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2010年11月 7日 (日)

PCオーディオへの道

Ds1
LINN MAJIK DS-1

PCオーディオって、ご存知でしょうか?

パソコン内蔵ドライヴ、或いは外付けドライヴを利用して音楽CDのデータをHDDにリッピングしたり、ネットから音楽をダウンロードし、その音楽データをUSB接続したDAコンバーターを経由して既存(今お使い)のステレオアンプに送り、音楽を聴くという、これがまぁ一番簡単なPCオーディオというものの簡単な説明となりましょうか。

もう一歩進んだのがネットワークオーディオプレイヤーという製品。上の写真にある英国LINN社の製品や、最近国内でも日本マランツ社から発売されたNA7004といった製品。ヤマハさんからも近々発売されますし、LINN社に至ってはネットワークオーディオプレイヤーの発売と同時にCDプレイヤーの生産を打ち切ってしまったくらいです。

7004
MARANTZ NA7004

その仕組みはパソコンでリッピングした沢山の音楽データをNAS(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)に保存し、LANを介してこのネットワークオーディオプレイヤーで再生しようとするものです。ネットから音楽を有料でダウンロードして楽しむメディアとして現在一番有名なのがアップル社が運営する iTunes でしょう。私も利用しています。

ただこの iTunes からダウンロードしている音源は多少の音質劣化には目をつぶった圧縮データである事はご存知だと思います。その方がファイルが小さくなり、ダウンロードの時間を短縮出来るからですが。

ところが現在はCDのフォーマットを遥かに上回る96kHz/24bit、更には192kHz/24bitというとてつもないフォーマットの音源を配布(有料ですが)しているサイトが幾つか登場しています。上記DS-1を発売している英国LINN社は自社で専門配信サイトを運営しており、劣化のないロスレス圧縮による高音質音楽を配信しています。こういった高音質の音源はレコーディングした音源の「マスターそのもの」を我々に提供している事と同じなのです。

ちなみにCDは44.1kHz/16bitである事は今更ご説明の必要がないと思います。このCDを更に発展させたSACD(スーパーオーディオCD)がかなり以前から発売されていますが、一部の音楽ファンにしか愛好されておらず、CDほど普及していないのが現状です。

Net

Pc_2

PCオーディオの普及に伴ってこんな雑誌が発刊されています。それだけ現在PCオーディオに取り組む人が多くなったという事なのでしょうね。

音楽CDの再生で一番のネックが高速回転するディスクからミクロのデータを誤りなく読み取るという作業。一曲再生する間にエラー訂正が多ければ多いほど音質は劣化すると言われていますが、パソコンのHDDにリッピングする際はファイルデータとして読み取るので、読み取れれば音質には関係しないと言われています。

パソコンに一旦取り込んでしまえば一番のネックだった音楽CDを高速回転させてデータを読みに行くという作業がなくなる分、音質面でメリットがある、というのがPCオーディオの発端のようです。その音楽再生ソフトによってもまた音質に違いがあるそうです。そういった再生ソフトで一番のシェアを誇る iTunes はマニアからするとあまり良い音質ではないとの事。シェアウェアやフリーのソフトで人気の再生ソフトがあるのですが、ここでは割愛します。

ところでパソコンには全然知識のないハイエンドオーディオマニアからしたら、そんな事で高音質の音楽が聴けるわけない、とおっしゃるかもしれませんですね。何しろそういったオーディオマニアの方が使っているCDプレイヤー、数百万円もするような高級機を使っている方はざらに居ますから。

それが単体DAコンバーターなんて一万円台から売られているわけですから、普通に考えればPCオーディオなんて眉唾もの、と思うのが関の山。正直私も半分くらいはそう思っています。しかし頭で考えていただけでは何も意見を言う資格がありませんから、近々私も実践してみようと考えています。丁度、現在持っているCDプレイヤーとユニバーサルプレイヤーの2台とも調子が良くないので、新しいCDプレイヤーを購入する前にPCオーディオを試してみようかと。それで結果が自分の思っていた以上だったら出費も少なくて済みます。

7a
PHASE TECH HD-7A

現在PCオーディオをやられている方に人気のUSB DAコンバーターがこのHD-7Aらしいです。しかし価格が27万円ほどもしますから、現在の私の価値観からすると27万円出すなら単体のCDプレイヤーに逝っちゃうでしょうね。何しろ私にとってPCオーディオはまったく未知の世界ですから。

Dacmagic
CAMBRIGDE AUDIO DacMagic

現在私が関心を持っているのがこの英国ケンブリッジオーディオ製。価格も7万円台でした。アナログ出力にアンバランス以外にバランス接続も出来るのです。現物も某量販店で見て来たのですが、なかなかしっかりした作りのようです。最大サンプリング周波数は96kHz/24bitまで対応。

