カメラ秋モデル
先週郵便局に行ったら、もう年賀状の案内をされてしまいました。昨日はテイクアウト専門の寿司屋さんの前を通ったら、「おせち料理」の予約受付ポスターが店の前に貼られているのを見ました。つい先日まで史上最高の猛暑、酷暑と言っていたのに、幾らなんでも年賀状、おせち料理の話題は早過ぎるでしょう・・・。(笑)
しかしカメラ業界の方は暮れを迎える前にドイツで開催されたフォトキナに合わせてニューモデルが沢山発表されました。それらの中で今現在未発売で、私の目を惹いたモデルをちょこっと弄って来たので私的感想などを今日は。
最初はニコン D7000です。D90の後継モデルのようですが、スペックだけを捉えればコマ速以外はすべての面でDXフォーマットのフラッグシップ、D300sを超えてしまっています。手に持った時の印象はやはりコンパクトだな、という事。D90の後継ですから大きさ的にほぼ同じになるのは当然ですね。
しかし剛性感はさすがニコンという感じで、しっかりした作りです。シャッター音もD300sより軽い感じ。それでいてメリハリのある音色と切れの良さは中級機以上の感触を得ました。ライブビューでのオートフォーカスもニコン製としては大分速くなりましたね。コマ速も最高6コマ/秒ですが、カワセミのような野鳥を狙うのでなければ充分ではないかと思います。
D7000のスペックを見て一番驚いた事はファインダー視野率が約100パーセントになった事。自分なりに撮影テストしてみると、ほぼ100パーセントありますね。これは素晴らしい! こうなるとD300sの後継機がどうなるのか興味津々。しかし噂は全然ありませんね。まぁ、その話はともかくとして、D7000は購買意欲をそそられるカメラであった事は正直に申し上げます。
私がペンタックスさんのカメラを話題に挙げるのは稀有な事かもしれません。一昨年、K10D、K20Dを使ってペンタックス製デジ一に懲りていますからね。何しろ二機種とも使っているうちにセンサーが傾いてしまうという、およそ考えられないトラブルに遭遇しましたから。オートフォーカスもとにかく迷いますね。キヤノン、ニコン両社のモデルだと何でもなく合焦する被写体も、K10D、K20Dはしょっちゅうジーコ、ジーコとピントリングが止まらずに迷っています。シャッターを切った際のブラックアウトも非常に長いですし・・・。私、ブラックアウトの長い一眼レフは結構ストレスが溜まるのです。(笑)
あまり良い印象を持っていないペンタックス製デジ一ですが、今月発売予定のK-5は結構良い印象を受けました。コマ速が大分速くなった事でブラックアウトも以前ほど長くはないですし、シャッター音も大変小さいですね。連写モードは思ったより小気味良かったです。
気になるオートフォーカスも以前ほど迷わなくなっているようです。もっとも動きモノにどれだけ追随するかは未知ですが。しかし動きモノを撮影するためにペンタックス製デジ一を選ぶ方はほとんどいらっしゃらないとは思いますので、後は精度がどの程度上がっているかだと思います。前述の二機種はファインダー上でピントが来ていないのに合焦マークが点灯したりしましたから。この点もキヤノン、ニコン両社では考えられない事ですが。裏を返せば横綱二社のオートフォーカス技術が他社を大きくリードしているという事なのでしょう。
もうひとつペンタックス製AFカメラで気になるのはAFの際、ピントリングが回る時の音が不愉快なくらい大きいのと、合焦時にピントリングが止まる時のショックが大きく、その振動がボディを通して手に伝わって来る事。もちろん最近導入された超音波モーター内蔵レンズは別ですが。
しかし今回K-5のレンズキットに同梱される18-135mmレンズは結構音も小さく、これなら・・・という印象でした。銀塩マニュアル機のLX以来、久しぶりにちょっと使ってみたくなったペンタックス製デジ一の新製品、K-5でした。センサーが傾いてしまう事はもう・・・?
