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2011年11月17日 (木)

SONY α77 のHD動画チェック

A77_01
α77によるHD動画からの切り出し

今回の岡山、広島での路面電車撮影にはスチル写真だけではなく、ホームビデオとα77でビデオ収録もしております。特にα77による「1920x1080/60p」での収録は個人的にも結果が楽しみでした。

結論を先に申しますと、プログレッシブ60コマの動画は実に滑らか且つ高画質で、期待に違わぬものでした。再生はフルHDプロジェクターによる80インチスクリーンと52インチ液晶テレビで行いました。画面が大きくなればなるほど実力が発揮出来るように思います。

A77_02

以上二枚はα77によるフルHD動画から切り出したものですが、APS-Cという動画撮影としては大きなセンサーサイズですから、路面電車の背景はアウトフォーカスになっています。二枚目のカットは動画時のシャッタースピードが1/30秒になっていますので、切り出し写真では路面電車が被写体ぶれしております。しかし動画で見るとこのぶれが滑らかな動きの元になるのです。

A77_03

これもα77による動画からの切り出しですが、路面電車の動きに合わせてカメラをパンしておりますので、アウトフォーカスになっている背景の商店も少し流れております。

M41_01
Canon iVIS HF M41によるHD動画からの切り出し

対してこちらは一般的なホームビデオであるキヤノンさんのフルハイビジョンビデオカメラからの切り出し。1/3型 HD CMOS PROセンサー採用のビデオカメラですから、センサーサイズだけなら普及型コンパクトデジカメのセンサーより小さいです。もっともプロ用ビデオカメラでも1/3型は当たり前ですから、ホームビデオだからセンサーサイズが小さいわけではありません。もっともプロ用はサイズは一緒でも3CCDだったり3CMOSですけど。

M41_02

センサーサイズの小ささからご覧のようにパンフォーカスになりますので、全体的にシャープに見えます。キヤノンさんのビデオカメラは今年発売のモデルから画素数を欲張らず、フルHDに必要な207万画素を僅かに上回る237万画素(16:9)に抑えたお蔭で一画素の面積が広くなり、暗いシーンでもノイズが従来モデルより少なくなりました。

家庭用ビデオカメラの高画素化はスチル撮影時のためであり、フルHD動画を撮影するだけなら207万画素有れば良いわけです。ちなみにこのM41というビデオカメラ、現在の実売価格は3万円程です。しかし実力は3万円のカメラではないですよ。80インチで再生してもその高画質ぶりは劣るどころか大画面ほど実力を発揮する驚嘆すべきモデルです。

M41の記録はごく普通のフルHD記録で「1920x1080/60i」です。ソニーさんの対抗モデルは「1920x1080/60p」なので、年明けに発売(多分)されるモデルには「60p」を搭載して来ると思います。

60iと60p、インターレースかプログレッシブかの差でしかないのですが、そのほんの僅かな差から表出される映像には情報量や解像感、そして何より立体感に大きな違いを感じます。やはり映像技術では世界ナンバーワンの実力を持つソニーさんらしさがα77には出ていると思います。

巷デジタル一眼によるフルHD動画撮影が当たり前の機能になりつつありますが、やはり長い年月ビデオカメラに実績のあるソニー、パナソニック、キヤノン三社が他社を一歩も二歩もリードしていると個人的に思っています。実際、自分で使ってみての感想です。

オリンパスさんが初めてフルHD動画機能を搭載したミラーレスカメラ、E-P3による「コンニャク動画」が大非難を浴びていましたが、ビデオ映像に過去何の実績もないオリンパスさんに期待したユーザーの方が間違っていたのではないでしょうか。フルHD動画はやはりスチル写真の技術とは根本的に違うと思いますので。

60pの映像を見てしまうと、EOS Movieの30pはやはり微妙なコマ落ち感が否めないです。最近キヤノンさんがハリウッド向けにEOSマウントのシネカメラを発表しましたけど、あれも30pでしたね。現状フルサイズで転送レートの大きなファイルサイズでは60pが難しいのかも。 逸早くソニーさんは大きなセンサー(APS-Cサイズですが)でフルHD 60pを達成してしまいましたが。来年登場が予想されているα99(多分フルサイズ)でも60pでのフルHD動画機能を搭載して来たらビックリですねぇ。

多分、来年登場するであろうパナソニックさんのGH3では60pによるフルHD動画機能を搭載して来ると思います。家庭用ビデオカメラの分野ではすでに昨年のモデルからAVCHDの規格を破って独自搭載済みですから。その後業界で規格が統一され、AVCHD 2.0として60pが規格化されました。

