網走流氷観光砕氷船 「おーろら」
14日は高波のため全便欠航となってしまった「おーろら」。前日から楽しみにしていたのに大きなショックを受けた事は昨日お知らせしました。それなら翌15日に期待したところ、9時半出航の第一便から欠航。理由は「流氷が密集し過ぎて」出航出来ないとの事。
私は諦め切れずに第二便の11時を予約。釧網本線を撮影しながら電話で状況を確認するとまた欠航。しつこく今度は第三便12時半を再び予約。しかしこれも欠航。めげずに次の午後2時半を予約。さすがに今日も全便欠航だろうと思いながらも電話で確認すると、「流氷が多過ぎて沖へは出られないのですが、港内だけなら出せるようになりましたので航路時間30分のコースで出航します。ただし料金は半額の1,550円(通常 3,300円)とさせて頂きます」との事。
え! 出るの! 嬉しいと思ったものの、その時点ではさすがにもう諦めていて知床まで来ていたのです。「やばい! 直ぐに網走まで戻らなければ!」と大慌てで網走に向かう事に。もう午後1時を過ぎています。知床から網走までの距離を考えると絶望的・・・。
しかしなんとか間に合って、いざ出航!(笑)
昨日のブログで私は下記のように伏線をはっておいたのに気が付かれたでしょうか?
>ちなみに翌15日は流氷が密集し過ぎて朝から欠航続き。
欠航続きとは申しましたが、「全便欠航」とは申していなかったのは意味があったのです。(^^;
せっかく同情までして頂いたのに、皆様大変申し訳ありません。ぺこり、ぺこり。
取り敢えず港内をぐるぐる同じところを回るだけでしたが、流氷を割りながら進むところを見る事が出来ました。
いや~・・・氷の中をボコボコ音を立てながら進むのは迫力がありますね。
人と氷の大きさを比べてみて下さい。
写真だけでは大きさが伝わらないかもしれませんが、直径3メートルは有りそうな大きな氷までが浮いています。
遠くには薄っすらと知床連山も見えます。なんという雄大な景色!
帽子岩。アイヌの人たちが「カムイワタラ(神の岩)」と呼んでいたそうで、昭和初期まで渡良岩(わたらいわ)という名称だったようです。
湾内を円を描くように回っていただけでしたが、乗れないよりは良かったと思っています。もちろん沖へ出ていたら感動はもっと大きなものだったのでしょうけど。
右が証拠の乗船券です。(笑)
インクが滲んでいますが、乗船月日 23.2.15と押され、航路名 港内となっています。これは記念として持っていようと思います。
この写真は全便欠航となってがっくりした際、帰りに記念として撮影したものです。
この「おーろら」ですが、4月28日から10月下旬までは、知床ウトロ港から「知床観光船」として働いています。私も2007年8月のツアー旅行時に乗船して知床半島の雄大さに感動したものです。ちなみに「おーろら」と「おーろら 2」の二隻あり、今回私が乗船したのは「おーろら 2」の方でした。
ビデオカメラを持参していなかった事を後悔しましたが、SONY HX5Vを使ってフルHD動画を撮影しました。ホントにコンデジとは思えない映像を叩き出すのにはびっくりです。GH1より綺麗です。
NIKON D2X + AF-S VR ED 24-120mm/F3.5-5.6G
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おはようございます。
乗ることができたのですね♪ 船上からの流氷のお写真、拝見していても感激しましたから、実際にご覧になっているKONDOHさんは、さぞや! 私ならもうあきらめていたかもしれません。がんばった甲斐がありましたね。知床連山、すばらしい眺めですね。
投稿: kouko | 2011年2月18日 (金) 06時59分
koukoさん、おはようございます。
執念でした。(笑)
今回乗船出来なかったら来年まで一年待たなければなりませんので・・・。最大の目的がおーろら号に乗船する事でしたからね。お陰で二日目の予定は滅茶苦茶になりましたが。
知床連山、素晴らしい眺めですよ。知床に行って近くからも撮影しました。
