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2014年8月20日 (水)

続・富士フィルム X100を検証する

X100gr
X100とGR

今日はPENTAX 645Dに関する記事はお休み頂きまして、富士フィルムさんのレンズ固定式カメラ X100の検証、第2回です。

Xマウントを名乗る富士フィルムさんのレンズ交換式ミラーレスカメラ、Xシリーズはユーザーさん曰く「発色が良い」と評判ですね。ところが私には少し彩度が高過ぎるような感じを受けている事は前回申しました。

しかし、それだけ人気のカメラなのに、都内某カメラ店に行くと、常時100台前後もの「中古」が並んでいるのです。最初見た時にはビックリしたものです。ニコン、キヤノン両社の中古なら分かるのですが・・・。

売れているからなのか(買い替え時の下取り)、それとも買ってはみたものの、巷評判ほどではなかったと手放すのか、どちらだろう?・・・と、私はしばし首を傾げてしまったものです。(^^;

で、今回もJPEG撮って出し(完全リサイズのみ)で写真を掲載します。ただ、X100だけで検証していたのでは他社との絵作りの違いが分かり難いので、今回はX100と同系統のカメラ、RICOH GRと同時検証致しました。

ホワイトバランスはどちらも「晴天屋外」モードにしてあります。

X100p
X100(PROVIA/スタンダード)

空が占める割合が多いので、若干アンダー気味のようですが、前述したようにリサイズ以外は一切弄っておりません。これが富士フィルムさんの考える基本の発色なのだと思います。

しかし、フィルムのPROVIAとは少し違うような気がするのですが、どうなのでしょう。

Grs
GR(スタンダード)

GRは35ミリ換算28mm相当の広角レンズなので、X100の35mm相当に画角を合わせるため、クロップ機能を使って35mm相当にしています。ISO感度もX100の基準値ISO 200に合わせました。シャッタースピードも合わせるために。

GRはこうして見るとマゼンタがやや強いように思います。対してX100のPROVIAは若干グリーンが強いような。原色系の富士フィルムさんに対し、補色系のリコーさん?

思えばGRでも私はRAW撮影なので、もしかしたらJPEGで撮るのは初めてかもしれません。記憶に無いので。

X100v
X100(Velvia/ビビッド)

一気に青味が増して色が濃厚になりましたね。しかし、ポジフィルムのVelvia 100の方がもっと空が青くなっているのではないかと思います。

Grv
GR(ビビッド)

GRのビビッドもいっそう青味が増していますね。こちらの方がややVelviaっぽいような・・・(^^;

X100a_3
X100(ASTIA/ソフト)

ASTIAと言えばポートレート中心のカメラマンによく使われたポジフィルムですよね。発色が自然で、肌の色が日本人向けの発色になるとか。

X100のフィルム シミュレーションの中では私はこの「ASTIA/ソフト」が自分の好みに合いますね。実際の空の色もこういう感じでしたし。「ASTIA」という名前に異存はありませんが、「ソフト」というのは如何なものでしょうか。こちらの方を「スタンダード」とした方が良いように個人的には思います。

X100m
X100(モノクロ)

最後は今一度ご参考までにモノクロを掲載しておきます。これはパソコンでモノクロ変換したものではなく、カメラのモノクロ機能を使って撮影しています。

ところで富士フィルムさんに苦言をひとつ。前回も申しましたが、カメラ背面の「MENU/OK」ボタンが実に押しづらいです。自分では押しているつもりなのに、外側にある十字キーの上ボタンや下ボタンが動いてしまいます。

このカメラを設計された方は試作機をご自分たちで試写(操作)してはいないのでは。もし試作機をご自分たちで実際撮影に使っていたら、このまま製品化するはずはないと思うのです。MENU/OKボタンは一番触るところですから、イライラします。(≧∇≦)

仕事なのでカメラの設計はするけれども、写真撮影にはあまり興味がない、という技術者が結構いらっしゃると業界の方からお聞きした事がありますが、富士フィルムさんのところはどうなのでしょうか?

Xマウントの上級機 X-T1でも同じように押しづらい事が一部ユーザーから叫ばれたようですし。

暴言という事を承知で敢えて申しますと、富士フィルムさんは「レンズメーカー」に徹して頂いた方が良いと実は思っているのです。レンズ性能の高さについては世界でも一、二を争うメーカーではないでしょうか。ですから、優秀なレンズを各メーカーのマウントに合わせて発売してくれたら・・・と、本当に私は思っております。

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コメント

とても参考になります。ありがとうございます。
中古が100台前後並んでいるとは凄いですね~^^; 僕のいるところでは絶対にない光景です^^;

おはようございます。
モードによってかなり変わりますね~。
カラーでしたら、私もASTIAが一番好みです。どれか一枚でしたら、モノクロが^^
フィルムカメラの場合も、フィルムをいろいろ変えて、
どれが自分として一番好きかなぁと比較するのが楽しみですが、デジタルでも同じですね。
まあフィルムはその楽しみがなくなりつつあるわけですが。

こんにちは。
僕もフジのカメラは操作系が馴染めなかったり、RAWでの処理に問題があったりで、結局は全て手放してしまいました。
GRは遅れて手に入れたのですが、とても性能が良いのに感動しています。

こんにちは。
カラーの検証を、楽しく拝見しました。(^^)
メーカーやモードによって、こんなに色が違うのですね~。
私もX100のソフトに一票投じます。

すご~く、初心者的な質問で、すみません。m(__)m
35ミリ換算35mmのレンズが固定されたカメラは、ソニーからも出ていますが、
標準レンズは、50mmとされているのに、どうして35mmなんだろう?って、
ずっと、不思議に思っていました。
誰にでも使いやすい画角なのですか?

