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2011年7月15日 (金)

ハイレゾ音源の話題

Asahina_3
96kHz/24bit

ブルックナー/交響曲第8番

朝比奈隆指揮 大坂フィルハーモニー交響楽団

ハイレゾ音源ってご存知でしょうか? ハイレゾリューション(High-resolution 高解像度)、要するに高解像度音源の事ですね。何やら分かったような分からないような・・・。(^^;

要するに現行の音楽CDの特性を上回る音源の事を言います。現行の音楽CDは来年、何と誕生から30年経つそうです。ソニー、フィリップス両社で規格を策定した音楽用の光学ディスクですが、当初は直径12cmのディスクに音楽を60分収録。

しかしそのCDをソニーさんが当時の世界的指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤンに見せたところ、カラヤン曰く「自分の演奏した第九が一枚に収録出来るようにしてもらいたい」と言ったそうで、この言葉が切っ掛けで世に出た時には最大73分までの音楽が収録出来るようになったのですから、鶴の一声というところでしょうか。

現行の音楽CDの規格、今更私が申すまでもなくサンプリング周波数「44.1kHz/16bit」ですね。PCオーディオとして広がりつつあるハイレゾ音源はこの音楽CDの規格を上回る音源の事を称して大雑把にハイレゾ音源と言っているのです。

現在一番多いフォーマットは「96kHz/24bit」の音源。そして増えつつあるのが「192kHz/24bit」という音楽CDの規格を大幅に上回るハイレゾ音源です。これらの音源をDVDに記録したディスクも一般オーディオ店などで販売されていますが、主流はネット配信です。今や大手レコード会社もネット配信で高音質の音源を配信する時代になっています。

今日はご参考までに私がネット配信からダウンロードし、愛聴している音源を幾つかご紹介しておきます。冒頭写真はCDでも発売されている朝比奈隆さんが晩年に残したライヴ録音で、これは96kHz/24bitで配信されています。

Mozart_3
192kHz/24bit

モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲集

Marianne Thorsen (Vn)
TrondheimSolistene

これはノルウェーの「2L」というハイレゾ音源専門の新興レーベルによる録音で、192kHz/24bitという現在最高峰のフォーマットで配信されています。トロントハイム・ゾリステンの演奏で、私はすっかり気に入ってしまい、最近良く聴いています。

Eric_2
192kHz/24bit

Gentle Ballads V

エリック・アレキサンダー・カルテット

こちらは日本のブルーノートと呼ばれている「ヴィーナス・レコード」の最新録音。テナーサックス奏者として人気のエリック・アレキサンダーのバラードを中心とした演奏で、多分スタジオでの録音フォーマットのまま配信しているのではないかと思います。凄い時代になったものですね。

Queen
96kHz/24bit

Greatest Hits II/Queen

(I Was Born To Love You)のみダウンロード

大分前に放送された木村拓哉さん主演のドラマ、「プライド」の主題歌として使われたのがこの曲。ロックをまったくと言って良いほど聴いていないので、当時このドラマで初めて聴いたクイーンの曲がこれ。老舗の音響メーカー「ONKYO」さんが主宰するハイレゾ音源配信サイトe-onkyo musicでクイーンの音源が96kHz/24bitで登場しました。クイーンのハイレゾ音源が配信されているのは世界でもここだけだそうです。ロックファンの方、是非どうぞ。

しかし音が良くなったからといって「駄演」が「名演」になるわけではないので(当たり前ですね)、音源を選ぶ難しさも出て来ます。配信サイトには未知の演奏家も多いですし。最近ダウンロード購入して聴いた後、「買わなければ良かった・・・」と思った音源が、エリアフ・インバル指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団によるマーラーの交響曲第5番(96kHz/24bit)の演奏でした。音楽雑誌では高評価を受けているようですが、私にはちと・・・。

さて、それでは音楽CDより良い音で聴ける・・・という事はどういうふうに聴こえるの? と疑問をお持ちになる方も沢山いらっしゃる事と思います。正直申しまして再生装置のレベルが上がれば上がるほどCDとの差は明瞭になって来ると申し上げるしかないです。

拙宅のオーディオ装置(ハイエンドオーディオには程遠いです)でも差は分かります。特にクラシックの場合は同じ音源(例 : 朝比奈隆さん etc...)で聴き比べるとハイエンドの伸びやかさ、ホールトーンの立体感、音の厚みに差が出ますね。

