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2014年8月 2日 (土)

ライカ画質vs日本画質

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ライカ Tのカタログと愛用のM2

ライカ社が一眼レフのRシステムを終焉させて以後、私はライカから離れてしまったわけですが(手持ち機材は別として)、つい最近、ちょっとした切っ掛けからまたライカに興味を惹かれています。

正確にはライカに惹かれたというより、ライカ社が考えるデジタル写真に・・・という方がより近い表現かもしれません。

二ヶ月ほど前、手持ちのRレンズの修理のためライカジャパン銀座店に訪れた際、発売されたばかりのライカ T(Typ 701)が置いてあるコーナーに寄り、Tを触らせて頂きました。と書きますと、「ライカ Tが欲しくなったのだろう?」と思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。(笑)

Gb28mm
LEICA M8, Zeiss G Biogon 28mm F2.8

私の目を惹いたのは壁に展示してある数枚の大判プリントでした。その中にTで撮影されたものが確か3枚有りました。それらのスナップ写真を見ている時に、「あぁ〜・・・、このプリントは素晴らしいなぁ・・・」と感じ入ったのです。

実に発色が自然で、実際の街もこの色に近いのでは、と思ったものです。同じところを日本製のデジタルカメラで撮影したら、恐らく更に高彩度、高コントラストの写真になったであろうと思います。もっともライカ Tの中身は実質日本製らしいですが、ライカ社の絵作りに共感を覚えたわけです。

その事が自分の考え違いではない事を数日前、偶然某量販店のサイトを見て確信しました。そこには富士フィルムさんのレンズ固定式の人気カメラ X100sと、同じくレンズ固定式のライカ X1とによる「JPEG撮って出し」の比較写真が掲載されていました。

Ls28mm
LEICA M8, Konica HEXANON 28mm F2.8

私は見た途端、どちらがX100sで、もう片方がX1だと直ぐ分かりました。そのくらい両社の絵作りの違いを見て取れました。

ライカの色合いを指して、良く言われるのは「渋い発色」という形容。確かに嘗て使ったM8にしても、一眼レフカメラ用のDMRにしても、日本製デジタルカメラに比較するとその発色は渋いですね。しかし今思うのは、その渋い発色こそが実際の色に対する近似値だという事。

昨今の日本製デジタルカメラの発色は「作り過ぎている」ように思う。一般的に言われる「記憶色」なわけですが、あまりにも強調し過ぎではないかと。

実は最近使っているEOS-1D Mark IIが作り出す絵は低彩度低コントラスト、おまけにシャープネスも緩い絵で、最近のデジタルカメラの絵に慣らされた人たちが見たら、「何これ〜・・・」と絶対言われるような眠たい絵です。拙ブログに掲載した写真はその眠たい写真に少しコントラストと彩度を上げています。

ですがその自然な発色はカラーネガフィルムを使っているような気になります。そういう意味ではライカ社のデジタル写真も同様な感じを受けたわけです。

もっとも画像(発色、コントラスト)に関しても先日話題にしたシャッター音と同じで、こればっかりは人それぞれに好みの違いがあって当然。今の私にはライカデジタルの絵作りの方が自然に感じたという事です。

余談ですが、上高地でライカ Tを使っている人と遭遇しました。私が上高地を訪れたのはライカ Tが発売されて一週間余りしか経っていない時期でしたから、少々驚きました。

ちなみにライカ Tのカタログ本文中に、「レンズの製造は日本で行っている」事をハッキリと明示してあります。そのレンズ鏡胴は某社のミラーレスカメラ用交換レンズにそっくりなデザインですね。ご参考までに。

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コメント

 おはようございます。

 LeicaTをはじめ、Leicaの絵作りについて教えて下さり、ありがとうございます。
 デジタルカメラの場合、レンズ・画素等を含めたセンサー・画像処理の3つの要素で画質が決まるので、画像処理の各社の違いで好みが分かれると思います。

 Canonですと2003年の10Dは、EOS MarkIIに似た傾向でした。食べ物で濃い味、ひとくち食べた時は美味しくても、食べ終わったらもう食べたくないことがあります。逆に、薄味ですが、食べ終わった頃、あっさりしてよかったなぁ、次も食べようということがありますが、絵作りも似ています。

 昔のコンデジに多かったのですが、パッと見て綺麗。しかし、すぐに飽きました。何を撮っても、ロンドン・パリ・・・(これ一般に使われる用語でしようか?) この傾向は、最新機種だとより強いのでしようね。

 SONYですが、NEX-7とNEX-6でも天と地ほどの差がありました。外を撮ったら、快晴と曇ぐらいの差があり驚きました。自分で変更できる設定は同じですが・・・。

 私の場合は、古い人間なので、オールドレンズでの味付けが自分の好みのようです。

おはようございます。
P社みたいですね。本当にそっくりなデザインです。中身も・・・(*^▽^*)
吐き出される色に関しては撮って出しの場合ですと大事でしょうね。
私はRAW100%ですし大きくいじりますから、個別機種の色合いは気にならなくなりました。懐が淋しいので気にならなくなってよかったです(笑)
2枚目のビル前を毎週通過して新宿御苑駅そばにある会社に出向いています。