しかしどうせならネットワークオーディオプレイヤーの上記マランツ製が良いのかな・・・とか、現在鋭意検討中です。となるとNASも必要となるだろうし。まぁ、拙宅は家庭内LANを組んでいるので無線ルーターは設置済みですから、ルーターに接続したNASにハイビジョン動画を入れておけば、他の部屋のテレビでも見る事が出来ますし。

やはり一番の関心事は96kHz/24bitなどのハイレゾ音源を聴いてみたいという事。USBケーブルもPCオーディオ用として一本数千円から数万円するものまで発売されているのですが、ケーブル一本で音が変わるようではアナログオーディオと変わりがないですね。さてさて、結果はどうなる事やら・・・。

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コメント

おはようございます。

いよいよ、PCオーディオを導入されますか。
私の場合、PCのある部屋で、ピュアオーディオを聴いていますので、靜かなPCに替えて、NASでPCオーディオを楽しんでいます。そのため、ネットワークオーディオプレイヤーは必ずしも必要はないのですが、マランツの新製品は、良さそうですね(LINNは手が出ませんので)。

DACはDENONのSACDプレーヤーSA-1のデジタル入力を使っていますので、CDで聴く場合との違いを感じやすいですね。

サブの方では、ラステームというメーカーの安価なデジタルアップRDAー520でBGMを楽しんでいます。

USBケーブルもPC用のものに比べれと違いますね。

リッピング用のCDドライブはプレクスターです。

おはようございます。
「ルーターに接続したNASにハイビジョン動画を入れておけば、他の部屋のテレビでも見られる」想像してみましたが、凄いですね。いまや個人の家でもネットワーク化。現代は、子どもの頃にTVアニメで見た未来社会になったのかなぁ、なんて思ったりしました^^

yymoonさん、おはようございます。
yymoonさんのPCオーディオ導入についてはずっと拝見させて頂いてます。
先ず手持ちの装置を有効利用したいと考えております。その方が違いがハッキリすると思いますので。しかしマランツの製品は気に掛かります。192kHz/24bitを是非聴いてみたいですから。
パソコンをずっと自作していた時はプレクスターのドライヴをもっぱら使っておりました。人気でしたね。

koukoさん、おはようございます。
そうなんです、漫画やアニメ、SF映画が先取りしていた事がどんどん実現化されているのですよね。壁型テレビなども手塚治虫さんが描かれた昔の漫画(多分アトム?)で登場していたものが現在は当たり前になっていますからねぇ・・・。
家電製品もコンピュータの発達のお陰で進化しています。

新たな泥沼が待ち構えているようですね(^_^)/~

roxanne6さん、おはようございます。
泥沼に嵌るか、水溜りで済むか、自分でも分かりません。(笑)

PCオーディオ地獄へようこそ!
私の友人が既に嵌っており、私も…^^ゞ
私は手軽な所から、Macに入れている音源を上手く取り出す所から始めようと思ってます。

LINNのDSシリーズは何度も試聴しましたが、
いいですね。
MAJIKもいいですが、KLIMAXを聴いてしまうと、、、
オーディオは、カメラとは一桁、一つ間違えば二桁違いますからね。
我が家では、車の買い替えを封印して
辛うじてAUDIOが鳴っております。

スカルピアさん、こんばんは。
おお、PCオーディオやられますか。
果たして言われるほど音質が良いのか、結果は如何に・・・です。

swingphotoさん、こんばんは。
LINNのDSをお聴きになった事があるのですか。私も一度聴いてみたいと思っています。
昨今のハイエンドオーディオ、私には異常とも思える価格になっているような気がします。何か作られた価格アップではないかと勘繰ってしまいます。(笑)

こんばんは。
生録音は、以前はDATを使ってました(その前はナグラのテレコ)が、10年ちょっと前に、96kHz/24bitのオーディオ・インターフェース+PCにしました。ミキシングやマスタリングも、もちろんPCです。
コンデンサーマイク1本で録った弦楽器のソロなどは、市販の音楽CDよりもさすがに良い音ですね。24bitの恩恵だと思います。
でも、どうやって聴くかが悩ましいのですが(^_^;)。

kv492さん、こんばんは。
大分前より96kHz/24bitを楽しまれていらっしゃるのですね。CDが登場してから何年になるのか・・・、CDを上回るフォーマットが出て来ておかしくないわけですよね。
SACDがもっと普及しても良いはずなんですが、CD自体が売れない時代ですから無理なんでしょうね。

こんにちは。
SACDと同じDirectStreamDigitalという方式で配布している音楽サイトがあるというのを聞いたことがあります。最近は回線が太くなり、メディアも大容量になったので、音質を悪くしてまで圧縮する必要性が薄れてきたように思います。

ビワさん、こんばんは。
そうなんです、クラシックやジャズを高音質で配信しているサイトが幾つも登場しているのです。おっしゃるようにネット回線の高速化の恩恵を受けられるわけですね、そういうサイトは。音楽メディアもいろいろと変わるようです。

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