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2013年3月16日 (土)

私の愛聴盤 第11回

Kyung

ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26

チョン・キョンファ(ヴァイオリン)
ルドルフ・ケンペ 指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

英デッカ SXL 6573(輸入盤レコード)

(↑楽屋でレコードジャケットにサインを頂いています)

今日は音楽です。私の愛聴盤をご紹介させて頂いているシリーズで今回が11枚目。

私はソロ楽器の中でも弦楽器、特にヴァイオリンが大好きでして、古今東西いろいろなヴァイオリン協奏曲を聴いていますが、中でも今日ご紹介するブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番はお気に入りの一曲で、いろいろなヴァイオリニストで聴いて来ましたが、ベストはチョン・キョンファさん演奏のこのレコード。

チョン・キョンファさんは後年、クラウス・テンシュテットの指揮で再録音しており、そちらも名演ですが、私は今日ご紹介するデビュー間もない頃のこちらの録音の方が更に好きなんです。何よりルドルフ・ケンペの指揮が大変素晴らしく、チョンさんのヴァイオリン共々ブルッフの協奏曲独特の叙情的でドラマティックな楽想を余すところなく捉えているからです。それに比べるとテンシュテットの指揮は単なる伴奏指揮、に聞こえてしまうのです。

第一楽章アレグロ・モデラート、弱音のティンパニと木管楽器が物悲しいメロディを奏でた直後、チョンさんのヴァイオリンが何と形容して良いか分からないほどの弱音を伴って登場した途端、背筋に悪寒が走ります。もちろんその音色に感動しての事ですが。

オケのトゥッティの後、今度は実に情熱的なヴァイオリンに変わるところなど、もう最高! これぞヴァイオリンを聴く喜び以外何ものでもありません。一音一音すべてにチョンさんの情熱的生命が乗り移っていると言っても過言ではないでしょう。合いの手に入るケンペとロイヤル・フィルがこれまた素晴らしく、時に過激的とも言えるチョンさんのフォルティッシモとのバトルが協奏曲を聴く醍醐味を味わわせてくれます。

そして切れ目なく続く第二楽章アダージョ、ここはもうブルッフの旋律美を味わう楽章。チョンさんの絶妙なヴィブラートと強弱、ただただ酔いしれて聴いています。ロイヤル・フィルの弦楽器も素晴らしい音色でチョンさんに負けじと・・・。下世話な表現ですが、まさに天国的調べとはこの事。

第三楽章「終曲」アレグロでヴァイオリン、オケとも一気に弾けて行きます。いろいろな指揮者でこの曲を聴いて来ましたが、ケンペ以上の指揮を未だ聴いた事がありません。バイロイト音楽祭で「指輪」を指揮したりと、それなりの活躍をした指揮者ですが、とうとう日本へは一度も来ていません。大阪万博の芸術展示でミュンヘン・フィルと来日予定でしたが、直前に病を患って来日中止になったそうな。

とにかく今日ご紹介したこの演奏は今まで何度聴いて来たか分かりません。続けて三回も再生した事(笑)もあるくらい気に入っています。ヴァイオリン曲がお好きな方には是非一度お聴きになって頂きたいです。

実はチョン・キョンファさんからレコード5枚にサインを頂いています。少しミーハーでしょうか?(笑)

ついでなのでサインを頂いた全部のジャケット写真を掲載しちゃいます。(^^;

Kyung_02
ショーソン/「詩曲」他
英デッカ SXL 6851

Kyung_03
フランク/ヴァイオリン・ソナタ
英デッカ SXL 6944

Kyung_04
エルガー/ヴァイオリン協奏曲
英デッカ SXL 6842

Kyung_05
ベルク/ヴァイオリン協奏曲
独デッカ 6.43 014

以上です。ブルッフも含め、皆CDが発売されておりますので、是非ご一聴下さいませ。ちなみに私は発売されたものすべて(海賊盤は除く)を購入しているほどのファンであります。(^^;

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コメント

KONDOHさん、おはようございます。

大好きなブルッフでしたので、久しぶりのコメントです。
KONDOHさんおすすめのチョン・キョンファさん、ケンペ指揮/ロイヤル・フィル盤は名演で知られていますね。

ハイフェッツが演奏している(サージェント指揮/ ロンドン新交響楽団)SACDもあるのですが、カップリングのスコットランド幻想曲とヴュータンのヴァイオリン協奏曲第5番も素晴らしいので、こちらを聴くことが多いです。

こんにちは。
KONDOHさんのチョンさんへのオマージュ、お待ちしておりました(^.^)。
サインは、89年のサントリーホールの時でしょうか。あの公演は、私も行ってました。良かったですよね~。
おっしゃるように、ブルッフの二度目の録音では、テンシュテットに(病気のせいなんでしょうが)精彩がないですね。一回目の方が良いと私も思います。

ななさん、こんばんは。
ブルッフ、お好きでしたか。良いですよね、この曲。この盤は名演です。私は本当に大好きな演奏です。
ハイフェッツもお持ちでしたか。最近RCA全録音の集大成がBOXで発売されておりますね。
チョンさんが演奏するヴュータンも素敵です。早い話しが、みんな好きなんですが。(笑)

kv492さん、こんばんは。
実は今日のブルッフをいつ掲載しようかとずっと考えていたのですが、kv492さんの記事に誘発されました。(笑)
89年、サントリーホールです。よく覚えておられますね。素晴らしいコンサートでした。
テンシュテットはおっしゃるように病み上がりだからなのでしょうか、イマイチ覇気が感じられません。

こんばんは。
楽屋に行ってサインをもらう勇気というか元気を持ち合わせていないものですから、今まで、残念ですがそういうことは一度もありませんでした。

チョン・キョンファのアルバムは多少持っていてときどき聴きますが、写真のアルバムはどれも持っていません。やはり特別なファンは、持っておられるアルバムが違いますね。

yymoonさん、こんばんは。
サインは記念ですが、朝比奈さんとチョンさんは発売された音源はすべて購入しております。そのくらいお二人の芸術に心酔しております。ですからチョンさんもここに挙げた音源はコレクションの一部なのです。(^^;

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