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2011年4月19日 (火)

クライバー/ニューイヤー・コンサート 1992

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楽しそうに指揮するクライバー (NHKの放送より)

1992年 ニューイヤー・コンサート

NHK ハイビジョン・リマスター版

カルロス・クライバー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

1992年1月1日、ウィーン楽友協会大ホールでのライヴ収録

四月からNHK BSデジタル放送のチャンネル変更があり、従来のBS1、BS2、BSハイビジョンの3チャンネルがBS-1とBSプレミアムの2チャンネルに縮小されました。しかし三月までのBS1とBS2はハイビジョン放送ではなかったですが、四月からは2チャンネルになったもののBS-1もハイビジョン放送になりました。

その四月からのチャンネル変更を記念して幾つか特集番組が組まれており、その中のひとつに生前日本でも人気のあった指揮者、カルロス・クライバーの演奏会が二週に渡って放送されました。番組の内容は以下の通り。

1986年 バイエルン国立管弦楽団日本公演
1996年 バイエルン国立管弦楽団演奏会 (ハイビジョン版)
1991年 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会 (ハイビジョン・リマスター版)
1992年 ニューイヤー・コンサート (ハイビジョン・リマスター版)

クライバーの大ファンからは叱られるかもしれませんが、私にとってクライバーは大好きなヨハン・シュトラウス・ファミリーのウィンナワルツやポルカを最も楽しませてくれる「史上最大の指揮者」でして、ベートーヴェンやブラームスを聴く限り「並の指揮者」なのです。

前述したように「並の指揮者」なんて言ったらファンの方から石を投げられるのではないかと思います。しかしその並の指揮者(しつこい・・・(^^;)がひとたびヨハン・シュトラウスのウィンナワルツを指揮させたら、私にとって史上最大、史上最高の名指揮者となるのです。

クライバーは1989年と1992年の二回、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートの指揮台に立っているのですが、ワルツ好きの私はこのコンサートの衛星生中継を毎年楽しみにしており、1989年の生中継も初めて聴くクライバーのワルツという事でしたが、後述するように楽しみにしておりました。やはり聴く曲、聴く曲、とにかくどれも皆素晴らしい演奏で、いっぺんにクライバーのワルツが好きになってしまったのです。

後年発売されたDVDを購入して楽しんでいたのですが、今回NHKによるハイビジョン・リマスター版がDVDとは比べ物にならない画質で、放送録画をまた全曲楽しんで聴いて(見て)しまいました。クライバーのシュトラウスが素晴らしいという片鱗を知ったのは1986年バイエルン国立管弦楽団の日本公演をテレビで見た時でした。アンコールで演奏されたシュトラウスのポルカ「雷鳴と電光」の演奏が大変素晴らしいのと、実に楽しそうに指揮するクライバーを見てこちらも非常にハッピーな気分にされたものです。

ですからクライバーがニューイヤー・コンサートに出るという事を知った時には楽しみにしたものです。結果、1989年のコンサートは予想以上の演奏で、まるで踊るように、楽しそうに指揮するクライバーにすっかり魅了されました。もちろん今日ご紹介する1992年のコンサートも大変素晴らしいです。

騙されたと思って冒頭の写真に映っているポルカ「雷鳴と電光」をお聴きになってみて下さい。誰もが楽しく聴けると思います。いろいろな指揮者でこの曲を聴いていますが、クライバー以上の演奏は無いときっぱり申せます。

Dsc00989
NHKの放送より

これはポルカ「観光列車」を指揮している最中、汽笛代わりのラッパを吹くクライバーです。「プワ~ン・・・プワ~ン・・・」とクライバー自身も楽しんで吹いています。クラシック音楽というと堅苦しいというイメージをお持ちの方が多いと思いますが、是非こういう演奏(映像)をお聴きになってみて下さい。イメージが変わると思いますよ。

コンサート最後、毎年一応アンコールという形で演奏される名曲「美しき青きドナウ」も大変な名演ですし、最後の「ラデツキー行進曲」で最高潮に盛り上がったコンサートが終了します。このコンサートの模様はクラシック音楽が苦手の人ほどお聴きになって頂きたいです。

余談ですが「ラデツキー行進曲」、この曲を知らない人は絶対いらっしゃらないでしょう。曲名を知らなくても誰もが一度や二度聴いている筈です。例えば運動会とか。(笑)

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コメント

おはようございます。
お写真を拝見しただけでも、「踊るように、楽しそうに」がよくわかりますね。 「クラシック音楽が苦手」な私は、こういうものから始めるのはよいかも^^ 「ラデツキー行進曲」、運動会ですか。気になります~

おはようございます。
BSプレミアムの意気込みはすごいですね。
クライバーのニュー・イヤーとウィーンフィルの演奏会はハイビジョンなので私も録画し、少しだけ見ました。あの体の動きから、あの流麗かつ抉りのある音楽が生まれてくるのでしょうね。
クライバーは、やはりウィンナワルツで聴き始めた方です。「こうもり」もLDで何度も楽しみました。CDも海賊版含めて一応ほとんど手に入れているはずです。レパートリーが狭いので。
ウィンナワルツのほかでは、オペラが良いと思います。
ベートーヴェンなどは、並かどうかは知りませんが(笑)、モーツァルトの「リンツ」(1988年、海賊版)は良かったです。

koukoさん、こんばんは。
ヨハン・シュトラウスのワルツやポルカは肩肘張らずに聴ける楽しい音楽です。
こういった音楽からクラシックに入るのをお薦めしておきます。

yymoonさん、こんばんは。
最近のNHK-BSのプログラムにはホント驚くと同時に狂喜しています。映画にしろ音楽にしろ、同局のハイビジョン・リマスターには今後も期待出来る素晴らしい結果だと思います。
クライバーのウィンナワルツは絶品です。ベートーヴェンやブラームス、必ずしも私の好みとは一致しないので「並」なんて表現しましたが、一般的には評価が高いですね。

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