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2010年6月24日 (木)

カルロス・クライバーの事

Kleiber

カルロス・クライバー DG 完全録音集

ドイツ・グラモフォン 477 8826 GB/12 (CD12枚組) 輸入盤

行き付けのCDショップに行ったらドイツ出身の指揮者、カルロス・クライバー(1930-2004)がドイツ・グラモフォンに録音した音源を完全網羅したCD BOXが入荷していたので購入しました。全音源とは申してもクライバーは録音嫌いの指揮者でしたから、曲数にして僅か9曲です。それでいてCD 12枚組というのはオペラが入っているからで、内容は以下の通り。

CD 1 ベートーヴェン/交響曲第5、7番
CD 2 ブラームス/交響曲第4番
CD 3 シューベルト/交響曲第3、8番「未完成」
CD 4-5 J.シュトラウス/喜歌劇「こうもり」全曲
CD 6-7 ヴェルディ/歌劇「椿姫」全曲
CD 8-10 ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲
CD 11-12 ウェーバー/歌劇「魔弾の射手」全曲

購入して来てから自宅のコレクションを調べてダブりを確認したところ、ベートーヴェンの「運命」、シューベルトの交響曲、それに「こうもり」と「椿姫」をレコード(ドイツ・グラモフォンの輸入盤)で持っていました。何故ハッキリとした記憶がないかと申しますと、それほど熱を入れて聴いていた指揮者ではないからです。

クライバーの解釈は必ずしも私の好みと一致しない事が多く、購入後一度聴いてそれっきり、となってしまう事がほとんどなのです。じゃぁ何故今回も購入したのか? と言われそうですが、価格が安かったから。(笑)

今回のCD BOX、12枚組で5,490円です。ホントにクラシックのCD BOXの売価はどうなっているのでしょうねぇ・・・。こういう価格ですからコンプリートモノだし、買っておくかぁ・・・という気軽な衝動買いでした。

クライバーは私好みではないと申しましたが、例外はヨハン・シュトラウス一家のワルツ、ポルカです。これらは絶品ですね。生前、クライバーは正月恒例のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートに二回登場したのですが、この時のコンサートは最高でした。体全体が弾むように、そして両手は蝶のように舞い、終始ニコニコしながら指揮している姿は映像を見ているこちらも楽しくなったものでした。

なかでもポルカ「雷鳴と電光」は名演でした。クライバー自身も実に楽しそうに指揮しており、当時楽友協会大ホールにいた聴衆の人たちが実に羨ましいと思ったものです。幸いその二回のコンサートの模様はDVDでも発売されており、繰り返し観ても飽きないですね。

クライバーはレコード、CDのための録音は実に少ないのですが、何故か映像が沢山残されており、私も発売されるとついつい購入してしまいます。どんな曲を指揮している時も笑顔を絶やさない人ですね。プライベートでは気難しい人だったようですが、指揮している姿を見る限りではそんな事はまったく感じさせない人に見えるのですが。

今日のCD BOXですが、ブラームスの交響曲第4番がなかなか良かったです。ヨハン・シュトラウスのオペレッタ「こうもり」は定評のあるところで、嘗て日本公演での「こうもり」も良かったです。私はテレビで観ただけなんですが。

しかし最近の輸入盤CD BOXの安さにはホント驚きますね。日本盤が異常に高く感じてしまいますから。お陰様で特定のアーティストの音源をライブラリ的に揃えるには好都合です。

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コメント

はじめまして。
以前からブログは拝見しておりましたが、今回ブロニカで検索してたどり着き、クライバーの記事を見て思わず書き込みさせていただきました。
92年のニューイヤーで知ってから中古のLP(なぜかLPで探したんですが)でDGの録音を探した覚えがあります。
先年発売されましたが「カルメン」の映像はクライバーのもので一番好きなものです。発売される前、TV放映のものを偶然録っていた人からコピーを重ねたものを一生懸命見たのを思い出します。
わたしも、DGの録音では蝙蝠以外はしっくりこない感があります。シューベルトの3番ははつらつとして好きです。