投稿: KONDOH | 2011年2月18日 (金) 07時33分
KONDOHさん、おはようございます。
砕氷船「おーろら」には乗れたのですね・・・。よかったです。
・・・、でもKONDOHさん、脚本家ですね。(笑)
読者の心理を引いたり離したり出来るのですね。
・・・、やはり諦めないで、求め続ける、たたき続けるのが秘訣ですね。
投稿: pyosida | 2011年2月18日 (金) 08時15分
KONDOHさんの執念、いや熱意の結実ですね。
何はともあれ、よかった良かったです。
投稿: kurakame | 2011年2月18日 (金) 08時18分
流氷の旅、天候に恵まれていい画像が撮影できてよかったですね。
天候にも恵まれるのもカメラマンの技量のひとつだと誰かが語っていましたこと思い出しました。
信州の雪の山は楽しんだことがあり寒さには耐える事ができました。白と灰色の山の景色もいいのですが、流氷の魅力は捨てがたいものがあります。多くの人が憧れるのは無理がないとアップされた写真から伝わってきます。
凍てついた大地のいろいろな写真楽しみにしています。
投稿: TOKIWAI | 2011年2月18日 (金) 09時26分
おおっ、素晴らしいですねぇ。それにしてもKONDOHさんの行動力というか執念というか(笑)、脱帽であります。この知床連山の眺めはホントに美しいですね。昔々流氷と斜里岳を入れてSLを撮ろうと浜小清水-小浜あたりをウロウロしましたが、前日夜には確かに着岸していた流氷は遙か沖合に去り、斜里岳は雲に隠れて姿は見えず、、、残念な記憶だけが残っています。しかし今思えば、2-3日粘ればよいものを、いとも簡単に次の撮影地へ移動していました。何を考えていたのか、、、(笑)
投稿: tamura | 2011年2月18日 (金) 09時37分
pyosidaさん、こんばんは。
港内をぐるぐる回っただけなんですが、乗れないよりはまぁ・・・。
脚本家なんてとんでもありません。そういう才能があったら良いですねぇ・・・。
しかし滅多に行けない場所ですから、随分粘りました。(笑)
投稿: KONDOH | 2011年2月18日 (金) 20時38分
kurakameさん、こんばんは。
お恥ずかしいです。せっかく来たのだから、何とか乗りたい・・・それだけでした。
投稿: KONDOH | 2011年2月18日 (金) 20時39分
TOKIWAIさん、こんばんは。
私が行く時の北海道、前回二日目に雨に祟られましたが、天候が崩れたのはその一度きりだけで、ホントにいつも天候に恵まれて幸運だと思います。
流氷だけは運も左右するようで、私はこれ以上ないくらいに当たったようです。
北海道の魅力にどっぷり漬かっています。
投稿: KONDOH | 2011年2月18日 (金) 20時42分
tamuraさん、こんばんは。
はい、もう・・・執念としか申せません。(笑)
tamuraさんも知床連山をバックに撮影しようとされたのですね。釧網本線の定番ポイント、止別川の土手の上は知床連山を入れて撮影しようと、大勢のカメラマンが屯していました。最高の場所ですからねぇ・・・。
流氷を入れての撮影はホントに運が大きく左右しますね。自分が行ってみてそう感じました。
投稿: KONDOH | 2011年2月18日 (金) 20時47分
こんにちは。
なんとか乗れたんですね。
3mもある氷の塊が流れてくるんですよね。自然の力は偉大ですが、温暖化の影響で減っていくとしたら、人間とは本当に罪な生き物です。
投稿: ビワ | 2011年2月18日 (金) 22時37分
ビワさん、こんばんは。
もう・・・執念のひと言です。(笑)
流氷、自分が思っていた以上に大きな氷が流れ着いているのを見て、少々びっくりしました。
温暖化で北極の氷が年々少なくなっているらしいです。それに呼応するようにホッキョクグマの数も減っているそうで、大変な事になりそうです。
投稿: KONDOH | 2011年2月18日 (金) 23時05分