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2012年2月10日 (金)

ティーレマンのベートーヴェン

Thie

ベートーヴェン/交響曲全集

アネッテ・ダッシュ(ソプラノ)
藤村実穂子(アルト)
ピョートル・ベチャーワ(テノール)
ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス)

クリスティアン・ティーレマン 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン楽友協会合唱団

2008年12月〜2010年4月、ウィーンでのライヴ録音

Sony Classical 88697927172

NEX-7による写真が続きましたので、今日は休憩を取って音楽の話題を。クラシック音楽にご興味のない方には恐縮ですが、最近入手したベートーヴェン交響曲全集のCDをご紹介。

一昨年夏、ドイツ・バイロイト音楽祭で上演されているワーグナーの楽劇「ワルキューレ」が史上初めて(日本に於いて)デジタルハイビジョンによる衛星生中継がありましたが、その時に指揮していた人が最近人気のクリスティアン・ティーレマンでした。そこで私はティーレマンに興味を惹かれ、以前ここでもご紹介したブルックナーの交響曲第8番のCDを購入し、結構気に入っていたのでした。

そのティーレマンが指揮したベートーヴェンの交響曲全集がCDに先駆けてブルーレイディスクとDVDで発売されました。私はブルーレイディスクを購入しようか迷っていたところ、タイミング良く第5番と第6番がNHK-BSでハイビジョン放送され、録画して視聴してみました。視聴した結果、CDが発売されたらCDでいいや、という事になりCDの発売を待つ事に。

先月、ようやく輸入盤CDによるBOXセットが入荷したので早速購入。こうした全集ものを購入すると私は大体第3番「英雄」から聴く事が多いのですが、今回は珍しく第1番から第9番まで順に聴いてみました。結論から申しますと、「まぁ・・・、特に可もなし不可もなしかなぁ・・・」という感想です。

Thie2

ベートーヴェンの交響曲は作品としての出来がどれも素晴らしいので、誰でも譜面通り指揮すればそれなりに聴く事が出来るのですが、過去何百という演奏を聴いているこちらとしては「それなりの」演奏で感動するわけはないのです。私にとっては実に消化不良の交響曲全集でした。

「英雄」を除くと何故か各曲第一楽章の出来が良いのが不思議。もっともこれは私の好みから申している事に他ならないのですが。比較的落ち着いたテンポを取りながら、理由が分からないのがスケルツォ楽章だけはやたらと速いテンポで前後の楽章と実にアンバランスに私は感じました。ところが第9番のスケルツォだけは落ち着いたテンポで、今度は歯切れの悪さを感じるという私には不思議な解釈と感じます。

そういう中、第7番が一番良かったように思います。全体的な纏まりも良く、これは気に入りました。対して一番物足りない演奏が「英雄」でした。これは全四楽章、実に不満。もっとも「英雄」に関してはフルトヴェングラー、朝比奈さんが残した超絶的名演を聴いている身には通り一遍の演奏ではなかなか感動するまでには到達しません。ですから私が欲張り過ぎるのかも。

ベートーヴェンの交響曲、過去多くの名指揮者による名録音が多数残っておりますので、それらを上回る演奏を聴かせるのは大変なハンデだと思います。我々聴き手はそうした演奏とついつい比較してしまいますから。10年後のティーレマンにまた期待したいと思います。

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コメント

おはようございます。
クラシックの場合、同じ曲でも演奏者、指揮者を聞き比べるという楽しみ方があるのですね。10年後を楽しみにするというのも何だかよいなぁと思いました^^ 趣味を持つというのは、やはりいいもんですね。10年後、どんなカメラで、どんな景色を撮っているかなぁ~。

koukoさん、おはようございます。
はい、クラシックは同一曲をいろいろな指揮者、ソリストが演奏しますので、アーティストの解釈次第で曲の印象が随分変わります。そこがまた聴き手の楽しみでもあるわけです。
お気軽に10年後などと申しましたが、10年後のカメラ業界、1億画素のコンパクトデジカメを誰もが普通に使っているかもしれませんね。

こんばんは。
ティーレマンはまだ聴いたことのない指揮者です。
地道な仕事で今の地位を築きあげてきた人と聞いていますので、好感は持てるのですが、懐古趣味的な演奏傾向があるとも聞いており、それならば19世紀生まれの巨匠の演奏を聴いた方がよいと思ってしまい、CD購入には至っておりません。

yymoonさん、こんばんは。
最近の指揮者には珍しいくらいオーソドックスな指揮をする人だと思います。
そういう意味では安心して聴けるのですが、今のところそこまでの指揮者かなぁ・・・なんて生意気にも感じたりしています。
これからどうするか、ではないでしょうか。

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