T、、、逝くのですね、、、
見せてね。

おはようございます。
KONDOHさんが書かれている印象はユーザーとして私も持っていました。

私にとって、実は、この記事はとても危険です。
最近、村岡花子ではないですが「想像の翼を広げて」(笑)、LEICA Mのブラックとシルバーどちらにしようかと迷っている自分がいるからです。

そうなんです・・・だから1D mk2は手放せません。
Dxも、低彩度低コントラスト気味です(jpegだと)。
ソフトで「自動補正」ボタンを押すとびっくりするほどコテコテの「デジカメの画」に変わること多々・・・すかさずUndoボタン押して、もとのイメージに戻します。

ライカの渋い色合い。フィルムでしか味わってませんがやはりこのレンズは「ライツ(ライカ)なんだな・・・と思い起こされます。
国産Mマウントレンズも高性能ですが、色合いまでは本家に追従しなかったようですね。モノクロで撮るとよく感じます。

ライカT・・・コンタックスT2の後継として・・・・?

あ、そうそう、「地図」カメラで新品の800E、25.8万円で出てました。一応お知らせです。

私もネガカラーに長らく親しんでいたせいか、あまり記憶色のどぎついのは苦手です。
ネガからポジに転向しても、ベルビアよりもプロビアの方が好みでした。
今やっとデジタル化したばかりですので、まだデジタルだとどんな感じになるのか
よくわかっていないのですが、徐々に勉強していきたいと思っています。

こんにちは。
今日のお話は、とても勉強になりました。
永く写真に携わっていらっしゃるから、分かることがたくさんあるのですね。
フィルムの写真の優しい発色は、素敵だなぁ・・・って思います。

pyosidaさん、こんばんは。
いえいえ、私が感じた事を記しただけなので、恐縮です。
おっしゃるように同じセンサーを使っても画像処理の違いでメーカー間の考え方が分かりますね。それがユーザーの好みに合うかどうか・・・ですね。
10Dも今の絵作りに比べたら地味目な絵作りでした。それに比較すると最近は高彩度になっているメーカーが多いですね。
新しいカメラにオールドレンズ、この組み合わせで楽しむ方が最近は多いようです。

cucchi3143さん、こんばんは。
はい、P社ですね。(^^;
同じマウントでPブランドで出してくれると良いのですが。
撮って出しの絵作りは大切ですね。それでメーカーの絵作りが分かりますし。
確かにRAWで撮っておけばどのようにも弄れますが、JPEGではあまり弄る事が出来ませんから。
逆にJPEGで撮ってみればカメラの素性が分かるという事で。
2枚目のビルの前を歩いていらっしゃいましたか。時々ここを撮ります。

ボン村上さん、こんばんは。
ちゃいまんねん、ちゃいまんねん・・・。
お金がぎょうさん無いと買えまへんがなぁ〜・・・・(笑)
わいには無理やで!(^^;

yymoonさん、こんばんは。
ご同慶の至りで嬉しいです。
ところでLEICA Mを思案中でしたか。
是非、逝って下さいませ。(^^)v

ろだごんさん、こんばんは。
やはりフラッグシップの絵作りは素材的ですね。
パソコンでお好みの絵作りをして下さいという事なのでしょう。
1D2のオリジナルをDPPでピクチャースタイルをスタンダードにするだけでガラッと変わりますね。
スタンダードとは言いながら、かなりデジタル臭い絵に変わります。
おっしゃるように国産Mマウントも悪くはないのですが、やはり現代のレンズという感じがします。
ライカ T、どのくらい売れますかねぇ・・・?
D800Eを買い直し・・・これも考えました。(^^;

うっちーさん、こんばんは。
SONY α7Rを購入されたようですね。EOSですとミラーの干渉があるレンズも有りますし、良い選択だと思います。私も使っていますが、良いカメラだと思います。
うっちーさんはフィルムが主流でしたから、派手派手の記憶色はお好みに合わないかと。
私もポジはプロビアの方が好きです。

Maruさん、こんばんは。
いえいえ、私の個人的感想を申しただけであります。
でも、少しでもご参考になれば嬉しいです。
レンズ付きカメラでも一度お使いになると良いかもしれません。
楽しいですよ。(^^)

こんにちは。
デジタルだと鮮やかな発色が手軽に得られるので、ついつい派手な絵になりがちですが、ふと、カラーネガ時代の発色が恋しくなります。地味だけと味があり、長く観賞していても飽きない写真。そういうデジタル写真もあっていいですよね。

ビワさん、こんばんは。
デジタルになって、皆さん知らず知らずのうちに派手目の写真になっているように感じていました。
写真の発色はそれこそ人それぞれの好みとは分かっておりますが、最近何か違うのではないか・・・と。

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