おはようございます。
お話しをうかがっていると、このクライバーという指揮者の方、なかなか面白そうな人ですね(^^) しかしフィルムカメラも安くなりましたが、クラシックの世界も12枚で5千円台とは・・・。うれしいような悲しいような状況ですね。

おはようございます。
このCDBOXは気になりましたが、調べたら全部持っていましたので、買っていません(笑)。

「こうもり」のSACD(エソテリック盤)が気にはなっていますが、以前ほど、この指揮者に対する興味がわいてきません。
そのため、ニューイヤーコンサートは好きですが、LDからDVDに買い換える気が起きないのです。

ただし、ライブの海賊盤CDには良いのがありますね。


横須賀与太郎さん、おはようございます。
拙ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。ブロニカは私もS2を持っていますが、豪快なカメラですね。しかし作りは良いですし、レンズもまた秀逸な写りだと思います。
クライバーのニューイヤーは楽しい映像ですし、演奏もまた楽しく優れたものと思ってます。「カルメン」の映像は観ていないですが、クライバーは映像作品が結構多いですね。指揮ぶりは見ていて楽しくなります。
これからもよろしくお願い致します。

koukoさん、おはようございます。
芸術家には個性的な人が多いようで・・・。しかしこの人の指揮姿は見ているだけでも楽しくなりますよ。
輸入CDは一昔前には考えられないくらいの安さになりました。買う身としては有り難いのですが。

yymoonさん、おはようございます。
DGの録音は全部お持ちでしたか。オペラは結構楽しめるのですが、シンフォニーはどうもイマイチでして・・・。
ニューイヤーはBlu-rayで再登場したらまた購入するつもりです。(笑)
海賊盤、購入した事がないのです。やはりライヴの人だったのでしょうね。海賊盤ではないですが、昨年だったか一昨年だったか、正規盤(オルフェオだったか)で「田園」が出たので購入したのですが、一度聴いて売り払ってしまいました。味も素っ気もない演奏でした。

相変わらず造詣の深さに感心させられます・・・
この二三日は外付けに彫り込んだりと、軽くする作業でかたこります。KONDOHさんはブログに掲載したあとどのように管理していますか・・・

こんにちは。
私も全ディスク持っていますが、カルロス・クライバーは、実演と録音のギャップがとても大きいですね。スタジオは大嫌いと公言してましたし、モチペーションが上がらなかったのでしょうね。
音楽的には、きっちり精確に仕上げるタイプかと思いますが、響きとリズムのセンスが抜群で、実演だとかなりボルテージが上がってきますね。
個人的ベストは、スカラとのボエームの実演です。あれは凄かった・・・。

造詣の深さに驚かされるばかりです。私は聞き流すだけでいつも教えて頂いています。いつ研究されているのですか。
しかしCD廉価になりましたですね。皆様DLで買い求められているのでしょうか。

ramble-leicaさん、こんばんは。
ブログの管理ですか。実はまったく何もしていません。画像もブログ用にリサイズしたものはアップした後にパソコンから消しております。(^^;
もちろんオリジナルが残っているからで、撮影した画像はパソコンと外付けHDDと二つに残しております。

kv492さん、こんばんは。
全録音お持ちでしたか。クライバーの指揮姿を見ていると明らかにコンサートの人だなぁ・・・と感じています。スタジオ録音はモチベーションが上がらないというのも分かる気がします。
スカラ座との「ラ・ボエーム」は一時期海賊盤が出回っていましたですね。それだけ名演だったからでしょう。

TOKIWAIさん、こんばんは。
いえいえ、ただ聴く事が好きなだけで、自分では楽器が出来ないのです。ピアノとかヴァイオリンが出来ればなぁ・・・なんて、いつも思います。
輸入CDは本当に驚くほどの価格になりました。クラシックのネット配信を利用する人は少ないのではないでしょうか、多分・・・。

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