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コメント

おはようございます。
NEX-5NDがやってきました!!これが噂のミラーレスか…ちゃちいな、これ〜箱から出した時店頭用のプラモデルかと思った〜液晶が小さくて見にくい…GRDのほうが使い易いぞ…シャッターはうるさいな…などなど。これで写真を撮るのは遠慮したいですが、動画は滑らかだし、外付けのマイクなしでも普通の撮影なら十分ですね。付録のソフトはWin専用ですが、iMovieで動画が取り込めました。

今度、動画をやってみます。
α77、row現像やっといくようになりましたが、他の機種と違って、UP程度ならjpegでも十分かな〜と思いました。

スカルピアさん、こんばんは。
おお、NEX-5Nを購入されましたか。私、NEX-7に買い替えるつもりでNEX-5を売却しちゃったのです。思ったよりも良い買い取り価格だったので。NEX-7が出たらさらに査定額が落ちるでしょうし。しかし発売未定となりましたので、繋ぎにNEX-5NかNEX-C3を買おうか・・・と思案中でしたが、ソニーさんがタイの別工場でカメラの生産を開始したとのニュースを知って、根気よくNEX-7が出るまで待つ事にしました。(^^;
早ければ来月下旬、遅くとも一月には発売になるようです。
しかしNEX-5Nに使われているセンサーは評判良いですから、もうNEX-7は特に必要ないと思います。まして動画が目的なら。

ところでiMovieで動画が取り込めたとの事ですが、現在iMovieは60pに対応していないので、おそらくスカルピアさんのNEX-5Nは60iの設定になっていると思います。ご確認下さい。確かデフォルトでは60iだったかと。
それとAVCHDの動画をiMovieに取り込むと、iMovie独自のフォーマットに変換してしまいますので、若干画質落ちがあります。気にするほどではないですが。
現状パソコンで60pのままブルーレイディスクに焼く場合には付属ソフトのPMBを使うほかありませんです。Win専用ですが。若しくは現行のパナソニック、ソニー両社のブルーレイレコーダーなら60pで取り込み、ディスクへの焼き込みは出来ます。ご参考まで。

ramble-leicaさん、こんばんは。
私はここぞという時にはRAW撮影していますが、ほとんどjpegで撮影しています。今回の路面電車もRAWで撮影したものは幾らもありませんです。

こんにちは。
動画から切り出したとは思えない画質ですね。背景がボケているので、なおさら動画っぽくないです。
一眼レフ系に動画機能が載るのが当たり前になってきましたが、これからは動画の質が問題になってくるのですね。

ビワさん、こんばんは。
α77の動画はプログレッシブ記録なので、スチル写真が1秒間に60枚撮影されたものと考えて頂ければと思います。
デジタル一眼にフルHDの動画機能が搭載されるのは当たり前になりましたが、おっしゃるようにこれからは質が問われますね。

こんばんは。
大画面での高画質動画は立体感もあり、迫力があるでしょうね。

拙ブログに投稿してありますが、私は、愚かにも「コンニャク動画」のE-P3を買ったばかりです。
もっとも、動画を撮ることはほとんどないと思いますので、カタログを見たときも、オリンパスもとうとうフルHDになったんだと思った程度でして、おまけ以上の期待はしていないのがせめてもの救いです。

でも「こんにゃく動画」とはいったいどんなものなのか、試してみたくなりました。

yymoonさん、こんばんは。
記事、拝見しました。堂々巡りの末、三たびペンに逝かれたのですね。
「コンニャク動画」はネットに沢山投稿されていますので、どういうものか直ぐ見る事が出来ます。事実上、オリンパスペンで動画は撮れない、というユーザーが多いです。私もまぁ・・・これでは・・・という感想です。
動画にあまりご興味のない方はデジ一眼の動画は「おまけ」とおっしゃいますが、ソニー、パナソニック、キヤノン三社は決して「おまけ」ではないですよ。

 KONDOHさん、こんばんは。
 Sonyの最新1眼レフ、動画もいいですね。

 α65ですが、購入できるように貯金しなければいけません・・・(^_^)

 でもレンズにもよりますよね・・・

pyosidaさん、こんばんは。
ソニーさんのデジ一眼による動画、他社に先駆けてフルHDで60pを実現しています。
洪水で生産が止まっていましたが、他の工場で生産が始まっているそうです。α65も近いうちに発売されるものと思います。楽しみですね。

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