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2012年12月14日 (金)

007/スカイフォール(IMAX版)

007_11

007/スカイフォール(Skyfall)

シリーズ第23作

出演 : ダニエル・クレイグ、ハビエル・バルデム、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ベン・ウィショー、ジュディ・デンチ 他
原作 : イアン・フレミング
音楽 : トーマス・ニューマン
主題歌 : アデル
監督 : サム・メンデス

昨日の記事で川崎駅へ映画を観に行ったと記述しましたが、その映画とは久々4年振り、007シリーズの最新作でした。

いつもでしたらスクリーンの大きな都内へ観に行くのですが、今回007シリーズとしては初の「IMAX」による上映(専用劇場が必要)があるとの事で、調べてみたら自宅から近いところでは川崎駅前「ラゾーナ川崎プラザ」の「109シネマズ川崎」に専用劇場がある事を知りました。

ちなみに「IMAX」って何ぞや? という事ですが、カナダの「アイマックス社」が開発した映像フィルム規格で、35ミリフィルムより大きなフィルム(70mm)を水平方向(通常は垂直方向)に送り、1コマの面積を広くして高精細な映像を記録、投射するシステムです。専用の「IMAXカメラ」なども開発、使用されています。

スチル写真に例えれば、今まで35ミリフィルムで写真を撮って楽しんでいたところへ、中判のブローニーフィルムで撮影して、その高精細な写真に驚くようなものでしょうか。もっとも今はデジタル写真時代ですが。

当然劇場のスクリーンも通常より大きなスクリーンを設けていますので、大画面且つ高精細な映像を観る事が出来ます。更に近年はデジタル・シアター・システムに移行しつつありまして、今回私が足を運んだ「109シネマズ川崎」もこのデジタル・シアター・システムを採用しており、2台の大型プロジェクターを使って大型スクリーン(左右が客席側に湾曲しています)に投射しています。

当然「音響空間」にも贅を尽くしていますので、高精細映像と高音質の音響とが一体になって、映画ファンの目と耳を楽しませてくれます。

という事で、今回私は007シリーズ初の「IMAX上映」で最新作を観て来ました。

ダニエル・クレイグも今回が三度目のボンド役。トルコ・イスタンブールでMI6の局員が殺され、テロ組織に潜入しているNATO工作員のデータが入っているハードディスクが奪われる。奪った実行犯をボンドは追い詰め、高速走行する列車の上で格闘しつつディスクを奪い返そうとしたが、国境を越える前にMは「構わず撃て!」と非常にも無線で女性局員に命令する。仕方なく女性局員はライフルのトリガーを引くが・・・。

とまぁ、物語はこうして始るのですが、これからご覧になられる方のため、ストーリーのご紹介はここまでにしておきます。

冒頭シーンはイスタンブールで撮られていますが、当初はインドの予定(製作発表時の談話)だったそうです。しかしインド政府から出された撮影条件が何かと規制が多く、撮影を断念してイスタンブールに変えたとか。イスタンブールは「ロシアより愛をこめて」以来ですね。当時とは街並みも随分変わっているようです。

今回のストーリーは続き物だった前2作とはまったく関係がありません。さて、その本作のストーリーに私は大画面を凝視しつつも、「ちょっと話しに無理があるんじゃないかなぁ」と感じたものです。

ところが思わぬ結末となったラストシーンに来たところで、「なんだぁ、この為に無理無理のストーリーを脚本家たちが考えたのかぁ・・・」というのが少々シラケながら映画を見終わった時の私の感想です。もちろん一週間経った今もその気持ちは変わりません。

クレイグ版ボンドも3作目にしてようやく「Q」と「マネーペニー」が登場し、何となく007シリーズらしくなりました・・・が、「普通の」アクション映画として捉えれば今回の作品もそれなりに面白さを感じるとは思うのですが、ゴリゴリの007ファンの私としては著しく物足りない最新作でした。

ダニエル・クレイグになってからの007シリーズ3作、「カジノロワイヤル」「慰めの報酬」「スカイフォール」と、回を重ねる毎に作品の内容が落ちて来ているように思うのは私だけでしょうか。ところが今回の「スカイフォール」は欧米の批評家筋の間では大変評判の良い作品らしいですね。興行成績も良いとか。

しかし今回の主役はボンドではなく、「M」だったと思います。結末をご覧になった時点で多分・・・「え!?」と思われる事でしょう、きっと。(^^;
そして何故そういう結末にしたか、理由がお分かりになる事と思います。

劇中、Mの家(部屋)が登場しますが、そこは撮影用のセットではなく、パンフレットによると長年007シリーズの映画音楽を担当していたジョン・バリー(昨年没)の家なんだそうです。ジョン・バリーが音楽を担当しなくなってからは、音楽自体も007シリーズらしさが希薄になっていると思います。

そうそう、現在は無人島となっている長崎の軍艦島が本作の敵役、シルヴァのアジトとして使われています。と申しましても軍艦島の廃墟風景を「007スタジオ」にオープンセットを組んで撮影したそうで、場所も中国領の島として描かれています。

ボンドカーとしてアストンマーチン DB5が登場しますが、「ゴールドフィンガー」「サンダーボール作戦」登場時と同じナンバープレートというのが泣かせる。(笑)

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コメント

007専門家の意見は厳しい〜^^;;;
今夜、我が家はDIE ANOTHER DAYを観ましたですよ。CGを使い過ぎだァ〜!というのが第一印象。娯楽作品としては文句のつけ用がないけど…今のところダニエルボンドの勝ち!

おはようございます。
35mm/中判の説明のわかりやすかったこと^^ ダニエル・クレイグのボンドは結構好ましく思っているのですが、今回の作品自体は・・・なのですね^^; 年末に007を映画館で見るというのも何となく華やいだ気分になりそうで、いいですね。

私にとっては007はロシアより愛をこめてしかありません、どうもダニエル・クレイグは好きではないもので、
見に行かないと思います

スカルピアさん、おはようございます。
あははは・・・、申し訳ありません。
でも、アクション映画(娯楽作品)としては一級品だと思います。
DIE ANOTHER DAYはCGを使い過ぎたのと、話し自体も荒唐無稽化して、ロジャー・ムーア時代に戻ったような不満を感じた作品でした。車が消えるって・・・(^^;

koukoさん、おはようございます。
拙ブログではスチル写真に例えるのが一番分かりやすいかと思いまして。(^^;
今回のストーリーは結末を見ると、なるほどそれで・・・と、納得がいくと思います。

roxanne6さん、おはようございます。
ロシアより・・・はシリーズ中でも一二を争う大傑作でしたから。
ショーン・コネリーのキャラクターは強烈でしたので、その後のボンド役者さんは大変だと思います。

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