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2011年1月23日 (日)

OLYMPUS PEN、アスペクト比の不可思議

P0013

マイクロフォーサーズ機でのお散歩。軽くて良いですね。同じミラーレス機のSONY NEXもセンサーサイズが大きいにも拘らず軽く小さいので、デジタルでのお散歩カメラとして相棒に最適です。

さて、今日はオリンパスペン(昔の銀塩ではなく現行のデジタル)に苦言を。雑誌「カメラマン」の連載に「開発者、出てこいっ!」という田中希美男さんの面白い記事がありますが、今日は私もそういう気持ちです。(笑)

私、フォーサーズのセンサーが採用している 4:3 というアスペクト比が嫌いで、過去購入して来たカメラ、パナソニック GH1、GF1、すべて 3:2 のアスペクト比で撮影しております。極小センサーのコンパクトデジカメは仕方ないと諦めてそのまま使っていますが、フォーサーズセンサーではオリジナルの 4:3 では一枚も撮影した事がありませんでした。

で、オリンパスさんのE-P1、これも当然アスペクト比は購入当初から 3:2 に変更して使いました。ところがこのカメラ、JPEG撮影ですと選んだ 3:2 で記録されるのですが、RAWを選択するとなんとなんと 4:3 のままで記録されてしまいます。カメラで再生すると表示画像は 4:3 になっており、その画像に 3:2 のフレームが表示される仕組み。

この画像をパソコンに取り込み、汎用のRAW現像ソフトで再生するとオリジナルの 4:3 になってしまいます。それはないぜセニョール!(笑)・・・と、びっくりです。

では撮影した 3:2 で残すにはどうするのか。なんとカメラ内でRAW現像し、3:2 のアスペクト比で切り出さなければならないのです。若しくは画像ソフトでトリミングをしなければなりません。そんな面倒臭い事を撮影毎にいちいちやっていられませんよぉ・・・。これでは 3:2 のアスペクト比で画像を残すにはJPEGで撮影しなさいという事になります。

ちなみにパナソニックさんのカメラはRAWだろうとJPEGだろうと事前に 3:2 を選んでおけば記録も 3:2 です。カメラメーカーさんのエンジニアの中には普段写真撮影をまったくやらない方がいるらしいのですが、このカメラを設計した人はまさにそういう方ではないのかと想像致します。写真撮影を日頃する方ならこんな面倒な方法は取らないはずです。

P0010

最初パソコンに取り込んだ画像が 4:3 のままなので、「あれ? 設定を変えたつもりが変わっていなかったか」と思い、改めてカメラを確認したら間違いなく 3:2 になっています。私、取扱説明書ってどのカメラを購入してもまともに読んだ事がないのですが、今回だけはアスペクト比に関するページを探してみました。そうしたら以下のように記述があります。

※ RAW画像はトリミングされずに、撮影時のアスペクト比情報が付加された状態で記録されます。
※ RAW画像再生時は、アスペクト比に応じた枠が表示されます。

ですって。

何考えているんですかねぇ・・・この設計者!

珍しく怒り心頭です。

要するにオリンパスペンはJPEGで撮影して下さい、というカメラなんですね。まぁ、これは言い過ぎと致しましても、事実上 4:3 以外のアスペクト比で撮影する場合はJPEGで、RAWで撮影する場合はセンサーサイズの 4:3 で、という事になります。

怒りついでにもうひと言。

正月、某量販店で会話したヘルパーさんによるとE-P1、E-P2が高いのは金属からの削り出しのため価格が高騰してしまうのです、という事でした。私はてっきり日本製かと思っておりました。日本でそういった作り方をしているなら多少高いのは仕方ないな、と。

ところが手元に来て何気なく底蓋を見たら、なんと MADE IN CHINA となっています。「なぬ~・・・、チャイナ~・・・?」。もちろん中国製だから品質が悪い、などという事ではなく、人件費の安い中国で作ってあの売価? と思ってしまったわけです。

坊主憎ければ袈裟まで、ではないですが、「選んだアスペクト比で記録されない珍しいカメラ」に憤慨したら、他の事までカチンと来てしまったわけです。

今日はまさに「開発者、出てこいっ!」という気持ちです。

今日の二枚の写真は撮影時 3:2 のアスペクト比で撮影していますので、二枚とも上下の一部分は背面液晶には映っていないのです。撮影時、背面液晶には上下に黒いマスクが掛かりますので、当然そのままの画像が記録されると・・・普通は思いますよね。

これでは撮影の前にアスペクト比を選ぶ意味がありません。正直呆れました。

日頃拙ブログを暖かい気持ちでご覧頂いている皆様に、もしご不快なお気持ちにさせてしまいましたらお詫び致します。

OLYMPUS PEN E-P1 + G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.

