
オーディオ機器を15年も使ったら普通は買い替えでしょう・・・と思われた方も沢山いらっしゃる事と思います。先週ご報告したアキュフェーズさんに入院していた愛用のアンプが帰宅しました。早速ラックに戻して愛聴盤で音を確認したのですが、入院前より音の鮮度が上がったように聞こえます。
修理伝票を見ると下記部品が交換されていました。
可変抵抗器(VOL)..........\3,810
可変抵抗器(BAL)..........\1,220
リレー.....................................\950
プッシュスイッチ.................\560
パイロットランプ 2個............\180
メーターランプ 3個 ..............\660
ボリュームつまみとバランスつまみからノイズが出ていたので当然交換ですね。ところで修理した事によってアキュフェーズさんの保証がまた1年付いて来ます。
さて、昨秋これまた長年愛用したCDプレイヤーの調子が悪くなった事を切っ掛けにネットワークオーディオプレイヤーを導入したわけですが、このマランツ NA7004がギャップレス再生に対応していません。ギャップレス再生に対応していないと音楽が続いているところに「トラック番号」が入っていると音楽がそこで一瞬途切れてしまうのです。
ギャップレス再生なんていっても普通は分かりませんよね。多分、このNA7004を設計した人たちはクラシック音楽を聴かないのでしょうね。でなければギャップレス再生なんて当然対応していたでしょうから。
これはクラシック音楽を聴く身にとっては非常に困る現象です。例えば交響曲を聴いている際、楽章と楽章が途切れる事無く続いて演奏されるところで音楽が一瞬止まるのですから。したがってNA7004にリッピングする曲はトラック毎に音楽が終わる曲に限られてしまいます。そこでやはりCDプレイヤーを新規に導入しようと某店で試聴させて頂きました。
アンプ、スピーカーが自分にはとても手の出ない高級機ばかり。初めて味わうハイエンドオーディオの世界です。ご参考までに試聴機器をご紹介します。
※ スピーカー
B&W CM9 (販売店価格 1本 \149,000)
JBL 4365(メーカー標準価格 1本 \840,000)
B&W 800Diamond(販売店価格 ペア \2,980,000)
B&W 802Diamond(販売店価格 ペア \1,580,000)
B&W 805Diamond(販売店価格 ペア \440,000)
※ アンプ
LUXMAN プリアンプ C-800f(メーカー標準価格 \1,050,000)
LUXMAN パワーアンプ M-800A(メーカー標準価格 \1,050,000)
※ CDプレイヤー
DENON DCD-1650SE(販売店価格 \128,000)
MARANTZ SA-15S2(販売店価格 \109,800)
LUXMAN D-05(メーカー標準価格 \315,000)
LUXMAN D-06(メーカー標準価格 \525,000)
LUXMAN D-08(メーカー標準価格 \997,500)
CDは自宅から持参した愛聴盤、カラヤン指揮ベルリン・フィルによる「チャイコフスキー/交響曲第4番」です。最初に比較したのは手頃な価格のDENONとMARANTZです。ところがDENONがCDを読み込み出来ないのです。数回トレイを出し入れしてようやくディスクを認識。DENON製のプレイヤーは時々こういう事が起きるようで、店員さんが指摘していました。そういえば私所有のDENON製DVDプレイヤーでも時々同じ現象が起きる時があります。また最近発売された安価なブルーレイプレイヤーでも出ているようですし、どうしてなんでしょうねぇ・・・?
肝心の音比べ、DENON製は低音の押出しが強く、やや力で押して来るような印象。対してMARANTZ製は低音の押し出しでは負けますが、音場がDENON製より左右に広がる事と、全域でフラットな音作りに感じました。自分の好みとしてはMARANTZです。使ったスピーカーはB&W CM9というトールボーイタイプ。
次は大型スピーカー JBL 4365。↓これです。

LUXMANのCDプレイヤー3台を連続で試聴。最初はD-05から。特に感動する事無く、「こんなものかなぁ・・・」という印象。弦楽器の高域にちょっぴり刺激的付帯音が聞こえ、自分の好みに合いません。次はD-06です。D-05とはガラッと音が変わりました。弦楽器の刺激臭さが無くなり、中音域もいっそう聞こえて来るようになりました。更に音場が左右、奥へと広がります。これは良いですね。
LUXMAN D-08
最後はD-08です。良い印象だったD-06より更に音域が広くなる!スピーカーの外にまで音場は広がるし、低音には余裕すら感じます。100万近い価格だけの事はありますね。参りました。
最初に試聴したスピーカーのJBL 4365ですが、低音は良くも悪くもJBLらしい・・・私がイメージするJBLの低音が出ておりました。全域、なたで割るようなスカッとした明るい音ですね。しかしクラシックも悪くないです。そこで今度はCDプレイヤーをD-08に固定したままB&Wの800Diamondを聴く事に。
JBL 4365より低域が引き締まって張りが出て来ました。弦楽器の音もJBLよりいっそう艶が乗って、クラシック音楽ファンにB&Wユーザーが多いのも納得です。スケールも一段と大きくなり、オーケストラを聴くにはJBLよりこちらの方が私の好み。
で、次が802Diamondで、800よりスピーカーユニットが少し小さくなりますが・・・、

B&W 802Diamond
音が出た途端、「あ! 自分は断然こちらの方が良い!」という第一印象。音のスケールという点では若干800の方に分があるように感じましたが、私はこちらの方が全域で音に暴れがなく、カラヤンのチャイコを聴いている限り私はこちらを選びたいです。価格は800の約半分の価格ですから、高いからといって必ずしも自分の好みに合うとは限らないという良い経験をしました。
もう・・・滅茶苦茶このスピーカーが欲しくなりました。販売店価格2本ペアで158万円。とても手が出ませんねぇ・・・。しかし158万円の車を買う、と言っても誰も何とも言わないのに、ステレオのスピーカーに158万円を出す、と言ったら「気が狂ったか?」と言われるのは何故?(笑)
最後は小型ブックシェルフタイプの805Diamondです。165mm口径のウーファーによる2wayスピーカーなのに、かなりの低音が出るのにビックリ!ブラインドで聴かされたらブックシェルフタイプのスピーカーとは誰も思わないのでは?
う~ん・・・・、でも私は802Diamondが欲し~い・・・・。
ハイエンドオーディオの世界、奥が深いですね・・・・。しかしCDプレイヤーの試聴をするのが目的だったのに、途中からスピーカーの試聴に変わってしまいました。(笑)
ちなみにCDプレイヤー、私の本命はこれ・・・↓

Accuphase DP-510
まだ音を聴く機会がないのです。ただしこのプレイヤーはCD専用機で、SACDには対応していません。SACDはそれほど枚数を所有していない事と、自分の好きなアーティストのSACDがほとんど発売されないのでCD専用機でも良いではないかと・・・思ったわけであります。
しかし貧乏サラリーマンには直ぐ買えるわけでなし・・・・(;_;)
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