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2014年8月18日 (月)

645Dの回折現象を検証する

645d45
横浜・大さん橋にて(45mm 絞り f11で撮影)

この夏休み中、丸々一日快晴だったのは僅か一日だけでした。横浜に於いて、という事ですが。その日の午前中、645Dをテストするには絶好の天候という事で、大さん橋へ出掛けました。珍しく視程が良く、大さん橋から東京スカイツリーが見えていたくらいです。

一緒に持参したのが拙ブログの読者さん(ありがとうございます)から頂きました富士フィルムのX100です。これも青空の下、フィルムシミュレーションを今一度試してみました。それはまたの機会に。

ところで中判カメラの被写界深度の薄さ、最初にこれもご参考までに掲載しておきます。

Cutout2

これは冒頭写真、豪華客船「飛鳥 II」の舳先、右側部分を「等倍」で切り取っています。ピントはランドマークタワーに置いているのですが、これだけ距離があっても赤レンガ倉庫辺りの岸壁部分は深度から外れてしまいます。

ただ、撮影時点で気温が35℃近いので、空気中の揺らぎも考慮しないといけません。

写真は単焦点45mmレンズで撮影していますが、絞りf11では深度に入らないという事ですね。もちろん手前の飛鳥 IIなんて論外です。近いため、空気中の揺らぎが少ないだけもう少し鮮明ですが。ピントを置いたランドマークタワーは等倍確認したところ、ジャスピンでした、念のため。

で、今日は645Dの絞り込みによる回折現象の検証結果を記事に致しました。

645d80
ISO 200、絞り f11、1/500秒

比較写真は↑この風景です。お馴染み、大さん橋から見る「みなとみらい」の風景。3600万画素のニコン D800/Eの場合、解像度のピークはf11辺りでした。センサーが幾らか大きい645Dの場合は如何でしょうか。

遊園地の観覧車部分を「等倍」で切り取った写真でご検証下さい。尚、ミスをしまして、絞りf22でも撮影したつもりが、撮影をし忘れていたという、私らしいドジをやっています。f16で2回撮影していたのでした。(^^;
なので、f22の写真がありません。ご容赦下さい。

撮影中、太陽が雲に隠れたりしていますので、若干色合いに統一が無いのもご容赦。

Cutout4
絞り開放

使用したレンズは純正のズームレンズ 80-160mm F4.5です。45-85mmに比べるとシャープネスの点で負けているように思いますが。

さすがに絞り開放では甘いですね。風景写真では使えそうもありません。

Cutout8
絞り f8

一段半ほど絞るだけでガラッと変わりますね。

Cutout11
絞り f11

あまり大きな変化はないようです。

Cutout16
絞り f16

このレンズ、f8からf16の間に目立った画質変化は感じませんですね。変わるのは被写界深度という事で。

PENTAX 645用のレンズは当初日本製でしたが、途中からベトナムで組み立てられるようになりました。私のは中古購入ですが、ベトナム製です。果たして、私所有のレンズがアタリなのかハズレなのかは分かりませんが、多分メーカー基準はきちんとクリアしているとは思います。

Cutout32
絞り f32

これはもう、回折の影響が完全に現れています。所謂小絞りボケが見られますねぇ。こうなるとf22の写真を取り忘れたのが痛恨の極み。(笑)

高画素カメラ、被写界深度を稼ぎたくてもあまり絞り込む事が出来ないというジレンマに陥ってしまいますね。こういう点はセンサーが大きいカメラが不利となってしまいます。大判みたいにアオリが使えると良いのですが。

今回の検証を見た時、シフトレンズがあればなぁ・・・と実感致しました。もっともデジタル対応のシフトレンズがいざ発売されても相当高価になるでしょうけど。

645d_20

この日、入る時はスムーズに入ったのですが、帰りが大変でした。駐車場から海岸通まで大渋滞になりまして、出るのに30分くらい掛かりました。お盆休みで他県からの車がかなり来ていました。大さん橋は飛鳥 IIが入っていましたからねぇ。

今日はこれからPENTAX 645Dや645Z、はたまた他の中判デジタルカメラの購入をご検討されていらっしゃる方の為に回折現象の検証結果をご報告致しました。

え? 誰が中判デジタルカメラなんか買うか!・・・って。(^^;

PENTAX 645D
smc PENTAX-FA645 45mm F2.8
smc PENTAX-FA645 80-160mm F4.5

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コメント

おはようございます。
お盆休みにも飛鳥IIが来ていたのですね。猛暑になってからと言うもの、
大さん橋のあたりには出かけていないのですが、行ってみればよかったなぁ。
中判デジタルカメラの購入などまったく関係ないのですが(^^;)
回折現象の検証、お勉強させていただきました♪

こんにちは。
KONDOHさんのブログは、たくさんの愛読者さんたちに貢献しているのですね。
だから、富士の素敵なカメラをくださる方がいたりするのですね。
中判デジタルカメラには、たぶん縁がないと思いますが、
今日のお話は、勉強になりました。
F値をしっかり把握して、丁寧に写真を撮っていきたいと思います。

koukoさん、こんばんは。
はい、来ていましたよ。
他県から来られた人にとっては滅多に見る事が出来ない豪華客船ですから、大さん橋に人が集まるのも仕方ないですね。
中判は中判でもkoukoさんは今まで通りハッセルをお願いします。(^^)

Maruさん、こんばんは。
いえいえ、私は好き勝手言い放題なので、拙ブログをご覧頂いている皆さんに貢献なんてまったくしておりませんですよ。(^^;
でも、記事が少しでも皆さんのお役に立っていたら嬉しいですが。
中判デジタルカメラなんて、私みたいな天の邪鬼が使っていれば良いのです。(笑)
Maruさんは今まで通りAPS-Cやm4/3機で撮影を楽しんで下さいませ。まったく不足のない画質なんですから。
強いて言わせてもらえば、将来的に一度くらいフルサイズをお使い頂くのは良いと思いますよ。もちろんお友達にお使いの方がいらっしゃればお借りして使ってみるとか、であります。

こんばんは。
今日の記事は興味深く読ませていただきました。
45mm・F11で岸壁に精細感がないとは意外でした。センサーの大きさとはいえ、深度が深くないのですね。135判で28mm・F11でしたら当然深度でカバーできるだろうにという意識がありますので。
絞り込むと回析の影響が生じるとなると、なかなか使い方も難しいですね。奥行きのある光景で深度がほしいときにはアオれるレンズを使わないといけないですね。
645Dユーザーの声はいかがなのでしょうか?

cucchi3143さん、こんばんは。
考えてみればフィルム撮影でも同じ結果が出るはずなのですよね。
ただ、フィルムの場合はスキャニングして等倍チェックなど普通はしませんから、被写界深度が浅いと自覚していても、これほど浅いとは思っていない人が多いのではないでしょうか。
絞り過ぎれば回折の影響が出るともなれば、使い勝手の面では難しいですね。(笑)
某掲示板を見たのですが、この点を指摘している人がいないのです。不思議・・・。

こんにちは。
こうやってみると、絞り開放は厳しいですね。風景だと、あまり大伸ばししない方がいいということでしょうか。
それにしても、旧式と言うにはもったいない写りです。元々高価なカメラだから当然なのかもしれませんが。

ビワさん、
自分も考えていた以上に開放は甘かったです。
やはり、きっちり撮るなら三脚に据えてある程度の絞り込みは必要のようです。
私のデジタルカメラは旧式が多くなりました。(笑)

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