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コメント

こんにちは。
私も、E-P1は最短記録でドナドナしたクチなので、お気持ちわかるように思います。
アスペクト比の件もそうですが、発売したての頃のAFの遅さと精度はコンデジレベルでしたし、17mmレンズの写りの悪さも、解像感がちょっとあるだけで、単品レンズとは思えないレベル。
さらには、ISOオートだと、ISO感度を実際より一段程度オーバーに言ってくるんですね。例えば ISO200の時にISO400、ISO400くらいの時にISO800と。露出計代わりにすると必ず露出オーバーになります(^_^;)。なんでこんなことをするのかというと、理由は・・・。ペン・シリーーズだけでなく、E-30もそうでしたから、ちょっともう、な感じです。

おはようございます。
購入前に取扱説明書を熟読することなどないわけですから(買ってもあまり読みませんが^^;)、こういうことって買ってから気が付くので悔しいですよね。私もGF1にあったフィルムモード(ダイナミックB&W)というのを使ってみようとしたら、GF2からは削除されていました(>_<) このモード、使ってみたかったのに。仕方なく、自分でそれらしいセッティングを登録してみたのですが、思ったように設定できたかどうか。

kv492さん、おはようございます。
AFはまさにコンデジ並みでした。ただファームをバージョンアップ(購入機は発売時のままでした)してみたら幾らか良くなりましたが、それでもパナソニック製の比ではないです。
レンズについてはオリンパス製で欲しい! と思わせてくれる・・・琴線に触れるものがないので、ボディのみの購入です。17mmの描写はあちこちで見ていますが、おっしゃるとおりではないかと私も思います。
しかしカメラは実際に使ってみないと分からないものですね。店頭でいじった程度では本質が分かりませんね。私もドナドナが早いかもしれません。

koukoさん、おはようございます。
GF2ではGF1にあった機能がなくなっておりましたですか? こういう事ってがっかりしますよね。
オリンパスのカメラ、これは間違いなくご自分では写真を撮らない人が作ったカメラですねぇ・・・、少なくともこのPENは。

私は縦位置派、かつ4:3の縦位置大好きなので問題がありませんが、KONDOHさんは「ごるあ~!」というところでしょうか(笑)
これはありえない設定です。ファインダーで構図確認する意味がないです。
最近の設計者はそういうとんでもないことをやるのですか。でも哀しいかなそういう状況になっているのでしょうね。
私は今頃になって元祖PENシリーズ(銀塩)の凄さに気がついたクチですが、あのシリーズは実によくできています。アスペクト比は4:3です。デフォルトで縦位置なのも○です。3:2なら使わないかも(^^;) アスペクト比の好みは人それぞれですね(笑)

 Olympusですが、コンパクトで安いAPS-C機を期待したのに、大型で高価な4/3機が出たときから、心が離れてしまいました。(笑)

 それまでは、コンパクトデジタルカメラはOlympusを沢山使ったのですが・・・。

 今回の件、不思議ですね。ちょっとした便利さがポイントが高いように、ちょっとしたことで、大きな減点になりますね。

私も4/3の縦は好きであります。
なんか収まりが良いんですよね。

操作に関してメーカー毎の些細な違いとかは使っているうちに慣れるのですが、書かれているような撮った時と違う設定で保存されるっていうのはいただけませんねぇ。
RAWだから「撮影時の情報を全て」って事なんでしょうが、それじぁ仰るように後処理が面倒ですよね。
撮影時の緊張感も無いし...

