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2013年7月18日 (木)

イタリア映画「ひまわり」

Himawari

イタリア映画「ひまわり」1970年公開

出演 : マルチェロ・マストロヤンニ、ソフィア・ローレン、リュドミラ・サベーリエワ、アンナ・カレーナ 他

音楽 : ヘンリー・マンシーニ
監督 : ヴィットリオ・デ・シーカ

一昨晩、この映画を見たら、昨日は一日中頭の中で「ひまわり」のテーマ音楽が駆け巡っておりました。(笑)

音楽を担当したヘンリー・マンシーニ作曲のテーマ音楽、心に染み入る名曲ですよね。私がこの曲を知ったのはもう相当前の事。FM放送の映画音楽特集で初めて聴いたのですが、一遍にこの曲が気に入ってしまいました。ラジオの映画音楽特集では良く採り上げられますね、この曲。

で、映画も一度見たいとずっと思っていたら、数年後テレビの洋画劇場で放映されました。まったく内容を知らずに見たわけですが、実に悲しい映画だったと微かな記憶が残っています。5月にWOWOWさんでハイビジョン放送があったので録画しておいたのですが、それを一昨晩見たわけです。

人間の記憶なんて実に曖昧ですね。映画のラストシーン、私の記憶ではソ連に出向いたジョヴァンナ(ソフィア・ローレン)が愛する夫、アントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)と涙ながらに別れ、列車に乗って故郷イタリアに帰る途中、広大なひまわり畑を見ながら泣き崩れる。そこで映画が終わるというような記憶が残っていました。

ところが久し振りに見たらラストシーンは全然違っていました。駅のホームでジョヴァンナとアントニオが永遠に別れなければならない実に悲しいシーンでした。その駅は、数年前ソ連戦線に出向くアントニオを見送った駅だったのです。今回もジョヴァンナは列車でソ連に帰るアントニオを涙ながらに見送るシーンで映画は終わりました。

映画「ひまわり」は主役二人が愛しながらも別れなければならなくなった、ラヴストーリーとは正反対の、言わば悲恋ものの映画ですが、実はこれ、完全に反戦映画ですね。

第二次大戦中、恋に落ちたジョヴァンナとアントニオ。結婚休暇が終わる直前、ふたりは芝居を打ってアフリカ戦線行きを免れようとするも、見抜かれてしまったアントニオは極寒のソ連戦線へと送り込まれてしまう。

終戦後、アントニオの帰りをひたすら待ち続けるジョヴァンナはアントニオと同じ部隊にいた男を見付け、アントニオの消息を訊くと、極寒の中で倒れたとの事。生きているはず、という思いでジョヴァンナはソ連に向かい、苦労してアントニオを見付けだしたのですが、そこで彼はロシア人女性と一女を設けて平和に暮らしていた。

醜い戦争が若い夫婦の絆を裂き、思わぬ運命への道を辿らなければならなくなった二人。映画を見ていて、実際に有り得る話しではないかと思いました。親子、兄弟、恋人、戦争によって絆を裂かれてしまう事例は今も進行中なのです。戦争さえなければ、でしょうか。

要所要所で流れて来る儚くも美しいテーマ音楽、広大なひまわり畑とマッチし、印象に残る映画でした。

余談ですが、私は北海道・長万部で広大なひまわり畑を見た事がありますが、映画に登場するひまわり畑は尋常とは思えないほどの広大さです。

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コメント

近頃すっかり映画には縁遠くなってしまいましたが、
この映画、たぶんロードショウで見ています。
年齢が、あらためて浮き彫りですね。(笑)
悲しみと、戦争への怒りと、広大なひまわり畑と、マンシーニの音楽と
そして、ソフィアローレンが、鮮烈に記憶に残っています。

kurakameさん、こんばんは。
劇場でご覧になられましたか。あの広大なひまわり畑のシーンは劇場の大きなスクリーンでこそ生きますね。
ソフィア・ローレン、好きな女優さんではないですが、力強い演技は素晴らしいものでした。

こんにちは。
イタリア映画は見たことがないですが、戦争にまつわる話は面白そうですね。機会があったら是非見てみたいです。

ビワさん、こんばんは。
私もイタリア映画って進んで見る事はないのですが、この映画の場合は文中にあるようにテーマ音楽が先でした。
しかし良い映画なので、是非ご覧になってみて下さい。

こんばんは。
この映画は、最後が悲しすぎますので、なかなか観なおすことができず、WOWOWの録画をしておいても、いつも観ることなく結局は消去していました。

人生の隘路に立った男の苦悩もわかりますが、初めて観たときはマストロヤンニを許せませんでした(笑)。

yymoonさん、こんばんは。
確かにラストシーンは悲し過ぎますね。私の場合は大分前に見た時の記憶が間違っておりましたので、今回「あれ?」という感じでした。(^^;
マストロヤンニ、許せませんでしたか。命の恩人でしたからね、相手のロシア人女性は。難しいところです。(笑)

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