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2015年2月17日 (火)

ペンタックス フィルムデュプリケーターを試す

Film
PENTAX FILM DUPLICATOR

フィルム撮影愛好者にとって撮影済みフィルムをデジタル化するにはフラットベッド、専用機を問わずフィルムスキャナーを必要としているわけです。しかし、これがまた手間なんですよねぇ・・・。

少し前になりますが、そのフィルムを複写するための専用アクセサリーがペンタックスさんから発売されました。「ペンタックス フィルムデュプリケーター」という製品です。

マウントしたフィルムをデジタルカメラで複写するわけですが、そのフィルムマウントを挟んで一方にデジタルカメラ、一方にストロボをセットし、そのストロボをカメラのシャッターにシンクロさせてフィルムを撮影するわけですが、ほとんどの写真愛好家はご存知だと思います。

早い話しがフィルムの裏から光(ストロボ光)を当て、その瞬間をデジタルカメラで撮影するという・・・。

で、今回その製品を試す機会がありましたので、今日結果を掲載してみます。先ずは拙宅のスキャナーで取り込んだものからご覧ください。

Img738

以前も掲載した事がありますが、大さん橋で撮影したものです。
撮影機材はペンタックス 67TTLと75mmのシフトレンズで、使ったフィルムは富士フィルムさんのベルビア 100です。

スキャナーは古い製品で、エプソンさんのGT-X900です。現行がGT-X980ですから三世代前になりますね。

では、フィルムデュプリケーターで撮影した写真をご覧ください。

P67_75

複写に使ったカメラはペンタックスさんのデジタル一眼レフカメラ K-3で、レンズはマクロレンズです。撮影はRAW+JPEGで行っており、上の写真はRAWで撮影したものです。

PHOTOSHOPで若干ハイライト部分を補正してあります。

如何ですか? 空の色がまったく違いますね。フィルムと比べてみますと私がスキャナーで取り込んだ方がフィルムの色合いに近いです。ただ、GT-X900は少しマゼンタが強めに出る癖があります。

K-3で撮影したものはカメラの個性が出たものと思います。色については「ニュートラル」モードで撮影していますが、ペンタックスさんの「絵作り」の個性が出ているのでしょうか、コントラストも高いですね。

こうした結果を鑑みますと、複写に使うカメラによって同じフィルムでも撮影結果に違いがかなり出そうという事が分かりました。

次にJPEGで撮影したものをご覧ください。

P67_752

煙突部分がかなり白飛びしています。RAWで撮影したものと同様に少し補正出来ないかと弄ってみましたが、JPEGではデータが残っていないために補正はまったく効きませんでした。

やはりカメラが持っている力量をすべて出すためには8bitのJPEGより、12bit或いは14bitで撮影出来るRAWの方が良いという事が思わぬ実験で証明出来てしまいました。(^^)

さて、このフィルムデュプリケーターですが、以前から自分は欲しいと思っているのですが、価格がネックなのです。ちなみにヨドバシさん価格を調べてみると123,220円でした。この半額くらいでしたらねぇ・・・。

まぁ、そういうため息混じりの事は別にしましても、カメラの選択や設定を弄ればなかなか使えるアクセサリーである事は間違いありません。

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コメント

ペンタックスのフィルムデュプリケーターはとても関心があったので、興味深く拝見しました。
6x7ともなればスキャナーで十分なのかもしれません。35mmサイズとなるとデジカメの
高解像度が活きてくるかも、なんて思いましたが、フィルムデュプリケーターは価格が
ネックですよね・・。

おはようございます。
フィルムをデジタル化するのに、とても手間がかかるのですね。
私なら、とても億劫になってしまいそうです。
いろいろ研究をされていて、
KONDOHさんのブログは、たくさんの写真愛好家の方たちに、
素晴らしい情報を発信していらっしゃるのだと思いました。(^^)

貴重な、興味深いテストをありがとうございました。
フィルムのデジタル化、関心を持ってはいるのですが、やはり、というか
所詮は色付きの世界、フィルムも種類によって大きく変わるし、デジタルもカメラやセンサーの個性(癖)が出る。
おもけに、デジタルではかなりソフトで弄れる。
どうやら、そのフィルム、そのカメラの色を楽しむに如かずと思えたりして。(笑)

こんにちは!

おっ、早速テストですか。そういえば、箱から出して確認しただけで、仕舞い込んだままでした。(爆)
このところは撮り鉄の方で、色々と忙しいので、落ち着いたら使おうかな、と思っています。

フィルム資産のデジタル化は、この方法がベターで効率よくこなせると思っています。
絶対的に優位ということはありませんが、スキャナーでジーコジーコとやることを考えれば雲泥の差です。
慣れてくれば、写真を撮る要領で次々に複写できますしね。

今までは、複写台にスライドビュアーを載せて複写していましたが、ちょっと明るさが足らないようで、カラーポジは今ひとつでした。


うっちーさん、こんばんは。
フィルムデュプリケーター、ご関心がありましたですか。うっちーさんはフィルム愛好家ですから、当然ですよね。
今回は6x7を使いましたので、おっしゃるように35mmの方が効果が大きいかもしれませんね。
問題は価格ですねぇ・・・(笑)

Maruさん、こんばんは。
いえいえ、滅相もありません。情報を発信なんて・・・(^^;;;;
フィルムのデジタル化、手間がかかるといえば手間がかかります。
ただ、慣れるとそうでもないのですけど。
フィルムはデジタルにはない「しっとり感」がたまらないのです。(^^)

kurakameさん、こんばんは。
フィルム本来の良さを生かすならば、やはりアナログプリントなんだと思います。
しかし、カラーですとラボに頼らなければなりませんが、そのラボがほとんどアナログプリントを止めているようですから、結局デジタルは避けて通れないという事になります。
なので、こういった製品が登場するのでしょうね。

tamuraさん、こんばんは。
tamuraさんは購入されているのですね。(^^)
この製品、大量にフィルムをデジタル化するには最適なアクセサリーだと実感しています。
ピント合わせも最初の一枚をきちんと行えば、あとはする必要もないですしねぇ。
スキャナーはとにかく時間が掛かりますから、短時間で大量のデジタル化はしんどいです。
一旦デジタル化すれば、整理もしやすいでしょうね。

こんにちは。
やっていることはスキャナーと同じですが、機材が違うと、こんなにも違うんですね。
スキャナーと言えば、エプソンさんが新製品を出していますが、サポートも含めて、少々心許なくなっているのが残念です。

ビワさん、こんばんは。
複写という事ではおっしゃるように同じ行為なのかもしれませんね。
しかし、結果が随分違うので、意外でした。

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