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2011年5月13日 (金)

アナログ音源は音が悪い!?

Dsc01090

ベートーヴェン/交響曲第7番 イ長調

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

KIJC-9004 (スーパー・アナログ・ディスク 180g 特製重量盤)
UCCD-9501 (CD)

久し振りに書店で現在発売中のMacパソコン誌「Mac Fan 6月号」を買って読んでいたら、レコードやカセットテープなどのアナログ音源をパソコンに取り込む記事が掲載されています。その該当ページは162ページです。

Macにプリインストールされている純正ソフト「GaregeBand」を使って取り込むのですが、私はこの記事を読んでいて目が点になったところがあるのです。アナログ音源に混じっているノイズなどは後で波形を見ながら消す事が出来るという事なんですが、その後の文章にビックリ!

その部分を下記に引用させて頂きます。

引用文 : そもそもアナログ音源の音質は悪いので、あまり気にする必要はないでしょう。

「ええ~・・・!」と、私は声を上げたくなるくらい驚きました。何を根拠にこの記事を書いたライターさんは言っているのでしょうか? このライターさん宅のオーディオ装置がどの程度のグレードかは分かりませんが、恐らくそれほどの装置は持っていないものと推測します。

質の良いアナログ音源(レコード、テープ等々)をお聴きになった経験がないのでしょうね、多分。先日ここでご紹介した「ぼくのオーディオ ジコマン開陳」に登場されている方々がこの記事を読んだら怒り心頭になる事は必須だと思われます。

記事の中にレコードを取り込むためには「フォノイコライザー」が必要と親切に記述されているのですが、店頭で良く見られる安価な簡易型フォノイコライザーでは高音質を望むのは無理でしょう。ライターさんはこういったフォノイコライザーで取り込まれたのでしょうか?

そこで昨晩、私は冒頭の写真によるレコードとCDを自宅で聴き比べてみました。声を大にして申し上げますが、拙宅の超高級とは言えないレコードプレイヤーで聴いてもアナログディスクがCDに「音」で負けている、音質が悪い、なんて事はなかったですよ!
もっともわざわざ聴き比べなくてもそんな事は最初から思っていませんが。(笑)

それより弦楽器の音なんてアナログディスクの方がCDよりもいっそう艶っぽく鳴っています。これぞウィーン・フィルの弦の音!・・・というほどです。

まぁ、音の好みなんて人それぞれですし、所有しているオーディオ装置もまたミニコンポから超高級装置までいろいろでしょうから同じ音源を聴いても全部音が違うのは当然の事。であればMac Fan誌のライターさんのように「アナログ音源の音質は悪い」と決め付けるような記事を書くのは如何なものかと感じ入った次第です。

ズバリ遠慮なく言わせて頂きますが、このライターさん、「オーディオに関する知識の無さ」を暴露しちゃいましたね。

少々大人気ないですが、ちょっぴり「カチン!」と来た記事でしたので今日のブログで急遽採り上げてしまいました。

フィルム写真はデジタル写真の画質より劣る、と思っている方もいらっしゃるのかなぁ・・・?(笑)

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コメント

こんばんは。全く同感です(*^_^*)。
アナログ<デジタルみたいな考えのひとって
結構多そうですね。

最近,古いWE社の銅線を使ったスピーカケーブルを手に入れました。楽器用ですが銀線とは異なる艶のある生々しい音が出ます。これも視点を変えれば「ノイズによる付帯音を艶と勘違いしている」となるのかも。テープやビニール盤に必須のヒスノイズ=音質が悪い、と例のライターは思い違いをしているのでしょう。昔あるオーディオ評論家が「ヒスノイズが気になるのならカセットなんか聴くな、こんな良い音なのに!」と怒っていたことを思い出しましたよ。無音の状態から音が立ち上がるCDに慣れると勘違いするのでしょう。周波数がカットされたデジタルとカット無しのアナログの音の違いを分かって欲しいですね。豚児が小さい頃、CDとカセットテープを聴かせたらテープの方が好き、と言いました。

アナログの良さを知っている年代ライターではないのでしょうね!もちろん、CDでもよいモノがありますが、自分も最近アナログレコードで持っているジャズの名盤をCDで買い集めていますが、明らかにレコードから鳴る音の方がいいですよ!ただ、最近のオーディオに昔のような感動する機材がなくなってしまってきているのが寂しいこの頃です。カメラも同じように思います。

こんばんわ。

 アナログの音が悪いって驚愕な発言ですね。私はアナログやってませんが、自分の聴くソースにアナログがあれば間違いなくアナログに突き進んでいたと思います。まあ突き進むと大変なので、進まなくて済んで良かったとも思ってますが(^_^;)

おはようございます。
私のようなオーディオの門外漢でも、ご指摘の記事は・・・と思います。アナログとCD、デジタルとフィルム。同じようなことことが雑誌に書かれていそうな気がしますね。

Eurekaさん、こんばんは。
或る意味良質のアナログ音源を聴いた事がないのでしょうね。
それもまた可哀想な気が致します。

スカルピアさん、こんばんは。
銅線に返り咲きですか。銀線に換える方は沢山いらっしゃいますが、銅線に戻られるのもまた見識かもしれません。私の知っている廃盤専門店の店主の方はタンノイのカンタベリーをすべて銀線に換えておりました。
ヒスノイズが聞こえたくらいでアナログ=音質が悪い、なんて思う人たちがいる事に信じられない思いです。やはりCDから入った人たちにとってはそうなってしまうのでしょうかねぇ・・・。
カセットテープの音の方が好き、と言われた息子さん、「素直」な音に惹かれたのかもしれませんね。良い耳をお持ちです。

H3D50ユーザーさん、こんばんは。

>アナログの良さを知っている年代ライターではないのでしょうね!

