« 退役近いANAジャンボ機 | トップページ | ビアガーデン »

2013年7月11日 (木)

1,000万円のオーディオを聴く

Karajan456

チャイコフスキー/後期交響曲集

ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

1971年、ベルリン・イエス・キリスト教会にて録音

EMIミュージック・ジャパン TOGE 12050-52(ハイブリッド盤)

今日は久し振りにオーディオに関する雑文です。
去るオーディオショップで比較的最近発売された某社のSACDプレイヤーの試聴をさせて頂きました。

オーディオ製品の試聴には普段自分が聴き慣れたディスクを持参して再生した方が音の傾向が分かりやすいので、上記SACD層とCD層によるハイブリッド盤を持って行きました。聴いたのは第4番の第一楽章です。

試聴室がハイエンドオーディオ専門の試聴室だった為、置いてあるデモ機器の売価が私の基準からは「0」がひとつ多いような・・・(笑)

ちなみにそれらの新品売価(税込み)は、

プリアンプ : 2,940,000円
パワーアンプ : 3,675,000円
スピーカー : 2,415,000円

以上で、合計金額9,030,000円でした。
SACDプレイヤーの価格を含めるとタイトルの価格に手が届きそう。(^^;

この再生装置に私が聴きたいSACDプレイヤーが繋がっていました。もちろん各機器を切り替えるセレクターが間に入ってはいますが。SACD層とCD層の聴き比べ、先ずCD層から再生して頂きました。

で、私の第一印象は? と申しますと、

「!!!!!!!!!!」と、ビックリマークが幾つあっても足りない衝撃を受けました。(笑)

背筋が凍るような感動です!
このディスクにはこれほどの情報が記録されていたんだ、と初めて知った思いです。自宅の音とは天と地ほどの違いがあります。まぁ、自分の装置とは金額が違い過ぎるから、と無理矢理自身を納得させる他ありません。

左右のスピーカーの外側にまで広がるステレオプレゼンス。もちろんそれだけでなく前後の奥行き感も凄い、上下方向の高さも感じる、といった衝撃的再生音。録音されているホールトーンには、今自分がコンサートホールに居るような錯覚を覚えます。

「自宅で毎日こういう音で聴けたら素晴らしいだろうなぁ」という思いに捉われながらの試聴でした。ただ、意外だったのは私はSACD層の音よりCD層の音の方が好みでした。このディスク一枚だけで決め付けるわけにはいきませんが、果たしてSACDって必要なメディアなのか? という疑問が湧いて来ました。

取り敢えず試聴したかった某社のSACDプレイヤーの音には大満足でした。参考迄に隣に置いてあった独自のドライヴ機構がご自慢の某社SACDプレイヤー(1,400,000円)も聴かせて頂きました。ちなみにこの価格は私が聴きたかった某社SACDプレイヤーを2台購入してもお釣りが来ます。これでタイトルの金額を超えました。(笑)

この140万円のSACDプレイヤー、実に元気な音です。ディスクに刻まれた音はすべて再生しています、というような大変情報量の多い音なんですが、「音楽性」という意味では私の好みではなかったです。長く聴いていたら聴き疲れする音ですね。ホールトーンの再生では今回私の試聴目的だったプレイヤーより劣っています。また、トレイ動作時のノイズも高級機とは思えません。

今回自分が経験して一番に感じた事。それは、オーディオ機器の再生音は或る程度価格に比例するものの、自分好みの音は必ずしも価格に比例するに有らず、という事でした。

最後迄私の雑文をお読み頂いた方に感謝申し上げます。

それにしてもカラヤンのチャイコフスキー第4番。この1971年録音の演奏がやはり絶品である事を高級オーディオ機器で再確認出来ました。

« 退役近いANAジャンボ機 | トップページ | ビアガーデン »

コメント

 おはようございます。

 そうですか・・・
 やはり価格相当なのですね。

 このような装置ですと、設置場所と共に設置料金も必要でしょうね。
 我が家では、0が2つ違うようです。(笑)

pyosidaさん、おはようございます。
私も正確には0がひとつではないのですが。^^;
音は良かったですが、正直申しましてアンプもスピーカーも価格相応のデザイン、質感はなかったです。
以前話題にした輸入オーディオですから。
まぁ、実際に買えるわけでなし、ビンボー人の戯言です。^^;

