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2012年8月 4日 (土)

続・男はつらいよ

Atsumi

松竹映画「続・男はつらいよ」1969年11月公開

出演 : 渥美清、倍賞千恵子、森川信、三崎千恵子、前田吟、太宰久雄、笠智衆、佐藤オリエ、東野英治郎、山崎努、ミヤコ蝶々 他

脚本 : 山田洋次、小林俊一、宮崎晃
音楽 : 山本直純
監督 : 山田洋次

今日、8月4日は渥美清さん、17回目の命日になります。渥美清さんといえば代表作は何といっても「男はつらいよ」シリーズである事にどなたも異存はないでしょう。全48作もある作品の中で、今日は第2作をご紹介したいと思います。

映画のシリーズに先立つ前、フジテレビで放送されていた「男はつらいよ」の最終回で寅さんはハブに噛まれて死んでしまいます(私は残念ながら見ていません)。視聴者からテレビ局へ大変なブーイングだったそうで、それを知った山田洋次監督が映画化に反対する松竹側を説得し、晴れて映画版「男はつらいよ」が製作されました。この間の経緯については以前NHKテレビの特集で山田洋次監督ご自身がお話ししておりました。

その時点ではシリーズ化の予定はなかったそうですが、松竹側が予想もしなかった大ヒットに大慌て。今度は松竹側から山田監督に続編を作るよう要請。そこで作られたのが今日ご紹介する「続・男はつらいよ」なのです。

簡単にあらすじを申しますと、懐かしい中学時代の恩師、坪内散歩先生(東野英治郎さん)のお宅を十数年ぶりに訪れてみたら、中学時代いじめては泣かせていた散歩先生の一人娘、夏子(佐藤オリエさん)に対面。今や麗しき美人となっている夏子を見て寅さんは例によって惚れてしまいます。さて、結果は・・・。

文化放送が毎週月曜日から金曜日の朝8時13分〜20分まで、「みんなの寅さん」という放送をしているのをご存知でしょうか?
これは山田洋次監督50周年の記念プロジェクトで、番組の監修を山田さん自らがしておりまして、映画の出演者インタビュー等々、なかなか興味深い放送です。

私は毎日出勤時にカーラジオで聞いているのですが、毎週金曜日は山田さん書き下ろしの小説「けっこう毛だらけ」が倍賞千恵子さんの朗読で聞けます。これは寅さんの少年時代を描いたストーリーで、丁度今は中学校で坪内散歩先生との出会いが放送されているのです。

昨日は散歩先生に寅次郎の母親の事について訊きたいから家に来なさいと言われ、恩を感じている少年寅次郎は渋々散歩先生に付いて行きます。妻に先立たれた散歩先生のお宅は意外にも綺麗に片付いており、寅次郎が驚いていると玄関の開く音がして、「お父さ〜ん、ただいまぁ・・・」という可愛い声が・・・。

来週の金曜日、この続きは倍賞千恵子さんの朗読で聞く事が出来ます。果たして少年寅次郎は夏子にどう対処するのでしょうか?

映画「続・男はつらいよ」では美しい女性となっている夏子と懐かしい対面をします。そして寅次郎を生みっ放しでどこかへ行ってしまった母親、お菊(ミヤコ蝶々さん)とも対面。文化放送の「けっこう毛だらけ」で描かれている時代が、現在はこの映画との結びつきが深く、倍賞千恵子さんの朗読が楽しみです。

夏子を演じている佐藤オリエさん、とてもお綺麗ですよねぇ。そりゃぁ寅さんでなくとも男だったら誰だって惚れるでしょう。(笑)
寅さんが夏子とともに母親、お菊を探して会いに行くシーンは寅さんにとっては悲しい結末となるわけですが、結構笑わせてくれます。その辺は山田監督の上手い演出ですね。

是非、この映画をご覧になり、そしてラジオ放送もお聞きになってみて下さい。あ、私は決して松竹映画と文化放送の回し者ではありませんよ。(笑)

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コメント

おはようございます。
ラジオをあまり聴かないので、もちろんお話の放送も知りませんでした。毎日寅さんの話が聞けるなんていいですね。聞いてみます^^ 佐藤オリエさん、映画「若者たち」で人気のあった頃ですね。素敵な方ですよね。ミヤコ蝶々さんを覚えているから、この作品も見ているはずなのですが、内容をあまり覚えていません^^; 録画したDVDを取り出してみようかしら^^

koukoさん、おはようございます。
「若者たち」は山田洋次監督が選ぶ家族の映画100本で放送された時に観ました。それとテレビ版「男はつらいよ」ではマドンナ役で出演していたそうです。知性を感じる女優さんですね。
作品数が多いので普通はストーリーがごっちゃになると思います。私のようなファン以外は。(^^;
是非またご覧になってみて下さいませ。

こういう季節ものの映画が、いつの間にかなくなりましたね。
お盆休み、クーラーの効いた映画館で
アイスモナカを食べながら
寅さんを観たのが懐かしいです。

佐藤オリエさんがマドンナだった寅さんがあったのですね。
彫刻家佐藤忠良先生のお嬢さん。かなり昔の話ですが、
(近所では)「娘のほうが有名で、クリーニングのネームはみんなオリエとなっているんだよ」
と笑っておられました。

swingphotoさん、こんばんは。
盆正月、恒例の作品でしたからねぇ・・・。
アイスモナカですか・・・・大好きです。(笑)

kurakameさん、こんばんは。
恥ずかしながら佐藤オリエさんがそういう由緒或るご出身だという事を知りませんでした。知性を感じさせるのはそういうところの育ちが関係しているのかもしれませんね。
子供心に惹かれる女優さんでした。(^^;

「男はつらいよ 寅次郎真実一路」を久しぶりに5日のテレビでみました。最近は見ること機会がすくなかったのですが、バターン化された構成ですがその時代に日本社会の原風景が残されているのだと思いつつ見ていました。
もうこのような映画は現在のような無味乾燥な時代では作れないようです。
この映画でも鹿児島交通の廃駅から廃線跡を歩く夕陽のシーンがありました。絵になっていました。
山田洋次監督は相当鉄道に造詣が深く以前蒸気機関車の復元作業の番組で知りました。これほどの人ならどの作品も鉄道の駅が鉄道のある風景が作品に登場することは当然だと思いました。鉄道を上手に登場させることで男はつらいよが成り立っているのではと言えば過言でしょうか。

Tokiwaiさん、こんばんは。
いえいえ、決して過言ではありませんです。
このシリーズ、鉄道を上手く使っています。時々、良くこういう駅を見つけるものだなぁ・・・と感心します。
このシリーズはその時代時代を風刺するようなシーンが垣間見られます。今回はこの事を言いたかったのかなぁ・・・監督は。と思う事もしばしばです。
やはり天才的監督だと思います。

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