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2014年11月20日 (木)

映画「ブラック・レイン」アメリカ映画

Blackrain

「ブラック・レイン」1989年、米パラマウント映画

出演 : マイケル・ダグラス、高倉健、松田優作、アンディ・ガルシア、神山繁、若山富三郎、ガッツ石松、内田裕也、安岡力也 他
音楽 : ハンス・ジマー
監督 : リドリー・スコット

昨日も少し触れましたが11月10日、高倉健さんが病気療養中の入院先で83歳の生涯を閉じられました。テレビ各局で採り上げられていましたので、ご存じない方はいらっしゃらないと思います。

私も大好きでしたし、尊敬出来る俳優さんでした。そこで今日は追悼の意味で、高倉健さんが出演されたアメリカ映画「ブラック・レイン」を採り上げる事に致しました。

この映画、実は映画館で見た事が無く、テレビで放送された時に初めて見ました。その時に「これは凄い!」と圧倒され、数年後、Blu-rayソフトとして発売された時に即購入したわけです。

ストーリーはアメリカで殺人を犯し、逮捕されたヤクザの佐藤(松田優作さん)を殺人課の刑事ニック(マイケル・ダグラス)とチャーリー(アンディ・ガルシア)が日本へ護送する事になる。しかし、日本の空港に到着したものの、警察官に成り済ました佐藤の手下たちに佐藤を渡してしまう。

まんまと騙されたニックとチャーリーは日本での捜査権が無いにも関わらず佐藤を追うが、日本の警察から携帯していた拳銃を取り上げられ、おまけに監視役として松本警部補(高倉健さん)を付けられてしまうのである。

話しの発端は以上の通りですが、高倉健さんが見事に実直な日本の刑事を演じています。こういうキャラクターは高倉健さん以外には演じられないだろう・・・と誰もが感じると思います。

ところが、この映画で一番強烈な印象を残したのが松田優作さんだと思います。映画クランクイン前に自身が膀胱癌に蝕まれている事を知り、この映画が最後の作品との思いだったのか、迫真の演技ですね。ディスクの余白にオーディションを受けている時の演技が収録されていますが、終わった瞬間照れ臭そうに笑っている姿が印象に残っています。

佐藤逮捕の為、ニックは松本警部補に協力を要請しますが、この時の高倉健さんの演技が良いですねぇ。正義感の強い松本警部補としては協力して佐藤を逮捕したいと思うのですが・・・。まるで軍隊を思わせる日本の警察の上下関係が少し皮肉っぽく描写されているところはアメリカ映画という事を感じます。(^^;

大阪が舞台のアメリカ映画ですが、かなりの部分がアメリカのスタジオでセットを組んで撮影されたようです。アメリカと違って日本の都市は映画製作にあまり協力的ではないですからね。アメリカだと交通を遮断して街中で派手なアクション・シーンを撮らせたりしますが、日本はそういう事はさせませんから。

映画を「文化」として捉えるアメリカと、そういう捉え方をしない日本のお役所との違いが映画製作にも見て取れるようです。

さて、私にとっての高倉健さんは山田洋次監督の「幸せの黄色いハンカチ」と「遥かなる山の呼び声」の二本なのですが、いずれも拙ブログですでに採り上げておりますので、今日はアメリカ映画に出演した高倉健さんをご紹介する意味で「ブラック・レイン」を記事と致しました。是非、ご覧になって頂きたいです。

高倉健さん、数々の素晴らしい映画をありがとうございました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

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コメント

おはようございます。
松田優作さんの遺作としても有名になった映画ですね。
恥ずかしいのですが、この映画を見ていませんでした。
今日のストーリーを読んで、とても面白そうだと思いました。
TUTAYAで借りて見てみますね。
「幸せの黄色いハンカチ」も「遥かなる山の呼び声」も見てないのです。(;_:)ごめんなさい。m(__)m
私は、高倉健さんの時代をあまり知らないのですが、彼が亡くなったことは、ひとつの時代が終わった寂しさのようなものを感じます。
お正月のお休みは、高倉健さんの映画や寅さんの映画を鑑賞をして、映画三昧をして過ごそうと思っています。(^^)

おはようございます。
この映画は映画館で観たような気がします。
でも、憶えているのはマイケル・ダグラスと松田優作だけで、高倉健はすっかり忘れていました。
たぶん当時は、私の中では高倉健はもっとも反対側に位置している俳優だったからかもしれません。
でも、最近10年位は網走番外地や降旗康男作品(任侠ものは観ていません)などDVDで観て、好きになっていた俳優でした。
彼のことを映画以外のことでも評価する業界人が多いようですが、ファンは映画の中の健さんが好きなんですよね。

Maruさん、こんばんは。
そうなんです、松田優作さんの遺作となった作品であります。
死を前にしての演技、壮絶なものがあります。
「幸せの黄色いハンカチ」と「遥かなる山の呼び声」は是非ご覧頂きたいと思います。高倉健さんにとってこの二作品は重要で、このふたつで健さんのイメージが出来上がり、以後の作品に影響を与えたと思っています、私は。
山田洋次監督との出合いはその後の健さんを変えたのではないでしょうか。

yymoonさん、こんばんは。
東映の任侠ものをほとんど知らないのですが、山田洋次監督作品に出演してからその後の他の作品に多大な影響を与えていると思います。
寡黙とか不器用といったキャラクターは山田作品で作られましたね。
確かに我々は映画の中の健さんが好きなのでしょう。プライベートの事に関しては渥美清さん共々、まったく知られていませんから。

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