AVCHD規格のフルHD動画を撮影出来るデジ一として登場したGH1、私も期待して発売と同時に購入したのですが、センサー出力 24コマ/秒では動きモノを撮影すると時折パラパラ漫画のようなぎくしゃくとした動きになり、がっかりしたものです。
しかし今度のGH2はビデオカメラと同じ60i出力(60コマ/秒)が採用され、テレビのNTSC規格通りの出力になりましたから大きな進歩だと思います。これなら動きモノも問題ありません。動画ですから動きモノを撮るのは当たり前ですが、飛行機の離着陸などスピード感のあるものの場合です。ただ60i記録時はビットレートが17Mbps止まりという事で、AVCHD規格の最高ビットレート、24Mbpsが採用されなかったのは少々残念。まぁこれは専用ビデオカメラとの競合を避けるための結果かもしれません。
驚いたのが画素数、1200万画素から一気に1600万画素に引き上げられましたねぇ・・・。小さなフォーサーズセンサーで大丈夫なのかなぁ~・・・という正直な感想。しかしまぁ・・・、GH2も気になるカメラではあります。
そういえば最近、カメラって買ってないなぁ・・・。(笑)
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おはようございます。
D40を購入するときに、D80とどちらにしようか迷ったのですが、大きさと重さでD40にしました。でもその後ハッセルを使っているうちにD80がぜんぜん大きくないと思えるようになりました^^ ヨドバシに行ったらD7000をもってみよっと♪
投稿: kouko | 2010年10月 7日 (木) 06時37分
koukoさん、おはようございます。
D40系、現在はD3100ですが小さく軽いですよね。しかしおっしゃるように今はハッセルを振り回しているのですから、大きさ重さには大分慣れたのではないでしょうか。
D7000はD40より大きいですが、D300sほど大きく重くはないですから。発売されたら店頭で持ってみて下さい。
投稿: KONDOH | 2010年10月 7日 (木) 07時40分
カメラは買わなくなりましたね〜
売ってばっかり^^ゞ
D7000の登場でD700の値段がさらに下がって来たようで…気になってます。このところ広角重視なのでやはりフルサイズが良いなと。
投稿: スカルピア | 2010年10月 7日 (木) 07時43分
スカルピアさん、おはようございます。
ホントにD700は安くなりました。今こちらでは実売17万円台です。
たまに店頭でD700を手にしてみると、ファインダーは大きくて良いし、シャッターの切れは良いし、やはりニコン製ですね。今が買い時かもしれませんねぇ・・・。来年辺り後継機が出るでしょうけど。
投稿: KONDOH | 2010年10月 7日 (木) 07時52分
今年は、中級機の新製品が多かったですね。
でも、カメラ以外のスペックの進歩が主眼の様で。
普通のいいカメラが欲しいです。
投稿: swingphoto | 2010年10月 7日 (木) 08時17分
KONDOHさん、こんばんわ。
D7000、良さそうですね。
ただ、私は最近は1眼レフの出番が少なくなってしまいました。だいたいは、NEX-3で事が足りてしまいます。(笑)
この2か月で、カメラ5台レンズ3つを処分し、カメラの趣味の世界でもメタボにならないよう気を付けています。(笑)
今日は、MinoltaSRT-101CLCで試し撮りでした。寧ろ今の関心は、オールドレンズにあります。野口英世で買えるレンズなのに、とても素晴らしくて驚いています。ここらあたりの趣味の方が、余り痛みがなくて良いですね。
投稿: pyosida | 2010年10月 7日 (木) 19時08分
swingphotoさん、こんばんは。
そうですねぇ・・・、どちらも皆中級機の発表でしたね。フラッグシップは来年という事でしょうね。
それと商売になるのは入門用から中級機でしょうし・・・。
投稿: KONDOH | 2010年10月 7日 (木) 20時39分
pyosidaさん、こんばんは。
D7000は間違いなくヒットすると思います。もうD300sを選ぶ必要はないでしょう。
ところでSRT-101ですかぁ・・・。私も最近X-700に逝きそうになりました。(笑)
ミノルタのMC、MDレンズは評判良いですよね。
投稿: KONDOH | 2010年10月 7日 (木) 20時42分
こんばんは
デジタルの世界からはすっかり隔絶された感のある自分です ははは
ところで 商品撮りに使っているキャノンのG2がとうとう逝ってしまいました でです 今更なんですがニコンのD200の中古品の購入を躊躇っているんですねえ 5万円を切ってきていますし どう思います?