しかし幾つかのお店でCDプレイヤーの試聴をさせて頂いている時に感じた事は、「現行のCDも随分良い音で聴けるようになったなぁ・・・」という事でした。普通に聴いている分には不満も感じないくらいです。

現行CDのフォーマットを上回るSACD(スーパー・オーディオCD)が随分前に登場したのに、結局一般に浸透する事無く終えようとしているところへ現在のハイレゾ音源の人気ぶり。皮肉なものですね。

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コメント

おはようございます。
世はネット配信の時代なのですよね~。全然ついて行けない私です^^; ハイレゾ音源、こういう技術ってクラシックの世界の話かと思いましたが、ロックでもあるのですね。

おはようございます。
いろいろ購入されているんですね。
とても参考になります。

e-onkyo musicの音源もいろいろ良いものがあり検討中ですが、HDtracksも良さそうですね。
アンナ・ネトレプコのアルバム「花から花へ」(88.2kHz24bit)をダウンロードしてみました。
ただし、PC環境で異なるのでしょうが、1時間半ほどかかりました。途中で止まってしまい、ひやひやしましたが、レジューム状態になっていて再開できましたが。
まあ、この音源はSACDが発売されていますので、どれだけ意味があるのかわかりませんが。

koukoさん、こんばんは。
ネット配信、元々はiTunesが発端ですが、どんどん拡大して来ているのが現状です。
ロックはkoukoさんのお得意分野だと思います。ロックのSACDも出ていますが、イマイチ普及していないようです。

yymoonさん、こんばんは。
好奇心旺盛なものですから、新しいものについ飛びついてしまいます。(笑)
ネトレプコのハイレゾ、SACDと比べると如何でしょうか?
フォーマットはFLACがあればFLACにすると良いです。圧縮されますが完全に元に戻る方式なので、私はこれを使っています。ファイルも半分になりますし。

KONDOHさま、こんにちは!
腰痛、無理しないでくださいね。魔女には勝てないですから・・・。

非常に素人的な質問で恥ずかしいのですが、このような圧縮率の低い音源のDL/保存・再生機器はどのようになるのでしょうか?
単純にiPodだとダメなのは分かります。あと手元にある録音機材は・・・と考えると、いつも生録で使っているSONYとオリンパスの非圧縮でも大丈夫(PCM)のものぐらいしかありません。
先日のアンプ・スピーカーシリーズを読んだときも、「うーん。でも僕はソナス・ファベール」の小さいやつをデンオン(デノンとなる前でした)で鳴らすのも好き!」と思っていたのですが、「音源」の大事さを最近痛感し(CD-MD-iPodと同じ曲を聞き比べて・・・)、おー、圧縮率の低い音源はネット上にあるんだ!と知り、「でも、どうすればいいの?」と思った次第です。

ここにアクセスする皆様から見れば「初歩の初歩」的な質問ですが、ぜひご教示いただければ幸いです。

最近、よい音楽はココロを満たしてくれる、ということを痛感してます。

ろだごんさん、こんばんは。
ありがとうございます。運動不足が原因なのでしょうね。(笑)
ハイレゾ音源をご紹介しましたが、再生方法をご存じない方も沢山いらっしゃいますよね。今度はその再生方法で一回記事にしましょうか。
ダウンロードに関しては文中でご紹介しているサイトから購入するわけですが(iTunes ストアと同じです)、音源によってはファイルフォーマットを選ぶようになっている場合があります。

私がお薦めしているFLACというファイル形式は圧縮されていますが再生時完全に元に戻る方式なので、劣化がないのです。それでいてファイルが半分くらいになりますのでダウンロードに時間が掛かりません。

再生方法ですが、一般的なのはUSB端子の有るDAコンバーターとパソコンをUSBケーブルで接続。USB DACとオーディオアンプとをピンケーブルなどのアナログケーブルで接続。

その後、パソコン上から再生ソフトを使ってダウンロードしたファイルを読み込んで再生させます。再生ソフトで有名なのは「iTunes」ですが、その他にもフリーソフトで沢山あります。

再生装置としてパソコンを使うわけですが、ネットワークオーディオプレイヤーなるオーディオ製品が発売されていますので、これを使うとパソコンなしに再生出来ます。これでご理解で出来ますでしょうか?

一度記事にしますね。

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