オーデオ論、門外漢ながらいつも興味深く拝読させていただいています。
ふと思いついたのですが、音も光(写真)もデジタルの記録と再生は、あたりまえですが同じなのですね。
音のほうの記録はプロにまかせて、聴く耳が最重要。
光は記録の前の眼力が最大の課題、のように。
メカは、どちらもピンからキリがありますが。(笑)

オーディオは、奥が深いですね。

でも、未だにレコードの音が好きです。

う〜ん^^ゞ
安価で良い音は出せないけど、高けりゃ良いのか?と言えばそんな事は無い。難しいですね。例えば,DACも非同期チップを使った安価な製品が抜群の性能でハイエンドを蹴落としているとか。
先日、映画用音響装置(アンプU.BROS24)のスピーカーを10インチ2発のベース用に変更した所、音の解像感や臨場感が半端無く改善=映画館の雰囲気=しました。家内がその音を気に入り、もう返してもらえないです^^;;

違いが判るのですね。凄いです。
もう最近は音に関してはまったく無頓着になっていて、音質よりも利便性優先ですから、私などはMP3で全然OKです ('~`;)
しかしこの価格は異次元の世界です(-_-;)

kurakameさん、こんばんは。
おっしゃる通り、オーディオの世界もアナログとデジタルが混在しています。しかし最近はPCオーディオといった完全デジタルファイルの再生も普通になりました。しかしスピーカーは昔も今も変わりがありません。
ところで写真展、拝見しております。意外なところで開催されたのですね。

swingphotoさん、こんばんは。
オーディオは本当に奥が深いです。
レコードは不滅です。(^^;

スカルピアさん、こんばんは。
そうなんです、今回も高いから必ずしも良い音(好みの音)とは限らない事を自分の耳で確認出来ました。
DACチップは玉石混淆ですね。海外のン百万円もするD/Aコンバーター、中を見たら基板一枚だったり。(^^;
映画用音響装置の流用ですか。
まだまだ安価に良い音を出せる手段があるという事ですね。

cucchi3143さん、こんばんは。
いえいえ、オーディオ(音楽)は自分の場合カメラより歴史が長いのです。しかしオーディオ好きにカメラ好きが多いですね。いや、カメラ好きにオーディオ好きが多いのか。(笑)
今回の組み合わせは自分にはまったく別世界ですが、CDの可能性を知る良い機会にはなりました。

こんにちは。
1000万円で普通と同じなら意味ないですから、当然と言えば当然なのでしょう。音は最終的にはアナログですから、いくら音源がデジタルとはいっても、コストのかけ方で品質も変わるのでしょうね。

ビワさん、こんばんは。
今回はSACDよりもCDの実力を垣間見る良い経験でした。
確かにおっしゃるように最終的にはアナログですから、この辺にお金を掛ける事によって音も変わるでしょうね。

こんばんは。
30年位前に似たような経験があります。秋葉原のヤマギワにハイエンドオーディオがいくつもセットされていて、ある日、メーカーは忘れましたが、アメリカ製のハイエンドの音にショックを受けました。店員に、自分が当時使っていたSPがタンノイでしたので「タンノイ」とはずいぶん違いますねと話したら「それはそうですよ」と馬鹿にされたのを憶えています。そして、それ以来、その店では買うのは止めました(「笑)。

SP周りの空間が維持できればこの金額でなくても広がるステレオプレゼンスなるものを得ることができるかもしれませんが、生活の場ではなかなかその空間を得ることができませんね。

でも、KONDOHさんの聴かれた音を体験してみたいです。カラヤンの同じCDは持っていますので。

yymoonさん、こんばんは。
タンノイをお使いだったのに、「それはそうですよ」はないですよね。ヤマギワ電機も次々に店舗を閉店しちゃいましたね。実は私がパイオニアのステレオから初めてコンポを組んだ時に購入したのがヤマギワ横浜店です。随分前ですが。もちろんここも今はないです。
でも、そういう店員のいるところでは絶対買い物はしなくなりますよね。私だって同じ経験をしたら以後は行きません。(笑)
おっしゃるようにSP周りの空間って大事ですね。私の部屋では無理です。(^^;
私の行ったショップ、多分ご存知だと思います。
今回の輸入オーディオ製品。欲しくなるデザインではないです。矛盾してますが。(笑)

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 退役近いANAジャンボ機 | トップページ | ビアガーデン »