多分そうなんだと思います。良質なアナログ音源を聴く機会のない方なんでしょうね。逆に同情しちゃいますね。
CD、もちろん私も音楽を聴く手段として大活躍していますが、たまにレコードを聴くとホッとしたりしています。
おっしゃるようにオーディオ機器で感動するような機器が減っていると思うのは私も同感です。極端な話、デザインだけを採り上げても持っているだけで満足しちゃうような機器が最近は少ないですねぇ・・・。

messaさん、こんばんは。
ホントに記事を読んだ時は驚きました。
確かにアナログ音源の良い音を聴くにはCDを聴くよりお金が掛かると思います。ですから突き進めるとまた大変ですね。

koukoさん、こんばんは。
オーディオに特別なご興味を持たないkoukoさんからも共感して頂き、感謝申し上げます。
アナログとデジタルは常に対比されますが、どちらも長所短所を知って楽しむのが一番だと思います。

こんにちは。
デジタルの情報量(量子化ビット数やサンプリング周波数)を極限まで増やしていったものがアナログではないでしょうか。アナログで不利なのは、万が一情報が欠けた場合に修復やら訂正やらが難しいということくらいでしょう。だから、いかにして情報を欠落させないようにするかが大事で、ケーブル一本にもこだわるんですよね。

ビワさん、こんばんは。
CDの高域は20kHzでバッサリ切られてしまいますが、アナログの倍音は無限大のように伸びていますから、まさにおっしゃる通りデジタルを極限まで伸ばしたような感じですね。
アナログは取り扱い次第でガラガラと音が変わりますが、だから面白いのかもしれません。

こんにちは。
アナログ録音からデジタル録音に移行したのは、音質や純技術的な問題ではなくて、マスタリング、製盤プロセスの効率化(コストダウン)が主目的でした。
ライターさんは、単に知らないだけなんでしょうね。それでいて、普遍のことのように言うのが、「パソコン小僧」らしい視野搾狭、夜郎自大ぶり。
パソコン雑誌のデジタルカメラ記事も、あきれ果てるようなありさまでしたよね・・。

こんにちは。
この変換ソフトの音質に関するレベル設定が判りませんが、記事の趣旨はこのソフトでデジタル化した場合にはアナログ音源よりも音質が劣化する可能性があるが、アナログはもともと音質が悪いので気にならないだろうということのようですね。
ということは、このライターは、アナログよりも高音質なデジタル音源があると考えていることになりますね。詳しくないので良く判りませんが、考えられるのはハイレゾ音源やSACDで採用されているDSD方式などがありそうですね。
では、アナログ音源とこれら高音質デジタル音源を比べてみたらどうか。
でも、その場合、フォーマットの違いも考慮しなくてはいけませんね。
だんだん何を言っているのか判らなくなってきましたので、このあたりでやめときますが、アナログ録音に素晴らしいものがたくさんあることは確かですね(笑)。

kv492さん、こんばんは。
レコード生産とCD生産、コストを考えるとやはりCDの方でしょうね。昨今の輸入CDの激安を考えると余計そう感じます。レコードだったらコストは嵩む一方でしょうね。
しかしこのライターさん、なまじっかの知識であぁいう記事は書いて頂きたくないですね。
実はこの雑誌の後ろの方に今度はデジカメの記事が載っているのですけど、その記事の中にデジ一眼が一般の人でも手に入りやすくなったので今や誰でも「プロ並み」の写真が撮れるようになったと書かれています。開いた口が塞がりません。(笑)
やはりパソコン以外の知識に疎いという事ですね、パソコン誌のライターさんや編集者さんは。

yymoonさん、こんばんは。
おっしゃるような意味だったのかもしれませんが、スカルピアさんからのコメントのようにヒスノイズやスクラッチノイズが聞こえるアナログ音源、イコール音質が悪い、こういう考えなのかもしれません。もしそうだとしたら、「音楽」を聴く事が出来ない方ですね。SPレコードなんて論外でしょう。(笑) もっとも聴いた事なんてないと思いますが。
音楽の聴き方は個人の自由ですからアナログ音源なんて聴けない、と思っても全然構わないですが、誰でもが目にする一般雑誌に断定的に書く内容ではないと思います。ライターさんがどういうアナログ音源を聴いているのかは不明ですが。

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