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2014年8月29日 (金)

チャイコフスキー/くるみ割り人形

Gergiev

チャイコフスキー/バレエ「くるみ割り人形」

※ キャスト
マーシャ : イリーナ・ゴールプ
王子 : レオニード・サラファノフ
くるみ割り人形 : アレクサンドル・クリコフ
ネズミの王様 : ウラジミール・ポノマーリョフ
ネズミの王妃 : エレーナ・バジェノヴァ
ドロッセルマイヤー : アントン・アダシンスキー

ワレリー・ゲルギエフ指揮
マリインスキー劇場管弦楽団&バレエ団

2007年1月2日、マリインスキー劇場(サンクトペテルブルク)での公演を収録

英デッカ 074 3301(輸入盤 Blu-ray)

私、チャイコフスキーの三大バレエ音楽が好きで、いろいろな指揮者で聴いて来ました。しかし、聴いて来たのはいずれも演奏会用組曲ばかりで、未だ全曲を聴いた事がないのです。

何より、肝心のバレエそのものを一度もホールで見た事がありません。いえいえ、生の舞台どころかテレビや映像メディアですら見た事がないのです。笑われてしまうかも(^^;

理由は・・・実は私、踊りやダンスに興味を持てないのです。それこそ日本舞踊からお祭りで演じられる踊りまで、あまり関心がありませんでした。そんな私ですから、バレエなんて見るわけないですよね。音楽だけは好きで聴いて来たのに。私の場合、バレエ音楽も交響曲や管弦楽曲と同じように絶対音楽として楽しんでおりました。

ところが先日、新宿御苑の帰りに某CDショップに立ち寄った時に目に付いたのが今日ご紹介するBlu-rayディスクでした。価格もそこそこ安かったし、「そうだ、試しにこのディスクでバレエの映像を見るのも良いかも」と思い立ち、購入した次第。

初めて見るバレエの舞台上演。序曲が終わって賑やかな舞台が始まります。しかし、しばらくは「え、これがバレエなの?」と思わせる振り付けで、正直退屈な時間が過ぎます。

ところが第2幕に入ると演奏会用組曲でお馴染みの曲が流れて来るようになり、舞台もバレエらしさが横溢して来ます。曲の方も「こんぺい糖の踊り」、「ロシアの踊り」、「アラビアの踊り」、「中国の踊り」といった演奏会用組曲ですっかり聴き慣れたメロディが流れて来るにしたがって、次第と映像に目が釘付けになります。

「アラビアの踊り」でのダンサー、実に艶かしい振り付けでした。おまけに美人だったし。(^^;

それと主役の二人、映画と同じでバレエの舞台でも美男美女が演じるのですね。イリーナ・ゴールプ、容姿が美しいだけでなく、バレエも素晴らしかったです。バレエ初見の私でも見惚れるくらいでしたから。「葦笛の踊り」でも静かに、そして華麗に演じていました。王子役のダンサーも甘いマスクで、主役のひとりを演じるだけの事はありますね。

演出と振り付けですが、何しろバレエ初見の私ですから詳しい事は分かりませんが、一般的に知られている「くるみ割り人形」のストーリーとは少し違うような感じです。しかし、舞台装置、衣装も含め、大変豪華です。さすがに一流どころの劇場公演だなぁ、という実感です。

何よりワレリー・ゲルギエフの指揮ぶりが素晴らしいです。今まで演奏会用組曲ではカラヤン盤(独グラモフォン)を愛聴して来ましたが、ゲルギエフの演奏を知るとカラヤン盤はかなりシンフォニックに演奏していた事が分かりました。多分、カラヤンの演奏はダンサーの事を無視した演奏解釈と言うべきものなのでしょう。

対してゲルギエフの解釈は強弱を上手く使い、振り付けに合わせたかのように変幻自在で、カラヤンと対照的。初めて見るバレエの舞台を途中で投げてしまう事無く最後まで見る事が出来たのは、ゲルギエフの素晴らしい指揮ぶりのお陰もあると思います。

そうそう、有名な「花のワルツ」で舞台いっぱいに演じられるコール・ド・バレエ(ダンサーたちのアンサンブル)は実に素晴らしいもので、大変見応えがあった事を付け加えておきます。

