
マイクロフォーサーズ機でのお散歩。軽くて良いですね。同じミラーレス機のSONY NEXもセンサーサイズが大きいにも拘らず軽く小さいので、デジタルでのお散歩カメラとして相棒に最適です。
さて、今日はオリンパスペン(昔の銀塩ではなく現行のデジタル)に苦言を。雑誌「カメラマン」の連載に「開発者、出てこいっ!」という田中希美男さんの面白い記事がありますが、今日は私もそういう気持ちです。(笑)
私、フォーサーズのセンサーが採用している 4:3 というアスペクト比が嫌いで、過去購入して来たカメラ、パナソニック GH1、GF1、すべて 3:2 のアスペクト比で撮影しております。極小センサーのコンパクトデジカメは仕方ないと諦めてそのまま使っていますが、フォーサーズセンサーではオリジナルの 4:3 では一枚も撮影した事がありませんでした。
で、オリンパスさんのE-P1、これも当然アスペクト比は購入当初から 3:2 に変更して使いました。ところがこのカメラ、JPEG撮影ですと選んだ 3:2 で記録されるのですが、RAWを選択するとなんとなんと 4:3 のままで記録されてしまいます。カメラで再生すると表示画像は 4:3 になっており、その画像に 3:2 のフレームが表示される仕組み。
この画像をパソコンに取り込み、汎用のRAW現像ソフトで再生するとオリジナルの 4:3 になってしまいます。それはないぜセニョール!(笑)・・・と、びっくりです。
では撮影した 3:2 で残すにはどうするのか。なんとカメラ内でRAW現像し、3:2 のアスペクト比で切り出さなければならないのです。若しくは画像ソフトでトリミングをしなければなりません。そんな面倒臭い事を撮影毎にいちいちやっていられませんよぉ・・・。これでは 3:2 のアスペクト比で画像を残すにはJPEGで撮影しなさいという事になります。
ちなみにパナソニックさんのカメラはRAWだろうとJPEGだろうと事前に 3:2 を選んでおけば記録も 3:2 です。カメラメーカーさんのエンジニアの中には普段写真撮影をまったくやらない方がいるらしいのですが、このカメラを設計した人はまさにそういう方ではないのかと想像致します。写真撮影を日頃する方ならこんな面倒な方法は取らないはずです。

最初パソコンに取り込んだ画像が 4:3 のままなので、「あれ? 設定を変えたつもりが変わっていなかったか」と思い、改めてカメラを確認したら間違いなく 3:2 になっています。私、取扱説明書ってどのカメラを購入してもまともに読んだ事がないのですが、今回だけはアスペクト比に関するページを探してみました。そうしたら以下のように記述があります。
※ RAW画像はトリミングされずに、撮影時のアスペクト比情報が付加された状態で記録されます。
※ RAW画像再生時は、アスペクト比に応じた枠が表示されます。
ですって。
何考えているんですかねぇ・・・この設計者!
珍しく怒り心頭です。
要するにオリンパスペンはJPEGで撮影して下さい、というカメラなんですね。まぁ、これは言い過ぎと致しましても、事実上 4:3 以外のアスペクト比で撮影する場合はJPEGで、RAWで撮影する場合はセンサーサイズの 4:3 で、という事になります。
怒りついでにもうひと言。
正月、某量販店で会話したヘルパーさんによるとE-P1、E-P2が高いのは金属からの削り出しのため価格が高騰してしまうのです、という事でした。私はてっきり日本製かと思っておりました。日本でそういった作り方をしているなら多少高いのは仕方ないな、と。
ところが手元に来て何気なく底蓋を見たら、なんと MADE IN CHINA となっています。「なぬ~・・・、チャイナ~・・・?」。もちろん中国製だから品質が悪い、などという事ではなく、人件費の安い中国で作ってあの売価? と思ってしまったわけです。
坊主憎ければ袈裟まで、ではないですが、「選んだアスペクト比で記録されない珍しいカメラ」に憤慨したら、他の事までカチンと来てしまったわけです。
今日はまさに「開発者、出てこいっ!」という気持ちです。
今日の二枚の写真は撮影時 3:2 のアスペクト比で撮影していますので、二枚とも上下の一部分は背面液晶には映っていないのです。撮影時、背面液晶には上下に黒いマスクが掛かりますので、当然そのままの画像が記録されると・・・普通は思いますよね。
これでは撮影の前にアスペクト比を選ぶ意味がありません。正直呆れました。
日頃拙ブログを暖かい気持ちでご覧頂いている皆様に、もしご不快なお気持ちにさせてしまいましたらお詫び致します。
OLYMPUS PEN E-P1 + G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
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