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2011年1月 8日 (土)

男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎

Atsumi

男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎

1983年12月28日公開、シリーズ第32作

監督 : 山田洋次
脚本 : 山田洋次、朝間義隆
音楽 : 山本直純

出演 : 渥美清、倍賞千恵子、竹下景子、前田吟、下條正巳、三崎千恵子、中井貴一、杉田かおる、松村達雄、笠智衆 他

一時期、正月の日本映画といえば「寅さん」が定番でしたが、主役である寅さんを演じていた渥美清さんが癌でお亡くなりになったため、長年続いたシリーズに終わりを告げる時が来てしまいました。

この作品は岡山県の備中高梁が舞台。妹さくらの夫、博の父が眠る備中高梁のお寺を訪れた寅さん。帰りにほろ酔い機嫌の和尚(松村達雄さん)とその娘、朋子(竹下景子さん)と出会い、和尚の誘いのままにお寺でご馳走になったが最後、朋子に一目惚れした寅さんはお寺に居ついてしまう。僧侶となって朋子と一緒になる事を夢見る寅さんは・・・。

実は会社の同僚に寅さん映画を一本も観た事がないという人がおり、それではと何か貸し出す事になり、どれにしようか考えた末、この作品を選んだのですが、久しぶりにちょこっとだけ観てみよう・・・と思ったら最後まで観てしまったという結果に。(笑)

寅さんといえば毎回マドンナに一目惚れし、そして失恋という結末がほとんとですが、この作品に関しては珍しく寅さんが朋子から愛の告白をされるのです。結果は作品をご覧頂くとして、竹下景子さんはこの作品がシリーズ初登場。しかし調べてみたら六年の間にこの作品を含めて三回マドンナを努めています。

六年で三回というのは凄いですね。その竹下景子さんがNHKのドラマでなんとお婆さんの役をやっていたのにはびっくりしました。う~ん・・・、時代は流れているのですねぇ・・・。

中井貴一さんが朋子の弟役で出演していますが、なんとカメラマンになるのが夢という設定。三脚にカメラを据えて風景写真を撮っているシーンなども出て来ます。親から貰った大学の授業料をカメラ購入に費やしてしまい、和尚から勘当を言い渡されます。本ブログをご覧頂いている方の中にも同じような経験をされた方がいらしたりして・・・(笑)

この作品で和尚を演じている松村達雄さんは二代目のおいちゃんを演じていた方で、この作品では三代目のおいちゃんとして下條正巳さんが演じています。はからずも新旧のおいちゃんの共演となったわけです。

爆笑シーンが多いのもこの作品の特徴。絶頂期だった渥美清さんの演技もさすがです。それでいて最後はしんみり。山田洋次監督作品、どれも最後は「あぁ・・・観て良かったなぁ・・・」と思わせてくれます。是非、ご覧になって頂きたいです。

今年、山田洋次監督は小津安二郎監督の名作、「東京物語」をリメイクするそうです。「東京物語」という映画、名作と申しましたが、実を言いますと未だに観た事がないのです。山田作品が完成する前(来年一月公開予定)に、一度レンタル屋さんから借りて来て観ておかなければ・・・と思ってます。

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コメント

 おはようございます。映画にも造詣がお深いですね。
 義父がシリーズ全てのDVDを持っていたことを思い出しました。
 坂の上の雲で竹下景子さんはおばあさんの役で大往生されていましたね。
 私が学生時代には篠山紀信さんがGOROなどで写真を撮影されていましたね。ご主人もカメラマンでしたね。
 最近でも近鉄のキャラクターをされています。

ヤフーオークションに出していNakamichiの
DATが入札者のとりけしがあったため
再出品しております。
 興味のある方はごらんください。

http://page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n90601523

おはようございます。
懐かしいですねぇ、寅さん。この作も見たと思うのですが、あまりはっきり記憶に残っていません。新旧おいちゃんの共演、見てみようかしら^^ 東京物語は、小津作品の中でも大好きな映画で、もう何度も見ています^^ ぜひ一度どうぞ♪

moonlightgeckoさん、おはようございます。
私がもっとも尊敬する映画監督が山田洋次さんです。ですから寅さんシリーズはもちろん、他の作品も皆観ております。素晴らしい作品の数々です。
オークション、入札して取り消す人がいるのですか。困ったものですね・・・。

koukoさん、おはようございます。
この作品も傑作です。是非、今一度ご覧になってみて下さい。
東京物語、何度もご覧になられていらっしゃるのですか。あちこちでスチール写真を見る機会がありますが、映画は観ていないので、レンタル屋さんで借りてみましょう。

おはようございます。
寅さんシリーズは全作品を観るつもりでいた時期がありましたので、ほとんど見ているはずですが、この作品はどうだったか。見れば、ああ、これかとなるものが多いのですが。

最近の竹下さん、キャノンの写真家シリーズなど、ナレーションが良いですね。

「東京物語」は、何度も観ていますが、笠智衆、原節子なしのリメイクとなると結構難しいでしょうね。
でも、山田監督ですから、初めて見る人には、感動的な作品となるでしょうね。時代をいつに設定するのでしょうか。今の日本に置き換えて作ってもらった方が説得力があるような気がしますが。

yymoonさん、こんばんは。
竹下さん、ナレーションもお上手ですねぇ・・・。寅さんシリーズに短期間で三本も出演するなんて、当時の人気が分かります。聡明な方ですねぇ・・・。
山田監督の作品ですが、「家族の絆」をテーマに時代は現代での設定のようです。山田さんは常に「家族」をテーマに作品を作って来ましたから、楽しみです。

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