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コメント

おはようございます。
舞台をよく見ていた頃があり、ミュージカルや歌舞伎などに頻繁に出かけていたのですが、
その頃何度かバレエも見ました。
幻想的で華やかな舞台、美しいダンサー達に魅了されたことを思い出しました。
くるみ割り人形をはじめ、チャイコフスキーの三大バレエ、見てみたい演目です。
最近はさっぱり出かけなくなりましたが、映像で見るというのもありですね^^

おはようございます。
チャイコフスキーの3大バレエは劇場で観たことがあります。
オケをテープでやってしまう事も多いのですが、生オケの公演を選びました。
その中でも「眠れるの森の美女」は特に公演が少なかったので、当時住んでいた田舎から東京文化会館まで行きました。

私も過去にはいろいろ勘違いしていたところがあったのですが、演奏会あるいはスタジオ録音とバレエ公演ではまず、テンポが違います。DVDを観ていると、曲が止まっちゃうんじゃないかしらん^^;と思うこともしばしばです。逆にCDを聴くと、これじゃ踊れんだろうなぁ^^;と思います。

私自身は全曲盤しか興味が無く、アンセルメ/スイス・ロマンド管のように全曲を謳っていながらカットがある物にさえ、がっかりします。
(尤も全曲とは何ぞやと言われると、いまいち自信が無いのですが^^;)

その中でも、ゲルギエフの三大バレエCD(DECCA 4784273)は、お安くて値打ち物かと思います。
ゲルギエフの「眠れるの森の美女(当時はフィリップス、CDで3枚組)」は私が一番最初に買った、ゲルギエフのCDです。発売当初、かなり話題だったのではないかと記憶しております。

こんにちは。
初めてバレエををご覧になったのですね。
私は、随分昔ですが、舞台で「白鳥の湖」を観たことがありますよ。
三大バレエ音楽は、チャイコフスキーがバレエのために作曲したものですよね。
三つともバレエで(映像で)観ておきたくなりました。^^;
有名な「花のワルツ」は、華やかで素敵な踊りなのでしょうね~♪

koukoさん、こんばんは。
ミュージカルに歌舞伎、バレエと・・・凄いです。
私、舞台ものはオペラ以外見ていないのです。(^^;
食わず嫌いだったバレエ、今回は良い切っ掛けになりました。
他のも見たくなりましたし。

ぽちさん、こんばんは。
3大バレエを劇場でご覧になっておられましたか。
しかし、オケをテープでやってしまう事もあるのですか。それは知りませんでした。何か、著しく物足りないような・・・。
今回、初めて舞台公演を見て、私もぽちさんがおっしゃる事を感じました。何しろずっとオケのスタジオ録音しか聴いていませんでしたので、バレエとの関連が想像付きませんでした。
ところがゲルギエフの解釈を聴いていると、なるほどこれがバレエあっての演奏なんだ・・・と。カラヤンのはバレエを無視した独自の演奏解釈だったと知る事となりました。
全曲盤を避けて組曲盤ばかり聴いていたのは、全曲だと間延びするところもあるのではないかと思っていたからなんです。しかし、今回の映像を見た影響で、やはり全曲を聴かなければ・・・と思っております。
ゲルギエフの三大バレエ、ずべて聴かないといけませんね。何より映像も。

Maruさん、こんばんは。
はい、恥ずかしながら今回初めてバレエの舞台を映像で見ました。
Maruさんも舞台をご覧になられていらっしゃるのですね。今日、コメントを頂いたお三方は舞台もご覧になっているとの事で、自分が恥ずかしくなりました。(^^;
取り敢えず、「白鳥・・・」と「眠り・・・」もディスクを購入します。

こんばんは。
オペラやバレエをDVDなど映像で鑑賞するのはなかなか集中力を持続できなくて、私は苦手です。
記憶では、生のバレエは2度経験があります。どちらも牧阿佐美バレエ団だたと思いますが、「くるみ割り人形」と「白鳥の湖」でした。
結構楽しいものですよ。是非今度は舞台で。

yymoonさん、こんばんは。
そうですかぁ・・・、yymoonさんも生でご覧になっていらっしゃるのですね。
一度はホールに出掛けないといけなくなりましたねぇ・・・(笑)
コンサートでもそうですが、やはり生で聴く(観る)のが一番ですから。
取り敢えず、他の映像ディスクも買ってみようと思ってます。

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