汎用の現像ソフトって事ですが、オリさんのでもそうなっちゃうんでしょうか?
以前オリさんのコンデジだったと思うのですが、純正のxDカードだとパノラマがとれてそれ以外じゃアカンかったような...ハッキリ憶えていないのですが。
たまにこんな風に囲い込みと言いますか、ハッキリ言ってしょうもないセコさが見える時がありますねぇ(^^;)

私はいまだにOM時代のオリンパス、使いやすかったと思っています。
人が操作するモノですから、実際に使って見ると納得させられる所ってあるんですよね。
机上で考えただけのモノはその逆もあるんですけどね(^^;)

うーむ、そうだったんですか!
絶句してしまいました。
何のための2:3何でしょうね

cucchi3143さん、こんばんは。
>これはありえない設定です。ファインダーで構図確認する意味がないです。

やはりそうですよねぇ・・・。
幸か不幸か私は未だにオリジナル(銀塩)のPENシリーズを使った事がないのです。ですから愛用者の方々のような愛着を持っていないので、それが逆に冷静にデジタルに向き合えるのかもしれません。(笑)
私が 3:2 に拘るのは使い慣れた35ミリフィルムのアスペクト比で使いたいという事であります。なので 4:3 はどうも・・・となってしまうのです。(^^;

pyosidaさん、こんばんは。
4/3センサー、コンデジより少し大きいだけなのに、出て来たカメラ、レンズは35ミリカメラより大きく重いシステムでしたからねぇ・・・。
私も嘗てはOM-4Ti 二台と単焦点レンズだけでシステムを組んで楽しんでおりました。コンパクトも以前ここでご紹介したオリンパス製でしたし、デジカメもオリンパス製を使った事があります。
しかしデジタルになってからのオリンパスさん、向いている方向があさっての方角を見ているようで・・・。

ボン村上さん、こんばんは。
アスペクト比自体はみなさんそれぞれに好き嫌いがあると思いますので、フォーサーズの 4:3 を否定しているわけではないのです。あくまで選んだアスペクト比で撮影したものがそのまま記録されないという事に問題があると申したいのです。

>RAWだから「撮影時の情報を全て」って事なんでしょうが、それじぁ仰るように後処理が面倒ですよね。
撮影時の緊張感も無いし...

御意。
オリンパスさんのやり方では撮影時にアスペクト比を選ぶ意味がないです。

ご質問のオリンパスさんのソフトでは・・・という件ですが、試してみました。
付属ソフトを使って 3:2 で撮影した画像を開くと画像そのものは 4:3 で開かれ、そこに黄色い 3:2 の枠が重なって表示されます。

で、現像すると 3:2 で画像が切り出されます。ところがここでまた問題が・・・。
切り出された 3:2 の画像ですが、黄色い枠より少し広く切り出される事に気が付きました。いやいや結構アバウトです。したがってカタログ値の視野率100パーセントは 4:3 の撮影時、という事になりますね。

私もOMを楽しんだ口ですが、米谷さんが去ってからのオリンパスさんは何やら蛇行運転しているような印象があります。
恐らくM4/3シリーズを設計している方々、机上計算だけで終わってしまい、作ったカメラをご自分たちで使う事がないと思われます。

roxanne6さん、こんばんは。
老舗カメラメーカー、オリンパスさんの作品とは到底思えないものでした。
これでは米谷さんが雲上で泣いているのでは。

こんにちは。
僕はその仕様を知っていました。PEN以外のEシリーズも同じ仕様だと思います。あとからアスペクト比を変更できるようにという配慮からだと思いますが、だとしたら、RAWの時はアスペクト比は4:3の固定にしておくべきでしたね。

ビワさん、こんばんは。
ビワさんはご存知でしたか。
私はこの点についての雑誌記事、或いはネットの掲示板でも読んだ事がなく、自分で使ってみて初めて知り、驚きました。
これではカタログにマルチアスペクトと謳っているのは詐欺みたいなものです。

私もE-P1もっていますが、ブログ主がマルチアスペクト問題で怒る理由がさっぱり判りません。マルチアスペクトがJpegで楽しめるだけで十分だと思うけどね。ニコンやキヤノンなどのデジイチにはそんな機能もないんだから。マルチアスペクトがあるだけ楽しめるし、アートフィルターなんてのも同じこと。また、この問題はE30などの使用レポートなどでその仕様は書かれてますが。


