ヴェルディやプッチーニに名盤が多いですね。

クラシック音楽のファンの間でコンサートやレコードの話しをする際、カラヤンのファンだというと馬鹿にするような風潮があったものでした。で、私も意識的に一時カラヤンから離れていた時もありましたが、録音メディアに積極的だったカラヤンのお陰でクラシック音楽の底辺を世界中に広めた功労者と言っても良いでしょう。

SPからモノラルLP、ステレオLP、そしてCDと、新しいメディアが出る度過去に録音していた曲を積極的に再録音する音楽家はカラヤンくらいなものでした。映像にも積極的で、自分で映像制作会社を設立したりと・・・。しかしそういったところが保守的な評論家から陰口を叩かれたりしたわけですが。

でも、現在の音楽界にカラヤンのようなカリスマ性を持った人はいなくなりましたね。これは何も音楽界だけでなく、芸能スポーツ、あらゆる分野でそういう人が出なくなっているのは何故なのでしょうかねぇ・・・?

今日はカラヤンのレコード、CDコレクションの中から、ごく一部を紹介させて頂きました。現在レコードは1000枚くらいは残っていると思うのですが、同じくらいの枚数を大分前に処分しております。今思うと勿体ない事をしたと後悔しています。その中にはカラヤンのレコードも随分入っていましたから。もちろん最初の一枚も。でも、狭い部屋に置き切れなかったので・・・。しかし現在はCDが増殖を・・・。(笑)

ブログに掲載しているジャケット写真はデジカメで撮影したのですが、難しいですねぇ・・・。CDのブックレットならスキャナーでスキャンしちゃえば良いのですが、30cmLPジャケットはそうも行きませんし。

« 京浜急行「神奈川駅」 | トップページ | 期限切れフィルム »

コメント

こんばんは。
レコードが1000枚とはすごいですね。
最近はカラヤンのCDが安く手に入りますので、助かります。全集も集めやすくなりました。

私が最初に買ったクラシックLPはワルター指揮のブラームス交響曲第3番でした。14歳頃だったと思います。なぜ3番にしたのかというと、1,2番では円熟度が足りないので3番くらいなら完成度も高いだろうと思ったからですが、知識不足を露呈したような選択理由ですね。
カラヤンのレコードは少ししか持っていませんが、最初に買ったのは、「英雄」(DG63年)でした。これも第3番ですね。

yymoonさん、おはようございます。
いえいえ、1000枚なんて大した枚数ではありません。1万枚を超えるコレクターも沢山いらっしゃいます。私も一時期、小遣いのほとんどをレコードに費やしていました。(笑)
私のワルター体験はモーツァルトの40番でした。コロンビア交響楽団のステレオ盤の方です。
でも、今となってはレコードって貴重なのかもしれませんですね。

おはようございます。
1000枚を処分されたのですか?! すごいですね。私のLPの枚数などは比べものにならないのですが、それでも処分しようかどうしようか迷っています。すべてCDになっているわけでもないですし、かといって、もう聞くこともあまりないような気もしますし^^;

koukoさん、こんばんは。
いえいえ、枚数の問題ではありません。お持ちのレコード、それなりに思い出もある事と思います。レコードは文化遺産です。是非、お手元に残した方が良いです。
私も、もうあまり聴かないだろう・・・という事で処分したのですが、結局後悔しております。
それとジャケット写真の楽しみは30cmLPの特権です。CDでは・・・。
もう一度申しますが、残しておいた方が良いですよ。

こんばんは。
私も最初の一枚は、カラヤン指揮BPOの「運命/未完成」でした。当時すでに写真もさかんに撮っていましたので、ディスクにはあまり予算が回らず、NHK-FMのエアチェックとコンサートが主でした。
社会人になってから、ディスクが増殖しましたが、カラヤンのものはなかなか外せないものが多々ありました。
目下、デッカ盤「オテロ」とEMI盤「ペレアスとメリザンド」、それにDG盤「新ウィーン学派管弦楽曲集」が、一番の愛聴盤です。

kv492さん、おはようございます。
おお、同じくカラヤンの「運命/未完成」からですか。このカップリングは日本グラモフォンからの要請だったそうですから、日本のクラシック音楽ファンの方々でこのレコードから入った人は相当数いらっしゃると思います。
NHK-FMのエアチェックは海外ライヴを録りました。私も写真をやるようになってからディスクに小遣いが廻せなくなりました。(笑)
「新ウィーン学派管弦楽曲集」は随分話題になったレコードですね。ジャケットデザインもクラシックとは思えない斬新なものでしたし。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 京浜急行「神奈川駅」 | トップページ | 期限切れフィルム »