
EPSON PX-H9000で出力中
以前からニコン D800で撮影した写真(3600万画素)を自宅プリント(最大A3ノビ)より大きなサイズでプリントしてみたいと思っておりました。
そこで昨日、友人と一緒に新宿まで出掛け、初めて大判プリントをして来ました。訪れたショップにはMac Proが2台用意してあります。モニターはEIZO。他にフィルムをスキャニング出来るようにEPSON GT-X970も。プリンタは以下の3機種。
EPSON PX-H9000(B0ノビプリンタ)
EPSON PX-5002(A2プリンタ)
EPSON PX-5V(A3ノビプリンタ)
冒頭の写真は「B1用紙 728x1,030mm」をほんの少し上回る用紙(B1ノビ?)を使って出力中のところをiPhone 5で撮影したものです。プリント用紙のサイズが分かるように下に自宅でA4サイズにプリントしたものを置いてみました。如何ですか、比較して大きさがお分かりだと思います。
プリントした写真は↓これです。

Nikon D800 + 24-120mm
東京スカイツリーのライトアップを撮影したもので、クリスマスに縦位置のカットを拙ブログで掲載済みです。
プリントしたものを比較したのが下の写真。右下にA4用紙を置いてみました。

大判プリントに天井の照明が4箇所映り込んでいますが、A4と比較してみて下さい、感動する大きさでした。
D800による写真では↓これもプリントしてみました。

Nikon D800 + TAMRON 70-300
函館の路面電車を撮影したものですが、こちらは昨年五月に掲載しております。
プリントしたものをチェックしてみると、被写界深度が良く分かりますね。手持ちで撮影していたのですが、レンズの手ぶれ補正が効いている事もあり、ピント面はこの大判プリントでも実にシャープに写し込めている事が確認出来ました。
ところでD800で撮影した3600万画素、素の状態では「B1ノビ」サイズ(長辺1,111mm)の用紙に入り切りません。(笑)
一般ユーザーが撮影した写真をプリントで見る事を想定した場合、3600万画素なんて如何にオーバースペックかという事を実感しました。何故なら一般家庭では「A3ノビ」以上でプリントする事なんて普通は有り得ないからです。精々持っていてPX-5002などの「A2」サイズ(420x594mm)まででしょう。
そこで私はAPS-Cセンサー 1600万画素のニコン D7000で撮影した写真もD800と同じサイズでプリントしてみる事にしました。果たして1600万画素の写真がこの大判プリントに耐えられるのかどうかを確認するためです。

プリント中の写真は↓これです。

Nikon D7000 + 24-120mm
1600万画素の写真をこの大判プリント(長辺1,111mm)にした場合、細部を見たらデジタルの「ギザギザ」が生じるのではないかと危惧していました。
ところが仕上がったプリントを見た瞬間、「アッと驚く為五郎」でした!(爆)
友人と一緒に微に入り細に入り、まさに重箱の隅を突くように見ても、画素数の足りなさから生じる「ギザギザ」がまったく見られません!
心底私は感動してしまいました。こうなるとAPS-Cサイズだろうがフルサイズだろうが、およそ1600万画素もあればこれだけの大判プリントでもまったく問題ないという事ですね。
同行した友人は2000万画素の最新機種EOS 6Dで撮影した写真を持って来ていましたが、2000万画素でもオーバースペックだという事を思い知らされました。
昨日のプリント結果を見て、メーカーさん! もう画素数競争は止めましょうよ! と申したくなりました。
そして改めて思った事、写真はやはり「プリント」して見るもの、という事ですね。撮影結果をパソコンモニターで見るだけでなく、プリントして見るといろいろな発見があります。何より実画像を「等倍表示」出来るパソコンモニターなんて無いのですから。
※ 利用したレンタルラボ、最初は入会金が必要ですが、以後はラボ利用料金とプリント料金のみです。今回私がプリントしたサイズで1枚(エプソン写真用紙)1,350円です。
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