マルチアスペクトは4:3のオリジナルから切り取っているだけなんだし、RAW撮影する(私は一切しないが)ってことは弄りまくリ加工する訳でしょう。だったら、4:3のオリジナルが残っていて、マルチアスペクト撮影の枠組みが表示されるのはかえって親切だと思うんですがね。RAW現像なんて面倒臭いことするんだから、オリジナル4:3からマルチアスペクト撮影の枠を切り取る作業なんて屁みたいなもんじゃないですか。そんなにRAWに拘るほどなのに、枠を切り取る簡単な作業さえ面倒臭いと思っているとしか思えないですね。田中長徳さんなんてのはプロだが、RAWなんてほとんど使用していないしね。

パナのG1、GF-1も所有しているが、RAW撮影しないので、パナのほうはRAWでもマルチアスペクトが反映されるというのは知らなかったが、それこそむしろ電気メーカ製造カメラらしい無用な御節介と私には思えてしまう。RAWならオリンパスのようにオリジナル4:3が残っているほうが加工しやすいんじゃないですかね。

名無しのカメラ好きさん、ご意見有難うございます。
もちろん名無しのカメラ好きさんのようなご意見をお持ちの方も沢山いらっしゃる事と思います。
私がこの記事で一番申したかった事はcucchi3143さんからのコメントにもあるように撮影時、「ファインダー(背面液晶)で構図を確認する意味」がなくなってしまうという事であります。
この件についてはJPEGだろうとRAWだろうと関係はないのではないかと私は思っているわけです。ですからオリンパスさんの考え方と自分がカメラに要求するものが合わなかったという事なんだと思います。

こんにちは。オリンパスのアスペクト比を調べていて辿り着きました。
私の場合は3:2で撮った物をA4プリントしようとしたら長手方向のカットが必要になるも、ギリギリで撮ってしまったため苦しい状況でして、RAWに4:3で記録されている短手方向の余分に助けられている物です(笑)

>「ファインダー(背面液晶)で構図を確認する意味」がなくなってしまう・・・

無くなりはしませんね、黄色い線で反映してますし、何もせず現像すれば撮って出しのJPEGと同様にファインダーで確認した構図で出力されるわけですし。ただ、不要だとフレームアウトしたものが丸見えなのは無粋だ!という気持ちは分ります。枠外を 暗くする/真っ黒にすると言う選択肢があれば良かったですね!

ごめんなさい本題です。
3:2で撮ったつもりが4:3で表示してしまった現像ソフトとは具体的に何でしょうか? 私が今使っているライトルーム5はお利口にもRAW内のアスペクト情報を読取ってしまいフレーム外は全く表示されません。オリンパスビューワーは激重で沢山の写真を現像する気力が湧かないのです。参考に教えて頂けませんか?

ナス大好きさん、こんばんは。
コメント、ありがとうございます。
私がメインで使っている現像ソフトはCapture One 7 PROです。これですとカメラで3:2で撮影したものが4:3のまま出て来てしまいます。
念のためLightroom 5.6で開いてみるとお教え頂いた通り、3:2で表示されますね。これは知りませんでした。
ちなみにオリンパス純正ソフトでは記録された4:3で画面表示、そして3:2のアスペクト比が枠で表示され、そのまま3:2で切り取る事が出来ます。
が・・・、実際は枠より若干広く切り取られますので、まったく意味を成しません。この件についてはオリンパスに報告済みです。現在、この事が対処済みかどうかは試していませんので分かりません。

いずれにしても私の場合、オリンパスさんのやり方では3:2での撮影は無理です。但し、JPEGで撮影すると最初から3:2で切り取られます。JPEGだとオーケーで、RAWはNGというのはこれまた納得がいきません。

余談ですが、オリンパスさんのマルチフォーマット、以前は正方形を6:6と表示していました。これもおかしいでしょう・・・と、メーカーに申しました。他のフォーマットは4:3、3:4、3:2、16:9と、画角表示であるのに、何故正方形だけが6:6なのかと。6:6はフィルムサイズを表しているわけで、1:1とするべきではないかと。
この点に付いては最近のモデルでは是正されて1:1表示になりましたね。

さて、画角に関してですが、最近は私の方が妥協しておりまして、オリンパス機で撮影する時はオリジナルの4:3で撮影するようにしています。(笑)

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