H.Oさん、こんばんは(こんにちは)。
JPEGでの撮影結果、お買い物のご参考にでもなると嬉しいです。
中古が100台、つい・・・ざっと数えてしまいました。(^^;
ニコン、キヤノン両社ですと販売台数が圧倒的ですから常にそのくらい在庫しているのですが、富士フィルムさんのミラーレスカメラは発売されてまだ幾らも経っていませんので、驚きました。SONY、OLYMPUS、PANASONIC三社などはそれなりの少なさなんですが・・・。

koukoさん、こんばんは。
富士フィルムさんのフィルム シミュレーション、使い方によっては面白い機能ですね。
カラーではASTIAですか。でも、一番はモノクロ、koukoさんらしいです。(^^)
フィルム シミュレーションはまさにフィルムを選ぶ楽しみなんだと思います。そのフィルム、選択肢が狭まってしまいましたねぇ。

ritomoさん、こんばんは。
富士フィルムさんのカメラをお使いでしたか。
私はX-E1が発表された時に「これは買い」と思ったのですが、その後の検証で見送ってしまい、今に来ています。
GRは手軽に使えて良いですね。

Maruさん、こんばんは。
同じセンサーを使ってもメーカーの絵作りで結構撮影結果は変わりますね。今日の写真で二社だけでも違いがお分かり頂けたかと思います。
ソフトがお好みでしたか。これを基準としてやや色を乗せて撮影者のお好みにも変えられますしね。
ご質問の件ですが、50mmが標準レンズとされたのは、ライカが映画用フィルムの2コマ分を1コマとして撮影するカメラを発売した際、そのカメラの標準レンズとして同時発売されたのが50mmレンズだったのです。そこから標準レンズは50mmとされたわけです。
35ミリフィルムの対角線は約44mmでして、50mmの焦点距離がその対角線に近いので標準レンズとされたようです。また、発売当時の光学技術では50mmくらいの焦点距離が設計しやすかったとも言われているようです。ライカの50mm、実際には52mmくらいだったそうですが。
では何故標準レンズは50mmなのにソニーさんのレンズ固定式カメラは35mmの焦点距離で発売されたか・・・。
これは広角28mmと標準50mmの間の焦点距離を選ぶ事によって、撮影者が動けば広角的にも、標準レンズ的にも撮りやすいという事だと思います。
実際私も一時期、自分の標準レンズは35mmでした。一眼レフには35mmレンズを付けっぱなしにしていたくらいです。最近は50mmが好きになって、35mmより50mmを使う事が多くなりましたけど。
で、35mmを愛好する人が多く、過去メーカー問わず35mmレンズに名玉が多く残されています。ライカを例に挙げますとSummiluxやSummicronの35mmレンズは世界的にも愛好者が多いですよ。
あ、現在の35mmフィルムの事を別名、ライカ判とも呼んでいます。ライカが世界に先駆けて映画用フィルムをスチル写真に持ち込んだ事に由来しています。
もっとも、現在はその35mmフィルムを使わずに皆さんデジタルに走っていますけど。(笑)

こんばんは。
色味に関しては以前にも書きましたで再度触れませんが、自分の好みになるように微調整はできないのでしょうか?
一般的にはJPEG撮って出しで残す方が圧倒的に多いでしょうが、フジの色は一般受けしやすい色だと思います。これでオーバー目に撮れば若い女性が撮る写真ができますし(笑)  マーケティングもやられているでしょうから、ユーザーの志向に沿うのはフジのような色合いだと思います・・・好きかどうかは別にして。

cucchi3143さん、こんばんは。
私も基本RAWで撮影しているので、JPEGの撮影結果やフィルム シミュレーションのような機能はそれほど必要としていません。
今回の結果を見て、必ずしも富士フィルムさんのカメラが極端に派手なわけではない事が分かりました。
私がたまたま見ていたサイトの撮影者さんの好みで色が作られていたのであろうと想像出来ましたので、自分なりに良い結論を得る事が出来ました。

デジタルカメラの比較はやったことが無いですが、随分ちがいますね^^;
GRD2写真を見たら、現行品の性能の高さを改めて感じました。

スカルピアさん、こんばんは。
違いますでしょう?
各社、絵作りは結構違うものですね。
JPEGは特にメーカーの色が出るようです。

こんにちは。
ごく普通の風景写真だとは思いますが、X100のスタンダードモードはあまり使いたくない感じですね。常にソフトモードにしておきたくなります。
僕はJPEGオンリーなので、標準モードの色味はすごく気になります。

ビワさん、
同じ意見ですね。
やはりソフトモードがお好みですか。
JPEGで撮影する方って基本は撮って出しだと思いますので、色味の基準は大切ですね。

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