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2010年8月22日 (日)

バイロイト音楽祭

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ワーグナー/楽劇「ワルキューレ」第1幕

ジークリンデ : クレア・ワトソン
ジークムント : フリッツ・ウール
フンディング : ヨーゼフ・グラインドル

ハンス・クナッパーツブッシュ指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

1963年5月21日 アン・デア・ウィーン劇場に於けるライヴ収録

TDKコア TDBA-0017(DVD)

クラシック音楽ファンの方で、バイロイト音楽祭をご存じない方はいらっしゃらないと思います。昨晩、何とNHK-BSハイビジョンでこの夏のバイロイト音楽祭から「ワルキューレ」全曲の「生中継」が放送されました。これはもう~・・・歴史的大事件と申しても過言ではないでしょう。

私、もちろん見ています。というより現在(午前0時現在)も生中継中です。二台のブルーレイ・レコーダーにも録画しております。二台も稼働させているのは、もちろん万全を期するためです。

バイロイト音楽祭をご存じない方のために簡単にご説明致しますと、ドイツ・バイエルン州の小都市バイロイトに在るバイロイト祝祭劇場で、ワーグナーの歌劇、楽劇だけを毎年夏に上演している音楽祭です。この祝祭劇場はワーグナー自らが建てた劇場なのです。音楽祭の総指揮を執っているのは代々ワーグナーの子孫に限られており、それは現在も受け継がれているのです。

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ワーグナー名演集

キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
ジョージ・ロンドン(バス・バリトン)

ハンス・クナッパーツブッシュ指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

1956年~1959年、ウィーンで録音

ユニバーサル ミュージック UCCD-7046(CD)

そのバイロイト音楽祭で毎年注目を浴びる演目が「ニーベルングの指輪」でしょう。この作品は上演に四夜費やされまして、序夜「ラインの黄金」、第二夜「ワルキューレ」、第三夜「ジークフリート」、第四夜「神々の黄昏」という大規模な四部作の作品で、ストーリーはライン川に深く眠る黄金から作られた指輪を得ると、全世界を支配する事が出来るため、その指輪を巡って地下に住むニーベルング族、そして地上の人間族や巨人たち、更には天上の神々までもが私利私欲のため熾烈な争いを起こし、最後にはそれぞれの没落を描く一大叙事詩なのです。

「指輪四部作(上演にはおよそ15時間半くらい掛かります)」の中でも最高作品としてオペラファン、ワーグナーファンから愛聴されているのが「ワルキューレ」と言って良いでしょう。私もこの作品は繰り返し聴いています。その「ワルキューレ」がバイロイトから生中継ですからねぇ・・・。放送機器の進歩には感謝しなければいけませんね。音声だけのFM放送ならともかく、映像が送られて来るのですから驚きです。

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ワーグナー/楽劇「ニーベルングの指輪」全曲

ゲオルグ・ショルティ指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

英デッカ輸入盤(CD 14枚組み)

ワーグナーの音楽を聴く時、私の場合クナッパーツブッシュの指揮した演奏を欠かす事が出来ません。もちろん残された歴史的録音を聴いているだけですが、スケール雄大なワーグナー解釈は「最高」という単純な一語しか思い付きません。

今日の一枚目、これまた映像が残っているなんて大変貴重です。コンサート形式の映像ですが、充分楽しめます。二枚目の英デッカ、スタジオ録音もこれまた歴史的名録音です。「ワルキューレ」からの終幕、「ヴォータンの告別」が素晴らしいです! ヴォータンを歌う歌手ではハンス・ホッターが一番ですが、このスタジオ録音で聴くジョージ・ロンドンも絶品です。私はレコード(スーパーアナログディスク)、CDでいったい何度聴いているか分かりません。クナッパーツブッシュの指揮も背筋に鳥肌が立って来ます。

三枚目のショルティ指揮による「指輪」全曲盤は英デッカの誇る、これまた歴史的名録音と称しても過言ではないでしょう。ショルティの指揮には正直申していろいろと不満もありますが、歌手陣が当時のドリーム・キャストと言って良いのでしょうね。聴き応えがあります。

そして何といってもこの録音が注目されるのはその「録音」です。当時英デッカに在籍していた録音エンジニア、ジョン・カルショーによる「ソニック・ステージ」と言われるステレオ録音。歌手たちがステージを動き回るように声が聞こえるのです。左右のスピーカーの間にきちんと定位したり、左右に動いたりがハッキリ分かります。更には擬音もいろいろと録音しているので、実に生々しい事で有名なのです。

さて、大好きな「指輪」の音楽になると話が止まらなくなるのでこのくらいにして(笑)、バイロイトからの歴史的放送を楽しむ事に致しましょう。ちなみに放送は昨晩午後10時50分から開始され、本日の朝5時10分終了予定です。この記事をアップする時、丁度第一幕と第二幕の幕間に当たっております。尚、音声は5.1chサラウンド放送!

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コメント

おはようございます。
私でも名前だけは知っている「バイロイト音楽祭」ですが、今日の記事は勉強になりました。KONDOHさんの熱のこもったお話しに私も一度聴いてみたいものだと思いましたが、我が家の映像・音響ではちょっと台無しかも(^^;)
それにしても昨夜は徹夜ですか!

koukoさん、おはようございます。
バイロイト音楽祭、ご存知でしたか。ワーグナー音楽の聖地とも言われる場所で、私も一度くらい生で聴いてみたいものです。
え~・・・、徹夜して最後まで聴き(見)たかったのですが、今日も仕事なので途中で寝ました。明日、明後日の休みにじっくり続きを楽しむ事にします。記事のアップは丁度幕間になった時に致しました。(笑)

KONDOHさん お久し振りです。。。

あ~~私も、バイロイト音楽祭の生中継!と聞いて ひっくり返りそうになりました!
バイロイト音楽祭は 有名ですが、日本では、ワーグナーが好き!
という方になかなかお会いできないので。。。。
まさか、TVで生中継されるとは 思いませんでした。。。

KONDOHさん~~お好きなんですね~~!
私も、子供の頃から好きなんですよ。。。^^
KONDOHさんの説明 いつもながら、とてもわかりやすく
引き込まれました。。。。

録画したものを じっくり見るのも楽しみですね~(^o^)丿

こんばんは。

バイロイト生放送は確かに驚きでした。
でも、私の場合生放送中に見ることはあり得ないし、録画しても観る可能性はほとんどないものですから、まあ、気が向いたら編集してある再放送の録画でも良いかなと思っていました。
ティレーマンは聴いたことがなく、ちょっと興味がありますので。

クナのDVDがあるんですね。CDとは歌手陣が違っているみたいですが、観てみたいですね。

マリアさん、こんばんは。
ワーグナー、お好きですか。良い作品が多いですよね。
ワーグナーの聖地ともいうべきバイロイトからの衛星生中継。良い時代になったものと思います。
今回の中継録画は永久保存版です。(^^)

yymoonさん、こんばんは。
バイロイト生放送、これを機会に来年も続けて頂きたいです。出来れば指輪全曲を放送してくれたら・・・という欲が出てしまいますが。
クナのDVDはウィーン芸術週間でのコンサート形式を録画したものです。良いですよ。

クナのリングがDVDで出ているのですか? それは最高に嬉しいニュースです!!直ぐにCD屋さんに発注せねば!!

キャロさん、こんばんは。
大変貴重なDVDだと思いますので、是非ご入手下さい。

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