投稿: ヒロ | 2010年10月 7日 (木) 21時15分
ヒロさん、こんばんは。
微妙ですねぇ・・・。もちろん1000万画素ありますからD200でも充分な性能だと思います。機械的な作りもしっかりしていますし。
ただやはりデジタルの世界は進歩し続けていますから、単純に画質だけを比べたら多分・・・D90の方が上だと思います。D90の中古も結構安くなっているようですし、D7000が発売されたら更に安くなるのではないかと思います。
でも、ヒロさんは大判中心ですからねぇ・・・。割り切ればD200でも充分だと思います。ただデジタルの中古はシャッター回数の問題がありますから、この点は気をつけないと・・・。
投稿: KONDOH | 2010年10月 7日 (木) 22時25分
こんにちは。
D7000、番号がいいですね。まさに中級機の王道。フルサイズにこだわらなければこれでいいじゃん、と思ってしまいます。
K-5はペンタックスらしいというか、特別凄いところも無さそうですが、まじめな感じはしますね。
GH2は色が2色しかないのが残念。でもG2とはAFのスピードにも違いがあるそうで、気になります。
投稿: ビワ | 2010年10月 7日 (木) 22時30分
ビワさん、こんばんは。
D7000、如何にもニコン製らしい作りでした。これは私も欲しくなりました。(笑)
K-5、特にこれといった個性は感じられないのですが、地味なところが良いのかもしれません。
GH2は結構期待しているのですが、高画素化した弊害が出なければ良いのですが・・・。
投稿: KONDOH | 2010年10月 7日 (木) 22時45分
こんばんは。
おっしゃられるように、GH1はがっかりでしたが、GH2はどうなんでしょうね。一眼動画用として期待してはいるのですが・・。
スチール・カメラとしては、例の「0.1秒AF」、満足のいく技術的な説明が見当たらないですし、E-3の「世界最速AF」と同じく眉にツバしないと聞けないような感じがしています。GF1は全体にいい絵を出してくれますが、ダメな時は全然ダメなひ弱さもありますから、高画素化も不安要素でしょうね。
投稿: kv492 | 2010年10月 8日 (金) 00時01分
kv492さん、こんばんは。
動画用モデルとしては第二世代になりますので、少々期待しております・・・が・・・、製品モデルを試さない事にはなんとも・・・。
各社いろいろと宣伝文句を使っていますが、アメリカ映画の観客を呼ぶための宣伝文句みたいで・・・。(笑)
フォーサーズセンサーの高画素化って、あまりやらない方が良いように個人的には思っています。GH1、GF1を使ってみて、やはりダイナミックレンジはそれなりという事を感じましたので。センサーサイズの限界ですね。こういう事は雑誌のライターは書きませんですからねぇ・・・。
投稿: KONDOH | 2010年10月 8日 (金) 00時13分
ありがとうございます
しかられるかもしれませんが デジタルに「貴重な」資源をつぎ込むことに 抵抗があるんですねえ
D200はマニュアルカメラに近そうな印象があるもんでまあいいかと・・・ すみません
画質云々では web中心な使い方になりそうなので400万画素もあればことは足りそうな気がしています 中古ならそれこそ割り切ってD70あたりでも十分ですよねえ もうちょっと考えます
投稿: ヒロ | 2010年10月 8日 (金) 06時08分
ヒロさん、おはようございます。
web専用ならコンパクトでも充分だと思いますが、多分・・・いざ所有してみるとあれこれといろいろな被写体を撮影(テストも含めて)したくなると思います。
そういう際にD200なら問題ないですね。
投稿: KONDOH | 2010年10月 8日 (金) 07時26分